ここ最近、野菜スープのレシピが書かれた本を探していたのですが、良い本を見つけました!

ハーバード大学式命の野菜スープ感想

今回ご紹介する本は、「ハーバード大学式 命の野菜スープ」です。

こちらの本は、きわめて簡単な作り方の野菜スープのレシピと、そうして作る野菜スープが健康に良い理由が書かれた本です。

私が野菜スープのレシピ本を探していた理由は、野菜を一皿分増やしたかったからです。これには、食べる順番を変える食生活の改善法を実践するために、野菜料理を常に蓄えておきたかったという理由もあります。それならば、スープを作っておけば良いのではないかと思っていたのです。
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とても簡単な野菜スープの作り方が書いてあるので購入したのですが、読んでいくと「野菜のチカラ」について多く書かれいて、ためになる内容でした。

というわけで、この記事では、本の概要と、実際に試してみた様子をご紹介します!


毎日作れる簡単な野菜スープとそのチカラ

最近はスープ専用のレシピ本が多く発売されています。どの本にも、見た目も美しく、とても魅力的なレシピが掲載されています。

ただ、前述の通り、野菜スープの本が欲しかった理由は、野菜を手軽に摂りたいから。ですので、度々、違う食材が必要になったり、凝った調理法が必要なものではなく、簡単に続けられるようなレシピが書かれた本が欲しかったのです。

そこで見つけたのが、「ハーバード大学式 命の野菜スープ 」。こちらの本の内容は、次の2点に集約されます。

  • ごく簡単な野菜スープのレシピと飲み方
  • 野菜スープを飲む効果(ファイトケミカルについての解説)

まず1つ目、とにかく簡単な野菜スープのレシピが掲載されています(この後、試した様子をご紹介します)。

基本の野菜スープは、にんじん、キャベツ、玉ねぎ、かぼちゃの4つの野菜を、水で煮込むだけです。また、少しアレンジするレシピが3種、発展レシピが3種、掲載されています。具体的には、次の通りです。

  • 4種の野菜スープ
  •    〃    + 生姜
  •    〃    + トマト
  •    〃    + 干しシイタケ
  • 根菜たっぷりスープ
  • サムゲタン風スープ
  • ミネストローネ風スープ

この他、ちょい足しすると美味しい調味料の紹介や、基本の4種の野菜の代替となるお勧め野菜の紹介などがあるので、最終的なバリエーションはもっと増えます

また、野菜スープの飲み方も紹介されています。というか、これもポイントになっていて、煮込んだ野菜はスープ(水分)とは別に取り分けて、野菜だけで食べることが勧められています。スープ(汁)の方は、基本的には朝食に200ml、夕飯に400ml飲むように書かれています(1日に600ml飲む)。

そして、2つ目は野菜スープを飲む効果です。その効果と理由の解説が本書の大部分を占めるのですが、端的に表している一節を引用します。

  • 生活習慣病(糖尿病、がん、高血圧など)の予防に効果的!!
  • ベジファーストでダイエット効果も!!⇒メタボ対策にもなる
  • 食物繊維たっぷりで便秘も解消
(ハーバード式命の野菜スープ、P.2)

これらの理由は、近年注目を集める「ファイトケミカル」の解説を踏まえてなされています。恥ずかしながら、私は、このファイトケミカルという用語は、なんか怪しげな新健康用語なのかなと思っていたのですが、単に、野菜のもつ栄養の総称みたいなものだと考えればOKでした。そもそも、ファイトは、ギリシャ語の「野菜」で、野菜がもつ科学物質と言っているにすぎませんでした(笑)

ファイトケミカルについては、機会があれば、別の記事で書こうと思いますが、分類すると、ポリフェノールやカロテノイド、アミノ酸類など、聞きなれたグループに分類され、様々な効果を発揮してくれます。特に、植物がもつ自然由来の成分である点が良いところです。

このように、簡単な野菜スープの作り方・飲み方と、その効果、ファイトケミカルの効果について書かれた一冊となっています。

なお、本書は、ファイトケミカルの研究をされている高橋弘先生(麻生医院院長)が執筆されています。ハーバード大学元准教授ということで、そんな本のタイトルになっているようです(笑)


基本の野菜スープを作ってみた、飲んでみた

実際に、作ってみました。既に何度も作っていて、上手に作るコツと、“課題”が見えてきました。

具体的な作り方は、本書に譲りますが、ざっと作り方をご紹介するので、作り方の「簡単度合い」の参考にしてください。

基本の野菜スープの材料

野菜は皮ごと煮込みます。良く洗ってから一口大に切ります。玉ねぎの皮にも栄養があるので、出汁袋に入れて一緒に煮ます。塩も香辛料も使いません。

野菜スープはふた付きの鍋で煮込む

あとは、水を注いで煮るだけ。本書では、ほうろう製の鍋が推奨されていますが、最低限ふたがしっかりしまればOK。野菜を切っている時間を含めて、50分くらいで完成します。時間はかかりますが、煮ている間は、鍋の近くにいるだけで良いので、他の料理をしたり、台所の片づけをしたり、スマホのゲームをしたりする時間に充てています。翌日に飲むためのものを、夜につくっておくこともあります。

基本の野菜スープ

野菜とスープ(汁)は別々に食べます。上手にできると、透き通ったスープが完成します。味は、野菜の味が染み出た、すごくほっとする味です。薄味と思う人がいるかもしれませんが、それは、たぶん薄塩の間違い。味はちゃんとあります。これは美味しくて、1食で1杯など余裕です! 生姜を入れるバージョンも試しましたが、かなり生姜味が強く出ます。生姜好きにお勧めです。

なお、煮込む際に、カボチャを小さく切ると、かぼちゃが崩れてスープは濁った色になります。すると、かぼちゃ味の強いスープになります。それはそれで良いのですが、少しボリューミーになるので、透明度の高いスープになるように、気を付けてて野菜を切っています。

野菜スープは冷凍可能

先に保存の話をしてしまいますが、保存は冷蔵か冷凍です。実は、冷凍と解凍の過程で、野菜の細胞膜が壊れ、ファイトケミカルがさらに染み出るということで、冷凍の方がお勧めされていました。どちらも試しましたが、変わらず美味しかったです。

野菜スープの野菜

そして問題がこれです! 煮込んだ野菜は、スープとは別に食べます。一見美味しそうなのですが・・・味が無いです! しっかり煮込んだ場合、野菜のうまみは全部スープに出ちゃってます。ですので、野菜に残るのは食感とうすーい味だけで、「うま味」が無いのです。写真の例では、黒胡椒を削っていますが、いまいちでした^^;

本書には、この野菜を食べる方法として、色々な調味料がお勧めされているのですが、ちょっと厳しい気がしました 。本には、この野菜スープを試した体験談も書かれているのですが、野菜を食べきるのに工夫が必要な様子が多く読み取れました。みんな同じなんだ・・・!

と言うわけで、「基本の野菜スープ」のスープの方はとても美味しいです。直に野菜の味を楽しむ感じです。野菜の甘さもしっかりとあります。一方で、残った野菜の方は、食べるのに一工夫必要だと思いました。

健康のためなら、美味しくないものでも食べる! と言う気は全くないので、現在、美味しく食べる方法を模索中です。既ににいくつか見つけたので、後日、まとめてご報告しようと思っています! 基本の野菜スープ以外のものを作る手もあるのですが、まずは一番手軽な「基本の野菜スープ」で続けられる方法を身に着けたいと思います!

以上、「ハーバード大学式 命の野菜スープ」のご紹介でした。感想としては、まず何よりも簡単な野菜スープのレシピがあるのが嬉しいです。野菜の食べ方に工夫がいりそうですが、それはクリアできそうです(笑)

それから、野菜のチカラについても多く書かれています。これは、別の本で読んでいた内容と合致するところが多く、腑に落ちる点が多かったです。野菜を今より多く摂ることが悪い訳ないのですが、メリットを説明されると、実際に食べる気も増加するというものです。

というわけで、ご興味をもたれた方は、ぜひチェックしてみてください! 記事は野菜の食べ方編に続く予定です!