10月に宇都宮で画廊企画の個展をやらせて頂く事になりました。なので、最近は油絵制作を中断して版画三昧の創作活動をしています。
この作品は個展に出品するために作った物です。ここ数年、スタイルを決めずに色々作って来て、やっと「1つのスタイル」に辿り着きました。
人は自分の持っている「癖」みたいな物から生み出されるスタイルと、自分には無い「憧れ」から生み出されるスタイルがあると思います。私の場合、欲ばって両方やってしまおうか?と思っています。せっかく「創る」と言う機会が与えられたのだから多くのイメージを具現化しようと思います。
もしも、一人で作る上で異なる3つの作風があったなら…無理に1つに絞り込まず素直に有りのままのスタイルで表現しようと思ってます。誰が決めたか?わかりませんが何故か「作風は一つ」…と言う風潮が物作りの世界には有りますが、それってスーパーの特売日の「卵、お一人様1パックのみ」にのようで寂しく思ったりもします。
なので「エディション・ワーク」は「お一人様〜何点でも〜」完全売り尽くし!を楽しんじゃおうかと思います。作風が増えたなら雅号(ハンネみたいなモノ)も増やしちゃえば良いわけですから〜。他にやってる人いない?…ならば先にやるしかない!作品をパクるのと同じように真似なら誰にでも出来るわけで、先に歩く所に物作りの真髄が有ると思います。