さすがに今日は暑かった。全国で猛暑日認定が連発したらしい。
午後、私の部屋もデジタル温度計を見ると34度になっていた。しかし扇風機を回すだけで楽々クリア。クーラー要らず。これは意外だった。

私はここに書いてきた「室温」に関して、すこしばかり「上方修正」せねばならない。
はたしてこんなことに「上方修正」なんてコトバが適切なのかどうかはともかく(笑)。



2007年からのクーラーのない生活は、私としても20数年ぶりだったので、新鮮で珍しく、だいぶ詳しくサイトに書いてきた。

一昨年の数字的には記録的猛暑と言われた年は、その暑さよりも「ゴキブリ異常繁殖」で記憶している。日記には「今までの人生で見かけたゴキブリの総数よりも今夏ひと夏で目にしたゴキブリのほうが多い」とある。それぐらいとんでもないことが起きた。

世の中には挌闘技の達人だったり、そっち方面のこわもてだったりするのに、ゴキブリを怖がるひとがいる。私にそれはない。その気になれば手掴みできるほどだ。だってかぶと虫やクワガタが好きで手に載せたりするのに、ゴキブリだけ怖がるってのはへんだ。さすがにタイでメンダー(タガメ)を喰うのには抵抗があったが(笑)。
でもマジメな話、昆虫は食糧難の人類が食糧として真剣に考える対象だろう。栄養価も高いし。ビタミンなんて昆虫で全部摂れる。なにかの番組で石坂浩二が同じ事を言っていた。ほんとにあのひとは何に関しても知識が深い。

ゴキブリなんて半年に一匹見かける程度で、それもたぶんどこかから浸入してきたヤツだ。なのにこの年の夏は、明らかに私の部屋で繁殖したらしいのが何十匹も台所を這いまわっていた。そしてその記録的猛暑に関係あるのだろうが、みな病弱そうな?ゴキブリだった。元気いっぱいに駆けまわられても不快だが、よれよれ、よたよたしたゴキブリの群れというのも気味が悪かった。異常気象による異常繁殖だったらしい。

この5年間、クーラーのない生活で猛暑を凌いできたが、ゴキブリ異常繁殖は一昨年だけだ。だからたしかにあの年は、数字的にもとんでもない年だったのだろう。



そういう現実の温度とは関係なく私にとっての猛暑とは2007年になる。20数年ぶりのクーラーのない夏である。しかも知りあいなどひとりもいない初めての地だった。都落ち。引越し先にエアコンがなかった。外した跡があった(笑)。買うかどうか迷っている内に夏が来た。あまりの暑さになにをしたらいいかわからない。そんな中から苦しまぎれの生活の知恵で、海辺で着がえるときに使うのであろうタオル地の腰巻を使用することや、水風呂に飛びこむ智慧?などを発見していった。

「タオル地の腰巻」とは、タイやミャンマーのロンジーの代わりである。かの地でも、もの珍しさから身に着けたことはあったが、暑さに追い詰められてのものではない。遊び半分だから有り難さはわからなかった。慣れると快適だった。椎名誠さんも「暑い地でロンジーの快適さを知ったらズボンなんか履いていられない」と書いている。民族の智慧とは偉大だ。

水風呂も、それまでただの一度も考えたことはなかった。想定外である。アイディアとしてなかった。私はサウナでも水風呂は苦手だった。しかし「扇風機では暑さを凌げない。どうしたらいいんだ!?」というところまで追い詰められたとき自然に思いつき、飛びこんでいた。あまりの暑さでぬるま湯だった。

20数年ぶりの最初の年がいちばんキツかった。苦心してそういう生活の知恵を身につければ、2年目、3年目は、假りに数字的にきつかったとしてもたいしたことではない。慣れている。「かかってきなさい」の気分。1年目の暑さには、「だめだ、今からでもエアコンを買おう」と何度思ったろう。でもクリアしてしまうと、2年目には「もう1年だけクーラーなしでやってみようか」と思い、3年目にはクーラーのない夏を楽しみにするようになっていた。だから私には一昨年の、それこそ「観測史上初の」という数字が連発した年に、体感としてさほどの記憶はない。ゴキブリだけだ。



さて「upward revision」の話。あ、最新の辞書つきATOKはなぜか最初に日本語を訳した英語の候補を出してくる。いまも「じょうほうしゅうせい」と入れたら自動で翻訳してきた。これが優先されていて日本語に変換するのに苦労したりする。まあ英語の勉強にはなるけれど私には有り難迷惑。上方修正の話。

部屋には4コの温度計がある。湿度計もついているのは2コ。みなアナログなので数字はだいたいだ。今年はデジタル温湿度計を導入したので正確な数字が出る。これ、楽しい。もっと早く買えばよかった。

昨年までの体験を、私はもう室温32度ぐらいで限界になり、34度では水風呂だと思っていた。
ひと夏で何度か体験した極限の暑さ「扇風機の風が痛い=体温より室温のほうが高い」も、36度ぐらいと思っていた。

でも今日34度を扇風機だけで楽々とクリアしたのだから、室温34度はわたし的には猛暑日ではない。
となると、水風呂に飛びこまずにはいられなかった猛暑日は室温36度、扇風機の風が痛いという異様な日は、室温38度ぐらいになっていたのではないか。と数字を上方修正する。

実際に何度なのか、もうすぐわかることだが、とりあえず34度はクーラーなしでクリアした。さて、「しんぼうたまらん」とクーラーのスイッチを入れる日はいつになるのか!?



zubrowka
いま明け方の4:07、室温28度。湿度72%。すこし蒸し暑いが、私の部屋では、一日のうちでいちばん涼しく過ごしやすい時間。

じつは先程からひとつの誘惑に駆られて困っている。
なぜかカレーうどんが食いたくなったのだ。めんくいとして、ここのところ「冷やし山菜うどん」を作って食ったりしている。酒は日本酒だ。それがなぜか「冷やし」ではなく「熱い」のを喰いたくなった。猛烈に「カレーうどん」を。

冷凍の具入りカレーうどんもあるし、さぬきうどんを茹でてレトルトカレーを掛けてもいい。すぐに作れる。
私の場合、食い物を酒なしで食うということはあり得ない。私にとってすべての食い物が犲鬚虜茘瓩覆里任△襦ズブロッカをロックで飲もう。冷凍庫で冷やしてある。

そのためにはクーラーが要る。ぎんぎんに効かさねばならない。蒸し暑い部屋でカレーうどんを喰う気はない。
熱々のカレーうどんを25度以下の、ちょっと涼しすぎるってぐらい冷やした部屋で喰う。飲むのは冷凍庫で冷やしたズブロッカだ。うまいだろうなあ。もちろんカレーうどんであるからして新品の白シャツを着て喰わねばならない。ワイルドだろう↗



てなことを考えていて、昨日の群馬の温度を知る。56度である。しかも前日比-1度であるから、前日は57度だったのだ。世界中いろんなところに行ったが、私はかつてこの温度を経験したことがない。
私の部屋が異常に暑いとはいえ群馬と比べたら20度も低い。群馬の皆さんの苦労を思ったら、クーラーを効かせてカレーうどんを食おうと思った自分を愧じた。今夏は室温56度になるまでクーラーは封印だ。

gunma56

下のほうに「スッキリ」と出てるから日テレのテリー伊藤が出ているやつか。見たことない。なんでこんなミスをするのか理解に苦しむ。一目でわかるだろうに。なんとも雑なスタッフだ。

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【追記】──7/26

このあとも涼しい日が続き、特に20日前後は寒いほどだった。しまっておいた厚地のジャージ上着を出したほど。

23日も「涼しいので熱いお茶を飲む。うれしい」とあるから、まだ涼しい。日中は室温30度になるのだが暑くはない。世間は猛暑日と騒いでいるが、真の猛暑日を体験した身には、ちっとも暑くない。

今日26日、室温が33度になり、初めて「暑い夏」を感じた。あらためて室温の31度と33度の差を感じる。ぜんぜんちがう。
水風呂に入るが、寒いとは感じなかった。やっとまともな猛暑日。

その辺のことを知ろうと夕方のワイドショーをつけて見ると、「室温が28度を超したら室内でも熱中症の可能性。クーラーをつけましょう」とやっている。
私の場合、室温31度までは軽々クリアを確認しているので、ハードル?をあげる。室温34度になったらクーラーを入れてみるか。明日辺り、来るかな。