邦題では「海を飛ぶ夢」というそうですが、原題はMar Adentro(マール・アデントロ、英題はThe Sea Inside)、のDVDが出たので見てみました。

 

今年のベネチア国際映画祭の銀獅子賞(審査員特別賞)と主演男優賞、アカデミー賞の外国映画賞を獲得したスペイン映画です。監督はAlejandro Amenábar(アレハンドロ・アメナバル)、主演はJavier Bardem(ハビエル・バルデム)。

 

邦題は意訳しすぎなような気もするのですが、原題が日本語になりにくいのもまた事実。この「海を飛んでいる夢」を見ている時に「誰も寝てはならぬ(プッチーニのオペラ「トゥーランドット」の歌)」が流れてくるのですが、この名曲が映画のストーリーを暗示しているかも。

 

事故で首から下が麻痺し、尊厳死を訴え続けたラモン・サンペドロという水夫の実話を元にしたストーリーなのですが、この寝たきりのラモン役を演じるハビーのすごいこと。実年齢はまだ40歳前(撮影時が36歳くらい?)だそうですが、ラモンは50代の役。これが全然違和感なく、ものすごい存在感で訴えてくるのですよね。「生きることは義務ではなく、権利だ」というラモンの言葉が重いです。

 

重いですが、べっとりとした重さではなく、心の中にずんと響き、じわじわと広がってくる重さ。つまり、感動、ってやつです。機会があれば、ぜひ、ぜひ、見てください。

 

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