桃の楽園

お気に入りのBL(ボーイズラブ)本の感想です。 大好きなBLの世界は桃にとってまさに楽園。 BL大好きな方!大歓迎です。 BLが分からない方、苦手な方は引き返されることをお薦めします。

純潔オメガの誘淫(ハニートラップ)


高月紅葉  (著), 篁ふみ (イラスト) 


美しいオメガ受が仕掛けるハニートラップ。
仕掛けられたアルファ攻めは罠に気が付いているのかいないのか。

受君の矜持が非常に高くて、あくまでも主導権を持とうとする毅然とした姿がかっこよかったです(頭も切れるし)。

最後までどちらがどちらに堕ちるのかハラハラしました。
より惚れた方が負けということですかね。

ストイックなのにえろい。
高月紅葉さんがオメガバースを書くとこうなるんだなと、とても面白かったです。
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蜜月ライブラリー


夏乃穂足 (著), 六芦 かえで (イラスト)

本を活字を愛する人に是非とも読んで欲しい一冊です。
作中に出てくる言葉が刺さります。

そうそう、私も学生の頃は物語の世界に取り込まれそうな勢いで本の世界に溺れていました。
友達の家に行くと本棚の前から動かないので私を送り出す母の言葉はいつも「ちゃんと遊んでくるのよ」でした(意味不明

主人公が本の精たちと飛び込む本の世界。
いいな〜、楽しそう!は最初の方で後半に進むにつれお話は混沌としてきます。

ものすごく練られた秀逸なお話で、最後まで「え!ええっ!」の連続でその衝撃で顎が外れそうでした。

すごい作家さんに出会いました

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虹色の翼王は黒い孔雀に花嫁衣装をまとわせる


中原 一也  (著), 奈良 千春 (イラスト)

近未来もの、人外ファンタジーです。

お話は孔雀と人間のDNAを掛け合わせて作られた鳥人間の世界。

冠羽とか上尾筒とか、鳥に詳しい人ならピンとくる部位の名称が色々と出てきますが、鳥を飼ったことはあってもそこまで詳しくない私はぐぐって鳥の身体の各部位の名称を確認しました。

それにしても鳥人間の階級世界とは面白い世界観でした。
そして最後まで息をつかせない展開。
最後の土壇場であの展開!
度肝を抜かれました

攻めがカッコいいのはもちろんですが、受けの美しさとラストに見せた変容に一気にすべてを持って行かれましたね。

奈良千春さんの美麗で繊細なイラストもお話にぴったりで福眼
ずっと読んでいたいお話でした。
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海辺のリゾートで殺人を


楠田雅紀 (著), 夏河シオリ  (イラスト)


推理サスペンスなので、ネタバレは無しで思ったことをずらりと。

私は推理小説が大好きで昔はコナン・ドイルから始まってアガサ・クリスティーやジョン・ディクスン・カー(カーター・ディクスン)等など、夢中で読みました。

推理小説の醍醐味は作者の巧みなミスリードにあると思っています。
ヒントが目の前にあるのに気が付かない。
ラストに来て、ああっ!と膝を叩く
読み返すと、それはもう巧みにあちこちにヒントが貼られている。
やられた〜
もう、これに尽きますね。

さて、私はこのお話の中盤までに犯人の目星を2人に絞りました。
AとB。
多分、Aだろうと思うのに、寝る前のうとうととした瞬間にBが犯人だと思い始めるのです。

実は犯人はBだったので、私は無意識にその言動の不自然さに気が付いていたんでしょうね。


推理小説のお約束(と、どこかで読んだ)として、作者は嘘のヒントは書いてはいけないけど、本当のヒントを全て出す必要はありません。
主人公の知らないことは作中で語られない。
更に主人公が語りたくないことも作中では語られない。

そして何より一番大事なのは動機です。
ここが分かれば事件は必然的に解明できます。

私はその動機より手段に目先が囚われてしまったので、犯人をAと読み間違えてしまいました。
まあ、あながち全くの間違いではないような気もするけど(←負け惜しみ)

でも、推理小説って自分の推理が外れた方が楽しいんですよね。
カタルシスを感じるからでしょうか。

ということで、このお話、とても面白かったです!

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春を抱いていたALIVE (6)


新田 祐克  (著)


BE・BOY GOLD (ビーボーイゴールド) 2020年 04月号の衝撃のラストから本当の完結と言われるこのコミックでの書下ろしまでの間、私の感情は千々に乱れました。

お話の展開としてどうして香藤君は岩城さんの人生からいなくなる必要性があったのか。

SNSで色んな意見や見方を読むたびに「そうか〜」とか「うんうん、分かる」とか「そうなの?」とか、もう流されまくり。
それくらい、SNSで発信される春抱き最終回に対するファンの方たちの想いは深く熱く共感する部分が多かったです。

そして気が付けば私は肝心の自分の気持ちがどうなのかすっかり迷子になっていました。

そこで一念発起。
一度『春抱き』に関するSNS断ちをして、自分の素の気持ちと向き合ってみました。
(色々と不義理して申し訳ございませんでした

そうしてやっと初心に還って思い出しました。

私は新田祐克先生の紡ぐ世界を読みたいのだと。
そのラストが自分の望む結果でなくても、新田先生の描かれる世界を受け止めたい。
結果、自分が痛い想いをすることもあるだろうけど、でも自分の感情なんてどうでもいい。
新田先生が物語の中に込めた想いを感じたい。

ええ、結果、私は撃沈しましたが、それでいいんです。

それがあったからこそ、このコミックでの描き下ろし「秋詩譜」の素晴らしさが分かったのですから。
「秋詩譜」で本当の香藤君と岩城さんの春抱きの完結。

以下この「秋詩譜」のみの感想となっております(完全に私の素の個人的感想ですと言い切れて嬉しい)。

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最強アルファと発情しない花嫁

最強アルファと発情しない花嫁 (Splush文庫)
中原一也
イースト・プレス
2020-01-30

中原一也  (著), 奈良千春 (イラスト)

中原一也さん、初めてのオメガバースだそうです。

最近、オメガバースのお話が多いですが、作家さんそれぞれに味付けが違うのでとても楽しいです

中原一也さんはSアルファSオメガという最強属性を出してきました。

オメガバースの世界ではその属性が強ければ強いほど周りからは悪目立ちしてしまいます。
更に自分の意志に関係なく利用価値だけが望まれるのはαもΩも同じ。

マウンティング、裏切り、男の嫉妬に巻き込まれたSアルファとSオメガの運命やいかにです。
中盤、読んでいてかなり辛いシーンも出てきますが、最後はほっこりハッピーエンドなので安心のおススメです


そうそう、発行元のSplush文庫は2020年5月刊で休刊になってしまったんですよね。
厳しい状況のようですが、文字好きとしてBL小説はこれからもずっと応援していきます。
各月の新刊チェックは欠かしませんよ
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BUDDY DEADLOCK season2

BUDDY DEADLOCK season2 (キャラ文庫)
高階佑
徳間書店(Chara)
2020-05-01

英田サキ  (著), 高階佑 (イラスト)

大好きなDEADLOCKシリーズでの大好きなユウトのお話で、すっごく楽しみにしてました。

このシリーズは本当にアメリカのポリスドラマを観ているような気がするんですよね。

物語の中に流れる空気も食べ物も、そしてHさえちゃんとアメリカン

英田サキさんの日本が舞台のお話ではちゃんと日本の風が物語の中を吹いているのですから、風を書き分けるなんてすごいなといつも思うのです。

プロの作家さんにすごいなと素人の私が偉そうにいうのもなんですが

ディックとユウトのお互いに対する愛情表現やボディランゲージはとても情熱的でオーバーです。
他人に対しても盛大に惚気るし。


日本だと恋人同士でも『言葉にしなくても察しろ、空気読め』が文化?(笑)


そして新キャラキースはもっと嫌な奴かと思っていましたが、可愛いではないですか。
所謂、日本でいう中二病的な?

これはもうロブあたりにとっては格好の獲物なのではと思いましたよ。
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ふたりのベッド

ふたりのベッド (ディアプラス文庫)
安西 リカ
新書館
2020-04-10

安西 リカ  (著), 草間 さかえ (イラスト)

表題のお話は受けの深水視点です。
誰にでも優しくて温厚で争いごとはしない優等生タイプの人物。
はい、ひっくり返せば物事に執着が薄い博愛タイプなので本人が気が付かないうちに色々と周りを傷つけているんですよね。

優しい残酷さ。

それに振り回される攻めくんが不憫で仕方ありませんでした。

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ヒトの世界の歩きかた

ヒトの世界の歩きかた (モノクローム・ロマンス文庫)
イーライ・イーストン
新書館
2019-10-10

イーライ・イーストン (著), 麻々原 絵里依 (イラスト), 冬斗 亜紀 (翻訳)



『月への吠えかた教えます』の続編となります。
前作の感想は↓になります。

舞台は前作と同じシエラネバダ山脈の他の町とは遠く離れているマッドクリークです。

ローマンがもう可愛いくてですね〜!
でもそれは犬として可愛いのであって、人としては、う〜ん・・・変?!

今回も人間の男に恋した元犬とそんなこと知らずに元犬に恋した男のちょっとユーモラスなお話です。

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眠れる森の王 官能童話シリーズ


犬飼 のの  (著), 笠井 あゆみ (イラスト)

犬飼ののさんの『官能童話シリーズ』第4弾だそうです。
私は草食系腐女子なので『官能』というキラーワードにびびって手を出していませんでしたが、読んでみると官能というより純愛切ない系?

人を信じられなくなった美しい薔薇王を愛し続ける若き王のお話です。

童話もBL作家さんが料理するとこんなに美味しくなるんですね。

最近の私は草食系から絶食系に変異しつつありますが、この味付けは大変美味しく頂きました

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SF作家は担当編集者の夢を見るか? 毎日晴天!17


菅野彰  (著), 二宮悦巳 (イラスト) 

長く続いているシリーズですが、私は途中から読み始めました。
登場人物が多くてとその背景が色々と複雑なので初めて読む方はまず既刊本からをおススメします。

さて、タイトルにSF!
私は翻訳物のSFが大好きでSFばかり読みふけっていた時期があります。

このお話に出てきた『冷たい方程式』。
あああ!
懐かしい。
何度も何度も繰り返し読みました。
この方程式の解は色んな作家さんが出されてましたね。
日本人作家さんも出されていたと思います。
宇宙はその摂理を侵すもの万人に等しく無慈悲で冷たい。

懐かしくて語り合いたいけどなかなか同士に出会えないSFジャンル。
最近はBL本ばかり読んでいますが、またSFを読みたくなりました。
今、読みたいのはジェイムズ・P・ホーガンですが、今でもSF作品書かれているのかな。
めっちゃ読みたいぞ!


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リバース


麻生ミツ晃 (著)

最近、コミックはTLに流れてくる情報の中から面白そうだなと思うものをピックアップして読んでいます。

私が読む本を選ぶときに一番重視するのはストーリー
それとオリジナリティ
どちらかというとシリアス寄りが好み
草食系ゆえ、えろえろしいお話はスルーする傾向あり。

リバースは読者様の評価がものすごく良かったのでゲットしてみましたが、本当にその通りでした。

神!!でした

タイトルの「リバース」は「Re:birth」です。
このタイトルもすっごく深かったです(最初、地雷のリバかと思って警戒したのは内緒)。

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ふわふわ花神様、炎の皇帝に娶られる


鹿嶋アクタ (著), kivvi (イラスト)

これはもう、いい意味で裏切られるお話でした。
出だしから痛快!
めっちゃ楽しかった!!
受け君は表紙イラスト通り見た目は嫋やかで華奢で折れそうな美人さんなんですが神様なので強いのです。
はい、攻めより強いです。
皇帝に娶られるとありますが、皇帝の土下座のプロポーズに応えただけ。
主導権は常に神様にあります。

だってポンコツでも神様だもの(笑)

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晴明のソラ

晴明のソラ (ダリア文庫)
朝丘 戻
フロンティアワークス
2020-03-13

朝丘 戻  (著), yoco (イラスト)


SNS『アニマルパーク』を通して愛を育んできたカップルたちがここで繋がります。
お話が出ている4カップル+1カップル。

それぞれラブラブで尊敬と深い愛情で結ばれていますが、そうなるまでは胸を切り裂かれるような辛い思いをしたり切ない思いをしたり、それぞれのカップルにはその歴史があります。

下に私が今までレビューをアップしたリンクを貼っておきますので、そちらから見てくださいね。

坂道のソラ

氷泥のユキ

月夕のヨル
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おまえでダメならもうダメだ


未散ソノオ  (著)

コミックです。
基本、私は小説が大好きですがコミックも読みます。
好きな漫画作家さんもいます。

初読みの漫画家さんの本に手を出す時は、だいたい書評やお友達からの推薦を決め手にしています。

私がコミックにハマる基準には絵の上手い下手はあまり関係ありません。
・独自の世界観を持っているか
・ストーリーにオリジナリティがあるか
・温かみはあるか

上から目線で偉そうですが、ここをクリアしていれば初めましての作家さんでも絵が好みでなくても手を出します。

このコミックもその一つでした。
最初は絵が好みではないかもと心配したのですが、お話が面白過ぎてそんなこと気にならなくなりました。
というか最後には空気読まない受け君がめちゃ愛しくて可愛く見えてきたから不思議です。

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見初められたはいいけれど

見初められたはいいけれど (キャラ文庫)
ミドリノエバ
徳間書店(Chara)
2020-02-25

水原とほる (著), ミドリノエバ (著) 


『ステイホーム』におススメの胸キュンラブストーリーです。

所謂、シンデレラストーリーになるのでしょうか。
不遇の人生を送ってきた男がある日突然年下の魅力的な御曹司に見染められて強引で熱いアタックを受けているうちについ絆されて気が付けばすっかり相手の手の内に落ちていたというお話です。

そんなラッキー、私の人生にも転がってないかなと思ったお嬢さん(とお姉さま)!
是非読んできゅんきゅんしてください

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狐の告白 狸の添い寝 ‐眷愛隷属-


夜光花  (著), 笠井あゆみ (イラスト)

夜光花さんのハイパーコメディです。

今回も展開がスピーディで面白かったです。
ずっとどんくさいと思っていた受けの慶次がまさかの策士ぶりをみせてくれるし、傲慢俺様な攻めの有生は天下無敵の唯我独尊タイプかと思っていたら苦手な相手には背中を向けるヘタレだし。

そして今回、周りはみんな分かっているのに本人たちだけが付き合っていないと思い込んでいるという2人の関係についにはっきりした決着がつきます。

本当に今さらなんだから

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フェア・チャンス

フェア・チャンス (モノクローム・ロマンス文庫)
ジョシュ・ラニヨン
新書館
2020-01-10

ジョシュ・ラニヨン  (著), 草間 さかえ (イラスト), 冬斗 亜紀 (翻訳)


以前の感想はから。







「All's Fair」シリーズ、完結です。

以前の感想を読み返してみたら、自画自賛ですが的確なこと書いていたと思うので時間があれば読んでみてください

今回はタッカーの失踪という事件が持ち上がります。
手掛かりが全くつかめないタッカーの行方、エリオット、どうする。



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林檎甘いか酸っぱいか[黄]より

林檎本黄、落書き第三弾!
誰も待ってないだろうけど

温泉旅館と言えば部屋付露天風呂〜

「unknown world」(書下ろし)より。
旅の解放感とノリから先生のお誘いに乗って一緒に部屋付露天風呂に入った志緒ちゃん。
やっぱり恥ずかしくてぶっきらぼうになる志緒ちゃんとそんな志緒ちゃんが可愛くてにんまりしてしまう先生の絵を描いてみました。



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MADK 2

MADK 2 (Canna Comics)
硯 遼
プランタン出版
2019-12-27

硯 遼  (著)

MADK1の感想は↓からです。


1は衝撃的でぐろかったですが、どこかコミカルで振り切った内容だったので割と客観的に見ることが出来ました。
2も同じくマコトの周りでは血しぶきが〜。

このお話には首を切り裂くなどのグロシーンも多数あるのにどこかファンタジーを読んでいるようなわくわく感もあります。

きっと登場する悪魔たちがそれぞれ個性的な性格と容姿をしているからなんでしょうね。

読む人を選ぶかもしれませんが、主人公の成長と成り上がりストーリーと割り切って読めば絵のスプラッタさもいつの間にか受け入れている自分に気が付くかもしれません。

そんな中毒性があるコミックだと思います。

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好きな作家さんは谷崎泉さん、英田サキさん、榎田尤利さん、一穂ミチさん、凪良ゆうさんなど。
『雪よ林檎の香のごとく/一穂ミチ著』の志緒ちゃんを溺愛中。
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