デュアルディスプレイにしたのは21世紀になってからだった。Windows2000で、それができるようになった。

以来ずっとそうで、これに慣れてしまうとシングルではできなくなる。17インチ2台、21インチ2台、23インチ2台を経て、昨年から43インチの4Kディスプレイ2台になった。さすがにこのでかいのが2台あると、文章書きのときなどはほとんどメインの正面1台で済んでしまい、サブにしている左は壁紙を表示しているだけの時もある。



壁紙にはむかしから凝っている。
南の島の海と太陽、白い砂、なんてのが楽天的になれていい。
でもいちばん多いのは緑の草原になる。どうやらこれがいちばん好きらしい。
いちばん好きな季節は晩秋なのだが、落葉は溜め息が出るほど美しいけれど、仕事の壁紙としてはセンチメンタルになるので遠ざけたりする。
夏は、南極の氷を壁紙にして、すこしでも涼しくなろうとする。
冬は、真っ赤に燃える炭を壁紙にして暖を取ろうとする。



あれこれ苦労して集めた壁紙は、さらに加工して自分好みにする。映像から切りとって作った物もある。

画像切換単位は、固定するときもあれば、一日切り替え、1時間、10分指定の切り替え、時には1分切り替えにするときもある。1分単位で気に入った画像が切りかわって行くのは愉しいが、じっくり仕事をするときは慌ただしいのでやめる。



4k表示は細密で美麗だけど、フルHDの壁紙を表示するとぼやけてしまってイマイチ。やはり解像度に合った画像が必要になる。
最近になって「4k壁紙」を提供してくれるところが増えてきて助かっているが、このへん好みがあるのでそれで解決というものでもない。せっかくの無料で提供してくれる美麗な4k壁紙でも、気に入らないものは気に入らず、かといって長年つきあってきた大好きなフルHDの壁紙は解像度の低さからぼけてしまって残念と、この辺は痛し痒しだ。



今日、先崎八段の著書を読んでいたら(『週刊文春』に連載したもの)、「精神的に苦しんでいたとき、妻に相談したら、『頭の中で河の流れを想像し、そこの浮葉に悩みを載せて流すと楽になる』と言われた。やってみたら効果があった」という話があり、そこで「壁紙は画像に限らず、そういう自然の映像でもいいのではないか」と思いいたった。そういうことを既にやっているひとはいっぱい居るはずだから、今ごろ思いいたったのは恥ずかしい。

いわゆるBGVである。デュアルディスプレイを始めた時からやってきたことだが、なぜか私はいつもロックコンサート等を流していて、単純な自然の風景映像を流すという発想がなかった。

文章を書いているときは、クラシックを流すことが多い。穏やかな自然の壁紙に設定し、クラシック音楽をBGMとして流しつつ仕事をしていた。なら壁紙に限らず、自然のBGVでもいいはずだ。なぜそれを思いつかなかったのだろう。



というわけで今、YouTubeから、河の流れが30分ほど映っているだけの映像をDownloadして、左のサブディスプレイで流している。なんだか河辺でくつろいでいるようで、なかなかいい。

しかしこれまた、こんなことを言ったら罰が当たるが、映像の解像度が低い。すこし滲んでいる。これが現実と同じぐらいのきめこまかさだったらたまらんだろうなあ。といって、高級ビデオカメラをセットしてこういう映像をアップしてくれる奇特なひともそうはいない。
奥多摩に行って自分で撮ってくればいいのか。

同じような形のヨーロッパの河の映像もあるだろうか。探してみよう。英語検索か。

気に入っている、気に入っていた壁紙や、BGVのことは、画像入りで、サイトに書くことにしよう。