August 18, 2009

Dear marie claire,

 数ヶ月前、驚きのニュースが飛び込んできました。私が2003年の新創刊以来、
毎号お手伝いさせていただいた「marie claire」が休刊になるというのです。初
めて、モード誌で映画の記事を担当させていただいたのが「marie claire」。映
画界の大物が来日した際のインタビューをはじめ、ジャンケットのため、L.A.、
N.Y.、香港など海外へと派遣してくれたのもこの雑誌でした。
 「他の分野にも挑戦してみない?」と、誘ってくれたのも、未熟な私を信頼し
て、いろいろなチャンスをくださったこの雑誌のベテラン編集者。ベテランジャ
ーナリストに依頼すれば、もっと彼女にとって仕事はもっと簡単だったはずなの
に、忙しい合間を縫い、時間をかけ、私を育ててくれました。
 そんな彼女が編集部から出る時も、「後任に頼んであるからね」と引継ぎをし
てくれ、後任の編集者たちからも依頼が途切れることはありませんでした。その
後は、環境取材のため、ツバルへ行ったり、AIDS撲滅運動を積極的に展開するコ
スメ企業M・A・Cのスポークスパーソンであるファーギーのインタビューをしに
N.Y.へ赴いたり。社会的な原稿を執筆するチャンスも多くいただきました。
 私にとって「marie claire」との仕事は、仕事という粋を超えて、何かもっと
存在の大きなものでした。的確な視点を持つ信頼できる編集者たち、揺らぐこと
の無い信念をもった編集ポリシーがバランスよく共存していて、仕事の内容はい
つもdemandingでchallanging。常に背筋を伸ばして挑んでいました。もちろん、
すべての仕事にそういった要素はあるものですが、「marie claire」は特別だっ
たのです。
 そんな特別な存在でしたから、休刊のニュースは、自分が考えている以上にシ
ョックでした。これまでも、お手伝いしていたいくつかの雑誌が休刊になったこ
とはありましたが、今回は日ごとに、寂しさは増すばかり。現在発売中の9月号
Last Issueでは、映画コラムを担当させていただいたのですが、ちょうど原稿執
筆中のことだったので、「これで最後なのか」とかなり動揺したほどでした。
 そして、校了後には編集部が感謝の会を開催。お世話になったエディターひと
りひとりと話をしましたが、瑞々しい感覚を持ち続け、常に問題意識を持ち、多
くのものに関心を寄せ、関心事を企画化し記事にしていく実行力を備えた人たち
だなあとつくづく。見事なハーモニーを奏でていた彼らが、バラバラになってし
まうのは本当に残念なことだなあと、帰り際にはちょっと涙ぐんでしまったほど
でした。
 エディターのひとりは、「親の離婚に子供は口を出せないから」と寂しそうに
ぽつり。「marie claire」が“日本版”である以上、マリ・クレールブランドを
司る本国の企業と、日本での出版社の決定や契約には逆らえないというやるせな
い現実。ここ数号は、売り上げも盛り返していたというのに、ほんとに皮肉です。
 さらに心配なのが、その精神がきちんと受け継がれていくのかどうかというこ
と。もともと日本版の「marie claire」が持っていた社会派視線をより発展させ、
積極的にキャンペーンを展開したのこそ、アシェット版「marie claire」。情報
発信していくだけでなく、自らアクションを起こしていくという姿勢に共感し、
即発されていただけに、それが途切れてしまうとしたらそれは残念。どの出版社
が「marie claire」の名を受け継ぐにしても、その精神はいき続けてほしいもの
です。その精神が形成されていくのを側で体験させていただいていた私としては、
アシェットのエディターたちの汗や涙を思うと、それがそのままどこかに頂戴さ
れてしまうのも悔しい限り。いずれにしろ、この雑誌は近いうちにまたもや新創
刊されるはず。どんな新生「marie claire」が登場するのか、とくと拝見させて
もらうことにいたします。




marie claire (マリ・クレール) 2009年 09月号 [雑誌]
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marie claire (マリ・クレール) 2009年 07月号 [雑誌]
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marie claire (マリ・クレール) 2009年 08月号 [雑誌]
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marie claire (マリ・クレール) 2009年 06月号 [雑誌]
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marie claire (マリ・クレール) 2009年 05月号 [雑誌]
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marie claire (マリ・クレール) 2009年 04月号 [雑誌]
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marie claire (マリ・クレール) 2008年 12月号 [雑誌]
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marie claire (マリ・クレール) 2008年 10月号 [雑誌]
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marie claire (マリ・クレール) 2009年 03月号 [雑誌]
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momo20041 at 15:06|PermalinkTrackBack(0)今日の習慣 

August 17, 2009

Save the Children JAPAN

 以前コラムを書いたことをきっかけに、お付き合いさせていただいている子どもたちのための民間の国際援助団体(NGO)Save the Children JAPANが、「母乳で、赤ちゃんを、守る」というプロジェクトを行っているので、そのご紹介。



 以前執筆したのは、Save the Children JAPANとブルガリのコラボ商品について。ご興味があればこちらへ。


momo20041 at 09:38|PermalinkTrackBack(0)CHARITY 

August 12, 2009

6、核への想像力への欠如

 米国のバラク・オバマ大統領がプラハで行ったスピーチを受けて、今年の「原爆の日」は例年に比べ、世界から高い関心を寄せられました。オバマ大統領が、広島や長崎を訪れなかったのはとても残念。来年こそ、ぜひとも大きな一歩を踏み出して欲しいものです。
 この時期、やはり考えてしまうのは、核の恐怖。今だに、世界各地でいがみ合いは発生していますが、核兵器が使われることはありません。持っているのに、使わない国ばかり。存在はするけれど、使用はされない。それは核抑止力なせる業です。核の抑止力というのは、想像力が生み出すもの。気に入らない国をガンガンに攻撃する大国があるけれど、“その国”が核兵器を持っているのに使わないのは、その恐るべき影響を想像しているからなのです。恐るべき影響とは、人類滅亡、地球滅亡といった、勝者のない未来。それを知りながら、核にしがみつくのは、「こっちは持っているんだぞ」という、脅しなのですね。人間の持つ想像力を利用するなら、もう一歩先にすすんで、廃絶というところにまで辿り着いて欲しいもの。やっぱり、核保有国が存在する以上、世界は核への想像力が欠如しているといわざるをえません。

 以前観て唖然としたのが、映画『昭和歌謡大全集』。ファンタジーと呼ぶには、あまりにもブラックなユーモアが効きすぎている村上龍の原作を基に、エスカレートする凶暴性とそれが生み出す、罪の意識を伴わない犯罪の成れの果てが描き出されています。カラオケ好きなおばさん軍団とフリーター少年たちとの攻防に端を発した核の脅威。なんだか、実際に核を持つ国の指導者たちが、想像力を失い、感情に走った時の恐ろしさをも感じさせます。核戦争に勝利者なし。ご存知ですよね、核保有国家元首の皆様方。

 核の恐怖。これは体験した人間以外には、核保有国の皆様にめいっぱい想像力を働かせてその脅威を空想してもらうしか手立てはありません。その“想像力”を広めることのできるのは唯一の被爆国、日本。重大な役割を理解し、世界に伝えてゆくこと。それしないかない。やはり日本の担う役割は大きいのだと思うのです。
 短絡的ではあると思うけれど、平和への関心が高い世界中のアーティストを集めて、ピース・ライヴとかしませんかね。そして、世界に生中継する。海外からの観光客にも、核の爪あとをみてもらい、核の恐怖を理解してもらういいチャンスになるかもしれませんからね。


momo20041 at 12:46|PermalinkTrackBack(0)想像力の欠如 “なぜ人は、歩きながら平気でカサを振り回すの?”  

January 11, 2009

2009年新春 かわいい! だから触ってみてくださいね。

momo20041 at 21:08|PermalinkTrackBack(0)

July 02, 2008

エコクイズ

サントリーの企業PRではありますが、なかなか面白いのでご紹介。



momo20041 at 12:09|PermalinkTrackBack(0)ECO