栢野克己さん「
2005年04月24日
セミナー依頼を増やすには?
「手間ひまかかるけれど、話したことがあると『じゃあ、講演も頼もうか』ということになる。
話したことがある人と、話したことがない人がいたら、
絶対話したことがある方に仕事は頼むものですよ」
栢野さんは、ブログを入り口として→電話→無料相談会など面談や会合まで、流れができている。
リアルタイムも含め親密度が増すと、本の販売やセミナー講師依頼につながると言う。
「コンサルタントは、黙って待ってるだけじゃダメなんです」
栢野さんは以前、広告代理業をやっていたことから、広告以外のアドバイスができたら……と、コンサルタントへ転身した。
しかし、なかなか思うように依頼は来なかった。
一方、栢野さんの本に載っているランチェスター経営を説く竹田先生は、年に300回もの講演を行っていた。
ほぼ毎日といえるペースだ。
思い悩んだ栢野さんは、竹田先生に「なぜそんなにセミナーができるのですか」と問いかけた。
竹田先生の答えは。
「待ってるだけで来るものか。
葉書や電話でどんどん売り込む。
午前中に地方の講演依頼があったら、その地域の商工会議所に『何月何日にそちらへ行くのですが、午後が空いていて、交通費は別の講演で出るから勉強会をしませんか』ともちかける。
案外、人が持っている情報というのは、それほど多くない。
向こうは新しい情報を待っているんだよ」と。
それからは、バンバン売り込みをするようになった。
「もしかしたら独立起業分野で、僕は日本一多く、人と会っているかもしれません。
ネット上でも、アナログでも。
量稽古じゃないけれど、一種の修行ですね(笑)」
話したことがある人と、話したことがない人がいたら、
絶対話したことがある方に仕事は頼むものですよ」
栢野さんは、ブログを入り口として→電話→無料相談会など面談や会合まで、流れができている。
リアルタイムも含め親密度が増すと、本の販売やセミナー講師依頼につながると言う。
「コンサルタントは、黙って待ってるだけじゃダメなんです」
栢野さんは以前、広告代理業をやっていたことから、広告以外のアドバイスができたら……と、コンサルタントへ転身した。
しかし、なかなか思うように依頼は来なかった。
一方、栢野さんの本に載っているランチェスター経営を説く竹田先生は、年に300回もの講演を行っていた。
ほぼ毎日といえるペースだ。
思い悩んだ栢野さんは、竹田先生に「なぜそんなにセミナーができるのですか」と問いかけた。
竹田先生の答えは。
「待ってるだけで来るものか。
葉書や電話でどんどん売り込む。
午前中に地方の講演依頼があったら、その地域の商工会議所に『何月何日にそちらへ行くのですが、午後が空いていて、交通費は別の講演で出るから勉強会をしませんか』ともちかける。
案外、人が持っている情報というのは、それほど多くない。
向こうは新しい情報を待っているんだよ」と。
それからは、バンバン売り込みをするようになった。
「もしかしたら独立起業分野で、僕は日本一多く、人と会っているかもしれません。
ネット上でも、アナログでも。
量稽古じゃないけれど、一種の修行ですね(笑)」
2005年04月23日
ネットで、面談で、接近戦が仕事を生む
栢野さんが感じた、もう一つの手応えがあった。
「元気になった」「励まされた」といった読者から届いた葉書やFAXに、一つひとつ返事を出した。
すると。
「『今まで感想を書いて、著者の方から返事が来たのは初めてです』とかって、すごく驚かれるんです。
そこで僕は、できる限りこれに答えていこうと決めました」
この手応えを、そのままブログの双方向性に活かした。
コメントやメールに欠かさず返事を書き、「いつでも電話で無料相談を受けます」と銘打ち、電話番号まで載せた。
さらに、博多やその近郊の人であれば、直接会った。
プライバシーを伏せる人が多いネットの世界で、常識では考えられない。
「有名コンサルタントは、有料じゃないと答えないし、メールや手紙を送っても、返事が来ない。
僕は徹底して、そういった大手エリート、有名コンサルタントの逆をいってみたんです」
これを表しているのが、栢野さんが開いている勉強会や会合の多さだ。
1992年から始めた、月1回の勉強会「九州ベンチャー大学」。
これに加えて、
・毎週月曜、朝6時半からの「やる気会」
・第2・4火曜、朝7時の「早朝マーケティング勉強会」
・1対1で個別相談に乗る「昼飯ビジネス雑談科」
などなど、連日のように会合をもった。
それも、無料だったり実費だけという、徹底した良心価格で。
こんなただ働きのようなことを続けていて、大丈夫なのだろうか?
「人間、一度会ったら、違ってくる。一人ずつファンを増やしていったようなものですね」
こういった対応は、一見、無駄が多いように見える。
しかし、栢野さんの書いた本にも紹介されている「弱者の戦略」とは、
大手やエリートのような、有名人や大資本企業が面倒くさがってやらないところをやれば勝てる!という考え方だ。
きちんと返事をくれる、気軽に会える、いつでも相談に乗ってくれる。
そういった栢野さんの姿勢が、ブログを通じてたくさんの人に伝わっていった。
その結果・・・・・・・
セミナー・講演回数は、年間約80回、1回に100人以上、年に1万人と会う
「日本一の弱者必勝人生&経営コンサルタント」となった。
気づくと、栢野さんの本は
楽天ブックスで6週連続ビジネス書第1位、
2003年・年間ベストセラー1位に輝いていた。
「元気になった」「励まされた」といった読者から届いた葉書やFAXに、一つひとつ返事を出した。
すると。
「『今まで感想を書いて、著者の方から返事が来たのは初めてです』とかって、すごく驚かれるんです。
そこで僕は、できる限りこれに答えていこうと決めました」
この手応えを、そのままブログの双方向性に活かした。
コメントやメールに欠かさず返事を書き、「いつでも電話で無料相談を受けます」と銘打ち、電話番号まで載せた。
さらに、博多やその近郊の人であれば、直接会った。
プライバシーを伏せる人が多いネットの世界で、常識では考えられない。
「有名コンサルタントは、有料じゃないと答えないし、メールや手紙を送っても、返事が来ない。
僕は徹底して、そういった大手エリート、有名コンサルタントの逆をいってみたんです」
これを表しているのが、栢野さんが開いている勉強会や会合の多さだ。
1992年から始めた、月1回の勉強会「九州ベンチャー大学」。
これに加えて、
・毎週月曜、朝6時半からの「やる気会」
・第2・4火曜、朝7時の「早朝マーケティング勉強会」
・1対1で個別相談に乗る「昼飯ビジネス雑談科」
などなど、連日のように会合をもった。
それも、無料だったり実費だけという、徹底した良心価格で。
こんなただ働きのようなことを続けていて、大丈夫なのだろうか?
「人間、一度会ったら、違ってくる。一人ずつファンを増やしていったようなものですね」
こういった対応は、一見、無駄が多いように見える。
しかし、栢野さんの書いた本にも紹介されている「弱者の戦略」とは、
大手やエリートのような、有名人や大資本企業が面倒くさがってやらないところをやれば勝てる!という考え方だ。
きちんと返事をくれる、気軽に会える、いつでも相談に乗ってくれる。
そういった栢野さんの姿勢が、ブログを通じてたくさんの人に伝わっていった。
その結果・・・・・・・
セミナー・講演回数は、年間約80回、1回に100人以上、年に1万人と会う
「日本一の弱者必勝人生&経営コンサルタント」となった。
気づくと、栢野さんの本は
楽天ブックスで6週連続ビジネス書第1位、
2003年・年間ベストセラー1位に輝いていた。
2005年04月22日
ブログがきっかけで、認知度が高まる
ブログを始めて最初の一週間は、寝袋で事務所に泊まり込んだという。
連日徹夜に近い状態で、気づいたら体重が7キロも減っていた。
こうしてどんどん動いたおかげで、地元の月刊誌のネット連載や、SOHO系メルマガ連載の仕事が入ってきた。しかし、原稿料はタダだったという……。
それでも、「毎週、数千人にタダでPRできると思えばいいんですよ」と笑う。
ブログを始めて、まずどんなメリットがあったのだろうか?
「動かないHPより、書いている人の姿がもろに見えるブログの方が、どんな人かがよりわかりやすいんです」
しかもブログは、みるみる人脈作りが広がる強力なツールだった。
「リンクやトラックバックができる。これまでのホームページと違って、
お互いがつながるので、人脈もガンガン増えていきますよ」
栢野さんは、ブログを「ネット接近戦」と呼ぶ。
「講演でも、『日記を見ました』『書き込みました』という人がたくさんいます。
まずブログを見て、僕のことを知る人が多いんじゃないでしょうか。
僕のセミナーの依頼は、6割はブログ経由です」
ブログを通じて、知名度アップと信頼性を獲得。
6万6千部に上る栢野さんの本の売り上げのうち、2〜3万部、つまり約1/3はネット上で売れた数字だという。
楽天のビジネス分野ブログの中で、日本一のアクセス! ベスト3常連という有名ブログに成長した理由は?
ITに詳しい人の中には、SEO対策(検索で上位に出やすい方法)に優れ、
リンクやトラックバックを多用して、短期間でアクセスを上げる人もいる。
だが、栢野さんはいまだに自分からトラックバックを貼る方法もわからないと、肩をすくめる。
つまり、ただただ実直に積み重ねたマメな更新と訪問者とのやりとり……
それがいつしか、100万アクセス以上を築きあげたのだ。
連日徹夜に近い状態で、気づいたら体重が7キロも減っていた。
こうしてどんどん動いたおかげで、地元の月刊誌のネット連載や、SOHO系メルマガ連載の仕事が入ってきた。しかし、原稿料はタダだったという……。
それでも、「毎週、数千人にタダでPRできると思えばいいんですよ」と笑う。
ブログを始めて、まずどんなメリットがあったのだろうか?
「動かないHPより、書いている人の姿がもろに見えるブログの方が、どんな人かがよりわかりやすいんです」
しかもブログは、みるみる人脈作りが広がる強力なツールだった。
「リンクやトラックバックができる。これまでのホームページと違って、
お互いがつながるので、人脈もガンガン増えていきますよ」
栢野さんは、ブログを「ネット接近戦」と呼ぶ。
「講演でも、『日記を見ました』『書き込みました』という人がたくさんいます。
まずブログを見て、僕のことを知る人が多いんじゃないでしょうか。
僕のセミナーの依頼は、6割はブログ経由です」
ブログを通じて、知名度アップと信頼性を獲得。
6万6千部に上る栢野さんの本の売り上げのうち、2〜3万部、つまり約1/3はネット上で売れた数字だという。
楽天のビジネス分野ブログの中で、日本一のアクセス! ベスト3常連という有名ブログに成長した理由は?
ITに詳しい人の中には、SEO対策(検索で上位に出やすい方法)に優れ、
リンクやトラックバックを多用して、短期間でアクセスを上げる人もいる。
だが、栢野さんはいまだに自分からトラックバックを貼る方法もわからないと、肩をすくめる。
つまり、ただただ実直に積み重ねたマメな更新と訪問者とのやりとり……
それがいつしか、100万アクセス以上を築きあげたのだ。