ここは町内にあるジャスコ系の中規模スーパーマーケットである。
私は、私の担当分野の買い物を終えて、妻がレジを通るのを、小型のベンチに掛けてまっている。その時2mと離れない直ぐ前を、40才前後の女性が子供を左に抱き、右でピンクの買い物籠に1/3程の商品を入れて通るではないか!。

私のオヤジはポリスであったが、その事とは全く無関係ながら、一瞬、その女の行動が普通でない事を感じ取った。その顔は失礼ながら、かなりやつれた顔、貧相だったばかりではなく、私の居る位置は、西の出口に近いが、清算を済ませた事を示すピンク色の籠に商品を入れて通る場所ではないのだ、それに清算済みの表示も見当たらない。

ピンクの籠はレジを通過した後に使うものである。また、中には知らずして、この籠で買い回る人も居ない訳ではないが、その場合はここを通らず、レジの方に行くべきなのだ。しかし、私が見ている事を知ってか、西出口から出ることはしないで、レジからの出口が並ぶ前をどんどん通過して、東の出口前まで行きそこで私を振り返って見たのである。

そこで私は、きっちり見たぞと言う意思表示を彼女に示した積りであった。そしたら彼女は手押し車に籠と商品を乗せたまま、東の出口を出たのである。急いで私は西出口を出て彼女の行き先を追ったら、トイレのある方角に入った。そして女性にしては早くトイレを出ると、また店に入り、手押し車を押して東出口を出ようとしたので、私は出口正面に立ったのである。

そして真正面から顔を合わせ、じっと見据えたら、驚くなかれ彼女は顔色ひとつ変えなかったのである。そして、Uターンしてレジの方に向い、遠くから見ていたら、ちゃんとレジを通ったので、観察を止めたのである。

そこで私は考えた。私はこれで良かったのかと?。
店にとっては、少ないながら被害がなかったのだし、常習者らしき感もあったが、彼女が本当に金が無くて、食べるために、止む無くやろうとしたのなら、他人のする事に余計な首を突っ込まず、見過すべきだったのかと・・・・・!。