JCDは大好きなローマンレジェンド本命、3連単1着固定で完敗。岩田ならどうだったろうと思う。ヨーロッパの騎手は乗りなれていないダートはそんなにうまくない。その点、地方出身ジョッキーはほんとに巧い。ミルコより戸崎でも頼んだほうがよくなかったか。



3連単オッズをチェックしたとき、JCDは1番人気が38倍だった。ターコイズは最低でも120倍である。
午前中までは、「ジャパンカップダート」とは名ばかりで実態は「阪神ダート特別」のあちらより、馬券的におもしろいこちらだけに参加するつもりだった。

ところが午後になるに連れ、やはり参加したくなってきた。大好きなローマンレジェンドがG1ホースになるレースを見(ケン)はちょっとさびしい。大好きな種牡馬スペシャルウィークの仔は、シーザリオ、ブエナビスタと牝馬ばかり活躍している。それがやっと牡馬G1ホースを出す。ゴルトブリッツが大井の帝王賞を勝ったときは、この馬でJCDをと期待したら夭逝してしまった。しかし代わりにローマンレジェンドが出てきた。これでまた馬主がパチンコ屋やマルチ商法だったら応援しないのだが、ウイニングチケットの太田さんだし、こちらも文句なし。これは買わないと恥ずかしい。予定を変更して参加した。

ニホンピロのG1優勝はニホンピロウイナー以来か? 小林オーナー、おめでとうございます。
G1初勝利の酒井騎手のインタビューもよかった。オーナーや調教師への感謝のことばは感動的だった。同期の池添は三冠騎手だ。ずいぶんと差をつけられた。おめでとう。これを機会に飛躍してくれ。

きれいに負けたので悔いはない。



一方、中山のターコイズステークスは悔しい負けになった。買ったのは以下の36点。ぎりぎりまでオメガハートランド を入れるかどうか迷った。好きな穴騎手の田辺騎乗だからだ。田辺のお蔭でどれほど穴馬券が取れたことか。
だがこれを入れると42点買いになる。私は基本を30点まで、にしているので、36点でも多すぎると迷うぐらいだから、この壁は大きい。42点にすることにためらい、オメガハートランドを切った。痛恨のミスである。最低配当でも127倍あるのだ。42点買いがトリガミだらけなら問題だが充分にプラスになる配当である。迷わず行けば久々に37万馬券が取れていた。

3連単が始まったころ、私は固いと思ったレースは3-3-7のフォーメーションで買い、荒れると読むと3-7-3のフォーメーションに切り替えて、よく穴馬券を当てていた。1着3着が人気馬でも、2着に二桁人気の馬が来ると簡単に10万馬券になる。今回のこれも1番人気、16番人気、2番人気である。それで37万。まだまだおいしい馬券は眠っている。


image885

当初の予定通り「JCDは見学。ターコイズステークスに全力投球」にすれば、500円均等買いだったのでかなりの額になった。逃した魚は大きい。これが、「オメガハートランドなんて買えやしねーよ」だと後を引かないのだが……。

turquoise2012-2

turquoise2012



が、 じつはほっとしている部分もある。
この馬券下手オヤジがここのところ当たりすぎていた。私はこういうのは怖くてダメなのだ。
宝くじは興味がないので買わないが、もしあんなものを買って1億円が当たったりしたら、私は怖くて街を歩けなくなる。人生のプラスマイナスとして災難がふりかかると思うからだ。頭上から鉄骨が落ちてくるか、乗っている電車が脱線するか、狂人の通り魔に出くわすか。なにもできない。人生が終ってしまう。これは私の人生観としてかなり根強い。

私は今までの人生をほぼ無病息災で生きてこられた。50ヵ国ぐらい行っている外国でも、死んでもおかしくない状況を何度も無事に乗りきれた。今になって思い出し、寒気がすることがある。あのとき、よくぞ助かったと。

馬券は億を越える額を負けている。収入全部を馬券に注ぎこむ馬券狂として極貧の人生を歩んできた。毎週10万20万と馬券を買うのに、家賃5万円の風呂なしアパートに住んでいた。完全に壊れているヒトである。
しかしまた、健康や幸運はそのお蔭だと思っている。本気で思っている。人生のバランスだ。これだけ馬券が当たらないヒトが、たまに落ちる飛行機に当たったりするはずがない、と思う。背中から銃を撃たれたことがあるが、ハズレ馬券の名人には弾は当たらなかった。

実際、馬券名人だけど、その分、病気ばかりとか、インポとか、若くして総入れ歯とか、離婚ばかりとか、そんなひとを複数見てきた。そういうとき私は「インポや総入れ歯になるなら馬券下手のほうがいい」と思った。ハズレ馬券代は死神へのお布施である。

今週は負けた。ちょうどいい。来週も再来週も負けていい。最後の有馬を勝つのが望ましい。逆に、来週、再来週当たったら、有馬はハズれるだろうから、資金を少額にする。見るだけ、にしてもいい。それは出来る。

阿佐田哲也の、大相撲に例えた「9勝6敗の美学」で言うなら、今場所の私はすでに勝ち越している。へたしたら二桁勝ってしまう。その必要はない。二桁勝って番付を上げたら、来場所3勝12敗のような揺りもどしが来る。それが最もまずい。今場所は9勝6敗でいい。いま8勝4敗ぐらいだから、負けて8勝6敗にして、千秋楽の有馬を勝って9勝6敗にしたい。

逃した魚に未練たらたらだが、そう思っているのも事実だ。 

---------------

【追記】──JCDの開催地変更のニュースはないのか?

JCDを右回りでやっているからダートの本場のアメリカ馬が来ない。そりゃ生まれてから左回りしか走ってないのに、はるか彼方の国に出かけて右回りで走るなんて誰だっていやだ。よって「国際招待競走ジャパンカップダート」という看板に偽りありになっている。早急に左回り競馬場に移すべし。
今の時期もいいとは思わないが、この時期にこだわるなら、お誂え向きに中京がある。なぜ中京にしないのだろう。不思議でならない。いまのままじゃこれからも「阪神ダート特別」だ。