2006年01月

2006年01月31日

兄ガメのおやつ

兄ガメのおやつ、と言っても、兄ガメ用のおやつ、
ということではなく、兄ガメが作ったおやつ。

昨日は、居残り(ドキッ何をした〜!?・・
図工の絵が終わらなかったそうだ)で帰りが
いつもより遅く、宿題を終えると4時近かったので、
遊びに行くのをあきらめた兄ガメ。
うちにいると、すぐに「おなかすいた!」を
連発するが、母は「バナナでも食べたら〜。」と
冷たい。
そこで、兄ガメ、「何か作る!」と
「ホットケーキミックスでできる簡単おやつ」
という本を取り出して眺めている。

(実は、この本は、アイの出産後の入院中に、
生後すぐにダウン症とわかって、自分が持ってきた
どの本を読んでもーー全く関係ない、屋久島に関する
エッセイなんかでもーー涙が出てしまったので、
何も頭を使わないで眺めていられるような雑誌でも
買おうと、売店に行って、ふと目に入り、
買ったものである・・・ダウン症と告げられた
直後に、これを読んでる私を見て、
お医者さんは、この母親は何を考えている、
と不審に思ったことだろう・・・)

本格的なお菓子(といっても、私の場合せいぜい
チーズケーキやクッキー)は、やっぱり今まで
持っていた本を見ることが多いのだが、
この本、意外と兄ガメが気に入り、時々
これを見て一緒に作っている。
子どもと一緒に作るのにはいいかも・・


兄ガメ「よし、今日はドーナツにしよう!」

私「え〜、今から作るの〜?もうすぐ夕ご飯
 作る時間なのに〜。」ブツブツ・・・

兄ガメはかまわず用意を始める。
冷蔵庫から出して材料をそろえ、「これでいい?」
と聞く。母も渋々台所へ行き、監督。


兄ガメこねる

 材料を混ぜ合わせ
 こねる。


 ↓アイも参入・・・

ドーナツ作りアイも











このあと、生地を麺棒でのばして、コップと
野菜の型抜きの上を使って、ドーナツ型に
くりぬくのは、兄ガメ一人でやった。

油で揚げるのは、危ないので母が担当。

お砂糖まぶして、完成!
(ちょっと油の温度が高く、焦げっぽい色に
 なってしまったのは、母のせいです・・)

ドーナツ完成!
 さっそくアイが↓
 試食・・
「オイシ〜!」

ドーナツ食べるアイ








 

この日は、あまりうるさく言わなくても
兄ガメはピアノの練習をした。

そして、ここんところいつも帰りが遅く、
土日もいなかった父ガメが、久しぶりに
8時前に帰ってきたので、子どもをお風呂に
入れる前、少しだけ私も晩酌に付き合う。

別に今日は手の込んだ料理ではなかったのに、
「高級料亭よりおいしい!」と言いながら
食べる父ガメ。(もちろん、高級料亭なんて
行ったことないでしょ、って、ツッコミ
入れました・・・)
私が今日の買い物で失敗した話
(これを話すと長くなる・・・)をしたり、
東横インの社長の話題になって、
二人で「あれはひどい!」と怒ったり。
そういう普通の「会話」が久しぶりで、
お風呂に入って寝る前の、
ほんの短いひとときだったけれど、
なんとなく、久々に、「家族の団らん」と
呼べる、なごやかな夜を過ごすことができた。

こんな小さなことがシアワセなんだなー。
昨日の散歩も良かったけれど、
一番嬉しいのは、やっぱり家族みんなそろって
一緒に過ごすときだなー・・・
こういう時間を、もっと持てるといいのだけど・・・
 


momo2003613 at 05:50|PermalinkComments(22)TrackBack(0)兄ガメ 

2006年01月30日

暖かい日曜日

うちのまわりは家の屋根ばかりで、景色はよくないが、
ちょうど日の出の時間に、窓の外を見て、いい気分に
なったので、みのじさんにならって写真を撮ってみる。

日の出1/29

 今日は晴れそうだな。
 いい日曜日になるかな。







そして、予想通り(予想以上に)暖かい日となり、
1月にしては珍しく、外に出ても平気そうだったので、
久しぶりに、ベビーカーで外へお散歩に。

学校の横を通り、兄ガメたちの野球の練習(今は
トレーニングだけ)をちらっと眺めて、
その近くの公園へ。

いっぱい歩けるようになってから、初めての公園。
ブカブカ長靴に、芝生のでこぼこ地面で、
何度も転びながら、公園の中を歩き回っていた。

バギー押し
 やはり一人で歩くより
 安定するのか、
 しばらくは、ベビーカーを
 押して歩いていた。




すべり台階段
 それからすべり台へ
 すべる方は、まだ上手に
 すべれないくせに、
 階段上りは、歩く前から、
 兄のベッドの階段で
 鍛えており、お得意。
 (この後、母はあわてて
  追いかけてのぼり、
  一緒に滑りました)






公園イス
 イスに上りたくて、
 自分では上れず、
 例の「イターイ!」
 (誰もいなくて、ホッ)


  やったー、座ったー。↓
 (母に座らせてもらって満足)

イス乗った








(ちなみに、この赤いつなぎは、発育のいい1歳の
 ダウン症仲間のお友達から、譲ってもらった
 お下がり(お上がり?)です。
 すごく重宝しています。Mちゃんママありがとう!)



 やっぱり外はいいなあ。
 うちにいると、アイの相手をしていても、
 1時間しっかり向き合おうと思うと
 かなり長く感じるし、実際、家事雑事を
 しながらの片手間になることも多い。
 しかし、お散歩に出てしまうと、
 もう他のことはできないから、
 しっかりアイだけに向き合えるし、
 自分も、外の空気に触れ、
 まわりの自然などにも目が行き、
 穏やかな、いい気分で過ごせる。

 でも、こんな日は1月には珍しく、
 また2月に入ると荒れると言っていたし、
 当分はお預けかな。

 はーるよこいはーやくこい

 「みいちゃん」を「アイちゃん」に
 替えて歌っています。






momo2003613 at 05:02|PermalinkComments(10)TrackBack(0)家族・子育て 

2006年01月28日

キッズ・パワー

毎月第4木曜日は、「キッズ・パワー」の集まりの日。

「キッズ・パワー」というのは、もともとは、
前にご紹介したエリさんや、仙台のダウン症親の会でも
中心になって活動しているYさんなど、今
小学生のダウン症の子のお母さんたちが、
お子さんがまだ小さい頃に、近くのお母さんどうしの
お茶のみ会として発足したものだと聞いていますが、
最近は、ご自分のお子さんたちが、少し手を離れたので、
今度は、もっと小さい子を持つお母さんたちの、応援をしようと、
年に何回か、音楽療法や親子エアロビなどの企画を立て、
口コミで小さい子を持つ親たちに呼びかけて、時々集まりを
持っていたものです。

それが、昨年の9月から、エリさんの発案で、
定期的に、小さい子(ダウン症の)をかかえて
一人で悩んでいるお母さんのための相談室を
設けよう、ということになり、(エリさんは、栄養士でも
あるので、小さい子の相談にはピッタリなんです)
市民センターの一室を借りて(そういう活動だと部屋を借りる
料金は減免になるそうなので、その手続きをして)、
各世代の代表(?たまたま連絡が取れやすかった人?)が集まり、
相談を受けたり、相談者がいない時は、
次の企画の相談をしたり、これから、子どもたちに
とってよりよい環境を作るために、何ができるか
ということを話し合ったりすることになりました。

そんな中で、前に書いた、太田美智子先生の講話も
企画の一つとして実施されました。
(ちなみに、次回2月23日は、保健師さんをお招きして、
 しょうがい児との関わりについてお聞きする予定です。
 お近くの方、ご都合がよろしければおいでください。13時より)

昨日は、そういうみんなに呼びかける企画の日では
なかったのですが、私にとっては、また新たな出会いが
いくつかありました。



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momo2003613 at 05:48|PermalinkComments(12)TrackBack(0)ダウン症・しょうがい 

2006年01月25日

懲りない母

昨日は、pirorin先生主催の、お花教室合同の新年会。

前から楽しみにしていたのに、アイったら、前日から
急に鼻水ドロドロ、夕方には熱も出てきた。
夜中は熱も上がり、これは欠席だなーと思っていたが、
朝になり、熱が下がっていたので、
少し遅れても、参加することにした。

熱はなくても、やはりアイは具合悪いようで、
朝もなかなか起きず、10時に半分無理やりオムツ替えをして
起こし、朝食を食べさせ、11時近くにようやく出発。
着いた頃には、参加者のほとんどが自己紹介を終わっていた。

お弁当を食べ、午後は、みのじさんと、
文庫をやっているみのじさんのお友達が、
わらべうたや紙芝居、楽しい手袋人形を使ったお話など
してくださり、親子で楽しい時間を過ごした。

でも、その後、それぞれ母達がおしゃべりに興じている間、
子どもたちは、広い会場で、それぞれさまざまなオモチャで
遊んでいたが、アイは、慣れない場所ということもあったが、
やはり具合悪いのか、ずーっと私の側にいて、
そのうち眠ってしまった。

そのまま車でも眠り続け、家に帰っても、
5時過ぎまで寝ていた。

その後、医者に行き、薬をもらってきたが、
「ノドが赤いよ〜。また熱が上がるかも。」と言われたのに、
父ガメが宿直でいないので、兄ガメも一緒に来て、
「ファミレスに行きたい!」というので、寄って、夕食。

もう、これで、アイの熱が上がったら、
ほんとに自己嫌悪におちいるだろうなーと覚悟していたが、
幸い、昨夜は熱も上がらず、
今朝は、昨日よりは元気で、朝からまた動き回っている。
ホントは、今日は何も予定がないので、美容院ぐらい
行きたかったが、まあ、昨日のひどい母ぶりを反省し、
今日一日おとなしくうちにいることに・・・
(といっても、夕方は学校の役員打ち合わせで、これから
 アイをバアちゃんに預けて出かけてきまーす。)

ひどい母だったけど、昨日は、ふだん会えない人とも
会ってお話できたし(りこちゃんとか!)
行って良かったなーと思いました。
(熱が出なかったから、こんなこと言ってられるけど・・・)
アイさん、ごめんね。
そして、ありがとう。

昨日のおみやげ・・・

お手玉
 みのじさん手作りの
 お手玉
  
 花 おみやげ



 pirorin先生からの
 お花


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momo2003613 at 15:28|PermalinkComments(18)TrackBack(0)

2006年01月23日

ズル休み

土曜日は、兄ガメのピアノのグループレッスンの日。

朝起きてくるなり、「おなかが痛い」。

前にも時々あった。イヤなことから逃げたいとき。
行ってしまえば何でもない、ということもあった。

本当に痛いのかもしれないが、精神的なものが
大きいのは間違いない。
今週はたくさん宿題が出ていたが、例によって
レッスン当日まで何もやっていなかったから。

父ガメはこの週末は土日とも朝から出勤で家にいない。
たぶん父が入ればそんなことも言い出せなかったのだろうが、
私だけだからよけい甘えている。

さあ、どうするか。

無理して行かせれば行けないこともないと思ったが、
宿題もできていないのに、行っても、どうせみんなについて
いけなくて、よけい逆効果になりそうと思い、休ませることにした。

「お腹が痛いんだから、遊びはダメ!
 ベッドで静かにしていなさい!」
と言い渡したので、午前中は大人しくしていた。

でも、お昼頃、もうじっとしているのにも耐えられなくなったようで、
「寝ていたら、治った」と言って起きてきた。

そこで、「なおったんなら、宿題やりなさい。」と、
ピアノに向かわせた・・・(私って、鬼母?)

先週もらってきたたくさんの楽譜。
それは、3月末にある、アンサンブルの発表会の曲。
今年は「くるみ割り人形」のメドレー。
楽譜を見て、ため息をついているので、
「まず聴いてみたら。」と、
「くるみ割り人形」のCDをかける。
そしたら、自分で楽譜を持ってきて、見ながら聴いている。
何度も。
そして、少しずつ弾き始めた。
6人でやる合奏の、一つのパート(たぶん一番易しいところ)
だから、主旋律と違って、そこだけ弾いてもあまり面白くないが、
ところどころは主題のメロディラインが入る。
いくらかやる気になってきたみたい。
その後、鼻歌でも「花のワルツ」などフンフンと唄って(?)いた。

これを美しい合奏で聴く日が来るのか、まだ甚だ心もとないが、
去年は「スタートレック」をノリノリで弾いていたことを思うと、
まあ、もう少しは、引っ張ったりおだてたりしながら、
発表会にこぎつけるまでは、何とか応援(?叱咤激励の「叱咤」
ばかりになりそうだが・・・)していきたい。


先日の記事のコメントのお返事にも書いたが、
兄ガメは、小さい頃、ほんとに手のかからない、「イイ子」だった。
(アイと違って、イヤイヤもあまりなかった)
その反動か、今は一つ一つにひっかかって、
10分で終わるような簡単な学校の宿題一つやるにも
うるさく言わねばならず、ふくれっつらをして、
口喧嘩になったりして、一々手がかかる。
だから、ピアノも、それほどつらい練習というわけでも
ないのに(つらい、というほどやらない)、いつも後回し
にしては、どんどんやるのがイヤになってしまう、
というのを見ていると、こういう一時的な逃げの気持ちだけで
やめてほしくないと思ってしまうのだ。

子育てって、難しい。
子どもが大きくなればなるほど。
親業も修行中の身とはいえ、年々悩みは大きくなり、
「理想の母親」像からは、ほど遠い日々です・・・






momo2003613 at 06:25|PermalinkComments(21)TrackBack(0)家族・子育て 

2006年01月20日

イターイ!

アイの言葉が出るようになった、とは書いたものの、
言える言葉が増えてきた、というだけであって、
まだ口から出る言葉(音?)の大半は、意味不明の「アイ語」。
イントネーションだけは、日本語に似ているけど。
アイは、一人しゃべりが好きで、とにかくしょっちゅう
何かしら一人で愛想笑い(?)なども入れながら、しゃべっている。
もしかして、誰か見えているのかしら?・・・

前に、「コワイ!」が、すべての「イヤ」なことを表すと
書いたけれど、その後「コワイ」はやっぱり怖い場面に
限られるようになり(「日本語であそぼ」の野村萬斎の時とか・・)、
いやな時は、「イターイ!」に戻ってきた。
しかも、「イヤ」な時だけでなく、「〜したい」も「イタイ」
なので、ややこしい。(例えば高いイスに上りたい時など)
人前で「イターイ!」と叫ばれると、
まるで幼児虐待しているみたいで、
バツが悪いから、やめてほしいのだが、
アイはことさら大きい声で訴える。

でも、最近は同じ「イタイ」でも、イヤな時は、すぐに
寝転がるようになって、区別はつくようになった。
しかし、今度は、どこでもすぐに寝転がって「イターイ!」を
やられた日には・・・

イターイ!

イターイ2

 時には足も上げる
(ダウン症児は体が
 やわらかいので、
 ありえない体勢にも
 なる・・)



イヤイヤ期に入ったのか、毎日「イタイ」連発の日々である・・・




momo2003613 at 16:39|PermalinkComments(19)TrackBack(0)子ガメ(アイ) 

2006年01月18日

大塚美智子先生

ずっと前から書こうと思って、延ばし延ばしになっていた
大塚美智子先生のこと。
先日の記事の中で、先生の本について少し触れたけれど、
大塚先生にお会いしたのは、
兄ガメの学校のスイートポテト作りのあとかけつけた
キッズ・パワーという集まりだから、随分前のこと。
大塚先生は、仙台市の特殊教育に長年関わってこられた
小学校の教頭先生でしたが、今は退職され、
通信制高校で教えておられる方です。

でも、その時のお話の内容は、
特別支援教育に関する平成19年度からの法改正のことから、
先生が特殊教育に携わってこられた経緯やら、
先生ご自身の子育てからのエピソード、
後半は、具体的に、知的な遅れのある子に対する
数の概念の教え方のヒントや教材の使い方まで
多岐にわたっていたので、
私には、とてもまとめきれなかったし、
ただお話の要点をかいつまんでブログに書いても、
わかりにくいものになりそうで、断念した。
(それで直接大塚先生の話ではなかったけれど、
大塚先生の影響を受け、興奮した勢いで
無限の力」の記事を書いてしまった。
今考えると、あの中には、一部大塚先生の受け売りも
入っていたと思う。すみません・・・)

その後、先日触れた、先生の著書を読んでから
改めて太田先生のことは書こうと思っていたのだが、
これが、前半は一気に読んだのだけど、その後
時間が取れず、間があいてしまって、全部を読み終わるのに、
結構かかってしまったし、読み終えてからもなかなか
じっくり書く機会もなかったが、先日の記事を書いてから
やっぱり一度は書いておきたいと思った。

私は、元来、子育て本やら、「幸せになる方法」みたいな、
もっともらしいことが書いてある本はどうも好きでなく、
おそらく、このタイトルだけを見たのだったら、
この手の本は自分からは買わなかっただろう。
というか、この手の本は、今やゴマンと世に出ていて
「○○が子どもを変える!」とか「◇◇な子の育て方」とか
毎日新聞広告でも目にして、どれもその売り文句を見ると
もっともなのだけれど、あまりに多く出てくるので、
広告だけで食傷気味、というところ。

この本も、おそらく出版社の意図も大きいのでは、と邪推するが、
そういう、よくある本のタイトルっぽい。
しかし、私は大塚先生のお話を聞き、もっと先生のことを
知りたいと思って、買った。

でも、逆に、このタイトルにつられて買った人の中には、
読み始めて、最初「間違った」と思う人もいるかもしれない。
それは、内容のほとんどすべてが、大塚先生が関わってきた、
特殊学級の子どもの話だからである。
私はたまたまダウン症という障がいのある子の母親だから、
よけい親身に感じて、すべての話が興味深かったけれど、
もしかしたら、健常の子の親だと、「関係ない話」と思って
しまうかもしれない。
でも、本当は、一番親として大事なことが
書かれていて、どんな子の親にも最後まで読んで、
大塚先生の言おうとすることをわかってほしい本なのだ。
それが、やっぱりタイトルにある、
「子どもを信じて待つ」こと。

そこに書かれているのは、
自閉症の子、不登校の子、学習障がいの子、脳性麻痺の子・・
などの事例。
それを聞いただけで、気が重くて読む気になれない人もいるだろう。
でも、そこには、それぞれの子が、
驚くほどの内在する力を秘めていて、
それを信じ、あるがままのその子を認めることで、
その子が心を少しずつ開いていく過程、
その子に合ったスモールステップを踏んで導くことで、
はかりしれない力を発揮するようになる過程が、書かれていて、
子どもへの向き合いかたを、根本から変えてくれる。

いや、もともと生まれたときにはどの親も同じ気持ちだった
はずなのに、だんだんに忘れていく気持ちを思い出させて
くれるのかもしれない。
「あなたはあなたのままでいいんだよ」って、
言葉ではよく聞くし、わかった気になっているけれど、
本気でそう思い、その思いを子どもに伝える努力をしなければ、
子どもは自分はこれでいいんだ、って思えない。

ある意味では、むしろ障がいのある子の方が、
親はいろんな思いを経て、我が子をそのまま受け入れることが
できやすいのかもしれない。その思いをストレートに
あらわしやすいかもしれない。
ところが、外から見て、何の不足もないような子でも、実は
劣等感を持ったり、親の期待に応えられないことを重圧に感じたり
しているかもしれないのだ。
どの子も、まず、自分は自分でいいんだ、と思えるところから
安心して、伸びていくことができる。

ただ、一方で、その子をあるがままに認めるということは、
その子の力を、こんなもの、と決めつけることとは違う。
どんな子どもにも、はかりしれない力がある。
「信じて待つ」とは、ただ何もしないで待つことではなく、
その力を引き出すために、本当にその子をよく見て、
その子の心の動きや思い、状況に合わせたスモールステップ
の設定や、環境作りのために最善を尽くすこと。

例えばとび箱恐怖症の子に、まずとび箱を使わないジャンプ
から慣れさせて、本当に少しずつ少しずつとび箱とびに
近づけていき、とうとうやれるようになったときの
その子の喜び、自信はどれほど大きいことか。

その本のたくさんの事例の中で、やはり一番驚いたのは、
自閉症の真美ちゃんという女の子の話。
2・3歳程度の知能しかなく、話も全く通じないし、
ほとんど話も出来ない子、と思われていた真美ちゃん。
でも、お母さんだけは、他の人には聞き取れない発音の
真美ちゃんの言葉を、”長い耳”で聞き取って、理解し、
そのうち、手を添えて書くことを始めた。
はじめはお母さんが誘導して書かせているのではと思っていた
先生方も、そのお母さんの言葉を信じ、
一緒に真美ちゃんの言葉を聴く努力を続けたことで、
はっきり発音もできないし、今も時々パニックになって
とんでもない行動をしてしまう真美ちゃんが、実は
驚くほどの語彙と、深い思想を持った子だということが
わかってきたというもの。
(短く書くとよく伝わらなくてもどかしいけれど・・)

そんなふうに子どもたちにかかわってこられた
大塚先生のような先生方や学校に巡り会えた子どもは
本当に幸せだ。なかなか学校でここまで根気よく
子どもと向かい合い、「待つ」ことは難しいが、
大塚先生はひたすら子どものためにできることを
さぐっていく先生だ。
もちろん、そんな先生に出会いたいなー、と、ただ願うだけではなく、
自分も親としてできること、いや、何より
親でなくてはできないことをしていかねば、と思うが、
元教師としては、あるいは自分がまた教壇に戻ったら、
ぜひ、こんなふうに生徒と関わり、力を伸ばしたいものだという
観点から考えると、やはり、
できるだけ多くの学校の先生方にも
この本を読んでもらいたい、
大塚先生のような方と出会ってほしい、と願う。

結局、大塚先生、というタイトルにしたのに、
先生の言葉や人柄をあまり書かずに終わり、
よけいなことばかり書いていて、本の中味についても
うまくお伝えできず、力不足を感じている。
(やはり時間に追われているときはダメですね)
でも、やはり、この本で、具体的な例をつぶさに読んで
もらった方が、いかに子どもたちが、大人には予想もつかない
力を持っているか、ということが実感としてわかると
思うので、ぜひ、皆さんも、機会があれば読んでみてください。



大塚美智子さんの本

 「信じて待つ 子育てのコツ」
   大塚美智子著(日本教文社)


 (また時間があれば、
  その本の中や先生の言葉から
  心に残ったフレーズなど
  追記したいと思いますが、
  今週は毎日予定がビッシリで、
  あてにはなりません・・・)





momo2003613 at 06:46|PermalinkComments(10)TrackBack(0)感動・素敵・いいモノ 

2006年01月14日

かーしゃん!

(年末年始のバタバタと火傷騒ぎで、
 すっかり報告が遅れましたが・・・)

アイが歩き出したのと前後して、
急に言葉がたくさん出るようになってきた。

なかでも、一番嬉しかったのは、
か〜しゃん!」と呼んでくれるようになったこと。

秋頃、通園施設で、ある子が「ママー」と呼ぶのを聞いて、
何人かのお母さんたちで
「いいなー。『ママ』って呼ばれたい・・」
「そうだよねー。『ママ』って呼ばれたら泣いちゃうかも・・」
なんて話をしていた。

うちは、上の子のときも、パパママは使わなかったので、
兄ガメは小さい頃「かあちゃん」って呼んでた。
(人混みで呼ばれると、ちょっと恥ずかしかった)
今は「母さん」。

それで、兄ガメがしょっちゅう「かあさーん」と
言っているのを聞いて、最初は意味もわからず、
ただ音をまねして「かあしゃーん」と言っていた。

そのうち、誰かを呼ぶ時に使うとわかったらしく、
だれでも背中をポンポンたたいて、「かーしゃん」と
呼びかけることが、しばらく続いた。
早く私のことと特定して呼んでくれないかなー、
と思っていたけれど、
ここ2・3週間の間に、いつのまにか
私のことを「かーしゃん」と呼ぶようになり、
今では一番発することの多い言葉になった。
(と私は感じている)

ちょっと部屋から出て行くと、「かーしゃん」「かーしゃん」と
呼んで私をさがす。それが嬉しくて、用事があっても、
「はーい」と返事をしに戻ってしまう。
「かーしゃん」・・・なんていい響き。
聞く度にニンマリしてしまう。
残念ながら、感激で涙が出ることはなかったけれど、
今はまだ、何度聞いても飽きなくて、繰り返し言ってほしい気分。


階段登り(岐阜) のろまな子ガメのアイだけれど、
 ここ一ヶ月ぐらい
 運動面と言葉の成長が
 一気に表にあらわれてきて
 毎日嬉しい驚きの連続。
 こんな日が来るとは、
 半年前は予想してなかった

 成長が目に見えない時期も
 あるだろうけれど、
 子どもたちは確実に一歩一歩
 階段を登っている・・・


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momo2003613 at 12:47|PermalinkComments(30)TrackBack(0)家族・子育て 

2006年01月12日

ありがとうございました

新年早々、ドーンと落ち込んだ私でしたが、
皆様の、数々の暖かい励ましや慰めのコメントに力づけられました。
本当にありがとうございました。
ブログをやってて良かったなーと、改めて思いました。

途中、調子に乗って、反省どころか今度は一転、
父ガメへの不満タラタラのコメントお返事になっていきましたが、
その後、再び改心して、こんなことじゃいかん、と
前向きになることができました。
これも多くの人の、いろんな観点からのコメントを
読むことができたからです。
改めて感謝申し上げます。

さて、父ガメの方は、二日たって昨日の朝には、すっかり
元に戻っており、おかげさまで「夫婦の傷」の方は、割と
早く修復しました。
でも、今回のことで、父ガメもふだん忙しくて子どもと
ゆっくりかかわることができなくて、やっとお正月休みに
なったら、私が子ガメたちを連れて実家に行って
しまって、淋しかったのもあるかなーと思ったり、
私の方が、勝手に一人で何でもやってしまわず、
もっと父ガメが子どもと関われるように、
ふだんからさりげなく状況を作っていくことも大切だなー
と痛感しました。
たぶん、お互いに、小さな不満をためこんでいたから、
今回のことで、プチンと切れてしまったのだと思います。
いろいろ勉強になった、初喧嘩でした。
これを、今後プラスにできるよう、頑張りたいと思います。

アイの手の方はまだしばらくかかりそうで、
私の日々警告を与えてくれる、反省材料ということで、
もう少し向き合っていきたいと思います。


靴下の包帯カバー


靴下の包帯カバー
 
 先日行った
 近くの外科で
 教えてもらった
 靴下を利用した
 包帯カバー。
 (赤ちゃんの時の
  小さい靴下を
  切りました)
 



 
 これだと包帯が汚れないし、靴下ならいっぱいあるので
 汚れたらすぐ取り替えられて便利です。
 さすが、お医者さん!

 




momo2003613 at 06:58|PermalinkComments(21)TrackBack(0)雑談 

2006年01月09日

母親失格&初喧嘩

新年早々、母親として大失敗。
笑い事でなく、かなりマジな・・・

アイにやけどをさせてしまった。ストーブにさわったのだ。

やけど
 やけど自体は、手のひらの一部で
 小さいものだが、小さな絆創膏だと
 すぐはがしてしまうので、
 絶対はずれないように、
 包帯でぐるぐる巻きにされた。



問題は、昨日やったのではなく、実は、やけどしたのは
実家に帰省中のことだったということ。
その時は、たいしたことはないと思って、
見過ごしてしまったのが、一番悔やまれる・・・

うちはアイのいるところは、エアコンとホットカーペットしか
暖房機はなく、アイはストーブという物を知らなかった。
ところが、実家では、ストーブがあちこちの部屋に置いてあり、
しかも周りに柵などない。
危ないと思って、気をつけていたつもりだが、ちょっと
目を離したすきに、さわってしまった。

でも、その時は、アイはすぐに泣きやんでしまったし、
手を見ても、どこがさわったところかわからない
くらいで、たいしたことはないと思ってしまった。
だからその時は、医者にも連れて行かなかったし、
薬をつけることすらしないで、そのままにしてしまったのだった。
その時もっとよく調べたり、その後ももっと気に
かけていれば、早めに場所もわかったかもしれないのに、
あまりに母親としての配慮が足りなさすぎた。

一昨日になって、初めて手のひらに、うっすらと色が変わって
皮がシワシワになっているところをみつけて、
やっと、あ、ここだったんだ、とわかったが、
水ぶくれでもなく、乾いていたので、そのまま治りそうと思って、
また、そのままにしていた。

それが、昨日になって、その薄皮が破れてしまい、
どうもバイ菌が入ったらしく、少し周辺が赤くなっている。
それを父ガメが発見!
「どうしたんだ、これは!」・・・・

そう、自分ではたいしたことと思っていなかったせいもあり、
父ガメにも言ってなかったのだ。
前にも、実家に帰省中に、兄ガメが、イトコたちと
ふざけているうちに、イスの角に頭をぶつけて切ったことがあり、
私の実家の危機管理には、不信感を抱いている父ガメの
怒りは爆発

昨日は、ほんとは浜省のショートフィルムを観に行く予定だった
のだが、父ガメは怒りモードで「すぐに医者に連れて行く!」

というわけで救急病院へ行き、写真のように処置をしてもらった。
一応これで一安心だが、父ガメの怒りはおさまらない。
昨日も医者の後、すぐ仕事場に行ってしまい、帰りも遅く、
今朝ももう出て行った。口もきかない。

私自身、自分があまりにその時の対応がのんき過ぎたことを
すごく悔やんでいるし、ストーブがあるのに、監督不十分だった
こと自体も反省している。
(携帯メールなどに気を取られていたから、よけいに・・・
 携帯投稿などしている場合ではなかった・・・

でも、父ガメの怒った時の、口きかない戦法には、参る・・・
いつもだと、私の方の言い分もあって、こっちもフンと思って
冷戦状態になるのだけど、
今回は全面的に私が悪いので、ただひたすら父ガメの怒りが
とけるのを待つしかない・・・


アイのやけど自体よりも、そちらの方が気が重いくらいだ。

左手使い
 アイは、右手が使えないと、
 ごく自然に左手を使っていた。
 一応右利きなのだが、ふだんも
 スプーンの近くにある手を
 使ったりしているから、
 まだそれほど左右の差が大きくないようだ


でも、ごめんね、アイ。
右手がこんなに巻かれちゃって、自由に使えなくてイヤだよね。
皮がめくれて、おてて痛いよね。
お母さんが悪かった。

「子どもを守る」なんて言ってて、まずは家の中で、
きちんと子どもを危険から守れないようでは、ほんと
親として失格ですね。

新年早々、反省からスタートです・・・











momo2003613 at 06:42|PermalinkComments(32)TrackBack(0)家族・子育て