2005年12月08日

お話ワールド

昨日は、兄ガメの学校のPTA学年行事。
PTA主催と言っても、今回は、読み聞かせ活動に熱心な
学年主任の先生の意向を受けて、これまでも度々開かれていた
「お話ワールド」という企画に乗っかり、親も招待するという形に。
題して、「親子で聞くお話ワールドクリスマススペシャル


「お話ワールド」は、近所のボランティアの方や、時には
フリーアナウンサーのようなプロの方をお招きして、
絵本や紙芝居の読み聞かせやら、ある時は子どもたちに交替で
自分の好きな絵本をみんなの前で読んでもらったり、
そういうお話に親しむ時間を月に1回ぐらい持っているものです。
子ども達自身が、紙芝居や絵本を制作し、近所の幼稚園に
読み聞かせに行ったこともあります。

でも、プロの方をお招きすると、やはり費用がかかるので、
今回は学年のPTA予算から、講師の謝礼を、わずかながら出す、
ということで、PTA学年行事としてやることになりました。
平日でしたが、予想外に多くの保護者の方が集まりました。

お話ワールド1
 きょうの講師は、仙台在住の
 フリーアナウンサー渡辺祥子さん。
 
 今日は、絵本も紙芝居も持たず、
 本当に「語り」だけでした。


今日は、くじらの母子のお話。
CDでバックミュージックを流しながら、渡辺さんの声は、
いろいろに変化して、何の絵もなくても、子どもたちが
すうっと、お話の世界にひきこまれていくのがわかりました。

子どもの自立と母の愛をテーマにしたお話で、子クジラを守るために
お母さんクジラが死んでいくところは悲しかったけれど、
最後は希望が見えて終わりとなり、お話そのものも、とても素敵
でしたが、お話のあとの、ちょっとした「付け足し」も、
なかなか良かったのです。




「みんな、ぐーっと背伸びして。」
「あのね、いい声を出すには、体がやわらかくないとダメなの。
 不思議でしょ。アエイウエオアオ・・って口の運動だけじゃ
 だめなんだよ。」(ここで前屈をした渡辺さん、体が柔らかい!)
「そしてね、やさしい声を出すには、体だけじゃなくって、
 心がやわらかくなきゃダメなの。」
「体はやわらかくなったのが、目にみえるけど、心がやわらかいか
 どうか、どうやったらわかると思う?」

と言って、今度は、「両手を合わせてみて。」
「それから右手だけ、指先を下の方にぐーっとそらして伸ばしてみて。」
「もう一回手を合わせてみて。」

お話ワールド手
 子どもたち「ワーっ、右手の方が長くなってる!」

 「ね、ちょっとしたことでも体は伸びたり縮んだり
  するんだよ。手を振ると、すぐ元に戻るよ。」


「じゃあ、今度はね、一本一本の指に、やさしく『ありがとう』って言って
 なでてみて。いつもご飯を食べたり字を書いたりしてくれて、ありがとう、
 っていう気持ちで・・・」
「さあ、これは人によって違いが出るけど、また手を合わせてみて。」

 子どもたち、もっと大きい声で「ワーッ!伸びてる!!」
 大人たちも「えー、ウソ〜、信じられな〜い」とガヤガヤ。

この後、「ホントは言っちゃ行けない言葉だけど、今日だけ特別」と言って、
指に向かって「バカヤロー」と言うバージョンもやり、予想通り、右手の方が
縮んだと子どもたちは大喜び。

「フフフ、指がいっぱい伸びたり縮んだりした人は、心がやわらかいのかもね。
 あのね、心をやわらかくするにはね、いっぱいいっぱい、いろんなお話を
 読んだり、きれいな絵を見たり、音楽聴いたり、自然の中に出かけたり、
 いろんなことするといいんだよ。特にお話の世界は、とーっても広いから。」

その後、子どもたちが、お礼に、先月、市の音楽発表会で唄った、手話付きの
「おくりもの」という歌をプレゼント。

お話ワールド歌
 すべての歌詞に手話を付けて唄います。
 よく覚えたね。
 
 市の発表会を見に来られなかった親御さんも
 その姿に涙ぐんでいました。

「おくりもの」の歌詞を載せてみます。

  ぼくのうたをきいてよ きみにおくる 贈り物
  ぼくのうたをきいてよ 手渡すものは 何もないから
  緑の風にくるんで ぼくのうたを おくろう
  洗いたての心を きみに おくろう

  ぼくの目をのぞいて きみにおくる 贈り物
  ぼくの目をのぞいて あたたかい涙 わけてくれたね
  ぼくのこの目にうつした あおい空を おくろう
  くもりのない心を きみに おくろう

  ぼくと手をつないで きみにおくる 贈り物
  ぼくと手をつないで 手のひらのぬくもり 信じたいから
  太陽の光まぶして ぼくの両手をおくろう
  ともに生きる喜び きみに おくろう


その後は、親子でゲームを楽しみ、最後にお菓子のプレゼント、で終了。
私たちは、部屋の準備と会の進行、お菓子の買い出し・袋詰めぐらいしか
しておらず、役員としてはラクをしてしまいましたが、語り部の渡辺さんと
子どもたちのおかげで、心温まるイベントになり、良かったです。

関係ないけど、今日は一日中ジョン・レノンの歌が流れますね。
世界中が平和で、みんなが命を大事にできる世の中になりますように、
という思いをこめて、彼の声を聴きたいなと思います。





momo2003613 at 06:26│Comments(14)TrackBack(1)感動・素敵・いいモノ 

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1. ラストショー  [ ははのつぶやき ]   2005年12月12日 01:41
ジョンレノンミュージアムに行って

この記事へのコメント

1. Posted by 飯村和彦   2005年12月08日 06:58
お話ワールド、まさにクリスマス・スペシャルで、子どもたちへの最高のプレゼントになったようで、読んでいるこちらの方も嬉しくなりました。
「お話」は夢があって、心に広がりをもてて、いいですね。同じ「お話」でも、それを読む人によって話から広がっていく世界が違ってくるのも「お話」の良いところ。
今回の語り部の方、素敵ですね。五感全部を使って子どもたちに「お話」の「世界」を伝えているのでしょうね。体も心も柔らかく…。そうですね、二兎にはそんな「しなやかさ」が大切ですね。
ところで、
「風が止んだ日」を読んで頂き、ありがとうございました。その都度コメントをお返しすることが出来ず失礼しました。今後しばらくは東京なので、通常にもどります。よろしくお願いします。
2. Posted by may   2005年12月08日 13:23
役員さんご苦労様お茶でもどうぞ。
子どもだけでなく親も良いお話を聞き、温まる一日になったようですね。
『心をやわらかく』良い感じの言葉ですね。私が使っていた、しなやかな心と通じる所があるかなって ちょっと思いました。
ジョンレノン。隣の市にジョンレノンミュージアムがあります。週末の例のコンサートはその隣のスタジアムなので、時間があったら、またミュージアムも覗いて来たいと思います。
真っ白な壁の中に、温かな写真や言葉が飾られているんですよ。以前、3人で行きました。
スマップの新曲にもあるけど、みんな同じ重さの命。傷つけあうことなく大切にしたいですね。
3. Posted by hosinosiho   2005年12月08日 22:44
素敵な行事ですね。読んでいる私までお話ワールドに引き込まれました。
で、早速手が伸びるか試したのですが、なんとなく伸びたような・・といった感じでした(笑)
明日すぐお兄ちゃんにやってみます!
子ども心をつかむ素敵なお話是非教えてあげなくっちゃ。
うちのとこの小学校も読み聞かせはやっていて、保護者有志(ごく一部の方)が月2,3回始業前に読み聞かせをしております。
興味はあるのですが下の子を理由に必要最低限しか学校に足を運ばない私はその様子を知る機会を失っております。
PTA学年行事も体育館で親子競技が恒例です。
スペシャルにふさわしい心温まるものになってよかったですね♪
子どもたちの心に今日の日はずっと残るでしょうね。
4. Posted by kazuirn   2005年12月08日 23:33
お話ワールド、すばらしい行事ですね。
こんな行事なら、きっと仕事休んでも言ってしまうわ(笑)
お話ってホント不思議ですよね。
心がこもってないと、子供は絶対に聞かないし・・・
心がこもっていれば、じーっと見つめて聞いてる。
子供には誤魔化しは聞かないですね。。
5. Posted by みのじ   2005年12月09日 07:12
おひさしぶりです。
渡部祥子さん、良かったわね。子どもが小さいうちにこういう機会があって、というよりもお母さんたちにとってもステキなクリスマスプレゼント!でしたね。
私も何回か聞いたけれど、すうっとその世界に入り込めてさすが‘プロ’です。
きっとこのイベントの思い出は子どもにもママたちにも残るわね。企画した役員さんたちお世話様でした。
6. Posted by カメ    2005年12月09日 15:54
☆飯村和彦さま
ニューヨークからお帰りなさい。
飯村さんのお子さんたちは、それこそ「お話」の世界のような、素敵な体験がいっぱいできて、うらやましいです。そして、きっと、英語の世界のお話と、日本語のお話と、まさに「ダブル」の世界の広がりに触れながら成長されるのでしょうね。また、お子さんたちの話題も楽しみにしております。
7. Posted by カメ    2005年12月09日 15:57
☆mayちゃん
そういえば、ニュースでジョンレノンミュージアムが映っていました。お近くなのですね。ハマショーにジョンレノンなんて、うらやましい週末ですね!
いつもmayちゃんのブログを読みながら、mayちゃんみたいな、しなやか心になりたいと、思っています。
8. Posted by カメ    2005年12月09日 16:05
☆hosinosihoさん
さっそく、やってみてくれた?嬉しいわ。それだけで、hosinosihoさん、心がやわらかいと思いますよ。
今は、割とどこの学校でも、朝読書の時間とか、読み聞かせとか、本との触れ合いを大事にしよう、という動きがあるのは、いいことですよね。
いーくんが保育所とか幼稚園に行くようになって、時間の余裕ができたら、少し学校の方ものぞいてみるのもいいかもしれませんね。
9. Posted by カメ    2005年12月09日 16:10
☆kazurinさん
ゆずほちゃんが学校に上がったら、きっと楽しい行事がいっぱいありますよ!年休確保しておいてね!(笑)
そう、子どもはほんとに正直。こちらの気持ちが入っているかどうかで反応が全然違いますよね。おかげで、私なんかでも、だんだん読みながら、なりきって声を出したりするようになって、随分鍛えられました!?
10. Posted by カメ    2005年12月09日 16:17
☆みのじさん
渡辺さんのこと、やっぱりご存知でしたか。お話を聞きながら、ご自分を「語り手」と表現されていて、何となく、櫻井美紀さんのことを思い出していたのですが、やはり「語りの会」と関わりのある方なのですね。ほんと素敵な方でした。
そして、子どもたちもだけれど、お母さんたちも、こういうプロの方の語りを聞くのは初めてという人も多く、皆さん、すごく感動したと言ってました。親にとっても、とても心の栄養になったようです。
11. Posted by WA君パパ   2005年12月09日 19:37
素晴らしい行事ですよね!
それに積極的に参加しているカメさんはもっとすごくえらい!
12. Posted by カメ    2005年12月10日 05:21
☆WA君パパ
ありがとうございます。
でも、今回は私たち役員はラクさせてもらい、たいしたことはしていません。でも、おかげで、アイも(おばあちゃんも)だんだんお留守番にも慣れてきました・・・
13. Posted by may   2005年12月12日 02:41
ジョンレノンミュージアムに行って来ました。
TBさせてもらいました。
ジョンと浜省、平和を願う気持ちは、宗教や人種を超えたものだなぁと改めて感じました。
サンキュです
14. Posted by カメ    2005年12月12日 16:26
☆mayちゃん
TBありがとう!(私の方は、ちょっぴりしか触れてないのに、申し訳ないような・・・
うらやましい話題でした。年を取るごとに、ジョンや浜省の素晴らしさが、より一層強く感じられます・・・

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