夏が来た。運送屋の仕事は夏には辛い。兄貴は涼しい顔で荷物を運び手慣れた手つきでロープを掛ける。
「ほら、やってみな」見よう見まねでするが上手くいかない。
「貸してみな、よっこらせっと、こういうのなんて言うか知ってるか?」「ん?」
「砂糖のババ掴みってな」「なんすかそれ?」「爪が甘い、なんちって」「・・・」「こらっ無視すんな」
ここんところ兄貴のダジャレにはには、参ってる。しかも、今日は、長距離と来ている。
以前は兄貴にも相棒がいたので、長距離はバンバンこなしていたそうだが、一人になってからは近くで、
日帰りばかりだった。今日は久々に、九州まで2泊三日・・・っていっても、車中2泊なんだが・・・
「こらっ何ぼうっとしてんだ?大丈夫か?」「okっすよ」「そんならいいけど
2回休憩したら代わるからな」「ういっす」
おいらは、持ってきたCDをセットした。
♪ナイティナイスリー恋をしたおおお
「なんじゃそれ?」「って歌詞っすよ。♪夏の日の君にぃ~」
「へん、童貞のくせして」「そういう兄貴は?」
「へん自慢じゃねえが、チェリーボーイよ」
「おんなじじゃねえすか!威張れることすか?」「だから言っただろ自慢じゃねえって」
「帰っていいすか?」「駄目!」
「しかし兄貴が童貞なんて」
「どうってことねえよ」
「事故るっすよ」
「わーったっわーった、よぉおめえは彼女とかいねえのか?」
「いねえっすよ、おいらイケメンじゃねえし、兄貴ならおいらよりもてそうすよ」
「荷物がてか?」「よくそう頭が回るすね」「こうか・・・」
「もう・・・」
「女なって面倒だしな」
「事務所のかおりちゃんは?可愛いし性格良さそうだし、兄貴のこと気に入ってるみたいすよ」
「よせやい!あんなんよりよっぽどいい奴いらぁ」
「へーやっぱ好きな人いるんじゃねすか」
「えっあっまあな、おれなんかよりおめえはどうなんだ?」
「おいらすか」「いねえことはねえすけど」
「けど?」「相手がおいらのことどう思ってるか」
「そんなん聞いてみりゃいいじゃん」「聞かなくたって解るっすよ」
「へ、どう思われテンだ?」
「言わないと駄目すか・・・」「そこまでいったなら」
「じゃあ、おいらのこと弟くらいにしか思ってねえす」
「えっ年上か?」「そうっすおいらよりちょい上」「そっか・・・」
なんか急に黙ってしまった。
てなちぐはぐな会話をしている間に、名古屋をかすめ岐阜を通り抜け
滋賀へ多賀のSAに付く頃には暗くなっていた。
兄貴もそれに合わせるようになんだか暗い。おいらなんか変なこと言ったかな。
トイレから出てくると浴場の看板が目に付く。
「兄貴?浴場ってなんすか?」「そりゃ風呂だろ」
「風呂あんすか?」「ああ、入るか?」「うす」
あまり気は進まなかったけど兄貴が、暗くなってるので少しは晴れるかと・・・
晴れた。おいらが風呂へ入ると言ったら急に上機嫌。
「タオル持ったか?着替えは?石けんは?」
「やだなおいらガキじゃねっすよ」「しっけいフフフーン」
まったく聞いてねえ。
風呂は、そこそこ広かった。周りはいかにもトラック野郎って感じの人たちだった。
兄貴はちゅうと、鼻歌歌いながら服を脱いでいる。
上着、シャツ・・兄貴の分厚い胸板。少しだけお腹がでていた
「なにしてんだ?着替えないのか?服着たまま風呂ははいれねえぞ」
「解ってるっすよ」
おいらも上着を脱ぎ、Tシャツを脱いだ。
「おっ、けっこういいからだしてんじゃん」「えっ?」
兄貴かと思って振り向くと、兄貴の後ろで、トラック野郎がボディビルのまねごとをしてた。
兄貴はちゅうと褌をほどき、ぶらぶらさせながら、浴室の方へ歩いて行った。
ろ、六尺?おいらは湯に入りもしねえのに、血が上って倒れそうだった。
「おめえだいじょうぶ?のぼせたんか?」
「いえ」さっきのボディビルのまねごとしていた兄貴達が声を掛けてきた。
タオルでおもいっきり股間書くし、よろめきながら浴室まで行きドアを開け中へ、
とツルっと滑って、どってーん
「いててて」「だ、大丈夫か翔太ぁ」兄貴は直ぐに飛んできた。
「なんでもねえっす」兄貴が手を取り起こしてくれた
「怪我は?」「ねえっす」「しょ、翔太!」「ん?あっ」
おいらは兄貴におったっていたモノを見られた。
あわててタオルで隠してサウナへ逃げ込んだ。
サウナには先客がいたがおいらと入れ違いに出て行った。
まずい見られたよな、完全に・・・治まれ静まれ・・・
と座ってテレビを見ながら唱えていた。
とドアがバタンと開き、
「翔太っ大丈夫か?翔太っ」「大丈夫すよ、滑って転んだだけっすから」
「そっか」
恥ずかしくて顔がみれないので兄貴の足下をみていた。
「顔を上げろ」顔を上げた。顔の前に兄貴のモノが目に飛び込んできた。
「わっ」それは大きく怒張していた。
赤銅色ででかく太く先端は光っていた。
「なんすか?なんで立ってるすか?」
おいらは兄貴がずっと座りもしないで立ち放しだったので、そう聞いた
兄貴から帰ってきた答えは、「おめえが勃ててるの見たから」
「いやそうじゃなくて・・・えっ?」
兄貴はおいらの斜め前へ座った。
「ようなんで勃起させてたんだ?ん?」兄貴にタオルをもぎ取られた。
「はははまだ勃ててやがる」「そっちだって」
「そりゃおめえが勃ててるから、おめえが先に答えろ、なんでだ?」
兄貴は俺の肩を抱いて、耳元で囁くように聞いてきた。
「あ、兄貴が六尺してたから」
そういうとおいらは、タオルを兄貴から奪い返して、サウナをでてジャグジーへ、
兄貴は、股間を隠しもせず、ずんずんと追うようにそばへやってきた。
兄貴は隣へ腰を下ろした。で耳元で囁くように言った。
「なるほどな、おめえがさっき言ってたおめえが好きな奴、
ちょい上で弟にしか思ってくれてねっていう、鈍感な奴って俺のことか?」
おいらは頷くくらししか出来なかった。
「がはははははは」「何がおかしいすか?」
「さっき言っただろ、かおりよりよっぽど可愛いのを毎日見てるって」
「ん?おいら?」「ようやく気づいたか、馬鹿たれ」
「兄貴こそ」「がははは」
「はははは、!?」「でけえ」
「あっ、兄貴も」
「うっ」
To be continued.....
「ほら、やってみな」見よう見まねでするが上手くいかない。
「貸してみな、よっこらせっと、こういうのなんて言うか知ってるか?」「ん?」
「砂糖のババ掴みってな」「なんすかそれ?」「爪が甘い、なんちって」「・・・」「こらっ無視すんな」
ここんところ兄貴のダジャレにはには、参ってる。しかも、今日は、長距離と来ている。
以前は兄貴にも相棒がいたので、長距離はバンバンこなしていたそうだが、一人になってからは近くで、
日帰りばかりだった。今日は久々に、九州まで2泊三日・・・っていっても、車中2泊なんだが・・・
「こらっ何ぼうっとしてんだ?大丈夫か?」「okっすよ」「そんならいいけど
2回休憩したら代わるからな」「ういっす」
おいらは、持ってきたCDをセットした。
♪ナイティナイスリー恋をしたおおお
「なんじゃそれ?」「って歌詞っすよ。♪夏の日の君にぃ~」
「へん、童貞のくせして」「そういう兄貴は?」
「へん自慢じゃねえが、チェリーボーイよ」
「おんなじじゃねえすか!威張れることすか?」「だから言っただろ自慢じゃねえって」
「帰っていいすか?」「駄目!」
「しかし兄貴が童貞なんて」
「どうってことねえよ」
「事故るっすよ」
「わーったっわーった、よぉおめえは彼女とかいねえのか?」
「いねえっすよ、おいらイケメンじゃねえし、兄貴ならおいらよりもてそうすよ」
「荷物がてか?」「よくそう頭が回るすね」「こうか・・・」
「もう・・・」
「女なって面倒だしな」
「事務所のかおりちゃんは?可愛いし性格良さそうだし、兄貴のこと気に入ってるみたいすよ」
「よせやい!あんなんよりよっぽどいい奴いらぁ」
「へーやっぱ好きな人いるんじゃねすか」
「えっあっまあな、おれなんかよりおめえはどうなんだ?」
「おいらすか」「いねえことはねえすけど」
「けど?」「相手がおいらのことどう思ってるか」
「そんなん聞いてみりゃいいじゃん」「聞かなくたって解るっすよ」
「へ、どう思われテンだ?」
「言わないと駄目すか・・・」「そこまでいったなら」
「じゃあ、おいらのこと弟くらいにしか思ってねえす」
「えっ年上か?」「そうっすおいらよりちょい上」「そっか・・・」
なんか急に黙ってしまった。
てなちぐはぐな会話をしている間に、名古屋をかすめ岐阜を通り抜け
滋賀へ多賀のSAに付く頃には暗くなっていた。
兄貴もそれに合わせるようになんだか暗い。おいらなんか変なこと言ったかな。
トイレから出てくると浴場の看板が目に付く。
「兄貴?浴場ってなんすか?」「そりゃ風呂だろ」
「風呂あんすか?」「ああ、入るか?」「うす」
あまり気は進まなかったけど兄貴が、暗くなってるので少しは晴れるかと・・・
晴れた。おいらが風呂へ入ると言ったら急に上機嫌。
「タオル持ったか?着替えは?石けんは?」
「やだなおいらガキじゃねっすよ」「しっけいフフフーン」
まったく聞いてねえ。
風呂は、そこそこ広かった。周りはいかにもトラック野郎って感じの人たちだった。
兄貴はちゅうと、鼻歌歌いながら服を脱いでいる。
上着、シャツ・・兄貴の分厚い胸板。少しだけお腹がでていた
「なにしてんだ?着替えないのか?服着たまま風呂ははいれねえぞ」
「解ってるっすよ」
おいらも上着を脱ぎ、Tシャツを脱いだ。
「おっ、けっこういいからだしてんじゃん」「えっ?」
兄貴かと思って振り向くと、兄貴の後ろで、トラック野郎がボディビルのまねごとをしてた。
兄貴はちゅうと褌をほどき、ぶらぶらさせながら、浴室の方へ歩いて行った。
ろ、六尺?おいらは湯に入りもしねえのに、血が上って倒れそうだった。
「おめえだいじょうぶ?のぼせたんか?」
「いえ」さっきのボディビルのまねごとしていた兄貴達が声を掛けてきた。
タオルでおもいっきり股間書くし、よろめきながら浴室まで行きドアを開け中へ、
とツルっと滑って、どってーん
「いててて」「だ、大丈夫か翔太ぁ」兄貴は直ぐに飛んできた。
「なんでもねえっす」兄貴が手を取り起こしてくれた
「怪我は?」「ねえっす」「しょ、翔太!」「ん?あっ」
おいらは兄貴におったっていたモノを見られた。
あわててタオルで隠してサウナへ逃げ込んだ。
サウナには先客がいたがおいらと入れ違いに出て行った。
まずい見られたよな、完全に・・・治まれ静まれ・・・
と座ってテレビを見ながら唱えていた。
とドアがバタンと開き、
「翔太っ大丈夫か?翔太っ」「大丈夫すよ、滑って転んだだけっすから」
「そっか」
恥ずかしくて顔がみれないので兄貴の足下をみていた。
「顔を上げろ」顔を上げた。顔の前に兄貴のモノが目に飛び込んできた。
「わっ」それは大きく怒張していた。
赤銅色ででかく太く先端は光っていた。
「なんすか?なんで立ってるすか?」
おいらは兄貴がずっと座りもしないで立ち放しだったので、そう聞いた
兄貴から帰ってきた答えは、「おめえが勃ててるの見たから」
「いやそうじゃなくて・・・えっ?」
兄貴はおいらの斜め前へ座った。
「ようなんで勃起させてたんだ?ん?」兄貴にタオルをもぎ取られた。
「はははまだ勃ててやがる」「そっちだって」
「そりゃおめえが勃ててるから、おめえが先に答えろ、なんでだ?」
兄貴は俺の肩を抱いて、耳元で囁くように聞いてきた。
「あ、兄貴が六尺してたから」
そういうとおいらは、タオルを兄貴から奪い返して、サウナをでてジャグジーへ、
兄貴は、股間を隠しもせず、ずんずんと追うようにそばへやってきた。
兄貴は隣へ腰を下ろした。で耳元で囁くように言った。
「なるほどな、おめえがさっき言ってたおめえが好きな奴、
ちょい上で弟にしか思ってくれてねっていう、鈍感な奴って俺のことか?」
おいらは頷くくらししか出来なかった。
「がはははははは」「何がおかしいすか?」
「さっき言っただろ、かおりよりよっぽど可愛いのを毎日見てるって」
「ん?おいら?」「ようやく気づいたか、馬鹿たれ」
「兄貴こそ」「がははは」
「はははは、!?」「でけえ」
「あっ、兄貴も」
「うっ」
To be continued.....