無料IMEの新手であるBaidu IMEというのがやたら接近してくる。フリーソフトをインストールすると一緒に入ってこようとする。拒む。新手のIMEに興味はあるが無遠慮なのは好きではない。なんだかやたら図々しい無料ソフトだ。こういうのは当然フリーソフト側に金を払うのだろう。フリーソフト制作者もダウンロードされるたびにお金が入ってくるならこんなうれしいことはない。

 お世話になっているライブドアブログにも接近しているようで、ブログをアップすると、無事完了の合図に毎回こんなのが出る。

baidu


 これはちょっとひどいと思う。こういう少女アニメキャラみたいなものが好きなひとは楽しいだろうが、Baidu IMEとも、こんなキャラとも接したくない私には、ブログアップのたびに毎回見せられるのは苦痛だ。ただで使わせてもらっている身であり強いことは言えない立場だが、文章末尾に入れる広告と、こういう絶対に逃れられない場に入れる広告では意味が違う。これは広告を入れてはいけない場だと思う。

 ブログをやっている以上、ライブドアブログ利用者150万人がアップのたびに見ざるを得ないから、広告主に対しては「150万人が毎日必ず目にする広告=効果絶大」ということで強気に行ける。稼ぎ頭か。しかし迷惑だ。
(文句があるならCMのない有料版にすればいいのか……。)




 IMEがまだFEPと呼ばれ有料だった頃、あれこれ買い揃えたものだった。あまりにバカなのであのころは「白地図」ならぬ「白辞書」が流行った。完全に辞書をなくし、FDに自分の使用する単語を記録して行くのである。初期のIMEであるからまともな変換はできない。連文節どころか単語もできない。暴走族の「夜露死苦」みたいな単漢字当て字変換になってしまうので、それを「宜しく」とか全部自分で辞書登録してゆくという方法だ。とんでもない誤変換よりはよほどましで、私もけっこう熱心にやった。「よろしく」を「夜露死苦」のような誤変換をされ、ひらかなに直すのに苦労するなら、「よろしく」は「よろしく」としか変換できないようにしてしまうほうが快適なのだ。そんな時代もあった。



 あたらしいもの大好きで、かつてはFepオタクというぐらいIME好きだったのだから、いまもATOKとGoogle日本語入力を使い分けているように(MS-IMEは削除している)、さらにこのBaidu IMEを入れてもふしぎではなかった。いやいや、入れて当然なのだ。使いこなせもしないのにAdobeの重いソフトを入れたり、DAWソフトも複数入れているからProgram FilesとUserfileが肥大して私のOSは今80GBを越えている。
なのにこれにはまったく興味がなかった。それはこのキャラからもわかるようにアピールポイントが私とはずれていたからだ。

 私が芦田愛菜ちゃんの名を入力することはめったにないだろうし(笑)、それにこれはGoogle日本語入力が最も得意とするところだからまにあっている。

baidu2


 顔文字を使うことはないのでこれも不要。これもGoogle日本語入力が得意だ。いまATOKからGoogle日本語入力に切り替えた。
「にこにこ」で ^^;、 (^_^;)、 (^O^) (*^_^*) といくらでもやってくれる。
「むっ」で ( `_ゝ´)ム とか(笑)。こんなものを使うことは一生ないが。

baidu3




 まったく興味のわかないIMEだった。まともな連文節変換でATOKに立ち向かえるはずもないし。とはいえそれはATOKの弱い人名、流行りモノの部分をGoogle日本語入力がカバーしてくれているからであって、これがないときに出て来たなら、芸能人名には強いようだから重宝した可能性は高い。その意味ではタイミングがわるかった。

 そしてまた思うのはGoogle日本語入力の地味なアピールだった。今でこそ動画も用意しているようだが、最初はこれだけだった。

googlejp


 私はこの地味さに惹かれてインストールした。もしもGoogle日本語入力が今回のBaiduのようなアニメ路線だったらインストールしなかった。
 後発のBaidu IMEは、文節変換ではATOKに敵わないし、人名や流行りことばではGoogle日本語入力と五分だし、ということから派手なアニメキャラを設定しての若者向け展開としたのだろう。それでインストールした若者も多いだろうし、それで拒んだ私のようなのもいる。それは戦略だ。プラスマイナスはしかたない。



 興味がなかったのでどうでもいい存在だった。ライブドアブログがアップのたびに上の絵を出すというひどいことをしなければ、そのうち私は忘れていた。しかしここまでくどいことをされると、「いったいこのBaiduって何なのだ!?」と興味を持つ。その点では広告の効果はあったことになる。ただしけっして好意的なものではなかった。むしろ反感の原因探りに近い。

 調べて、シナの検索エンジン最大手「百度」とわかった。なんだ、そういうことだったのか。「百度」がよりグローバルになるために漢字を捨て「Baidu=バイドゥ」となっていたのである。「バイドゥ株式会社」という日本法人もある。支那語の百度の発音がバイドゥなのを知っていたのに、迂闊にも私は「百度」と「Baidu」の聯想ができなかった。ヒャクドと読む癖がついていたからだ。

 検索エンジン百度には苦労させられている。登場したときからいかにもシナらしい強引さで、いつのまにか浸入し、規定の検索エンジンをGoogleから百度に変更された。徹底的に排除した。かってなことをされればこっちもむきになる。
 いや「いつのまにか浸入し」は失礼だから訂正する。フリーソフトを入れるときに附いてくるのである。だから「いつのまにか」ではない。拒むことは出来た。そのフリーソフトのインストール時に、デフォルトで「規定の検索エンジンを百度にする」にチェックが入っている。そのチェックを外さないと実行されてしまう。一度インストールして、使い物にならないとすぐにそのフリーソフトをアンインストールしても、検索エンジンは百度になったままだ。これがもう何度もあった。フリーソフト側もそのDownload数で金になるのだろうから最初から「Baidoを検索エンジンにする」にチェックを入れているのだ。

 いまはもうそれに注意しているのでだいじょうぶだが、最初の頃は、まさかフリーソフトのインストールで検索エンジンを変られるとは思わないから「いったいいつの間に」と悩んだ。そういう方法による普及にもそれなりの効果はあるのだろうが、イメージとしては甚だよくない。ズルいと感じる。



 このBaidu IMEをインストールすると、個人情報がみなシナに送られるというまことしやかなデマが流れたらしい。それを精査した人がいる。

 そのブログはここ

 このかたは《私は中国に好意があるわけではないですが、根拠のないあからさまな敵意みたいなのに対してはちょっと引いてしまいます。中国尖閣諸島の船長が『取調べで暴行を受けて、尖閣諸島が日本の領土であることに署名を迫られた』という嘘ついてるのと大差ないと思います》としている。冷静で知性的な姿勢だ。いかにシナが嫌いでも根拠のない中傷はよくない。

 ただ、日本の情報が日本で集められたとしても、そのあと本部のシナに送られることはまちがいないし、そもそもこれってGoogle Chromeが出たとき、情報がみなアメリカに送られると話題になったことと同じだ。私もそれはやはり不快で、同じChrome系のブラウザで、その機能のないSRware IRONやChrome Plusを使ったものだ。

 そういうシステムのモノを使う以上、それは覚悟せねばならないことでもある。Google日本語入力や、このBaidu IMEが流行りことばに強いのは(Baiduは使ったことがないので推測だが)、検索エンジンで使用されたコトバを収集しているからであって、利用する以上それを分析されることからは逃げられない。



【追記】──この文章を書いたのは2011年12月26日。ちょうど2年後の2013年12月26日、Baidu IMEが利用者に無断で情報収集をしていたことが露見し、事件となっている。
 私は上記で、「いくら嫌いな中国でも、根拠のない中傷はよくない」と書いたひとを支持したわけだが、甘かったことになる。根拠のある噂でありデマではなかった。事実であり、中傷ではなかったのだ。まだまだ甘かった。反省。とりあえず、使わなかった自分にほっとする。



 そういう怖れを抱くひとにATOKはいい。いまだに「あしだまな」を変換すると「脚玉名」になる(笑)。その時代遅れ感は、それはそれでいとしいともいえる。さすがにこれではそっち方面の文章を書くひとに愛想を尽かされると脅えたのか、次のVersionからはネット接続による細かなフォローを始めるらしい。

atok


 そりゃまあ無料のIMEに対して1万円前後もするのだから当然だ。私もこのサービスがあればまたATOKだけで充分になるので購入するつもりでいる。人名入力のときだけGoogle日本語入力に切り替えるのは煩わしい。しかし「専任スタッフが選別」とあるのが心配だ。おそらくAKB48の人名はすぐに出るが、私の必要とする落語家や力士の名は出ないということになるのではないか。

 上記、Baiduのデマに対して正当な意見を述べていたかたは《といいつつ、愛用してるのはIME2010なのでした》と書いている。私には、あんなクールなすばらしい意見の持ち主がMS-IMEで平気なことが信じがたい。ATOKにも不満だらけであるが連文節変換で図抜けているのは確かだ。

 さて書きあげたのでアップ。また冒頭のBaidu IMEの画を見なければならない。うんざり。

============================================

追記──こんな感じで入ってくる(笑)──2012/1/15


 これはベンチマークのフリーソフトCrystal Disk Markのインストール画面。ふつうにインストールするとYahooツールバーや「キングソフトOffice体験版」、Baido IMEが入ってくる。デフォルトでチェックされているから、このチェックをすべて外さねばならない。こういうフリーソフトが山とある。Yahoo嫌い、Baido嫌いは気をつけねばならない。

crystal




 映像再生ソフトGom Playerにも気をつけて(笑)。デフォルトでインストールになっている。これ、朝鮮製のソフトである。やはり朝鮮はシナの手先なのか。

baidogom

============================================

【追記.2】──とうとう入られてしまった!──2012/9/13

 「キングソフト辞書」というフリーソフトがある。むかしから利用している。それの反応が鈍くなったのであらたにDownloadして上書きした。ソフトの不調はこれで元に戻ることが多い。
 上書き再インストールして、確認すると使いやすくなっている。安心して作業に戻ろうとしたらなんか変だ。

 タスクバーを見ると、IMEのATOKのところが見知らぬ物になっている。開く。Baiduだった。これだけ気をつけてきたのに、とうとう侵入されてしまった。キングソフト辞書にもついてくるようになっていたのだ。しかもステルスだ。私はこんな使い慣れたソフトでも慎重に確認しながら再インストールを進めた。そこには「インストールの確認」は一切なかった。あったら気づいている。上記ふたつのソフトの例のように、チェックを外す項目など出て来なかった。いま、「キングソフト辞書をインストールすると、一緒にBaidu IMEも入ってしまう」。これはひどい話だ。



 キングソフト辞書はそれによってBaiduから金をもらっているのだろうが、これで大きく評判を落とすだろう。愚かなことだ。私はいまからキングソフト辞書をアンインストールする。それがこんなとんでもないことを平然とやる企業に対するせめてもの抗議だ。もう二度と使わない。

 その前に一刻も早くBaiduを消さねば。



 アンインストールしようとしたら、こんなのが出た。

baidu4


















 すごいな、この粘りは。「もうすこし」もなにも1秒も使っていない。浸入されたとわかって即アンインストールだ。
柔道の試合で、日本人がイッポン取って勝ったので、力を抜く。勝敗は決した。しかし外国人選手は投げられてイッポン取られているのにしつこくしがみついている。引っぱられて思わず日本人がしりもちをついてしまった。するとそのしりもちがイッポンにされたという信じがたい試合があった。

 それを思い出した。ここまで粘るべきものなのだ。外交問題も同じだ。このしつこさがなくてはならない。
 このあとさらに「ひきとめ」が出るのだが、画像を紹介する気力もない。

 とにかく、PCユーザーになんの承諾を得ようともせず、自分と一緒にBaiduを挿れてしまうキングソフト辞書には怒りを覚えた。

 と書いて気づいた。Crystal Disk Bench Markの時に「キングソフトOffice体験版」がBaidu IMEとペアになっている。この会社、グルなんだ。関わった私がバカだった。反省。

 先程、いきなり検索エンジンがBabylonになっていておどろいた。急いで「検索エンジン管理」から消して、もとのGoogleにもどす。完全に消し、検索エンジン一覧からも削除したはずなのだが、いったいどこから沸いてくるのか。おそらくこのキングソフト、Baiduとの連係だろう。こちらの嫌いなものはみな仲がよいようだ。よくできた話である。

============================================

【追記.3】──とうとう入られてしまいました、二度目──2012/11/10

 KMplayerという南朝鮮製の動画プレイヤーを入れている。上記Gomplayerも同じ。
 これが「Version UpしたのでDownloadしてインストールするか」と自動で問うてきたので、つい「はい」と応えてしまった。すると知らないうちにBaidu IMEになっていた。今からアンインストールするところ。
 PandoraTVも一緒に入ってきたらしい。うんざり。ほんとに朝鮮はシナの手先だ。

baidu5

 しつこく食いさがる。




baidu6

 なんとかアンインストール完了と思ったら、ブラウザがかってに開き、質問してくる。









baidu7































 これぐらいやらなきゃ後発のIMEは普及しないのだろう。たいしたもんだ。ここまでやられると感心する。

---------------

【追記.4】──中共でBaiduを体験してきた──2013/3/12

 シナの130元(2000円強──日本だと1万円のビジネスホテルぐらいの設備)のホテルに泊まろうとしたら、160元だと「電脳房」なので、それにしてみた。同じ部屋だから、30元がパソコン代金になる。部屋にパソコンがあり、インターネット接続されているらしい。

 部屋に入るとデスクトップ機がおいてあった。ディスプレイは23インチのワイドであり、ここまではなかなかよい。
 OSはXP。回線はADSLだろうか、遅くていらいらした。
 検索エンジンはしっかり百度=Baiduだった。やはり中共のデフォルト検索エンジンはBaiduらしい。

 中共では情報制限がされていて、日本では簡単に調べられることも、政府に都合が悪いことは検索できないと言われている。たとえば「天安門事件」だ。それを確かめたかったが、時間がないのと、遅いのに苛ついてできなかったのが心残りだ。

---------------

【追記.5】いったいいつの間に、殺しても死なない──2013/10/8

 一昨日、文章を書こうと思ったらIMEがBaiduになっていた。ATOKに切り替えようとしてもしつこく居すわる。いったいいつの間に入ったのだろう。覚えているのは、Gomplayerという韓国製の動画再生ソフトにVersion Upしたのでアップするかと問われ、インストールしたことだ。そのときに確実にこういうものを挿れるかどうかのチェックを外し、「いらない」と断っているのだが、入ってしまう。Your Uninstallerを使いアンインストールする。

 そして今日。いきなり「規定のIMEをBaiduにしますか」と問われた。寒気がした。完全に削除したはずなのだ。まだどこかに残っているのか。調べると本体は消したがレジストリに残っていた残滓が問うてきたらしい。おそろしい。気味が悪い。闘いはまだまだ続く。

 ATOKも高い金を払って買っている有料IMEなのだから、そんなのに浸入されたら「規定のIMEがATOKから異なるものに替えられるようとしています。どうしますか?」と問うぐらいの能力をもってくれ。敵ながら、ここまでやるものかと惘れ、感心している。しかし図々しい。BaiduとBabylonはすごい、いろんな意味で怖い。

kanren6
Delta Searchの異常さ

---------------

【追記.6】──Winampにもついてくる──2013/11/4

 ひさしぶりにWinampを挿れた。インターネットラジオを聞くのにはこれがいい。最近の私はJazz部門のSmoothJazzしか聞かないが。
 すると「Baidu IMEを挿れますか」と聞いてきた。しっかり「いいえ、いれません」にチェックを入れる。すると固まった。1分ぐらい固まっていた。何事かと思う。

 Winampを起動する。その瞬間、IMEがBaiduになっていた。あれだけ拒んだのにインストールされている。
 IObit Uninstallerを起動して確認する。有料のUninstallerももっているが、IObitのこれはフリーソフトなのに優秀だ。愛用している。
 するとあれだけしっかり拒んだのに、「Baidu IME」が79MBで入っていた。いやはやなんとも。いま削除した。パワースキャンでレジストリもきれいにしたはずなのに、まだタスクバーのATOKの横をクリックすると「使えるIME」で存在を主張している。まだ残っているファイルがあるのだろう。なんとしてもきれいにせねば。しかししつこい。

「本当にアンインストールしますか? お別れするのがつらいです」の画面では、かわいい少女が涙を流して別れたくないと言っていた。なんでそこまで熱心なんだ(笑)。図々しさと、しつこさと、わざとらしさ。新興宗教の折伏のしつこさを思い出す。

 エクスプローラーで確認したら、Program fileにまだBaiduというのが残っていた。ここにdllがある。これを消さないといつまでも存在を主張するだろう。消そうと思ったらなかなか消せない。「他のソフトが開いているから出来ない」といやいやをする。言われるまま、ブラウザ、Winamp、アンインストールソフトを閉じて、やっと削除出来た。しかしまだタスクバーの「使用できるIME」の欄には、完全に削除したのに「Baidu IME」が表示されている。呪われているのか。なんなんだこのしつこさは。

---------------

【追記.7】──Baidu IMEの情報収集発覚!──2013/12/27

 いまニュースでやっている。Baidu IMEが情報収集をしていたのがバレた。200万人もの日本人が、特に大学を中心にして使用していたという。なんという脇の甘さだろう。あきれる。気狂いを気狂いと見抜く目さえなくなっているのか。

●Baidu IMEが情報送信──やっぱりね

 今回話題になったことで、ひとりでも多くこの異様なソフトの怖さに気づいてくれるといいが……。

---------------

【追記.8】──Baidu IMEに日本政府が使用禁止の呼び掛け──2014/1/2

 それに対してシナの反論が嗤える。それはこちらにまとめました。