桃の楽園

お気に入りのBL(ボーイズラブ)本の感想です。 大好きなBLの世界は桃にとってまさに楽園。 BL大好きな方!大歓迎です。 BLが分からない方、苦手な方は引き返されることをお薦めします。

読んでます📚



転生ファンタジーが好きという理由だけで購入しましたが、予想外に(いい意味で)ハードな展開でキッチリした世界観のお話でした。
伝承は本当はどうだったのか、意図的に歪められたとしたらその意図は?
過去の出来事が時の権力によって都合よく歪められたままそれが真実となってしまった現代によみがえった魔王と禁じられても惹かれていく勇者の末裔の辿る苦難の道。
読み応えありました。







音喜多の愛の重いのはもう今更だけど(笑)、久嶋もちゃんと受け入れているとこが二人の関係の長さも無駄ではなかったと思えて、よかったです。
久嶋は頼りなさそうに見えて本当に天才で観察力と推理力と人を見抜く目が鋭い。
過去に付けられた心と身体の悲惨な傷痕が癒えることはないのだろうけど、音喜多は間違いなくその重く深すぎる愛で埋めていると思います。
某百階段、お友達と数年前に行ったことがあるのでお話に出てきて懐かしかった






子爵の悪役令息に転生したのは雄タヌキのジロー
しかも侯爵と結婚することになっていて、その侯爵からめちゃめちゃ嫌われている…
もうこの設定だけで抱腹絶倒です。
最後まで痛快で楽しいお話なので広く皆さんにおススメしたいです

さいきん読んだ三冊。
谷崎泉先生のアディショナルデザイアは『スクランブルメソッド』シリーズの第4弾です。
久嶋の重くて悲惨な過去も是非読んで欲しいなと思います。

久々ですが読んでます


始めて読んだ作家さんのお話。
とても優しい優しいお話です。
遠距離なんか障害にならない。二人が選んだ未来への道は…




氷竜王と炎の退魔師(3) (キャラ文庫)
笠井あゆみ
徳間書店(Chara)
2024-10-11

慈雨が、慈雨がーーーー!
はい、表紙イラストの金髪褐色の肌の美青年はあの可愛かった慈雨です。
既に帝王の風格
まあ受けのルカも相当怖い人なんですけど



大好きなシリーズもの。
友春が自信がないくせになかなか頑固な子だからぐるぐるするよね
でも愛とは相手を信じることと乗り越えた二人。
そしてラストはついに念願の新居にお引越し

儘ならない彼 美しい彼4 (キャラ文庫)
葛西リカコ
徳間書店(Chara)
2024-11-08




清居がずっと望んでいたのは会話が成り立つ普通の恋人関係。
でもいざ平良がそうなってみたら…なんか違う…
そう、清居が愛したのはネガティブ帝国帝王の暴君平良(清居は認めたくなかったみたいだけど)の圧倒的で暴力的な才能なのです。

きもうざ平良でこそ平良!
常識が通じる平良なんてこちらも『なんか違う〜』と違和感しかありませんよ。
今回、清居がものすごく頑張りました。
平良、深く深く命懸けで愛されてるよね
そして平良にとって清居はたったひとりの神。
神に差し出すのは理解不能な信仰にも似た崇拝と絶対的な愛。

そんな混ぜるな危険な二人の成長の軌跡、ぐいぐい引き込まれて一気に読みました。これは読むべし

王を統べる運命の子 3月22日、花束を捧げよ







連載小説を読破しようというか、長編を読みたい熱が出てきて上のシリーズ2作品を読みました。
どちらもとても面白くて時間が経つのも忘れて読みふけりました。
読み終わるのが惜しかったくらいで、残りのページ数が少なくなっていくのが名残惜しい2作品でした。

『王を統べる運命の子』
主人公のリオが自分の生い立ちを知って、自分は生きていてはいけないどう死ぬかとばかり考えていたのが、周りの人たちの優しさと厳しさに触れてどう死ぬかではなくどう生きるかと成長していく様子が丁寧に描かれていて成長物語としても感動しました。
リオの強さと賢さを見習いたいです。
そして誰よりも強くて賢い王がリオのことになると国も国民も国政も部下も全てを投げ出してどうでもよくなるという情けないとこが、おいおい!と思いながらもツボでした(そうなってしまうのには訳があったんですけどね)

『3月22日、花束を捧げよ』
着地点が見えないお話で、どうなるのかはらはらしました。
タイムリープものですが、バタフライ効果が巧妙に仕込まれています。
その緻密なストーリー構成からの最後のネタバレには呆然としました。

人間はどんな人も表から見える顔だけではなく人には見せたくない複雑な事情を抱えていて、幸せそうで満たされている人が実は真逆だということもあるわけで、美談が独り歩きしているということもあるわけで、何度タイムリープしてもそこが解けないことにはバタフライ効果でどんどん拗れていくばかり。

読み終わるとまた最初から今度はそこを知った上で読み返したくなります。

2作品ともネタバレなしでおススメ!

読んだけど感想アップしそこなった4冊


宮緒葵/著

錬金術師の最愛の悪魔 (キャラ文庫)
麻々原絵里依
徳間書店(Chara)
2024-07-12

自ら作り出したホムンクルスに食われるという自業自得(身も蓋もない)






まあこの環境で運命の番と言われてもそりゃあねえ
結局、絆されるんだけど



これはネタバレ厳禁なのです。
一言で言うと深い執着から逃げられれないのが宮緒葵先生の書かれる受け君の運命なのです

夜光花/著

大好きなシリーズ。
それにしてもリドリーは選択しなきゃいけないことが多すぎますね。それもこれも有能すぎるゆえなんですが。まあリドリーは情に流されるタイプではないし、いつまでも現状に甘んじているつもりもないので、いざとなればサクッと計算して得な方に流れるでしょう。
ただ思い詰めたシュルツの動きは予測不可能だと思います。
人間、思い詰めて悩んで追い詰められて切れたら頭が煮えて何するか…いつ爆発するか予想不可な爆弾と同じ。
私としてはリドリー婚約者候補の二人の王女のどちらも引かないバチバチがめちゃ面白かったです。

色悪作家と校正者の結婚 おれが殺す愛しい半魔へ

最近読んだ本を2冊。






おれが殺す愛しい半魔へ (キャラ文庫)
かわい恋
徳間書店
2024-06-27

続きを読む

オーセンティックプルーフ 華龍と月龍の皇子

オーセンティックプルーフ (一般書籍)
谷崎 泉
幻冬舎コミックス
2022-03-16


華龍と月龍の皇子 (キャラ文庫)
笠井あゆみ
徳間書店(Chara)
2024-05-10



続きを読む

事件現場はロマンスに満ちている(2)


神香うらら (著), 柳ゆと (著) 

2冊目なんですね。
ここから読み始めても問題ありませんでしたが、ハリネズミみたいに自分の殻に籠っている受け君を快活で懐の広い攻めの刑事がどうやって口説き落としたのか読んでみたいなと思いました。


続きを読む

推しが現実にやってきた


栗城偲 (著), 麻々原絵里依 (著) 

異次元転生もの…異世界に主人公が転生するのではなく現実世界に転生してきたのは攻めのゲームキャラ最強の吸血鬼の方

しかも転生してきて持っていた能力はほぼ使えなくなったけど太陽とニンニクは平気になった(笑)

続きを読む

異世界チートで転移して、訳あり獣人と森暮らし


小中大豆 (著), Ciel (その他) 

面白かったです。

異世界に悪魔召喚された陽色の特殊能力は『すごく ずるい のうりょく』で『めっちゃ うらぎる のうりょく』。

呼び出した王様は激昂して陽色を城から追い出したのですが、実は陽色のこの能力は「超チート』能力だったのです

続きを読む

氷竜王と炎の退魔師(2)

氷竜王と炎の退魔師(2) (キャラ文庫)
笠井あゆみ
徳間書店(Chara)
2024-03-08

犬飼のの (著), 笠井あゆみ (イラスト)


暴君竜のスピンオフです。
可畏と潤の双子の息子たちの兄の方の慈雨のお話です。

(1)の感想はです。

続きを読む

無能な皇子と呼ばれてますが中身は敵国の宰相です(3)


夜光花 (著), サマミヤアカザ (著)  



(1)の感想はです。



いやー、面白いです。
爽快でスカッとします。
読んでいて本当に楽しい
ロールプレイングのように進んでいくストーリー。
勇者の皇子とその仲間たち。
皇子の魅力に巻き込まれるようにどんどん味方が増えていく快進撃が小気味いいです。


続きを読む

末っ子、就活駆け抜けました 毎日晴天!20


菅野彰 (著), 二宮悦巳 (イラスト)


帯刀家の末っ子、真弓の就活。
駆け抜けましたねー
でもしんどかった
優しさゆえ、色々と間違えたりしたし悩んだりしたし。
本当は一番相談したい兄たちをきっと傷つけてしまうから言えずに苦しんだ真弓。
周りもしんどかったよね。
でもじっと真弓が話してくれるのを待って寄り添っていた。

その温かさと優しさが怖かった真弓。
でもやっぱり最後には時にやっと向き合う勇気を持つことが出来て、それで真弓の中で就活の着地点が見えたんだと思います。
続きを読む

やり直しの世界で騎士団長と恋を知る


chi‐co (著), 睦月ムンク (イラスト)


異世界転生パラレルワールドものです。
あの時、選択を間違わずにいたら…!
そんな後悔をリセットしてやり直しの機会を与えられたとしたら…

転生ものBLでも多いのですが、私の大好きなジャンルです。
どこを間違えなければ未来の悲劇は防げるのか。
それが大きなお話のキーポイントになります。

異世界でも同じような悲劇に転んで行ってしまう流れに主人公はどう立ち向かうのか。
答えはすぐ足元に転がっていたりするんですよね。
そこに気が付きさえすれば…
続きを読む

パラスティック・ソウル unbearable sorrow


木原音瀬 (著), カズアキ (イラスト) 


大好き過ぎて大事に大事に読んで、読み終わるのが惜しくて何度も前に戻ってその残酷さに酔いしれたコノハラワールド全開のお話。

誰もかれも自分のことしか考えてなくて、相手の身にはなれてなくて、でもそれがどんなに大事だったか、青い鳥だったか気が付くのはいつも手遅れになってから。

このシリーズの世界観やストーリーはこちらの過去レビューから。

パラスティック・ソウル(1)(2)



このお話のパトリックの過去のお話は過去レビュー(4)から。
パラスティック・ソウル(4) endress destiny 



続きを読む

WISH DEADLOCK番外編4

WISH DEADLOCK番外編4 (キャラ文庫)
高階佑
徳間書店(Chara)
2023-12-22

英田サキ(著)  高階佑(イラスト)

大好きなDEADLOCKシリーズ番外編集四作目です。

知っているお話もありの、初めて読むお話もあり。
通しで読むとまた味わい深いものがあります。

番外編19作、コミック3作、書き下ろし1作。
どのお話もそれぞれのカップルの在り方が面白かったです。

続きを読む

虹色の石と赤腕の騎士 花降る王子の婚礼3


尾上与一 (著), yoco (著) 

お正月で家にいるので読書が捗る。

さて、花降る王子の婚礼シリーズも『3』となりました。
今回もものすごく面白くてハラハラドキドキ。
ロールプレイングゲームのように次々に出てくるトラップや障害にもうまるっと全ページ息を継ぐ暇もなく読みました。

リディルが今回も本当に頑張りました。
愛ですねえ。

本当に面白いのでお正月休み中に何を読もうか迷っている方にシリーズ全部まとめておススメです。
このお話から読み始めても冒頭に今までの経緯が書かれているので無問題
続きを読む

氷竜王と炎の退魔師

氷竜王と炎の退魔師 (キャラ文庫)
笠井あゆみ
徳間書店(Chara)
2023-10-13

犬飼のの (著), 笠井あゆみ (著)  

『暴君竜』シリーズスピンオフ。
主人公は可畏と潤の双子の息子たちの慈雨のお話になります。

あー、面白かった!!

竜人なのに恐竜の影を持たず変容もできない慈雨。
それを補うくらいの才能と能力を持っているハイブリット型で水棲竜人に近い慈雨にとって、父親の可畏を畏れて自分にへつらう周りが鬱陶しいのはもちろん、それ以上の大問題が…
それは弟の倖に兄弟の関係を超えた想いを抱いていること。

問題を起こしてみんなを不幸にする前にどうにかしないと…
それには物理的に倖から離れるしかない

そう決心した慈雨が選んだ道は…父親の支配下にある竜泉学院ではなく静岡にある一般の全寮制男子高校に進学する
続きを読む

狐の巣ごもり -眷愛隷属-


英語版  夜光花 (著), 笠井あゆみ (イラスト)

眷愛隷属シリーズ8冊目となります。

今回は有生の出自の秘密が明かされたり、色々と新展開も見えましたね。

そして狐の愛は更に深く重くなる…。
慶次より周りが大変そう(笑)

続きを読む

逢魔が時の花屋で会いましょう

逢魔が時の花屋で会いましょう (キャラ文庫)
コウキ。
徳間書店(Chara)
2023-08-11

海野幸 (著), コウキ。 (イラスト) 

子どもの頃から人には見えないものが見えるせいで虚言癖があると決め付けられ言葉を飲み込む癖がついてしまった主人公の光春。

すっかり自己肯定力の低い性格になってしまいます。

そりゃそうですよね。

知合いにもそういう人がいて、やっぱり人から変に思われるので何が視えても口にしないそうです。

そんな光春ですから人から言われることも信じられない。
裏の裏の裏まで疑ってしまってそのうちに言葉を返すタイミングさえ逃してしまう。

続きを読む

或るシカリオの愛

或るシカリオの愛 (キャラ文庫)
砂原糖子
徳間書店
2023-10-27

砂原糖子 (著), 稲荷家房之介 (イラスト)

シカリオとはスペイン語で殺し屋のことですね。

あとがきによるとこのお話の舞台は架空の国。
砂原先生はメキシコ辺りを設定されたんでしょうか。
私は地中海を想像しました。

カラッとした空気と陽気な人々、そして裏を仕切る残忍な組織。
それを全て包み込んだ熱気と生命力。

映画を観ているようなお話でした。

続きを読む
桃の楽園内で検索
タグ絞り込み検索
Recent Comments
カテゴリ別アーカイブ
アマゾンのお勧め
セブンネット
livedoor プロフィール

好きな作家さんは谷崎泉さん、英田サキさん、榎田尤利さん、一穂ミチさん、凪良ゆうさんなど。
『雪よ林檎の香のごとく/一穂ミチ著』の志緒ちゃんを溺愛中。
当サイトに関係のないコメントは当方の判断により削除します。
スパム防止のため、コメントは承認後に表示とさせて頂いています。

◆カフェレント国立◆

↑腐女子、腐男子のためのお店カフェレントはこちらから
Archives
QRコード
QRコード
読者登録
LINE読者登録QRコード
アマゾン