2006年06月21日

見知らぬ人と・・

先日、兄ガメの薬をもらいに、前に書いた、
遊具のいっぱいあるI小児科に、アイを連れて行った。
(兄ガメ本人は行かなくてもいいので、ラク)

そこで、たまたまアイより一回り体格のいい、
でも、たぶんアイより年下であろう女の子と
お母さんが次の順番で、アイとその女の子が
一緒にプレイルームで遊んでいた。

よくある会話から始まった。

「同じくらいかしら?もう2歳になりました?」
と聞かれた。(その子はもうすぐ2歳ということだった)
ちょっと前なら、「ええ2歳です。」で
済ませていたと思うが、何しろ3歳になってしまったので、
一瞬ためらったけど、
「あ、3歳になったばかりです。ダウン症でちょっと
 小さいですけどね。」と答えた。



これからお付き合いをしようという人ならともかく、
見ず知らずの、たぶんこれからも会うことのない人に、
いちいち説明しても、相手が戸惑うだけで、
正直に言うのも考えものなのだが、
(「ダウン症と突然言われてもよく知らない人もいるだろうし)
その人は、一瞬驚いたようだったけど、
「あー、でも、しっかりしてますよね。
 実は、うち、上の子が自閉症で・・・」
と話し始めた。

そのI小児科は、たまたま、院長先生のほかに、
自閉症などの発達障がいの専門の、有名な先生がいて、
アイの通園施設でも、その先生の勉強会が開かれたりする。
たぶん、その人は、アイがその先生にかかっていて
来たと思ったのだろう。

その日は、アイはついてきただけだったし、
その人も、自閉症の子ではなく、妹の熱のために
来ていただけだったわけで、
普通なら出合うはずも、接点もない人だったのに、
そんなふうに、話がはじまって、
お薬ももらって、外に出ても、
子どもたちは外の遊具でしばらく遊んでいて、
その人としばらく話をした。

「大変でしょう?」と聞かれて、
「うーん、今は、もうそんなでもないですよ。
 心臓の手術の頃とかは大変でしたけど。」
と答えた。
「まあ、心臓の手術もしたんですか。
 そんなふうには見えませんね。元気ですね。」
そして、その人は言葉を続けた。
「私は、まだダメ。3歳半の健診で言われて
(もうすぐ4歳になる子らしい)、まだ半分
 受け入れられないで揺れているし、
 うまく接することができなくて・・・
 たまにしか接しない夫はもっとだし、
 すごく大変・・・」
などと、その人も、見ず知らずの私に、
いろいろ話してくれた。

私も、通園施設で、自閉症のお友達やお母さんを
少なからず知っているので、いくらかは
その大変さがわかるつもりで、聞いていた。
特に、ダウン症のように、ハッキリと医学的に
障がい、とわかるものは、受け入れざるを得ないけれど、
自閉症の場合、臨床的な診断でしかないし、
見た目はまったく普通だし、
確かに、親としては、なかなか「障がい」として
受け入れ難いというのは、
はたで見ていても、わかる気がするから。

そんな私の受け答えに、いくらかはわかっている人と
思われたのか、
その人もだいぶたまっていたみたいで、
幼稚園に通い始めたことや、
おじいちゃんおばあちゃんのことまで、
一気に話してくれた。

しばらく話をした後、その人ははっと気付いたように、
「あ、いけない、この子熱があったんだった。」
(でも、アイと一緒に元気に走り回っていたので
 そんなにひどくはなさそうだったけど)
ということで、「では、また」と、お別れした。
「あ、病院で『また』なんて言っちゃいけないわね。」
と、その人は笑いながら、
「でも、またお会いできるといいですね。」と言いつつ
女の子を車に乗せて行った。


名前も知らないままで、たぶん、この後も
同じ仙台市とはいえ、地区も違うし、
年齢も障がいも違うから、もう会うことはないだろうけど、
アイのおかげで、そんなちょっとした触れ合いが
生まれることもあるんだなー、と思った。


しかし、アイは、その女の子と遊んでいたから、
というわけでもないだろうが、
一日おきに、暑かったり寒かったりしたせいか、
ここしばらく調子良かったのに、
昨日からまた鼻水ドロドロ娘に・・・
この人、鼻がキレイな時の方が少ないような・・・
顔ふき、ただでさえいやがるのに、
鼻が出ると、ますます格闘の日々に・・・ハア〜
ま、熱が出ないだけありがたいですけどね。


momo2003613 at 05:42│Comments(16)TrackBack(0)ダウン症・しょうがい 

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この記事へのコメント

1. Posted by けいこママ   2006年06月21日 09:09
アイちゃんのお熱ひどくならないといいですね。うちも今朝からなんだかハナタレです(-_-;)うちの子もそうですが見た目にわからない障がいって実はカメさんも仰るように受け入れがたいのでしょうね。周りにもそういう方いらっしゃいます。でもそんな中でふとした偶然からにしてもカメさんとお話しできたこと。その方の中ではすごく嬉しい出会いだったと思います。とにかくお話しすることが少ないでしょうから・・。また会うことがない偶然の出会いでもこんな風に大切にしていきたいですよね。私もカメさんにあいた〜い
2. Posted by may   2006年06月21日 09:58
私もカメさんにあいた〜い でへ(^^ゞ
周りからみていると 悩んでいないような方でも 本当はみんな悩みを抱えているのですよね。特に小さいうち・・・そして目に見えないような障がいの場合は もっともっと大きな悩みでしょうね。
私の周りの方たちも 最初はそんな感じです。
でも 親が受け入れて 周りにも分かってくれる人がいる事を知り、こうやって初めて会った人とも話しが出来るようになって だんだん色んな事を前向きに考えられるようになるのかも知れませんね。きっとカメちゃんにも 『聞いてあげますよオーラ』が出ていたのでは?こういう人とは、またきっと会えるよ。
アイちゃんが小さい事は 恥ずかしい事でもなんでもないから 堂々と3歳って言っちゃって下さいな♪色んな子がいて当然の世の中、その子がどんな愛情を注がれてるかの方が 大事なんだからね。自信を持ってね(^_-)-☆
3. Posted by ファンタジア   2006年06月21日 10:21
私も今リアルで仲良くさせて頂いてるお友達のお子さん(1年生)が自閉症君です。彼女も私なんか全然お陰さまで楽させてもらっています…ってゆーくらい、大変な人生を歩んでいらしてる方なのです。こっちがダウン症、あっちは自閉症、上の子は三年生でクラスが一緒(うちの桜姫とです)、私がアルバイトの新聞月から金曜で彼女は同じ地区を土日に配達してくれます。
でも彼女は偉いなぁって思うのは一度も愚痴っぽいことを言わないんだよ。自閉症の僕はとっても落ち着きがなく、我家でもいたずらしまくりなのですが、絶対声を荒げて怒ることもなくいつも抱っこして安心させています。
何かとすぐ大きな声で「こら〜!」とやっちゃう私は彼女の前ではいつも恥ずかしいなって反省ばかりです。
4. Posted by ファンタジア   2006年06月21日 10:22
続き・・・
カメさんが話しかけられたそのお母さんはカメさんの雰囲気に安心してついついいろんなことを話されたんですね。堂々とダウン症宣言し、そして彼女のお話を聞いて差し上げてくださって、ありがとうって言いたいです。
5. Posted by tiisai-ningyo   2006年06月21日 13:50
うん・・・皆さんがおっしゃるとおりです。
カメさんが いい人だから〜。

アイちゃん、体調はいかがかな?
顔拭きのときは 逃げ足早いのかな?

私もカメさんに・・・

お会いできたとしたら
相談したいことが あるんですよ・・・。


6. Posted by カメ    2006年06月21日 15:06
☆けいこママさま
やっぱり体調を崩しやすい気候なんでしょうかね。暑くて汗をかいたり、すーっと冷えたりするからね・・・お互い、ひどくならないといいですね。(って、昨日も今日も通園に連れて行って、鬼ハハかしら・・?)
たぶん、その方はまだ診断されてからの日も浅く、あまりまわりに話ができる人がいなかったのかもしれませんね。外からわからないと、よけい理解されにくくて苦しいことも多いでしょうね。私もまだまだ十分理解はできていませんが・・・
私もけいこママに、ぜひ会いたいわ〜!(そしてお料理修行したいです〜)
7. Posted by カメ    2006年06月21日 15:20
☆mayさま
うふもちろん、mayちゃんにも会いたいわ〜。っていうか、いつか絶対に会いに行くからね!(仙台ー東京は結構近いから・・・けいこママの長崎までは、大旅行を計画しないといけないけどネ)
「聞いてあげますオーラ」出てたのかな〜。嬉しいな。いつも、mayちゃんがいろんな人と出会って、心の通う会話をしているのを読んで、きっと、mayちゃんは「話しかけやすいオーラ」が出てるんだなー、私もそうなりたいなー、って思ってたから。
年齢もね、最近は、たいていホントのこと言ってる。「ダウン症」という言葉自体はよく知らない人もいるから、その説明は、時と場合にもよるのだろうけど、たいていは、言った方が、相手がより親しさを見せてかわいがってくれることが多いね。mayちゃんに背中を押される感じで、自分自身が、どんどんふっきれていくのを感じるこの頃です。ありがとう!
8. Posted by ウッキィ〜母   2006年06月21日 15:29
私もカメちゃんに会いた〜い
きっと話を聞いてくれる雰囲気が相手に伝わったのでしょうね。

昨日、私もMayuの療育施設で、お名前知らないママ(何度か会ってるんだけど)と話をしながら帰りました。
久々だったのでMayuのこと「髪が伸びて、お姉ちゃんになったね」と言ってくれて。
市バスなどの情報交換も出来てヨカッタわ。
ちょっとした会話が心なごむのですよね〜。

ところで仙台は1日おきに寒かったのですね。
アイちゃんのお鼻は大丈夫ですか?
お鼻ズルズルでも歩くのが楽しいから元気イッパイなんだろうネ。母カメちゃんは大変!疲れないようにして下さいネ。
9. Posted by カメ   2006年06月21日 15:29
☆ファンタジアさま
やっぱりファンタジアちゃんの回りにもそういうお友だちがいるのね。ほんと、こちらが感心し反省させられるような、とても根気強くやさしく子どもに接しているお母さん、いますよね。苦しんだこともあるでしょうけど、それを乗り越えた母たちは皆、強く明るくやさしくて、素晴らしいママたちと知り合えるのも、この子たちのおかげと言えるかもしれないね。お互いに励まし合い、学び合い、支え合えるような仲間になれるといいですよね。私はまだまだ、友人が苦しんでいても、「聞く」ことしかできず、ファンタジアちゃんのように、実際の行動で関わり支えていくことはなかなかできないで、もどかしい思いをしていることが多いんですけどね・・・
10. Posted by カメ    2006年06月21日 15:32
☆ファンタジアちゃん(続き)
(まとめて返事しようとしたけど、私も字数オーバーになっちゃったので・・)
ファンタジアちゃんにありがとう、って言われるのはくすぐったいけど、ファンタジアちゃんが、それだけその人の気持ちに寄り添っているから、そういう言葉が出てくるんですよね。こちらこそ、ありがとう!
11. Posted by カメ    2006年06月21日 15:40
☆tiisai-ningyoさま
いやいや、私は「いい人」なんかではなく、口先ばかりの人間なので、そう言われると身の縮む思いです。(お腹まわりだけ縮んでほしい・・・)
前に上司というか同僚に、「あなたは吸い取り紙のような人だ」と言われて、なんか失礼なヤツと思ったことがあります。割と聞き役になることは多いのは事実ですけど・・・

tiisai-ningyoさん、カメ相談所、随時受付中でございます。いつでもどうぞ!
でも、tiisai-ningyoさんにアドバイスをもらうことはあっても、私の方が相談に乗れることなど、あまりない気がするわ・・・
12. Posted by カメ    2006年06月21日 15:53
☆ウッキィ〜母さま
ウッキィ〜ちゃんこそ、ほんと、何でもお話したくなる人ですよね。わたし、ぜひぜひウッキィ〜相談所にお伺いしたいです。(って、今も結構くだらないこと随分聞いてもらっていますよね・・・すみません)大阪にもいつか行きますから、覚悟しててね〜

たぶん病院とか療育の場で会う人って、普通に出合うよりも、お互いに心を開きやすいところあるのかもしれませんね。ほんと、ちょっとした会話でも、心が明るくなれることってありますよね。でも、そうやって、さらっと会話ができるようになってきたのも、自分の心に余裕ができてきた、ということもあるのでしょうね。ウッキィ〜ちゃんも、1年前とはもう全然違うよね。

アイの鼻水はちょっとつらそう・・涙もポロポロ出るので、ひどい顔してます。早く治るといいなー・・・
13. Posted by チイちゃん   2006年06月21日 16:33
これからもいっぱいそういう出会いがあると思います。身近に同じように辛い思いとか悲しみを感じてる人に会うとひとりじゃない!って思いますね。でも、ふつーはないよね。
障害を持っているからこそ、出会いがある。これはすごいことだと私は勝手に思ってます(笑)鼻は弱いですね。うちもこの日曜から40度近い熱でうなされてて、もうずいぶん良くなったけど、鼻水はスゴイです!
14. Posted by カメ   2006年06月22日 05:50
☆チイちゃんさま
ほんと、そうですよね。障がいのある子を産んだおかげで、普通ではありえない、いろんな出会いがいっぱいありますよえね。こういうブログでの出会いも、その一つですね。そういう意味でも、娘には感謝したいことの方が多いですね。
鼻は・・・低くて上を向いているからバイ菌も入りやすいのかしら・・・なんて、ほんと、うちは、しょっちゅう鼻水ドロドロ、おまけに目ヤニもひどくなります。40度のお熱は心配でしたね。どうぞ、お大事に!
15. Posted by さっちゃんパパ   2006年06月22日 23:08
いいことですねえ。
「ダウンちゃんです。」と、気軽に言えるようになると、このような出会いが増えますよう。そう言えた事で、自分自身の心がオープンになっているんだと思うんです。だから、相手も話しやすいのではないかと思います。
こうやって、色んな人と話してみると、障害者は決して少数派ではない事に気づきます。障害者だけでなく、その家族や親戚、友人知人まで含めると、一大勢力になるのではないかと思うんですよ。その力を何とかまとめて、障害のある子供達の住みやすい社会が作れたらと思います。
そのためにも、ダウンちゃんの親達は、もっとオープンに、そしてもっと力強く前に出て欲しいなと、いつも思っています。
16. Posted by カメ    2006年06月23日 15:20
☆さっちゃんパパさま
なるほどー。自分では気付かなかったけれど、そういうふうに言えるということは、自分の心がオープンになっているということで、だから、今までよりも出会いが増えてきたような気がするんですね。そう思うと、ほんと、もっともっと私達がオープンになり、外に出て行くということは、いろんな人とつながり、大きな力になる第一歩なんでしょうね。なんか、ほんの小さなできごとだったけど、皆さんのコメントで、かえって私も気付きがあり、力づけられました。ありがとうございます。
確かに、アイが生まれてみて、気付くようになったけど、まわりには、案外障がいや病気をかかえた子・人がいるものですよね。これから、どんどんつながっていけたらいいな。

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