ネットに流れた「山本太郎手紙全文」に対して、山本太郎事務所が「デマ・捏造であり、事実とは異なる」と発表した。

「今現在、インターネット上に「山本太郎の手紙全文公開」と表して完全に事実と異なるものが流布しておりますが、手紙の全文は全く公開したことはなく、今現在ネットで出回っているものは全てデマ・捏造でございます。今回の件も含め、根拠ない虚偽事実を流布し、悪意のある掲示物で山本太郎もしくは周辺関係者を誹謗して名誉毀損の被害を与える事例が発生した場合、法的な対抗措置も検討中でございます」
http://www.j-cast.com/2013/11/03188033.html

 法的な措置も検討しているとか。どうなるのだろう。正規の全文を公開して、「こことここが捏造だ」と示して欲しいものだ。



 最初にそれが公開された2ちゃんねるスレは現在削除されたらしい。「山本太郎 手紙 全文」で検索し、真っ先に表れるそれをクリックすると「削除」になっている。でもまだ残っているところがあったのでコピーしてきた。以下が、「東スポに載ったiPadの一部文章から推理創作された山本太郎手紙全文」である。
 この「あなたはわかっておられますでしょうか」が不敬であるとネトウヨが激怒、それに対して事務所が「デマ・捏造」と表名、という流れらしい。
「お金となてます」(原文ママ)なんて小技がにくい(笑)。



yamamototaro

陛下、私はこの国を憂う 
参議院議員のひとり山本太郎と申します。 
これはお国の一大事と本当にあなたはわかっておられますでしょうか。  
昨日私は福島へ行きました。 
あまりにひどい状況です。 
目の前のお金の為となてます。(原文まま) 
安全基準を設定すべきです。 
経済が滞らない様にするだけで原発敷地内は 
「低レベル放射性廃棄物」と同等の「一キロあたり何ベクレル」 
が現在の「食品の定量」なのです。 
また寝るところもひどいです。 
毛布など取り合いとなってます。 
人は睡眠時間が一日何時間寝ればよいかおわかりでしょうか? 
福島は平均4時間、労働時間は12時間と労働基準法も守られておりません。 
どうか国を憂う山本太郎の意見を 
聞き届け、脱原発を国民に呼びかけてください 
参議院議員 山本 



yamamototarotegami2
 あらためてひどい字だ。よくもここまでヘタクソで、乱暴な字を書くものだ。
 しかしこの「デマ・捏造文」は、山本が手にした手紙から読み取れる冒頭の文と、それに続くiPadの文章というふたつの資料?から、じつによく再現しているように思う。

 「デマ・捏造だ、事実とは異なる」と表明した事務所は、「本物の全文はこれだ。こんなに違う。本物はこんなにすばらしい内容だ」と公開せねばなるまい。でもしないだろうな。表向きの理由としては「公開する必要はない、あれは個人的な書簡であり」とかなんとか言い募るだろうが、事実は「デマ・捏造文とほとんど同じ」だからだ。文章を書く、創るという能力が、「デマ・捏造文」を創ったひとのほうが遥かに高いのである(笑)。

 前半は、ほぼ同じだろう。見えている文字の通りだ。創作したのは「また寝るところもひどいです」以降になる。

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 山本太郎の今回の行動に、小林よしのり氏が支持を表明した。以下は氏のサイトからのコピー。改行と太字は原文のまま再現した。

わしはポジショントークで
人を擁護したり、批判したり
することは避けようと思う。

脱原発だろうが、
原発推進だろうが関係なく、
山本太郎の
「天皇陛下に知っていただきたい」
と手紙を渡す行為には、
素朴な庶民感覚としての
尊皇心があるようだ。

山本太郎が自覚的な
左翼イデオロギーの持ち主では
なかったということが、
あの行為で判明した。

この件で山本議員に厳罰とか、
辞職などという処分が下されるのなら、
日本もいよいよ恐ろしい右傾化が
進んでいると思わざるを得ない。

この件では、
わしは自民党議員を10名呼んで、
わしが1人で対決したっていい。
いや、100対1で議論したっていい。

ニコニコ生放送でそれを中継してもいい。

次回「ゴー宣道場」に招待するから、
自民党議員で息巻いている者を
五反分氏は紹介してくれないか?
https://www.gosen-dojo.com/index.php?action=pages_view_main&active_action
=journal_view_main_detail&post_id=2626&comment_flag=1&block_id=736#_736



 参議院議員山本太郎のあの行動は、小林氏によると「素朴な庶民感覚としての尊皇心」となるらしい。私にはわからない感覚だ。それがあったらあんなことは出来まい。

「山本太郎が自覚的な左翼イデオロギーの持ち主ではなかったということが、あの行為で判明した」
 そうだろうか。本人は自覚していると思うが。
 それともこれは、山本が自覚的サヨクですらないという小林さんの皮肉なのか。
 山本の支持者である中核派はこの件をどう評しているのだろう。

 山本の発言(造語?)に「ベクレテる」というのがある。「放射能汚染されている」という意味だと本人が語っていた。なんとも下品だ。とても国会議員の発言とは思えない。
 その山本が喫煙者だと知っておどろいた。ベクレテるんじゃないか。下は『週刊新潮』から。

 見出しは「山本太郎センセイ、議員宿舎で余裕の一服」
yamamototabako

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 山本太郎のことで思い出したことがあるのでメモしておく。

 私は実際の参院選の当落模様を見られなかったので、9月に帰国してからその種の本を読み漁った。ちょうど時期的にあっていた。月刊誌だから、7月にあった選挙のことが9月号にほどよく特集されていたのだ。
 『WILL』の曽野綾子さんの連載「小説家の身勝手」で、曽野さんが山本太郎の態度を褒めていた。 

 曽野さんは、オーエケンザブローが書いた「沖縄ノート」というインチキ本のウソを実証したかたであり、保守派論客である。その曽野さんが山本を褒めているので刮目した。

 曽野さんは、当選者が万歳をしてはしゃぐのを好ましく思っていない。政治家は当選したこれからがたいへんなのだ。はしゃいでいる場合じゃないだろうと。
 その点、テレビで見た当選直後の山本太郎ははしゃいでいなかった。周囲は万歳をして当選に浮かれていたが、山本自信は静かにしていた。むしろ今後のことを考えたその表情は、厳しく、憂鬱にさえ見えた。そのことに曽野さんは好意を持った。これからのたいへんな政治家活動に対して覚悟をもっているのであろうと。

 もちろん曽野さんは、山本が芸能人であり、反原発活動家として立候補し、当選したことは知っている。でも山本の私生活的な部分までは御存知ない。私も知らない。このあとの情報で知った。



 山本は、昨年結婚を発表した女と3ヵ月で離婚していた。今年、籍を入れていない別の女が山本の子を生んだ。生んだその日が参院選開票当日の7月21日だった。未婚の隠し子だ。まだ離婚すら発表していない。スキャンダルである。当選して国会議員となったら隠しておけない。表に出てしまう。なるべく火種とならないよう、タイミングを見計らって発表せねばならない。憂鬱だ。いや当選と父となった日が重なったのだから二重の喜びか。でもむずかしい。それはとても「はしゃいでなどいられない状況」だったろう。

 8月6日の会見で「2012年5月に結婚。8月に離婚」を発表した。まだこのときは7月21日に妻ではない女性が子を生んだことは隠している。それをスクープしたのは9月3日発行の東スポだとか。私が『WILL』の曽野さんの文を読んだのは9月20日ころ。そのときはこの離婚と出産のニュースを知っていた。

 7月の選挙の後、何も知らない曽野さんは、すなおに好意的に、はしゃいでいない山本を褒めてあげたのだ。それは曽野さんの分け隔てない美しい心の象徴であるが、同時に結果的に、山本に対するとんでもない皮肉となった。
 後に芸能情報を得てから曽野さんの文を読んだ私は、「そりゃはしゃげないだろうなあ」と笑ったのだった。というメモ。



 このJcastニュースも皮肉がキツい。下線部に注目(笑)。結びが秀逸。

  それにしても激戦の東京地方区を制した同じ日に子供が生まれていたとは驚きだ。本来なら二重の喜びで万歳!だったはずだが、このとき山本氏はまだ離婚すら公表していなかった。「浮かれているわけには行かない。これからがイバラ道です」という当日の本人コメントが今となっては意味深だ。
 
   東スポの記事では山本氏は最後に、「もう何も(隠し事は)ないことを誓います」と宣言した。今後は有権者に対し何一つ隠すことなく、山本氏が批判する東京電力とは違うところを見せてもらいたいものだ。
http://www.j-cast.com/2013/09/03182839.html 


kanren6 ●就職した山本太郎とグリーンピースの関係

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【追記】──母と妻はフィリピンにいる──不可解な内容の毎日新聞の記事──山本太郎のウソ──11/10

 ネットで山本関係の記事を読んでいたら、毎日新聞が取りあげたとても好意的な長文の記事があった。毎日新聞、山本をベタボメである。
 そこで山本は、自分の母を戦友と呼んでいる。母子家庭の育ちだ。グリーンピース活動を一緒にやってきた母。マリファナで捕まった姉と三人の暮らし。 

 毎日新聞のインタビューで、山本は、昨年(2012年)に結婚した妻と母は、とても仲が良く、放射能を避け、今年(2013年)2月からはフィリピンに住んでいると語っていた。2012年には山本もフィリピンに移住するつもりと語っている。

 しかし現実には、その妻とは2012年に3ヵ月で離婚していた。不自然である。離婚後も母親と妻は仲よく、一緒にフィリピンに移住したということなのだろうか。



 次の記事を見つけた。「山本太郎、どこか常識にかける反原発の闘士──選挙中のウソ謝ってすむ話じゃない」。

 山本の母親と妻(19歳)は不仲だった。それでも一緒には暮らしていたらしい。しかしそれは2012年のことであり、場所もフィリピンではなく大阪だった。2012年5月に結婚し、母親と妻は大阪で一緒に暮らしていたが、山本は8月に離婚、母と妻の同居は解消。10月に元妻はキャバクラの面接を受けている。2013年の2月から母親と妻がフィリピンで暮らしているというのは二重のウソだった。

「有権者や支持者に黙っていたことについて罪の意識を感じる。申し訳ありませんでした」と謝罪した>(8月7日付読売新聞)

 だそう。あきれた。



 いまここに来たかたはみな「そんなの知ってる」かもしれない。今年8月に話題になったことだ。今更で申し訳ない。私はこの時期に日本にいなかったのでこの流れを知らない。また名前すら書くのもいやなヤツなので、関わりたくなかった。
 今回の無礼に立腹し、調べて、今ごろこんなことを知った。中には知らないひと、忘れているひともいるかと思い、まとめた次第。



【追記.2】──異常な記者会見──ZAKZAKより


山本太郎氏、異常な離婚会見 「黙っていた」と繰り返すもウソは明白
2013.08.07

 参院選で初当選した無所属の山本太郎議員(38)=東京選挙区=が、昨年5月に結婚した女性(20)と同年8月にスピード離婚していたことを公表した。「黙っていて罪の意識を感じる」と語ったが、山本氏は選挙戦で「母と妻の3人暮らし」「母と妻はフィリピンに行っている」と語っており、黙っていたのではなく、ウソをついていたのは明白だ。

 国会内で6日夜に開いた記者会見。山本氏は離婚原因を「完全に僕にある。仕事で家に帰るのは月に1〜3度だった」と分析。公表遅れには「元妻は複雑な家庭環境で育ち、実家に戻されるリスク、マスコミに追われるリスクがあり守りたかった」と説明し、7回以上も「黙っていた〜」という言葉を繰り返したが、これはおかしい。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130807/plt1308071146003-n1.htm