kotatsu 去年の厳冬期に、「来年はこれを買おう」と思った「ひとりこたつ」というのが今夜届いた。左の写真。27センチ四方なのでちいさい。これをデスクトップ機のしたにおいて使う予定。



 ところで、大嫌いな佐川急便(笑)がやってきたのは午後9時過ぎ。こんなに遅いのは私は初めて。
 昨日発送したと通販会社からメールが入っていたので、今日は近所のドラッグストアに行くときも、「この間に来たらまずいな」と気を遣ったりしたのだが、取り越し苦労だった。
「遅くにすいません。今日はこれからまだ20軒もあるんです」と言っていた。とすると22時過ぎ、23時過ぎの配達なんてのもあるのか。私は早朝だろうと深夜だろうとかまわないが、困るひともいるだろうに。なんでそういうことになるの? 運転手は朝の8時から働いていて、そうなの? 相変わらずよくわからん会社だ。



 脚もとの暖房には苦労している。こたつ大好きなんだから、冬場は「こたつにノート」で決まりのはずなのだが、自作デスクトップ機偏愛のPC人生なので、ノートじゃつまらんのである。なにをするにもデスクトップ機でないとイヤなのだ。

 病膏肓に入り、とうとうこの頃は長年厳禁にしてきた「デスクトップ機前での飲食」までするようになってしまった。これはやめたほうがいいのだが……。



 こたつテーブルで晩酌をし、マンガを読んだり録画しておいたテレビを見たりする習慣だった。小説の場合は、読んでいるときはとても楽しいのだが、酒を飲みつつだと翌日内容を覚えていない(笑)。けっきょく素面の時に読んだ箇所まで戻ることになる。まあ何度も楽しめてお得と居直ればいいのだが、「あの時間はいったいなんだったんだ」と思うと虚しい。

 マンガがいちばんいい。もちろん深刻じゃないものに限る。でももう「本の形のもの」は読み尽きた。私は宝物にしている本以外はみな犲炊瓩靴燭里如◆嵋椶箸靴栃櫃辰討い襯泪鵐」はすくない。「いがらしみきおの初期作品」とか、小林まことの猫マンガ「What's Michael」とか、そういう宝物以外はみな自炊してPCに収めてしまった。これはもうたっぷり保っている。150GBを越えているからかなりのものだ。まあマンガ好きとしては人後に落ちない。だいぶかたよっているが(笑)。

 全巻もっていた「ゴーマニズム」とか缺かさず買っていた『SAPIO』とかも捨てる前に自炊すればよかったと悔いるのだが、捨てる決断をしたときまだそういうスキャナーは出ていなかった。「ゴーマニズム」は、戦争論、台湾論、沖縄論、天皇論あたりを残して、みな処分してしまった。



 絶対厳禁だったPC前の飲食をやるようになってしまったのは、この「自炊マンガ」が関係している。こたつテーブルだと、それを見るのはThinkPadの12インチになる。私にはそれではちいさいのである。デスクトップ機の2台の23インチで読むのが楽しい。これだと二面あるからサブのほうで音楽を表示して流せる。映画をBGVとして流したりもする。

 こたつテーブルにもiPodやCDを再生できる機器を先日導入したのだが、とにかくもうなんでもできるデスクトップ機の魅力にはあらがいがたい。こたつテーブルでする、マンガ(ノートPC)、音楽(再生機)、BGV(テレビ)というのがデスクトップ機だと一台で出来てしまう。しかも操作が素速い。ノートのポインティングデバイス、テレビ用のリモコンと音楽再生機のリモコンの使い分けも、飲んでいるときでもあり、けっこうわずらわしい。その点、痒いところに手の届くように磨きあげた自分だけのデスクトップ機は快適だ。音楽再生にしてもiPodをこちゃこちゃいじってやるより、そりゃもうデスクトップ機の画面からの操作のほうがぜんぜん楽だ。ぜんぜんを肯定的に使うのにまだ抵抗があるが実験的にやってみた(笑)。ぜんぜん楽しくない。やっぱりやめよう。



 酒と肴の組合せが重要なように、酒とマンガの組合せもたいせつだ。たとえば春先のかつをを喰うとき、冬場に湯豆腐で日本酒をやるときは、さいとうプロの「鬼平」や「梅安」がいい。時代劇マンガが嵌る。ストレートウイスキーのときは、同じさいとうプロでもゴルゴになる。

 ここのところ焼酎を飲みつつ「空手小公子」を読んでいた。ビールのときは弘兼憲史が多い。

 先日読み返したが、あらためて能條の「月下の棋士」ってバカマンガだと思った。将棋好きとしてあんなのは容認できない。今度悪口を書いてやろう。



 shimesabaしかしさすがにまだかわいいかわいいデスクトップ機の前に湯豆腐の鍋を置いたことはない。
 でも先日、昆布締めしめ鯖と熱燗をやってしまった。PC前の刺身は初めてだった。うまかったなあ。こんなことをやっちゃいけないと思いつつ、このうまいしめ鯖と日本酒で「剣客商売」を読んでいると、果てしなく堕ちて行くようで(ようじゃなく実際堕ちてるか)、なんかそこには自虐的な快感もあった。おんなが堕ちて行くときもこんな感じなのだろうか。「ああ、あたしもついに、こんなことをするおんなになっちゃった」
 ここまで来ると、ディスプレイに鍋物の撥ねた液が着くのもさほど先のことでもあるまい。

 酔っ払って、たいせつなキイボードに酒を零して壊し、翌朝素面になったときしみじみと悔いるような日が来る気がする。PC歴30年、まだそれは一度もない。ないはずだ、だってPC前で飲食をしなかったのだから。
 せめてその悔いをすこしでも軽くするために、PC前で酒を飲むときは壊れてもいい安物キイボードを置くようにしよう。ここまで来たらもうこの流れは止められない気がする。だって、楽しいから。ならせめて、酒を飲むときは大切にしている東プレや富士通のキイボードは外して、壊れてもいい千円キイボードに替えよう。それぐらいは出来るはずだ。飲み始める前は素面なのだから。



 話もどって「ひとりこたつ」のこと。デスクトップ機の脚もとにおく暖房の話。
 電気アンカでは物足りなかった。寒かった。
 ハロゲンヒーターは熱すぎた。焦げそうになってスイッチを切ったり、寒くなってまた入れたり、落ちつけなかった。
 それで今年、この「ひとりこたつ」を買ってみた。

 上記、飲み食いの話を書いてしまったが、それはもちろんごく特殊な時間。ほとんどは午前3時から午後まで真面目なことをしている。これから冬。明け方の寒い時間にかじかんだ指でキイボードを敲くのが好きだ。暖房はいれない。毎年思うのだが、上半身も下半身も平気だ。悩むのは脚もとと指先である。昨年の今ごろは「指なし手袋」のことを書いている。百円ショップで買えるのだが、近所になく、けっきょく安い手袋を買ってきて、指先を切って使ってみた。まあ正直、手袋をしてキイボードを打つのは楽しくない。今年はやらないと思う。



deskheater こういうパネル型ヒーターを机のしたにおくのにも興味がある。売れているらしいから、会社で使っているひとも多いのか。一般にオフィスではどうしているのだろう。というかオフィスは全体暖房がまず入っているから、私には参考にはならない。

 小型のセラミックファンヒーターの愛用者も多いのだろうけど、私は音がうるさいのでファン型はダメ。デスクトップ機のファンですら極力減らして静音化しているのに、セラミックファンヒーターは使えない。

 冬が好きなのは、夏場だとそのデスクトップ機のファンをいくつも回転させねばならないのに対し、冬場はほとんどを停止させ、静音に出来ることもある。真冬のシンとした午前3時には、12センチファンひとつの音ですら気になる。電源を入れたデスクトップ機がほんのりとあったまってくる。それすらも冬場はいとしいのだ。季節の好き嫌いにすらデスクトップ機が関係している。

 寒い部屋の冷たい空気の中でも、脚もとさえ暖かくしておけば、白い息を吐き、かじかんだ手を擦り合わせつつキイボードを敲くのも、楽しい。ふつうのひとは楽しくないだろうなあ。とすると、たんなる変態か。いやなんかこう、寒い中で健気にがんばっている、って感じがいいんです(笑)。で、夜が明け、日当たりだけはいい部屋だから、10時ぐらいになるともうさんさんと日が差しこんで、真冬でもちっとも寒くなくなる。だからこそ午前3時から7時ぐらいまでの指先がかじかむ時間がたまらない。
 今はまだ暖房の要らない季節。これからが楽しみだ。



 いや、誤解のないようにきちんと書いておこう。
 私は秋、暖房も冷房もいらない今の季節がいちばん好きだ。四季の中で秋がいちばん好きだ。今年、特に強くそれを思った。
 なんで秋が好きなんだろうと考えたら、本を読んだり、音楽を作ったり、そういう方面でのやる気を起こさせてくれる気候が好きなんだと気づいた。その点、同じ暖房も冷房も要らない季節でも、春はのんびりしてしまって、創作に燃えるという感じはない。

 でも冷えこむ冬に、暖房なしでがんばるのも、けっこう好きだ。
 猛暑の夏にクーラーなしで、水風呂に入ったりしてがんばるのは、あんまり好きじゃない(笑)。
 夜明けの早い夏は、なんだか「なにもしない内に一日が過ぎてしまった」ようなのが多い。
 その点、秋の夜長は楽しい。
 とか言ってる内に夜が明けてしまった。