ダ・ヴィンチ・コード

『ダ・ヴィンチ・コード』基本データ

2006年5月19日 制作国:アメリカ

原題:『The Da Vinci Code』 
原作:ダン・ブラウン
監督:ロン・ハワード
脚本:ダン・ブラウン、アキヴァ・ゴールズマン
音楽:ハンス・ジマー
制作:イマジン・エンターテインメント
配給:ソニー・ピクチャーズ 
 

キャスト
トム・ハンクス
オドレイ・トトゥ
イアン・マッケラン
アルフレッド・モリーナ
ユルゲン・プロホノフ
ポール・ベタニー
ジャン・レノ
ジャン=ピエール・マリエール
セス・ガベル 
 

 
感想

評価:★★★★★

ラングドン教授の最初の事件。

『天使と悪魔』よりも慣れてないからちょっとぎこちなくて、自信もなさそう。原作は『天使と悪魔』が先で、この話が後らしい。本がヒットしたのもこっちみたい。

映画としてはクルクルいろんなところを回る『天使と悪魔』は面白かったけど、本にすると難しいのかもね。
映像になったからこそ映画は成功したといえるかも。
 
対してこっちの『ダ・ヴィンチ・コード』は、いろんなところは回るものの説明が多い。

原作者が制作に関わっているから、2時間という短い時間の中で原作をほとんどちゃんとなぞらえているから、詰め込み過ぎちゃってる印象もある。

映画館でもDVDでも両方見たけれど、映画館の時は字幕で見たのをすごく後悔した。説明が多いから字幕が長くて読んでいるので精一杯。

字幕読んでいると次の字幕になっちゃって、画面にあんまり集中できなかった。これは吹替をオススメする映画。特に吹替が下手で気になるような人もキャスティングされていないしね。


この原作は「事実に基づいている」なんていう注釈つきで発表された。

まあこういう小説にありがちの誇大広告みたいな、ギャグみたいなものじゃないかと思うけど、マグダラのマリアの子孫等について、トンデモ説を唱えているから、カトリックは大反発。

反発したことで話題性が出て更に売れちゃったという皮肉付き。上映禁止になった国があるくらい。そのせいで続編のロケ地も難航したらしい。


舞台はフランス。

最初の死体が発見される現場は、パリのルーヴル美術館。ルーヴル美術館の館長が奇妙なダイイング・メッセージを残して遺体となって発見される。

館長ソニエールはダ・ヴィンチのウィトルウィウス的人体図の格好をして死んでいた。

犯人にやられたわけではなく、自分でこの形を作っていた!なぜこんなことをしたのか?

ラングドン教授は彼の遺したダイイング・メッセージのせいで警察に疑われ、事件にかかわることとなる。

そして、警察に疑われていることを教えてくれた館長の孫ソフィーと事件の謎解きに挑戦する。


ソニエールは、ルーヴル美術館の中の他のダ・ヴィンチ作品にもダイイング・メッセージを残していた。岩窟の聖母、かの有名なモナリザ。
モナリザ

実際に私がルーヴル美術館に行った時、モナリザ以外のダ・ヴィンチ作品(岩窟の聖母とか)は1つのところにまとめて展示されていた。ダ・ヴィンチは有名だけど、作品が少ないから。

ダ・ヴィンチ作品の肌の滑らかさは本当に不気味。

ちなみにモナリザは映画のように簡単に触れる感じじゃなかった。透明のカバーがかかっていて、その前にロープがあって、1つ通路があり、その後ろが私達の見れるスペース。
ルーヴル

通路は車いすの人用だから、一般の人が見る距離はかなり離れていて、実物を間近でまじまじ見ることもできないし、ガタガタ動かすこともできないwそして意外に小さい!
ルーヴル

ナポレオンの絵とか、モナリザの向かい側にあるカナの婚礼とかのが大きくて迫力あって、見応えある。
カナの婚礼

カナの婚礼とモナリザのところはスリが出るほど人がごった返している。

映画でも出てきたイタリア絵画通り(グランドギャラリー)は大きくて迫力ある有名作品も多くて見応えある。映画の雰囲気も楽しめる。
ルーヴル2


ラングドンとソフィーがルーヴルを抜けだして向かったのは、秘密銀行。ソニエールが遺した鍵と暗号を使って、金庫をあける。
 
中にはクリプテックスが入っていた。クリプテックスはダ・ヴィンチが発明したもので、こじ開けようとすると中の紙が解けて永遠に秘密が暴けなくなるものらしい。
クリプテックス

なんだこのワクワク感に満ちたものは!

クリプテックスを持って秘密銀行の職員が逃してくれたかと思ったけど、彼もソニエールを殺した組織”評議会”の人だったらしく、2人は襲われてしまう。殺される危険のあるほどの秘密だということだね。


次に2人はラングドンの旧友リーのところへ行く。ここでリーは「最後の晩餐」に関しての自説を披露。これが、トンデモなのかもしれないけど、結構面白い。映画の中で一番好きなシーンw

ちなみに最後の晩餐はミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院にあります。
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ

大きくて傷んでいる、けど確かに大作。
最後の晩餐

リーの説は、真ん中のイエスの左隣の人はマグダラのマリア。マグダラのマリアとイエスは杯(女性の性器)を形成している。
 
マグダラのマリアを移動させると、イエスの肩にもたれかかっているように見える。

リーの自説は、「イエス・キリストには娘が生まれており子孫を残している。その子孫を守ろうとする小さな組織と、ヴァチカンを代表とするイエスはあくまで神の子であり子どもなど存在しないとする勢力、このふたつが過去の歴史の中で暗闘を繰り広げてきた」というもの。

小さな組織=シオン修道会(ソニエール)、子どもを否定する勢力=なぞの組織”評議会”。


リーの家にも、ソニエールや他の「秘密を守るもの」に手をかけたシラスがやってくる。シラスは評議会に心酔する男。アルビノで、全身真っ白。

この俳優本当はアルビノじゃないらしいけれど、本物みたいにみえる、すごいメイクだなあ。

シラスは悪役ながらとても神秘的で綺麗なキャラなんだけど、日本人にとっては名前が間抜けよね。お魚のシラス思い出しちゃう。


シラスを捕らえたラングドンたちは、リーのプライベートジェットでテンプル教会のあるイギリスへ。

しかし!イギリスでリーまでもが裏切り者であることが発覚。リーはどうしても自分が新たな謎を解明する人になりたかったんだろうな。

こんなことまでさせるほど、イエスキリストやダヴィンチには魔力があるのか。でもこんな不正をやって謎を解こうとする人には、解くことはできない。

逃げたシラスは指示を与えていた導師様を殺し、自分も射殺されてしまう。シラスは人(神?)を信じて突き進んでしまっただけだったのに、こんな結果になってしまって、切ない…。


リーの脅威から逃れたラングドンたち。警察が間一髪で入ってきてよかったなあ。最大の謎を見つけるために、セスリ礼拝所へ向かう。

そこでラングドンとソフィが知った「真実」。マグダラのマリアの末裔、評議会が抹殺したかった秘密は、ソフィだった!

ソニエールが遺したメッセージPSはプリンセスソフィ。ソフィはプリンセスだったのだ!!これがカトリックを怒らせたトンデモ説。

セスリ礼拝所にはソフィを待つ、「守る者」たちが待っていた。ソフィはずっと、ソニエールだけでなくていろんな人に見守られていたんだね。ソフィはそのままそこで暮らすことに。


ラングドンはパリへ戻り、最後の残された謎に挑む。バラの紋章を追っていくと、ルーヴルにたどり着く。

そこで彼は気づいた。

△と▽のまじわる下に眠っているということは…△と▽とは、ルーヴルの大きなピラミッドのこと!
ルーヴル3

その下に、守られるようにマグダラのマリアの遺体が安置されていた。この秘密は、彼だけの知る秘密…。

美術館の地下に遺体があるなんて、美術館の館長は知ってたのか?いつかバレちゃうんじゃ?とか思っちゃうけど、まあいいか。

ルーヴルのピラミッドは、この映画を見てから行ったから神秘的に感じてしまったね。

中から見ても外から見てもとっても綺麗。個人的にはライトアップされている夜に外から見るのがオススメ!


絵画って楽しい!!ダヴィンチは本物の天才だったんだなあ。天才の頭のなか覗いてみたい。

原作本も見てみたい。

評価:★★★★★



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