私はMS-Dos3.1からパソコンを始めた。フロッピー2枚で25000円。
 それからOSがUpgradeされると律義に買い続けてきた。
 Windowsは3.1から。CDではなくフロッピータイプを買った。フロッピー23枚のOS。
 95や98のあとにmeなんてひどいのもあったが、発売と同時に買った。
 不満があった。不満があったから新OSはそれを解決してくれるのではないかとゲイツに貢ぎ続けた。

 2000で初めて満足した。
 XPがあり、Vistaにもすぐ飛びついた。
 5年ぶり新OSは、要求されるハードのスペックがXPとは桁違いで、多くの問題を起こしたが、その欲求を満たしてやれば、XPよりもはるかにかっこいいOSだった。でも全面的に変更された実験作だからあちこち缺陥だらけ。それはそれでしかたなかったかとも思う。独占企業にお情けは禁物だが。

 それを修正したのが7。VistaはWindows6。7は7じゃない。正しくは6を修正した6.1。
 だけどこの6と6.1の差は大きい。
 毎度書くけど、ふところに餘裕があればVistaのひとは7にしたほうがいい。Vistaに対して誰もがすなおに感じる細かい不満を改良したのが7だ。Vistaを使っていて不満を感じないひとはそれでいいが(そういうひとも多いものだ)、「なんでこうなの? ここをこうできないの!?」のように感じるひとは7にしたほうがいい。きちんとそれが解消されていることに気づくだろう。
 フロッピーOSの時代から使ってきて、私が撰ぶMSのベストOSは、2000と7になる。



 今年末には正規発売になるという8もR版のころにDownloadして使っている。
 いつもなら今の時期、私は7と試用版8をデュアルブートにして、早く8の正規版が出ないかなと待っている状況。それぐらいあたらしいもの好きのだまされるタイプのバカ。フリーソフトは新バージョンが出るとすぐVersion Upする。人柱大好きだ(笑)。賢いひとはこういうことはしない。いまもXPだったりする。

 でも8は私には興味のないOSだった。好きになれずインストールしてすぐ早々と削除した。その後の製品版にちかい改良版にも関心がない。今年末に発売になっても買わない。

 Windows8とは「タッチパネルOS」である。スマートフォン等で慣れていて、液晶を指でいじることが好きなひとには楽しいOSになることだろう。デスクトップやノートパソコンもタッチが主流になるのだ。逆に私のようにそれに抵抗があり、好きでないものには、関心外のOSになる。それだけ。ただそれだけの話である。

 MSは、「将来パソコンからキイボードは消える」との発言もしており、スマートフォンやiPad使用者の取り込みを目論んでいるようだ。
 Mac系は、MacノートやiPad、iPhoneで、それぞれOSがちがい、そのことによる不便があるらしい。MSはそれを統合し、MS系の機器を使うひとは、デスクトップ機、ノートパソコン、タブレット端末、スマートフォンまで、みな共通のOSでOK、操作も同じならアプリも共通、ということを売りにしたいらしい。その尖兵がWindows8になる。



 過日、私と同世代の<きっこさん>が、液晶を指で触って操作する形式を嫌い、画面が指紋でべたべたになるから、あたしはスマートフォンはぜったい持たない、のようなことをツイートしているのを見かけた。彼の言うとおり、これに対する好き嫌いは極端に分かれる。基本として私たちの世代は好まない。私も液晶に指で触れて操作することには抵抗がある。だって初めてのノートを買ったとき、同時に液晶保護シールを買って貼ったほど液晶に対して神経質(?)な、あるいは崇高(?)な感覚をもっている世代なのだ。あれを指で触るのには抵抗がある。

 私は今もデスクトップ機の液晶ディスプレイを専用のクロスでこまめに拭くし、プラスチックブラシで頻繁にホコリを払う。2台並べて使っていて、正面に23インチ、右側のサブが19インチと変則的なので、角度をつけている。すこし折れまがった感じ。角度を直すとき、ディスプレイ周囲の黒枠に指紋がつくと専用クロスで即座に丁寧に拭き取る。拭き取るときにまたついてしまったりするから慎重にやらねばならない。三日に一度はディスプレイ専用クリーナー(スプレータイプ)で磨いている。そういう身には「液晶に触って操作」は無理だ。触るたびに拭かねばならない。

 でもそんなことに抵抗があるのは私や<きっこさん>の世代までで、電車の中で見かける若者や、中には私と同世代の若者じゃないひとまで、もうみなスマートフォンのようだから、「タッチパネル全盛になり、キイボードは消える」は止められない流れなのだろう。



 8を嫌うからWindows7とは長いつきあいになりそうだ。不満がないので8を買うことはない。おそらく8は、よくもわるくも物議を醸す。その「姿勢」が問われる。MS-OSの今後の「軌道」を示したものだからだ。それを受けた9がどうなるのか。

 私としては、出るたびにあたらしいのを買ってきて、そういう自分にはしゃぎつつ、嫌ってもいたから、次の新OSに興味がなく買う気がしないというのは初めての経験になる。ステップアップしたようで気持ちがよい。やっと洗脳から解放されたような。



 BGMはウインダムヒルレーベルの「Midnight Groove」。これはなかなか豪華でセンスのいい選曲。
 今日はAmazonから藺草ゴザが届いた。雨降りだから藺草のにおいにつつまれて読書でもしよう。

midnightgroove

 Tuck & Pattiが懐かしい。M先輩と一緒に青山のブルーノートで見たのはどれぐらい前だろう。90年代はまちがいないが何年だったか。

 黒人女シンガーと白人男ギタリストのコンビ。女が年上。夫婦。息の合った夫婦漫才のよう。一年の半分をワールドツアーで廻っている。仲のいい夫婦なんだろうね。

 ブルーノートで見たとき、Pattiの歌に聴きほれるべきなのだが、私はTuckのギターテクばかり見ていた。フルアコをパッティングする独自のもの。
 ふたりのアルバムはもっているが、調べたら、近年出たTuckのソロアルバムがあるらしい。聞いてみたい。