アスキー・メディアワーアクスの週刊パソコン誌「週刊アスキー」が5月26日発売号を最後に、印刷版の刊行を停止することが分かりました。週刊アスキーのネットメディア「週アスPLUS」のサイトにお知らせが掲載されています。

 6月以降は、電子書籍版にあたる「週刊アスキー電子版」と、ネットメディア「週アスPLUS」に完全移行するとのこと。紙媒体としての「週刊アスキー」は実質休刊となりますが、電子版は今後、従来の誌面デザインを踏襲しつつも、発行間隔を自在に調整して即時性を高めるなど、電子書籍の強みを生かして良質なコンテンツを提供していくとのこと。また「週アスPLUS」はこれを機に、サイト名を「週刊アスキー」に改名する予定。

 「週刊アスキー」はアスキー・メディアワークスが発行するパソコン誌。前身となった「EYE-COM」時代から数えると、実に26年もの歴史を持ち、また日本では現存する唯一の週刊パソコン誌として根強い人気がありました。

http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1503/31/news039.html

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   ↑ 今日発売の最新号。スマホ雑誌。

 創刊号から買っていた。最初は「EYE COM」だった。隔週刊の時期もあった。なつかしい。空港で買って海外に持参したことも数多い。あのころはパソコン雑誌を買いまくっていた。いろいろそろっていた。自作に凝っている頃は頼りにしていた。インターネットの普及、紙メディアの衰頽。いまはほとんどが廃刊になった。『週刊アスキー』は数少ない残った雄だ。

 しかしここ何年かはパソコン雑誌ではなく「スマートフォン雑誌」に変身していたので縁遠かった。売るための必然の方針変更だったのだろう。
 『週刊アスキー』がパソコン雑誌のままだったとしても買わなくなっていたように思う。情報はネットで充分に集められた。欲しいモノの使い勝手報告は、誌上のライターの文より実際に商品を購入したネット上のレビュアーのほうが信頼できた。なにかを読まないといられないのだが、出先でもタブレットがあれば十分だった。いつしかマンガすらタブレットで読むようになっていた。
 それでも紙には紙の魅力がある。「新型ノート特集」の号ではKioskで買い電車の中で読んだ。創刊から5年ぐらい前までは毎号缺かさず買っていたが、ここのところ月1回、いや2ヵ月に3回ぐらいまで減っていた。



 2年前、バイトの事務所で、アンチャン、ネーチャン、オバチャン数人が、私の持っている『週刊アスキー』を見て不思議がった。なんの雑誌かと問うてきた。中にはエロ本かと勘違いするのもいた。たしかに表紙は似たようなものだ(笑)。私にはこの表紙センスは解らない。でも長年続けたのだから読者に評判は良かったのだろう。
 彼らはみなスマートフォンを持っていた。重用していた。ひとと一緒のときも、会話するでもなく手元のケータイを見詰めているタイプである。なのに『週刊アスキー』の存在すらしらなかった。スマートフォンを愛用することと、それに関する新型器の情報を紙のメディアから得ることは無関係だったのだろう。あるいは彼らはスマートフォン耽溺型ではあるが、新型とか新機能には興味のないタイプだったのか。こっちのほうが正解かもしれない。自分があたらしいもの好きなのでそう思いがちだが、意外にみな「いま使っているもので十分」で、新型器には興味がなかったりする。

 私のATOKには「あすきー」と打つと「『週刊アスキー』」と変換されるよう辞書登録されている。『週刊アスキー』が創刊された(EYE COMからそうなったとき)にしたものだ。何年前だろう。もう使うこともないから削除する。 

 毎週愛読していたパソコン雑誌なら廃刊に想うこともあるが、スマホ雑誌になってから縁を切っていたので、ことさら感じるものもない。でもまあ「そうかあ……」という時の流れだけは感じた。