第15話 初体験は元さん

突堤の付け根の方から、声が聞こえてきた。

「こるぁ、カズぅそこにいるのけ?ほだらどごで、なにやんだべさ?」
やたら、濁点が多いしゃべり方は、板長に違いなかった。

「休憩時間は、とっぐに終わっるべなや。ちょっくらお使いに行ってけろ」

板長はだんだん近づいてくる。カズ兄ぃといえば・・・
あれっ、いない?消えた?板長は、おいらのところまでやってきた。

「坊主さ、カズ知らねえべか?さっきまでここさ、いたと思もたべ?」
「おら、知らねえッスよ」「おかしいねべな・・・」

やたら、首をかしげて戻って行った。と、突然振り返ってこんな事を言った。
「坊主さ、灼けすぎると痛くて寝れなくなるべな、まっぱは体に悪いべ」
「うす」

そして、その日の夜。カズ兄ぃは板長の使いでどこかへ出かけたきり
帰ってこない。いつもカズ兄ぃのせいで、夜中に起こされていたので
変な時間に起きる癖が付いてしまったらしい。

案の定、変な時間に目が醒めた。時計を見ると1時を少し回っていた。
おいらはのどが渇いたので、下へ降りていった。

水を飲もうとして板場を覗くと、板場の奥の部屋に灯りが見えた
おいらは冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出して、コップについで
ゴクリと飲み干した。

すると、奥の部屋から声がした。
f01
「坊主さか?」「うす」 なんかこの坊主さって言い方になじめない
確かに女将や大将の息子だから、坊主に違いないし、丸刈りなんだから
坊主頭なんだし・・・でもなんだか、いつまでも子供扱いされてるようで

「眠れねえべ?」「うす」「ちょっこさ、こちさこねえべか?」
その声は、少し酔ってるようだった。

「いいっすよ」「いいから遠慮なしだべ」
「お邪魔しやーっす」

げっ、板長ったら褌一丁で、ソファの上に胡座をかいて、湯飲みぢゃわん
に、冷や酒らしき物をついで飲んでいた。テーブルの上には、5合瓶と
あたりめが乗っていた。扇風機がぐわんぐわん回っていて、蚊取り線香も
煙をたなびかせていて、テレビが砂嵐を映し出していた。

「板長!テレビ」「おっ、もう終わっちまったべ、すんや劇場見てたべ
やくざもん映画で、文太と健さんが出てたなや」
「そんなんいいっす、用がないなら帰って寝るっすっよ」
「ほっだらごど冷たいごど・・・ほら、坊主さも飲むべ」
「って、おいらまだ未成年っす」
「そんな堅いこど言わんでなや、ほらこっちさ濃い」

「おいら水でいいっす」仕方ないから板長の隣に座った
「坊主さいくつになったべ」「17っす」
「ほうそうだべ、坊主さいくつになっても可愛らしいの」

板長は、おいらの頭を撫でて来た。
「んもう、板長止めて、おら帰る」
立ち上がって帰ろうとしたおいらの腕を、板長は掴んで引き寄せた
それが、強い力だった。

「坊主さ柔道やってるべ、わしも昔やってただなや」
「そうすか?で段は?」「6段かな7段だったけな、忘れてもうた」

げっ、それって師範か師範代じゃ・・・道理で・・・

「つべこべ行ってねえで座ってけれ!」「うす」
板長は、おいらを引き寄せると体のあちこちを触り始めた

「坊主さ、まだまだだんべ、でもわしゃこのくらいが好きやけん」
「はぁ?」「脚もぶっといのう、わしと比べたらでもまだまだじゃけん」

やくざ映画を見たせいか、広島弁も混じってるように思えた。
板長はそんな事はお構いなしに、おいらの太ももを撫で回していた
と、むんずとおいらの股間を掴んだ。

「坊主、こっちはでけえんだって?」急に方言がなくなった
「えっ?そったらことねえっす」あれっこっちが訛った?

「カズが言ってたぞ、けいいちのはでけえって」
あちゃー、カズ兄ぃってよけいなことを・・・

「どれ、わしのと比べてみるか?」「いいっすよ」
「いいから」

板長は、おいらの手を自分の股間に導いた。そこには
でけえ逸物があった。玉はテニスボール位あって、なんと
竿は勃起していたが、ビールの小瓶はとおに超えていた。

「どうだ?わしのは?おや、坊主のもでかくなって来たかや?」
「止めるっす」「坊主、ゆうべ見てたんだろ」「なんのことっす?」
「ゆんべ、わしらがやってるのみてせんずりかいとったくせして」
「・・・・・」

「坊主も以外といけるんかのう?」「ちゃうっす」
「わしが恐いか?」「恐くはねえっす」「そっか」

「ほだら、ぼんず女とやったことあんだべか?」「ねえっす」
「そか、男とは?」「わる訳ねえっしょ」「ほんとだべか?カズとは?」

「げほげほ」「どした、ほら落ち着けこれでも飲め」「うす」
飲んだのは、冷酒だった。おいらは一気に飲んじまった。

「うぃ~」「おっこっちもいけるのか、さぁ飲め飲め」
「こっちもってどういう意味っすか?」「いいからいいから」

湯飲みに2,3杯飲んだちゅうか飲まされた。おいらはすっかり
できあがってしまった。

「暑いっす」「そだろそだろ」「脱いじまえ、こんなの」「うす」
おいらは着ていたTシャツを脱いだ。「こっちもほら」
「短パンはいいっす」「暑いんだろ?」「うぃーっす」

立ち上がって短パンを脱いだら、目が回って床に倒れてしまった

「おいおい、大丈夫だべか?」「うっす」

板長は、おいらを起こすかと思いきやおいらの隣に横になった
しかも褌は外した。

「なにするっすか?」「きもちいいいことだべ」
「うっす、痛いのはいやっすよ」「ああ痛くねえように、優しく
かわいがってやるけん」

板長はキスしてきた。キスなんて・・・・
板長は、キスしながらおいらの胸を揉み始めた。
時折指先が先端に当たる。

「あっ」「どした?気持ちいいか?」
「気持ちいいっす、板長」「板長は止めるべ」
「うす、元さん」「おぅ、これは?」「あぅ」

酔っていたせいもあるが、なすがままキュウリがパパ状態だった
元さんは、元々人懐こそうな顔立ちで、おいらには何かと優しかったし
嫌いではなかったが、ちと複雑。

「坊主、かわいいのう」やたらそれを連発していた。

「坊主、もうぬるぬるだべ」「げんさんも」
おいらとげんさんは、お互いの物を撫で回していた。

げんさんは、何を思ったのか、おいらの上に冷酒をぶちまけた

「つめてえっす」「ちとがまんがまん」
「うす」

そして冷酒の掛かったところを舐め始めた。
「ひゃっひゃっくすぐったいっす」

あちこち舐めてやがてへそから下へ・・・いよいよくるなと思ったら
足の指へ・・・

「ダメっ汚えっすよ」「水虫か?」「ちがうっすけど・・・」
「じゃあいいべ」

親指から順に舐め始めた。おいら足の指先が舐め回されると
こんなに気持ちいいものだとは、思わなかった。
「あぅっひっ」思わず声が出ちまうのを我慢した。
声が出そうになると、自分の手で口を押さえていたら
手首を掴まれた

「ダメだべ」「恥ずかしいっす、それに・・・」「大将達もいねえよ」
「えっ?」「寄り合いとかで、それに今日と明日は客もいねえべ」

そんなぁ、計画的犯行?っていろんなことを気づいたときには遅かった。
おいらの両手首は、元さんのふんどしで、テーブルに括り付けられた

「これで口はふさげねえべ」「ううう」
「いっぱい声上げてけろ」

再び、げんさんに舐めまくられた、足の指からふくらはぎ、太ももへ
そのたびに、「あぅ」だの「ひっ」だの声を上げまくった。

あんまし声を上げすぎて、口はだらしなく開きっぱなしになり
目は虚ろ、意識もはっきりしなくなってきた。

「よしと、そろそろ今夜の仕上げかな」そう言ったけど返答はできなかった
するとおいらの物は咥えられた。元さんのモノもだらしなく開いた口に・・・
入れようとしたけど全部入らなかった。

「ほーら、しゃぶってけろ」「ふす」
元さんのモノは、磯の香りがしてちょっとしょっぱかった

「ううう、坊主おめえうめえな、おっと坊主のも」
「ああああうううダメっ元さん行きそうっす」
「はええな、まだまだ」「うす」

さんざん二人でしゃぶりあったあと、元さんはひっくり返っていたのを
元に戻って、おいらの上に体を重ね併せてモノとモノをくっつけるように
擦り合わせてきた。

モノだけじゃなくげんさんのおなかとおいらのおなか、それに目の前に
元さんの顔、結構気持ちよさそうな顔が、なかなか年の割に可愛い
「あん」「うっ、可愛い声じゃのう、ほれどうじゃ」「あんあああ」

モノ通しが擦れて快感。「げんさん!」「なんだ?」「ダメっっすおいらもう・・・」
「わしもそろそろじゃ」「あああげんさーんあああああ」「ぼうずううううう
行くぞあああああ」「おいらもああああああ」

たくさん出た、それも元さんも同じだったらしくおいらの上に倒れ込んできた。
「元さん、重いっす・・・・」

おいらは、開放感と脱力感と酔いと眠さで、目の前にシャッターがおりた。


気がつくと、朝だった。
おいらは自分の部屋のベッドにいた。あれっ?夢?ちゃう!

何故解ったかって?おいらは、褌を締めていたから。
体はぐっちゃぐっちゃになったはずなのに、綺麗に拭いてあった。

おいらのモノは元さんに貰った褌の中で、元気になっていた。