1日の流れはこんなかんじ
①ホームルームが始まる前の朝練習
②学校が終わってすぐ練習
③お風呂に入った後の夜練習


朝練習・夜練習はあくまでも自主的なものですが、
行かないと上級生から睨まれます。


あんなに部員が多いのに、
練習来てないってすぐバレるのはなんでですかねww


顧問の先生は、
「時間をかければいいものが生まれるわけじゃない」
「本当は練習時間は短いほうがいい」
「効率よく練習するほうが大事」
と仰っていて、
これに関しては頷けました。


しかし生徒達は違ったようです。
練習に行き、
上級生にやる気を見せることが大事だったようです。


部活のことが頭から離れない時間はありません。


そして月日は過ぎ、
初めての夏休みが来ました
もちろん毎日部活。




しかしあるイベントのあとで休みがもらえることになり、
ほとんどの1年生が実家に帰っていきました。


そして休み明け。


1人の1年生が寮に帰ってきた後、
行方がわからなりました。


帰ってきてすぐ、
「買い物に行」と敷地外に出たっきり、
寮に戻って来なかったのです。
まあ帰ってきてすぐ買い物に行くって言うのも不自然な話でしょう。


部活も無断欠席。


親にも連絡はなかったようです。


そして何日か経った後、
先生が部員全員を呼び出しました。


そこには行方不明となっていた女の子が、
変わり果てた姿で先生と一緒に立っていました。




赤茶色の髪の毛。
細く剃った眉。
耳にはピアスの穴。


全て部内で禁止されていることでした。


先生が話しだします。


「こいつは買い物に行くと嘘をついて」
「地元に帰ろうと夜道をひとりで歩いていた」
「途中で公衆電話を使用し」
「友達に拾ってもらい」
「そのまま夜遊びに出掛けた」
「そしてこのザマだ」
「どれだけの人に心配をかけたか」
「反省する必要があると思う」


体裁を気にする余裕もなく、
夜道に消えたくなるほど辛かったんだ・・・


この子がやったことは違反していますが、
私は気の毒に感じるところがありました。


この子は部活動停止となり、
部活の時間は奉仕活動をすることになりました。


しかし、
また寮から脱走してしまいます。


そして結局自主退学してしまいました。


確かに、
周りに心配をかけたことは良くないと思います。
しかし、
それほど追い詰められていたということではないでしょうか。


そして、
全く別の人生を歩んでいる自由な友達が羨ましくなったのでしょう。


寮や先生は対応を変えず、
再び違反しないよう言い聞かせるのみでした。


前の記事で書いた通り、
ほとんどの生徒が冷めた反応でした。


この子がなぜこんなことをするのか、
どうしたら気持ちよく部活ができるのか、
誰も考えようとしていませんでした。


私も今だからこんなことをかけますが、
当時は何もしようとしませんでした。


最後まで一緒に演奏したかったな・・・
今どんな生活を送っているのかな・・・
たまに思い出しては辛くなります。