2009年07月16日

BlogPaint

三月、源氏の初恋の人、この世で最高の理想の女性、そして継母、

さらに、恐ろしい秘密の共有者・藤壺の病が重いと聞き胸騒ぎを覚えた源氏は藤壺を見舞う

この年、太政大臣が逝去しその他にも世の中を不安にする不穏なことが多く、今また天皇の生母・藤壺(故桐壺院の皇后であった)の危篤。

She had received the highest honors

which this world can bestow,

and her sorrows and worries too had been greater than most.

最高の身分である皇女として生まれ、この世で最高の名誉ある地位を得てなお藤壺の苦悩。

源氏が藤壺の寝室のさかいにたてた几帳の前で容態を聞くと女房(侍女)のひとりがいう。

「この数か月ずっとご気分がすぐれずにいらっしゃいましたのに、

お勤めを少しの間も怠らずになさいました疲労も積もって、

ますますひどくご衰弱あそばしたところに、

最近になっては、柑子などにさえ、お口にあそばされなくなりましたので、

ご回復の希望もなくなっておしまいになりましたことです」 

渋谷栄一氏・現代語訳よりhttp://www.sainet.or.jp/~eshibuya/

そしてその源氏に取り継がせようとして

藤壷が几帳のむこうで弱々しく侍女にいう。(几帳をはさんで 侍女が取り次ぐ!んですね!)

"I have been very grateful," she said to Genji,

"for all the help you have been to the emperor.

You have done exactly as your father asked you to do.

I have waited for an opportunity to thank you.

My gratitude is far beyond the ordinary, and now I fear it is too late." 

「故院のご遺言どおりに、帝のご後見をなさること、長年存じておりますことは多かったのですが、何かの機会に、そのお礼の気持ちが並大抵でないことを、ちらっと知っていただこうとばかり、気長に待っておりましたが、今は悲しく残念に思われまして」

                       渋谷栄一氏・現代語訳より 

その弱々しい藤壺の言葉を源氏は、

He could barely catch the words

and was too choked with tears to answer.(hear でなく catch なんですね)

源氏にとって何物にも替えがたく惜しい藤壺の命、でも・・・

But life is beyond our control,

源氏にはその命をつなぎとめる術が何ひとつ無い、それが源氏には限りなく悲しく悔やしい。そして源氏が

「太政大臣が亡くなって打撃を受けたあとに、このようにご病気が重くなられて、私にはとても耐え難いことです。私ももう長くは生きられない気がします」などと涙ながらに言っているうちに、

〜she died,like a dying flame.(あかりが消えていくように)藤壺の命ははかなくなりました。

 I shall say no more of his grief.(また一人称!話者(作者?)の声が。

英文は「The Tale of Genji」より



momo_sk2 at 18:17コメント(0)トラックバック(0)英語で本を読む 

2009年07月15日

BlogPaint

洋書を読むのはとても楽しかった。

思いがけない言い回しや

「わっ!これは!」というような文章

思わず笑ってしまう俗語

よく使われる単語なのにびっくりするような使い方

ときどき宝物としてとっておきたいような単語やフレーズ

わぁ!使ってみたいこの文章!

なんなん?これは?

などと洋書を読んでいるとほんとうに面白かった。

日本語訳だとすんなり読めるかわりに

うわっ!!や

ん??や 分かったよ、意味!!

とか心がとても元気に騒ぐ、ということが私には少なかった。

 

これは私が日本語なら読み飛ばしてしまい、英文では英語の知識がないために、!!や??が多いだけのことなんですけど。

ところが最近「英語は楽し」のタイトルが重荷になっていて

もういつまで読めるかなぁと言う気持ちに正直になると

「名残の英語」になりました。

こんなつたないブログ読んでくださって本当にありがとうございました。

なんとなく身辺を整理しなければと思う60代にとても大きな励ましを頂きました。



momo_sk2 at 06:37コメント(5)トラックバック(0)英語で本を読む 

2009年07月03日

BlogPaint

まだ片言しか話せない幼い姫と 引き離された明石の気持ちを思うと 

源氏は自分が罪(crime)を犯しているように思う。

(ほんまに罪なことどすえ)

「ほんでもなぁ あの子の教育のことを考えたらなあかんのや。

ほんま 姫は a little jewel,quite flawless--やで。

そんな子が なんで わしと 紫のところに生まれてこんかったかいなぁ」  

(自己中の源氏はんに 大阪のおっちゃん風になってもらった!)

車では眠っていた姫は 夕方二条につき 抱きおろされると

She wept hunted for her mother;

but she was of a docile, affectionate nature,

and soon she had quite taken to Murasaki.

For Murasaki it was as if her last wish had been granted.

はじめは母・明石の君をもとめ泣いていた姫も

しばらくすると すっかり紫になつき

また、そんな姫をなにかと世話をするのが 紫にはこの上ない幸せとなり、

源氏もまた そんな日々をとてもうれしく思うのでした。

そして袴着の式(the ritual bestowing of trousers) は高官達も列席して立派になされ、その消息は大堰にも届き、子を思い泣いてばかりいた明石とその母・尼君にとっては、せめてもの慰めとなったのでした。 源氏も明石のことを気にかけて 絶えず便りを送り続けてはいるのですが。

年が明けて公私の用の片づいたある日、源氏は大堰へ行こうと装いをこらす。(桜の色の直衣に美しい服をいく枚か重ねて香を焚きしめ、だって!おしゃれ)その様子にすぐ紫は 「ああ またきっと明石の君のところへ・・・」 とうらめしく思う。

でも可愛らしく無邪気に戯れる姫を見ていると、子を手放した 明石の絶望が思いやられて、以前ほどこのrivalのことで 心をいためることは なくなったようでした。

袴着の式は、子供がはじめて袴をつけるお祝いの式だそうで3歳から7歳の間におこなったそうな。

英文はすべて「The Tale of Genji」by Seidenstikcer より



momo_sk2 at 10:58コメント(0)トラックバック(0)英語で本を読む 

2009年07月02日

BlogPaint

明石はひたすらわが子の行く末のことを思い決心したのです、姫を二条の源氏と紫の養女にと。

The thought of giving up the child was almost more than the lady could bear, but she held her self under tight control,trying to keep everything from her mind but the future that was spreading before the child.                          (源氏には分からへんわなぁ、明石のつらさは

源氏が次に訪れたのは、嵯峨野に雪が降り積みその雪が少し解けた日のこと、明石は覚悟をきめていたとはいえ、子供と源氏とをいちどきに失うのかと思うと

〜she had been born under unhappy stars.

わが身の不幸なめぐり合わせを嘆くのでした。

源氏のたまの訪れ、それも短い時間、そのたった一つの理由は姫に会うためだと明石には思われて、その姫がいなくなれば・・・またいつ訪れてくれることやら・・・またなにかと慰められた姫の乳母とも別れねばならず、明石から引っ越してまだ慣れないこの大堰のかわべりで歳とった母とふたりなにをたよりに・・・姫は継母(foster mother)になつくのか、明石に残った父・老入道のことなど、

冬の嵯峨野はみぞれや雪の日が多く川べりの景色は荒涼として、明石の苦悶は深いのどした。

次の朝になり京へ帰る源氏を送って、明石は姫を自分で抱いて(普段は乳母が抱いたのやね、きっと)車のところまで送ったのですが、姫は(pretty as a doll)無邪気に一緒に行こうと片言で明石の袖をとる。

  明石 「末遠き二葉の松に引き分かれ

              いつか木高きかげを見るべき」 (本文) 

  源氏 「生ひ初めし根も深ければ武隈の

              松に小松の千代を並べん」  (本文)

別れぎわのこの歌の意味ちょとみてみたくない?

 「幼い姫君にお別れしていつになったら

  立派に成長した姿を見ることができるのでしょう」

 最後まで言い切れず、ひどく泣くので、「無理もない。ああ、気の毒な」とお思いになって、

 「生まれてきた因縁も深いのだから

  いづれ一緒に暮らせるようになりましょう 

  安心なさい」(渋谷栄一氏・現代語訳より)http://www.sainet.or.jp/~eshibuya/

乳母とあと一人が京へと姫に付いて行くのですが、若い侍女や童女をおおぜい車にのせて見送りにだした。

(文章の端々でこの頃のハイクラスの人たちはずいぶん大勢の人を召し使っていたのに驚く、私の庶民感覚ではなかなか想像できないような生活、でも考えてみれば荘園とかをいっぱい持っていたようだから殿様みたいなものだったかも)明石22歳、源氏31歳、紫23歳、姫3歳(いずれも数え歳)どしたよし。

いつものことながらこの場面も、短くても明石の気持ちをすっと伝えるとても面白い英文ばかりでほんとにUPしたく思いました。

  英文はすべて「The Tale of Genji」より by Seidensticker



momo_sk2 at 18:27コメント(0)トラックバック(0)英語で本を読む 

2009年07月01日

BlogPaint

投稿画面のお絵描きツールを使って花を描く

花しか描けない、それも写生は苦手



momo_sk2 at 13:02コメント(0)トラックバック(0)お絵描きツール 

2009年06月30日

BlogPaint

十九帖 薄雲

さて京からは遠いので大堰の邸には月に二度ほどしか源氏は来られず、また大堰川べりの淋しい冬のたたずまいは明石の心をいっそう暗くする。

源氏は見かねて

「こりゃあたまらんわなぁ、はよう京のわしのそばへ来たらええがな」

明石は源氏の悪いうわさ(冷淡なプレイボーイやそうなとか)を聞いていたので

「そばでそんな男の心をあらわに見るのはつらいわなぁ・・・会えなくても、遠いから来にくいのやと自分をなぐめもできない・・・」

でもその源氏も最近は

  〜the sort of  grand love affair that might finally bring to an end.Now it did seem to have vanished without a trace.   (わお!ほんまなん?いったい源氏は誰の所へ落ち着くのやらと噂しきりだったのが結局紫の上のところに)

The bond from an earlier life(前世からのえにし) must be a very strong one,and the lady herself a paragon. (またや!前世からの糊? いいえ縁どす)

「あんたの気持ちはようわかるで。けどなあ、紫はほんまええ母親になりよるで、長年見てきたわしにはようわかる」(大阪のおっちゃんふう? 

源氏の夫人としてこの上なく立派で(paragon) 、それにあの源氏をつなぎとめた紫、明石は自分の身分とも引き比べてやっぱり娘は紫と源氏に託したほうがいいのではと心は千々に。

明石の母は「今は姫のことだけ考えないといけない」とさとし、また占いや賢者に聞いてもすべて源氏にたくすほうが姫のためという。

また袴着の式一つにしても源氏のもとではどんなにかみごとに華やかにできることかとさまざまなことを考え明石は決心をする。

( 英文はすべて「The Tale of Genji」by サイデンスティカーより)

源氏がうまれたときもたしかパラゴンが使われていた。

またしてもパラゴン(paragon)なんやね、発音がカタカナ英語ふうで覚えやすい。

paragon 模範、典型、100カラット以上の無傷のダイヤモンド、球形の大真珠 

英英辞典では? someone who is perfect or is extremely brave,good etc -- often used humorously だって !面白く使えそう!使いにくい古い単語かと思ったのに

例 a paragon of virture

a paragon of beauty

(なぜかワンクリックで文字が斜体になってしまってなおらない。読みにくくてごめんなさい)



momo_sk2 at 18:24コメント(0)トラックバック(0)英語で本を読む 

2009年06月26日

BlogPaint  

桂から二条の邸に帰った源氏は紫になんて?

"I must apologize for hoving stayed longer than I had planned.

わぁ、まずは謝ってる!紫はときどき difficult (ご機嫌がななめ)になるので源氏は気を使ってる、当然やわ)

They hunted me down and dragged me off with them."(この文章も面白い!)

 「予定よりのびてしまってほんま悪いと思うてんのや、かんにんな。

遊び好きのあいつらがわしを探し出しよっておまけに強引に引きとめよってなぁ」(また大阪のおっちゃんふうにしゃべってもらったらこんなふう?)

そしてその夕方、紫に気づかれないように横をむいて文机で明石の君に手紙を書く源氏、でも紫はそんなことお見通し手紙の内容までもだいたい。

その夜も更けて、明石の君 からの返事が二条(源氏の邸)に届けられ、おり悪しく紫もそばにいたのです。源氏は手紙を隠すことも出来ず、でも幸い隠す必要のない文面だったので内心ほっ!

「なんならこの手紙破って捨ててもろてもええで。こんな手紙がそこらへんにちらばっとるような、わしももうそんな歳とちゃうしなぁ( too old)」(歳をいえば源氏はまだ数えで31歳、若い!)

目の前に手紙は広げられていても見ようとしない紫(そういえば手紙はもう巻紙やったん?)

 「見たくないようなふりしてなんやおかしいわ」源氏はにっこりこぼれるような愛嬌。

それから源氏は a very pretty little girl (娘)を引き取る話(一時も早く引き取りたい源氏)をきりだすのですが、子どものない紫は乗り気、でもどうやって母・明石の君を説きふせるか?

心細く都の片隅にやっと引っ越してきた明石にとっては、たったひとつの生きがいのような娘はまだ2歳、おしめも取れていないと言う。

源氏の物思いの種はつきないようです。

でもちょっとちょっと源氏はん、その物思いは自業自得というもの、まわりの女性の苦悩に比べればまだまだ。あまい!)

    英文は「The Tale of Genji」by サイデンステッカーより



momo_sk2 at 07:28コメント(0)トラックバック(0) 

BlogPaint

お絵描きツールはいろんなことができるんですね。

上の絵がほとんどワンタッチでBlogPaint

こんなになったりする。BlogPaint



momo_sk2 at 05:36コメント(0)トラックバック(0) 

2009年06月24日

BlogPaint 

今日の源氏物語の不思議は、物語のなかにときどき紫式部が顔を出すこと。

だってたとえば村上春樹の「ノルウエーの森」に突然作者が顔を出して

「ふたりの間にはもっと会話がつづいていたけど、今日はもう疲れたからこれでおしまい」

なんて突然書かれたらしらけるよ。

でも紫式部はそれをするんです、ときどき。

昔は物語は音読したのだとか

また誰かに読ませてそれを聞いて楽しむのが普通だったとか

きっと何人もが一緒に聞いたのでは?。

今は黙読するのが普通ですよね、一人で楽しむしかないというか。

だからまあその読み手の代弁に

「あとを続けても、もうわずらわしいからやめとくわな」とか

「なんや頭がいとうなってきたし、今日はもうおしまい」とか

「もう疲れたしここまでや、またゆっくりした時にくわしく話したげるわ」

とかなんてのもありかとは思うけど。

でも紫式部はここでねむくなったんやないだろうか?とか

もっと和歌をつくるのがめんどくさくなったん?

などと思う。

「あの人はもっとこうしたらよかったんとちがう?」とか

「源氏が秘密にしておきたいことまでしゃべってしまってーー」など

作者(話者)が顔をだすのってほんとなんか不思議。

源氏物語は源氏の近くにいて事情をよく知っている女房の一人が源氏のことを語り聞かせる、というスタイルで書かれているそうな。

上の言葉もその人の言葉なのかもしれないけど、

でも私は一人称があるとすぐあっ紫式部だと思ってうれしくなる。



momo_sk2 at 06:30コメント(0)トラックバック(0) 

2009年06月22日

BlogPaint

源氏が桂へ行ったと伝え聞いた高官たちが大勢大堰の邸や、桂の源氏の別荘に迎えに来て待っているという。

それを聞いた源氏はそのまま京へ帰るわけにもいかず、その日は桂の別荘で月見の宴を開くことになりました。桂(桂離宮のあるあたり)は昔から月見の名所だったそうな。ところでこの頃の月見の宴ってどんなふう?

桂の別荘では急なことなので準備に大騒ぎ、さっそく鵜飼たちを呼んだのですが、そのしゃべりあう言葉は as incomprehensible as a chirping of birds だって!鳥達の鳴き声(ピーチクパーチク)のように意味がわからん!と源氏は思う。(英語ではchirp!)

falconing expedition (falcon は、はやぶさ)嵯峨に鷹狩にきていた公達たちも獲物(しるしばかりの獲物を結いつけた萩の枝など)をおみやげに持って訪ねてくる。宴がはじまり杯が幾度となくまわされ酔うほどに漢詩に興じ

Chinese poems were tossed back and forth.(面白い表現)

月の光がはなやかに上がった頃から音楽が宴をもりあげる。和琴(koto)琵琶(lute)が弾かれ、名手たちの吹く笛(フルート)の音に秋風が彩りをそえる。やがて月が高くなりあたりいちめんが清澄なひかりにつつまれる頃、京より帝の使者が源氏への和歌をたずさえ何人かの公達と共にやって来る。源氏は帝への返歌を使者にたくし先に京へ帰すことにして、さて新築の別荘には引き出物の用意がない。すぐに明石の君につかいを送る、あまり大げさでない引き出物になる品はないだろうか?と。

折り返し送られて来たのは衣装箱二箱、その中から使者へ女物衣装一そろいを与えて京へ返す。(使者への引き出物といっても豪華版なんやねぇ)それからまた杯がつぎつぎほされ音楽がつづき和歌を詠み

They abandoned themselves to music and wine.

源氏の帝への返歌や幾人かの和歌が披露されて、そしてまた一人称、話者の声が!

There would seem to have been poems and poems, but I did not have the patience to set them all down.

(和歌は他にもいろいろ詠まれたようだったけど、あとはもうわずらわしくなったので、って?)

次の朝、一同が京へ帰る折に大はしゃぎしてさわいでいる声や物音が、大堰の邸にも遠く聞こえてきて明石の君はまた寂しくなるのでした。

  英文は「The Tale of Genji」より



momo_sk2 at 18:16コメント(2)トラックバック(0) 

2009年06月19日

BlogPaint

源氏は大堰の邸で初めてわが子に会ったのですが、3歳(数え年)といえば可愛いさかり、

ーーhow could she fail to be a treasure among treasures?

He was angry at each of the days and months that had kept them apart. (怒ったて!なぁ

なんやちょっと原文をのぞきたくなる文章やない?

  めづらしう、あはれにて、若君を見たまふも、いかが浅く思されむ。今まで隔てける年月だに、あさましく悔しきまで思ほす。(本文)

やっと源氏に会えた明石の君は源氏に抱かれて幸せそうな娘を見て、

The future seemed to open limitlessly.思い悩んでいた心も晴れたわなぁ) 

はじめは少し恥ずかしそうにしていた姫もすぐ源氏になつき、源氏はもうどうしても自分の手元で育てたいと思うのでした。

いずれこの姫を帝の中宮にして皇子がうまれたら・・・そんな遠謀深慮もあって明石の君の身分ではちょっと・・・と思ったようで。

源氏が帰りぎわに姫が手をさしのべて後を追うのでひざをつき、

「今まで会いにこんといてほんま勝手やて自分でも思いまんのや。

But I can see that I won't be able to let her out of my sight.

どないしたもんかいなぁ」(また自己中な源氏はんに大阪のおっちゃんふうになってもらった)

さらにこんな言葉も、

I hate the thought of being away from you for even a minute, my sweet.

ああ、ほんまに源氏はんの物思いはきりがないんどすなぁ)

      英文はすべて[The Tale of Genji」byサイデンステッカーより



momo_sk2 at 06:33 

2009年06月17日

BlogPaint

そらから降ってくるならーー花がいい!

                  



momo_sk2 at 15:42コメント(0)トラックバック(0) 

源氏は明石の君と3歳の娘に会いたくて、でも紫にはなんといって家を出たらいい?

"I have business at Katura〜 (ビジネス!男性の常套手段やわ)

Someone to whom I have made certain commitments is waiting there" 

これを聞いた紫は 「ん? さては明石の君は」とすべてをさとる。

  「桂に用事がございますが、いやはや、心ならずも日が過ぎてしまった。訪問しようと約束した人までが、あの辺り近くに来ていて、待っているというので、気の毒でなりません。嵯峨野の御堂にも、まだ飾り付けのできていない仏像のお世話をしなければなりませんので、二三日は逗留することになりましょう」と申し上げなさる。

そんな源氏にたいして面白くない紫は、

  「斧の柄まで付け替えるほどになるのであろうか、待ち遠しいこと」と、不機嫌のご様子である。  

「源氏物語の世界」  http://www.sainet.or.jp/~eshibuya/       渋谷栄一氏・現代語訳より

斧の柄をつけかえるーーむかしむかし中国でのこと、仙人が碁を打っているのを、そばで見ていたきこりがふと気づくと手に持っていた斧の柄がくさっていたのだとか、それほどの長い時間という意味だそうな。

こころ穏やかならぬ紫の皮肉たっぷりな答え、源氏はその紫のきげんをとるのに手間どり日が高くなってからの出発となりました、そうな。

とても人目を気にする源氏のことやもの、早朝の出発を予定していたんやと思うわ、紫もてごわくならはって、ふっふっふどすなぁ)

  英文は「The Tale of Genji」 by Edward G.Seidenstcker より



momo_sk2 at 08:17コメント(0)トラックバック(0)英語で本を読む 

2009年06月15日

BlogPaint

どうしても明石に残るという父の入道を残し、明石の上は母と3歳になる娘をともない源氏の招きにこたえて都へと上りました。

住まいは静かな嵯峨の大井川のほとりで、風流な庭や家のつくり水辺の景色など明石の邸に似ていて

〜it soothed the homesickness

明石のひとたちの心も安らぐようでした。

さて明石の上が都に着いてからの源氏は、

Uneasy days went by.

More restless than when she had been far away,

Genji could contain himself no longer.

なんとなんと気のよわいことで、

いつもいつも女性に対してそんな思いをさせてましたのに。

He did not care what people would think.

(人目をはばかっていたんやねぇ、さすがの源氏はんも今や政権のトップ)

英文はサイデンステッカー氏の「The Tale of Genji」より



momo_sk2 at 18:50コメント(0)トラックバック(0)英語で本を読む 

2009年06月13日

BlogPaint

傑作長編小説といってすぐあたまに浮かぶのは?

瀬戸内寂聴さんによればトルストイの「アンナカレーニナ」、

ドストエフスキーの「罪と罰」、

フローベルの「ボヴァリー夫人」、スタンダールの「赤と黒」、プルーストの「失われた時を求めて」であると。

でもこれらのどの小説より八世紀も昔に源氏物語は書かれた。

それも1000年も前に、子持ちの一寡婦(瀬戸内氏によれば)、紫式部によって。

そしてなお傑作小説とたたえられるものが持つすべての条件をみたしている。

内容の面白さ、文章のよさ、登場人物の魅力、読後に余韻をひく深い感銘など、というようなことが源氏のしおりに書かれていて、

54帖には登場人物なんと430人!!

400字詰原稿用紙では4000枚にも達する!!そうな。

また源氏の父母、源氏、子供、孫と四世代の物語!

これだけでもすっごーい!!

それをほんとに一寡婦が毛筆で一字一字!!

(瀬戸内氏によれば、複数の著者がいるかもしれないという説は、これほどの偉業を女性一人で書けるはずがないという男性研究者の想像と仮説からで、根拠はない!のだそうです)

そして二冊目は誰かが手書きで4000枚分を筆写した!!三冊目も!おなじく!一冊の筆写にどれほどの時間、労力、紙(当時貴重だったそうな)が?

ところで以前読んだ「源氏物語入門」おうふう社刊

によれば原稿用紙2300枚余と書かれていて、その差はどうして?

もしかして現代とはずいぶん違う書き方の様式のせいで推定に差ができたのかなぁ?

読み進むにつれて?や!!が増えています。

 「源氏の男はみんなサイテー」(大塚ひかり著)を最近読んで以来源氏物語が楽に(つっこみなしで)読めるようになりました。

源氏に腹をたてていた私は「そや!そや!そややっぱりねぇ!サイテー!!」とすーっかり溜飲をさげ、

でも、もう一度そのサイテーさを読んだときにはいろいろ考えさせられました。(といってもまだ十八帖まで)とても面白い源氏物語の読み方だと思いました。

源氏に腹を立てておられる方もそうでない方もどうぞぜひお手にとってみください。

くわしくは大好きなブログ欄の  「本を手に」のニコさんのページへいらしてくださいませ。

特に読書のお好きな方にはほんとにお勧めの素敵なブログです。



momo_sk2 at 05:55コメント(0)トラックバック(0) 
Recent Comments
月別の記事だよ
管理画面
  • ライブドアブログ