モモ花日記 V

         ~画像と短歌と et cetra~

2011年01月

梅探し

窓辺のモモ



 風邪をひいた。といっても熱はなし。咳はでるので
昨夜、葛根湯を飲んで眠った。

 大根と豚バラ肉を煮込んでいる。あたたかい匂いがひろがる。
こうしておけば夜には味がしみておいしくなるだろう。

 『山鳩集』を読了。折々に出てくる難字をひろいだしてみようと
思う。

 そんなことで今日はモモの散歩は中止することにした。モモは
風邪を引かない様子だ。友だちのクロネコさんが亡くなったという
書き込みを読んだ。20年いっしょに暮らしたそうだ。陰ながらボム
くんの冥福を祈っています。

もうすぐに・・・

ショーウィンドー

ショーウィンドー2



 吉祥寺アトレのまえの通路のショーウィンドーを撮った。
これから仙川まで食材の買出しです。

猛禽たち

オオタカ1 ハリスホーク (大鷹)

オオタカ

チョウゲンボウ2チョウゲンボウ(?)

チョウゲンボウ

ミミズク2ミミズク(木莬)

ミミズク


 猛禽の眼するどく吾(あ)をみてる憎まれているとも思えないけど

 凛として生きるは易くあらざると人に告げいる大鷹の目は

 さみしさは存外ながくはつづかない、珈琲にがくのみほすあわい

 北風が両頬を刺して通りすぐ はや咲きいでよスノードロップ



  「風の駅」という店に売られている猛禽たちをケータイで撮らせて
 もらった。吉祥寺にむかうバスの車窓で稀にながめて通り過ぎていた。
 一瞬にして通り過ぎる梟(だと思っていたが)を撮りたいと思っていた
 のだ。きょうは念願かなったというわけだ。

  鳥の名前はほとんどわからない。検索をしてかろうじて探し出したのが
 ハリスホークと長元坊という鳥。しかしそれでもよくわからん。

  しかし、鳥に寄せるこころは熱い。鳥はいいなぁ、翼がある。
 「翼をください」という歌がすき。

霜柱

ブローチ
   
  英国の骨董ときけばこのブローチ心底ほしいと思えど買わず



       徒然に詠めるうた十首

 雪国の労苦をおもう窓越しにけさ霜柱のしろきさざなみ

 葛根湯を飲みながら働きにゆく息子をわれは無力ぞ励ますのみに

 ほんとうに役に立たない日々なのか読み解き般若心経を読む

 『山鳩集』にわが読めぬ漢字いくつかありその度に瞬時立ち止まりおり

 待ち受けの画面の雪は垂直に降り夕されば家に灯ともす

 待ち受けの画面に折々あらわれて狐は兎に恋するらしも

 一時間余りしゃべって受話器おく四月花咲く頃に逢わんと

 バーチャルと現し身われの差異あわれブログに書かぬ大切なことは

 朝ごとにキャベツを刻む慣わしも三十年すぎ死ぬまでつづかむ

 人生はリセットできぬものと知れ敢然と立つ裸木仰ぐ



水仙咲く

静物



  花さんは機嫌がいいかとバーチャルのわれに問いかけ朝がはじまる

 ふきまめは「冨貴豆」と書くゆえに誰にもやらず一人で食べる

 「えーえんとくちから」という歌集読まむ夫の忌日が近づいてくる

 語尾に「も」がつく歌はみな雅なるかたちとなりて水仙が咲く



 ケータイの写真を誤ってみんな削除してしまったのは昨夜のこと。
それで今朝はいそいで一枚撮ったのが上記の写真。

 「えーえんとくちから」は笹井宏之という26歳で夭折した歌人の歌集。
「ひとさらい」という第一歌集は読んだ。

 きょうはお尻パンを買いに行くきます。

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