桃の楽園

お気に入りのBL(ボーイズラブ)本の感想です。 大好きなBLの世界は桃にとってまさに楽園。 BL大好きな方!大歓迎です。 BLが分からない方、苦手な方は引き返されることをお薦めします。

橘かおる

暴虐の君主に愛の手を

暴虐の君主に愛の手を (白泉社花丸文庫BLACK)暴虐の君主に愛の手を (白泉社花丸文庫BLACK) [文庫]
著者:橘 かおる
出版:白泉社
(2013-03-19)





橘かおる/著  小路龍流/画

青髭ものということでゲットしてみました。

妻が次々に死んでいく男。
そして、それを阻止しようとする占い師の美貌の青年。

表紙イラストを見ると、いかにも青髭らしい酷薄そうな男に髪を掴まれる華奢でほっそりした美青年でなんとなくそこからストーリーを想像していました。

が!
なんとなんと、この薄幸そうな美青年君、打たれ強い〜!!
超前向きでちょっと斜めに天然君?!

攻めの手酷い扱いにも「意外と嫌じゃないかも・・・いや、むしろいいかも〜」なんて一人ポッ

本当は耽美なテイストのお話なんでしょうけど、受け君のそのマイペースぶりに笑ってしまいました。

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幸せで幸せでやさしい5

幸せで幸せでやさしい?尤書堂シリーズ 5

花川戸菖蒲著。シャレード文庫。

 

このシリーズはとても日常的なところが好きです。

実際のゲイカップルもこんな生活をしているのかなと思わせてくれます。

 

いいなと思うのはお互いがお互いの立場にたって思いあっているところ。

ベランダに置くウッドパネルを買うのに、青山は経済性重視。

望はデザイン重視。

そして青山は望がこれを買うとステキだなと考えていることが手に取るように分かるのです。

望が嬉しいならお金の問題じゃない。

 

自分の主張はしても相手の立場に立って考えるって意外と出来ないものです。

 


ストーリー:尤書堂書店に勤める青山弘之と関谷望の本屋さんカップルは、仕事上の問題や二人の間の困難をひとつずつ乗り越え、ただいま結婚生活を満喫中。あんずの木を「子供」に迎えることも決まり、毎日が幸せいっぱいの望&青山。しかし、二人の結婚記念日はいつかという問題に端を発した夫夫喧嘩から、青山の「結婚をもう一度考えさせて」という発言が飛び出し、離婚の危機に!?さらに職場では、アルバイトの女の子と青山がお付き合いをしているという噂が流れ…。青山の「うぎゃー!!」な叫びが満載の、尤書堂シリーズ第5弾!書き下ろしはメルヘンチックで甘くて、でも本当は切ない、「ののちゃん」の夢のお話。イラスト/角田緑

 


「遠い日の陽炎の向こう」

望がものすごいヘタレであることが判明したお話でした。

望が生活仕事と万能なのは青山がいてこそなのでだなあと思いました。

 

結婚記念日を巡って二人は夫夫喧嘩

初エッチの日が結婚記念日だという望に対して青山は「式もしてないし、入籍もしてないんだから結婚記念日はない」と言い切ってしまいます。

 

あ、この言葉は望が可哀想じゃん、青山。

青山は結婚って、どういうことだろうと考え込んでしまいます。

そして望に言ってしまうのです。

 

「結婚なんだけど、もう一度よく考えさせて」

 

離婚の危機!?

 

望は大パニックに陥ります。

そして青山は実家の両親にデシカメを届けるために「実家に帰る」と言うのですが、その言葉が望に更なる混乱を招きます。

 

もう帰ってこないのですか?

望はあまりの衝撃に仕事にも支障をきたして上司に注意されてしまいます。

 

もう望、ボロボロですね。

青山が実家に帰ってしまった部屋に帰った望は青山を失う恐怖に身体が冷たくなります。

耐えられない。絶対に耐えられない。

 

望は部屋を飛び出して青山の実家に向かうのです。

青山は実家に迎えに来た望のあまりにも荒れた姿に驚きます。

そして望と一緒に自分たちの部屋に戻った青山はその部屋の荒れように自分には言葉が足りなかったと猛反省するのです。

 

青山は望に告げます。

「結婚って二人で作った幸せを次に繋げる事。結婚イコール子供じゃなくて愛情を残すこと」

男同士の二人にとってそれが結婚の形なのですね。

すなわち二人でアンズの木に愛情を注いでそれまでの幸せを見ること。

 

そして二人の結婚記念日は同居した日に決定

 

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その唇に誓いの言葉を4

その唇に誓いの言葉を

橘かおる著。アイノベルズ。

 

実相寺紫子さんのイラストの受け君の挑むような勝気な目つきに釣られて買いました。

絶倫エグゼクティブ社長VS勝気な淫乱美人。

 

当然、エッチではどちらも引かないので濃いです。

しかもカラー口絵、ヤバイです。

レジでカバーをかけて貰うときは、見られないように要注意ですよ!


 

ストーリー:愛人の子として育った瑞紀は普段は気弱で冴えない男を演じ、酷薄な父と兄への復讐の機会を狙っていた。一方、夜の街では人目を惹く華やかな美貌で男を誘い、刹那的な情事を楽しむ瑞紀。ある夜、バーで見つけた好みの男を挑発し、ホテルでひと時を過ごす。二度と会うつもりのない瑞紀と、欲しいものは必ず手に入れると傲慢に言い放つ男・柳澤の官能的でスリリングなラブゲームの行方は―。

 


瑞紀がバーで引っ掛けた傲慢で迫力満点の男・柳澤。

 

「先に、挑発したのはそっちだ」

 

そう言われて瑞紀の負けん気がこみ上げます。

セックスの手管なら誰にも負けない。

この身体を使って参ったと言わせてやる。

 

男に付いて行った瑞紀はスイートで濃厚な一夜を過ごします。

期待以上に男のテクニックは凄まじかったが二度と会うつもりはない・・・。

満足しきった瑞紀は男が眠っている間にホテルを抜け出します。

 

このままやおめおめと逃して堪るか

寝ていたフリをしていた柳澤は瑞紀を手に入れるために秘書の安芸に後をつけさせ、調べ上げます。

 

あがってきた報告書には「片岡物産の社長令息。引っ込み思案で大人しい後妻の息子」とありました。

添えられた瑞紀の写真も黒ブチの眼鏡をかけうつむいたダサくてセンスのカケラもない姿です。

 

どちらが本当の彼なのか。

柳澤は俄然興味を惹かれます。

 

そして瑞紀を手に入れるために柳澤がしかけた罠は、片岡物産の乗っ取りです。

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好きな作家さんは谷崎泉さん、英田サキさん、榎田尤利さん、一穂ミチさん、凪良ゆうさんなど。
『雪よ林檎の香のごとく/一穂ミチ著』の志緒ちゃんを溺愛中。
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