今回も面白かった〜!!
こういう官僚さんたちが文字通り身体を張ってN国を護っていると思うと税金も苦にならないわ(笑)
内容紹介
大人気官僚シリーズ最新刊は切なさ薫る財務省・差形編! N国財務省関税局課長の差形怜司は、一つ年下で同省主計局課長の古賀親國と長年付き合い同棲もしている。しかし二人は なんと十九年もの間、身体の関係がないプラトニックな間柄。なぜなら、かつてセックスを試みた際、古賀が勃たずに断念 した経験が二度もあり、それ以来二人の間に性的なものは持ち込まない約束となっているが…!?

出版社からのコメント
“身体より心の結びつきの方が大事"とわかってはいるものの、恋人に自分が求められていないという寂しさを紛らわすた め、セフレとのワンナイトラブを楽しんでいる差形。一方、差形の遊びを優しく容認しているかのように見える古賀。拗ら せまくっている二人の恋の行方はいったいどうなるのか…!? 財務省を舞台に外務省・法務省の面々もたくさん登場し盛り だくさんな内容です! 外務省・武笠×深津のラブラブ後日談も収録!

冒頭は前回無事にくっ付いた国際情報統括官組織の武笠亮吾と深津秀一のその後です。
深津との距離を詰めたい武笠の大暴走
大金持ち御曹司の考えることは庶民にはちょっとドン引きなんですけど〜(笑)
そして深津に大絶叫を上げさせるほど大層立派なモノをお持ちな武笠。
今回も口八丁で深津を丸め込んでのエチシーンは大迫力

丹下道さんの面目躍如ですね。
いつみてもエチシーンは圧倒されます。
擬音というかオノマトペそのものが絵の一部なんですよね。
文字が突き刺さってくる〜

そして丹下道さんの官僚シリーズで目を引くのはその住まいの豪華さ
深津は訳あって超貧乏でしたが、武笠の家は映画でしか見たことのない海外の大理石の大邸宅です。
はあ、金持ちにもほどがある

本編は財務省の志山円の上司にあたる差形課長(37才)のお話しです。
差形、以前に円ちゃんのお話しに出てきた時にも思いましたがかなりシニカル。
後にピッチリ撫で付けた髪、クールな眼鏡の左目蓋にはえろいホクロ。かなりの曲者の匂いがプンプンします

そんな差形の恋人は主計局の古賀課長(36才)。
ちょっと長めの髪にすらりとした長身。
いつも笑顔で優しく尽くしてくれる傍から見れば文句のつけようのない恋人です。

でもその笑顔がまるで仮面のようなんですよね。
そう、優しい笑顔を仮面のように張り付けて崩さない。
こちらもかなり曲者の匂いがします。

二人は高校時代に知り合い、教師と関係を持っていたえろい差形に一目惚れした古賀の猛アタックから恋人同士となり同居もしているんですよね。

でも差形と古賀の間に身体の関係は無いのです。
というのもいざという時に古賀がたたず、死ぬ気で挑んだ二回目も失敗・・・それでも、古賀は差形を愛していると手放そうとしませんでした。

そこで差形は古賀に提案を出します。
二人の間に性欲は持ち込まない。
お互い相手が誰と関係しようと詮索しないが、問われたら隠さない。

そして差形は性欲は他の男で紛らわしています。
でも本音は古賀が自分の身体ではその気になれなかったことに深く深く傷ついています。

そんな複雑な差形の目の前でいちゃいちゃとしているのが土門と円ちゃんなんですよね
現場を押さえられても恋人同士が触れ合っていちゃつくのは当然と胸を張って開き直る土門。
その横でぽっとしている円ちゃん。

その言葉は恋人が触れてもくれない差形のささくれ立った心にグサグサと突き刺さるんですよね。

更に外務省のつれない楚和課長を追い回す鷹見とか。

そう、愛し合っていれば相手に触れたいと思うのは当然のこと。

そんな時、古賀に女性の噂が。
更に仕事でもある人物を泳がせたい外務省とそうはいかない国税局の板挟みになったり、二世議員の勇み足の無理難題とか、頭の痛いことばかり

差形の性格がひねくれてしまっても無理ないと思います。
仕事の件で落ち合った外務省の牛通堂(ごとんどう)も恋人と週一くらいではヤッていると聞いてプチッと来て牛通堂の手首にキスマークの嫌がらせをしたのも仕方ないことかと思いますが、このことが後で大事になってくるんですよね。

はい、牛通堂の恋人はエキセントリックな千散でした。
そして牛通堂は見てしまうのです。
差形を迎えに来た古賀の誰にも向けたことのない本当の顔を。

それはすさまじい殺意。

そう、古賀は差形に対する恋心を拗らせまくっていたのです。
差形の行いの自業自得とも言えなくはないと思いますが、それにしても古賀はヘタレでしたねえ。
だから心を隠した古賀のスーパー笑顔は作り物が張り付いたようだったんですね。
その下にはドロドロの独占欲が

差形も苦しんでいましたが、古賀もまた同じだったんですね。

そしてこのお話で外務省の鶏楽(けいらく)のクールで計算高い姿が見れたのも意外でした。
鶏楽といえば空気読まない、言いたいことずけずけ言う、間の悪いとこに現れる天才でしたが、やはりかなりの曲者でした。

このお話、官僚の世界なので人の裏を読む曲者ばかりです。
当然、キャラの台詞も長い上にちょっと難しかったりその裏があったりします。
そして登場事物とその相関関係もなかなか複雑です。
52Pに相関図があるので、そのページをブックマークして読み進めるのがいいかと思います

このお話のラストには円パパと土門のバトルも入っていて円パパ、ナイス!です。
そして武笠と深津のバディ訓練は武笠しか得してないことに早く深津が気が付くといいと思います。

針生と眞御ちゃんのバカップルも相変わらずだったし、後は全サをゲットするために応募用紙があるリンクス5月号を買いに走ります。

前回の感想は↓
恋するインテリジェンス(1)
恋するインテリジェンス(2)
恋するインテリジェンス(3)
恋するインテリジェンス(4)