踊る大捜査線1

『踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!』基本データ

連続ドラマ『踊る大捜査線』劇場版1作目

1998年10月31日公開 制作国:日本

監督:本広克行
脚本:君塚良一
制作:村上光一、中村敏夫
音楽:松本晃彦
主題歌:織田裕二『Love Somebody[CINEMA Version]』
制作会社:フジテレビジョン、ROBOT
配給:東宝
興行収入:101億円 


キャスト
織田裕二
柳葉敏郎 深津絵里 水野美紀
小野武彦 佐戸井けん太 斉藤暁
浜田晃 ユースケ・サンタマリア 山崎一
北村総一朗 温水洋一 北山雅康
星野有香 小林すすむ  隆大介
津嘉山正種 大和田伸也 神山繁
篠原大作 原田清人 大杉漣
津田寛治 久世星佳 大塚良重
筧利夫 小泉今日子 いかりや長介 

あらすじ


青島俊作(織田裕二)、恩田すみれ(深津絵里)は"通称・空き地署"と呼ばれる湾岸署に勤務する刑事。そんなある日の午後、湾岸署管轄の川で、腹部に刺しゅう用の糸で縫合した手術跡のある水死体が発見された。当初、自殺かと思われたが、解剖の結果、胃袋の中からテディ・ベアのぬいぐるみが現れ、事件は猟奇殺人事件へと発展していく-。




感想

評価:★★★★☆(4.5)

大人気シリーズの劇場版1作目
実写邦画映画で興行収入第1位を記録している『踊る大捜査線 THE MOVIE2』を生んだこのシリーズ。

もちろんその2作目も面白いけど、1作目もすごく面白い。

何度か見たことあるけどちゃんと毎回おもしろい、展開が分かっているのに。

特に小泉今日子の怪演が印象深い。


3つの事件:水死体事件
河川で胃の中にぬいぐるみが入れられた水死体が発見されたところから事件はスタート。

他殺体が発見されると捜査本部を立ち上げなきゃいけなくてめんどくさいから、と川の向こうの管轄の署に行かないかな~とボヤく湾岸署メンバーたちが相変わらずすぎて癒やし。

殺人事件起きてるんだし、全然癒やされちゃダメなんだけども。

事件はインターネット上の裏サイトが関係していた。

このシリーズはなんだかんだでいつも、その時代に合ったというか最先端のネタを入れてくるんだよね!

その入れ方がうまい。


この事件の犯人は日向(小泉今日子)。

雪乃さんが可愛いからかすごく好かれていたね。

日向は自分から湾岸署に来なければ、きっと捕まえられなかっただろうな。

「早く死刑台につれていけ」と言っていたから、死刑になりたかったんだろうか。


3つの事件:吉田副総監拉致事件
水死体で捜査本部が出来るかも、と考えていた湾岸署だったけれど、もっともっと大きな事件が起きていた!!

副総監の事件の事件名を考えるスリーアミーゴスが可愛すぎた。

「頑張れ!吉田副総監」個人的にお気に入り。

結局秘密の捜査本部だから貼っちゃダメって言われて、あんな綺麗に書いたのに無駄になってしまって残念でした。


この事件で誘拐された吉田副総監は和久と旧知の仲。

和久と吉田は青島と室井のような関係性で、和久にもこういう人がいたんだなと嬉しくなると同時に、副総監にまでなっているのにまだその思いが達成できていないのかと気の遠くなる思い。

室井の目指す場所は大変だね…

一人が頑張っても組織は変えられないから、同じような気持ちの人たちを増やすしかないんだろうな。


和久は誘拐事件のマニュアルなんて関係ねぇ!と単独行動するわけだけど、それで警察が関わっていることが犯人にバレたり、ちょっぴり迷惑?

でも和久が捕まったりしたから犯人に近づけたわけで結果オーライ?


この事件は吉田副総監が逮捕された!ってことで警察が難しく考えすぎていた。

それを日向が指摘し、「犯人はただの子供」ということがわかる。

「副社長」と言っていたのは吉田の息子が友達(犯人の一人)に自分の父親が副社長だと喋っていたから勘違いしていただけだったし、プロファイルの「30代で頭がいい」とかは完全な間違い!!


この犯人逮捕の時に飛び出すのがあの名言!

「事件は会議室で起こってるんじゃない、現場で起こっているんだ!」

副総監拉致という事件のせいで、上がうるさかったこの事件。

室井にも所轄にもフルストレーションがたまる中、この発言はスカっとした。

それでも全然聞いてないのが会議室のお偉方なんだけどねー。


お偉方の命令を振り切って突入した青島とすみれ。

犯人は普通に家にいて、「ゲームオーバーかぁ」なんて言ってるんだけど、その後青島が犯人の母親に刺されてしまう。

犯人は呑気にヘラヘラしていたけど、母親はそんな精神状態じゃなかったのね…

結果的にこんなことになっちゃって、二人で突入っていうのが無謀だったんじゃねーの?と思うけど、死んでないし映画を盛り上げるためだからしょうがないか。

青島を搬送するすみれと室井が、青島が死んだわけじゃなくて寝てたって気づいた時の表情が最高でした。

青島、寝ずにお疲れ様…。


3つの事件:署内窃盗事件
署内で起きた窃盗事件。

1つ目の事件で見事署内で日向確保に貢献した男…実は窃盗事件の犯人だった!

彼はコスチューム犯で、制服を着てその場にまぎれて窃盗を働いていた。

警察が一番動きやすかった!なんて言われてしまう湾岸署w


しかーし!

その犯人は領収書を盗んではいなかった。

領収書なんて盗んでもなんの意味もないもんね。

領収書の窃盗犯はなんと署長!

湾岸署の警察官たちに逮捕されてしまうのでしたw


リハビリを頑張る青島
刺されはしたけれど命はとりとめた青島。

警察官に復帰するためにリハビリを頑張っておりました。

それを険しい表情で見つめる室井、ニコニコ見守る和久がすごく良かった。

和久が見つめるシーン異様に長いんだけど、いかりや長介がすごくいい演技している。

ちなみにこのシーンの看護師役が木村多江というちょっと豪華な布陣。

この頃はあんまり出てなかったのかな。


『踊る』シリーズ見ていると織田裕二ってイケメン俳優なんだなって再確認できる。

最近は世界陸上のハイテンションぶりとかの方が印象深いけど、こういう熱い男をやらせたらすごくカッコイイ!

大ヒットシリーズになるのも納得な良い出来の映画。

実写版なんだけどドラマ見て無くても楽しめるところもGood。
 
評価:★★★★☆(4.5)



受賞歴

■日本アカデミー賞
 最優秀助演男優賞(いかりや長介)
 最優秀録音賞
 話題賞・俳優部門
■ヨコハマ映画祭
 脚本賞
 審査員特別賞
■おおさか映画祭
 助演女優賞(小泉今日子)
■毎日映画コンクール
 日本映画ファン賞
■日本映画批評家大賞
 特別賞(スターライト賞)
■ゴールデングロス賞
 最優秀金賞
 話題賞



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