ここまでで確認したタッチパネル機能以外で8がいいなあと思う点。

・私はデュアルディスプレイ使用なのだが、タスクバーが2画面とも出るので便利。
 これはまあほんとに些細なことだが、タスクバーにソフトを登録し、スタートボタンもランチャーも使わない便利さに慣れた身には、2画面とも出るようになって見やすくなったのはうれしい。しかしこれを喜びとするひとは8ユーザーでもかなりすくないだろうなあ(笑)。

・假想ドライブに対応。
 今まではDaemonを始めとするソフト(私はMagic Diskを愛用)をインストールせねばならなかったが、その必要がなくなった。感心したのは、それらでは假想ドライブをいくつにするか初期設定するのだが、8のそれは、その必要もなく、isoファイルをクリックするだけで、可能な限りの假想ドライブを作って行く。 これにはおどろいた。そして「取りだし」すると、自然にそのドライブは消滅する。便利だ。そりゃまあ外部と違ってOSそのもののメーカーが作るのだからなんでも出来る。

 以前私は假想ドライブを4つ作り、そこにisoの辞書を置き、そこからのショートカットで辞書引きしていた。2000のころだ。そういう処理をせねばならない時代だった。さいわいにしてフリーソフトがあったが、この時期、私は数万円してもためらわずそれを買ったろう。それほど世話になった必須ソフトだった。

 その時代のOSにこの機能を載せてきたら、私は「これだけでも8にする価値がある」なんて絶讃していたと思う。ところが時代は代わり、そんなことをしなくても今は、ひとつの辞書をインストールして複数の辞書を引けるし、ATOKなんて、國語、類語はもちろん和英英和、果てはトレンド辞書、会社四季報まで連鎖で使える(もちろんそういうバージョンのATOKを買わねばならない)時代になっている。HDD大容量化の恩恵もあり、isoファイルと假想ドライブの利用価値、稀少度合はかなり落ちた。
 つまり、これまた「遅かりし由良之助」なのである。今ごろになってこれを充実させるなんて、いかにもMSではある。

 MSは、タブブラウザというすばらしいものが開発されても、ずっと背を向け、むしろ否定し、かたくなにIEをタブブラウザにしなかった。IEを利用したタブブラウザが出尽くしたころになって、やっと対応している。IEしか知らないひとはその便利さにおどろいたことだろうが、MSのそういう姿勢に愛想を尽かしてIEなど死んでもつかわんと10年以上前から縁を切っていた私などには、その「遅すぎる変節」は苦々しいものでしかなかった。今回のこれにもそれを感じる。だから確実に便利になったけど、正面から讃える気にはならない。これなどVistaで装備すべき機能だったろう。いかに遅れているか。いかに不親切か。

 もっとも私のようなのは、そういうふうにMSを嫌い、自分流のソフトを探し(出来るならそういう便利フリーソフトを提供する側になりたかったが)自分流のPCを構築することを楽しみにしてきたのだから──そこには同好の士との交友という楽しみもあった──利用者の快適さに対応しない傲慢高慢鈍牛MSのだらしなさは、それはそれで好ましかったのかも知れない。遊びのネタにしてきたとも言える。

 その辺が完璧なすばらしい世界を提供してくださる親方様に心酔し、親方様のおつくりになった機器を感謝しつつ使用させて頂いているマッカーとのちがいになる。マッカーは自分達が親方様に心酔しているから、窓使いのバカなんてのはあのビル・ゲイツに心酔しているのだろうと高笑いするのだが、そもそもそんな関係が生じていないのだ。私はどんなビル・ゲイツ嫌いのマッカーよりも彼を適確に辛辣に批判できる。茂木健一郎や雁屋哲が感情的にWindowsを否定し、喚き散らしているのを見ると、しみじみとマッカーってのはバカだと思う。
 ともあれこれは8になって進歩した点だ。

×mdfファイルに対応していない!
 と一応は誉めたのだが、いま、mdfファイルをマウントしようとしたら対応していない。つかえんやっちゃ。
 それでDaemonを挿れることにしたのだが、私の保っているファイル、バージョン4.5を8には対応していないと拒みやがった。困ったがDaemonサイトにゆくと8に対応した最新版の4.6がリリースされていた。助かった。ありがとう。
 これを挿れて無事mdfファイルをインストールした。
 Daemon4.46にはBaiduがついてくる。注意!

・スタートアップの管理がタスクマネージャから出来る。以前のmsconfigを起動するよりは早くて楽。

・タスクマネージャの進歩
 しかしこれはどうなんだろう。便利で多機能になったタスクマネージャだが、私はまだ使いこなせず戸惑っている。後々これは「絶讃」になるかも知れないが、いまのところ「よけいな機能がつきすぎて使いづらい」が正直なところだ。



 なにかまた思いついたらメモして行こう。ただ、Vistaから7のときはたちまちにして10コぐらい改良点美点を思いついたけど、8にはそれが見つからない。でもそれは7がそれだけ完成されたOSであり、8の最大の売りはタッチパネル対応ということだから、当然のようにも思う。

 8のグラフィックは淡い色合いになる。それが好きなひとにはいいだろうし、なかなか品があるなとも思う。一方で、なんだか軽すぎてしっくりこないとも感じる。私は好きな濃いめの色合いに設定した7がいい。

 いま8を使って書いている。なかなかに快適だ。しかしいじりすぎていて、2画面にタスクバーが表示されている以外、8らしさはなにもないのだけど(笑)。

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 あ、ひとつ思いついた。

・8では、2画面ディスプレイの背景がそれぞれちがう。

 これは2画面を使っている身には、けっこう楽しい。目の前に景色が二つあるのだから。
 もしかしたら7でも出来るのかも知れない。そんなことに凝ったことがないので知らない。なにしろSolid Colorにすることが多く、夏場はあのクラシックの香り漂うWindows Blueにしたり、このあいだは真っ黒にしていた。やる気を出そうと真っ赤にしたこともあった。これはあまり落ちつかなくてよくないようだ(笑)。
 7でも出来るのかも知れないが私には出来なかった。8では、そういうことをしてくれと頼んだわけでもないのに、ふたつのディスプレイで異なった画が出ている。もちろんそれは私の指定した画だけど。それを1時間でスライドショーするようにしている。1時間でふたつの画面がサーッと変る様はなかなかに良い。