桃の楽園

お気に入りのBL(ボーイズラブ)本の感想です。 大好きなBLの世界は桃にとってまさに楽園。 BL大好きな方!大歓迎です。 BLが分からない方、苦手な方は引き返されることをお薦めします。

高崎ともや

ふしだらな需要と供給

ふしだらな需要と供給 (B-BOY SLASH NOVELS)
高崎ともや著。ビーボーイスラッシュノベルズ

再会もの、年下攻めです。
甘えたがりのヒモ体質攻め(25歳)×世話焼きたがりの母親体質受け(31歳)というカップリングで見事需要と供給が一致しています。

なので冒頭、再会するなりH始めてます。おいおいです。

いきなりフルスロットなのでひょっとしてストーリーなどないのではと心配してしまいましたよ。『濃密』という言葉につられて菜食主義者の私が背油肉に手を出したのが間違いだったのかも・・・。

年取るとコッテリ油モノがなかなか消化できないのよねえ

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甘美な謀略に堕ちて5

甘美な謀略に堕ちて

高崎ともや著。リンクスロマンス。

 

これはまた狂った攻め様です。

 

普通、愛していると相手の事を守ろうとか思うものですが、この攻め様は相手の全てを壊して孤立させ自分しか見えないようにしようとしています。

これは愛というより歪んだ偏執狂的な執着でしょう。

 

主従逆転、監禁、陵辱、丁寧語攻めは「スレイヴァーズ」と共通していますが、激しく違うところは相手の幸せより自分の想いを先行させているとこです。

 

そのために周到に罠を張り、絡め取っていく攻め様。

 

はっきり言って普通ではありません。

人格破壊されてます。

 

目的のためには手段を選ばず。

 

しかし、本当に怖いのは・・・。


ストーリー:牧野酒造社長の仁貴は秘書の小宮に裏切られ、社長の座を降ろされる。しかし、それはすべて小宮の狂気じみた愛情ゆえの行動だった…。


小宮家は牧野家の使用人として代々深い信頼関係を築いていました。

父親が病床に伏せている間、社長代理となった仁貴は子供の頃から知っている秘書の小宮に絶対の信頼を置いて頼りにしていました。

 

しかし、商品の瓶ビールへの異物混入事件のあと、起死回生をかけた新商品を大手メーカーにリークされてしまいます。

 

全ては仁貴が絶対の信頼をおいていた秘書の小宮の仕業でした。

 

追求する仁貴に小宮はそれまでの慇懃な秘書の仮面を脱ぎ捨て、背筋が凍りつくような怜悧な笑みを口元に刻みます。

 

「あなたの宝物の会社を潰すためです」

 

何故裏切ったと責める仁貴に小宮はさらに笑みを深くします。

 

「すべてはあなたを手に入れるためです」

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好きな作家さんは谷崎泉さん、英田サキさん、榎田尤利さん、一穂ミチさん、凪良ゆうさんなど。
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