第16話 すみれ、SEPTEMBER LOVE

 ♪それは、9月だった・・・妖しい季節だった・・

そんな歌が、流行っていたころだった。
今でも、この歌を聞くと想い出す

その次の朝、起きることは起きたのだが、二日酔いで
あったまがんがんで寝ていた。

と、どたどたとカズ兄ぃが帰ってきた。「チキショーめ!一杯喰わせられたぁ」
なんか帰ってくるそうそう、地団駄踏んでる。

「けいいちぃ、けいいちぃはいるかぁ!」
”うっせーなぁ朝っパラから、もうちっと寝かせろや”

と面と向かって言える筈もなく、寝たふりを決め込んでいた。

「コルぁ、寝たふりなんぞしやがって、犯すぞ!」

カズ兄ぃはおいらのタオルケットの中に、潜り込んで来た。

「おい、起きろ」「なに?おいらあったまがんがんするって」
「いいから起きろ」「無理ッス」
「犯すぞてめえ!」「うん」

もうなんでもいい。とにかくあったまいてえし、眠い

軽はずみに「うん」と言ってしまったのが、運の尽きだった。

「てめえぇ、言ったなぁコルぁ」

何をそんなに朝からテンション高いのか、おいらには、さっぱり解らなかった。

「マジで犯すぞいいか?」「うん勝手になんでもすればぁおいら眠いし・・・」
「こいつ勃起してやがる、相変わらずでっけえの・・・こんなん入るかな?」

カズ兄ぃがなんかごそごそやってたのはうっすらと覚えてる。
ちんこ撫でられてるのも解った。

「こいつ、ふんどしなんかしてやがる・・・よっこらせっと
うーやっぱオイル塗ってもきついか、しょうがねえなこれを使うってか
そうだ、こいつにも嗅がせよう・・・」

「けいいち」「なに?うっ、あったまくるくるぅらりぱっぱ」
「馬鹿か?こいつ?」

っておいらは、そんな状態だったモン、しょうがねえっしょ

ちんこの先が、ぬめって得体の知れない感覚に包まれた。
おいらは目を開けた。目の前には、歪んだカズ兄ぃの顔

「なに?どしたん?大丈夫?」
「ああ、大丈夫だ、おめえのがでかすぎるから」
「えっ、なに?あっカズ兄ぃ・・・」

カズ兄ぃが何をしてるのか、ぼーっとした頭でも
ようやく解った。おいらの上にカズ兄ぃが乗っかって
スクワット状態で、ケツにおいらのモノを入れようと踏ん張っていた
ゆっくりと、カズ兄ぃが腰を下ろしてくる。
カズ兄ぃの顔が歪む。暫くして、カズ兄ぃは完全に
おいらの上に、乗っかっちまった。

「ふぅ~入った、どうだ?」「よくわかんねえっす」
「っててめえ、不感症か?」「ちゃうっす、あっなんか変・・・」

今までに味わったことのない感覚がしたので、
先に力を加えて卯が貸してみた。

「こらっそんなに動かすな」「痛むの?」
「ちゃう、あぅ」

おいらは、2・3回動かしてみた

「あぅ、ひっ」カズ兄ぃの顔がとろ~んとなって、びくっとしていた

「ひひひ感じてるんだ」「馬鹿ってめえ・・・あぅ、ひっ」
「犯すぞって犯されてるのは、兄ちゃんのほうッスよ」
「解ってるって・・・・あっあっ」

カズ兄ぃが、びくっと仰け反る度に、おいらのちんこにも伝わってきた。
カズ兄ぃったら、ゆっくりスクワットを始めた

快感がおいらを貫いた。

「ああダメって、兄ちゃん動かないで、うっ」
「いいぞけいいち、あああああうううう」

カズ兄ぃの動きがだんだん激しくなってきた。

「兄ちゃん、いいいいい」「気持ちいいか?」
「うん、兄ちゃんは?」「いいいあああ」
「兄ちゃん、はぁはぁはぁはぁ」「なんだぁ?はぁはぁ」
「キスして」「おぅ」

おいらは自分からせがんでしまった。
目の前に兄ちゃんが近づいてくる。
おいらは、目を閉じた。

ゴメン、兄ちゃんとファーストキッスじゃなくて
そんなことを考えてたら、涙が出てきた

「どした?」「やっぱ・・・」
「ううん、兄ちゃん大好き」
「俺も・・・ずっと前」
「あっ、兄ちゃんダメっあああああ行くあああ」
「おおおお俺もぉ・・・・」

兄ちゃんたら、触りもしなかったのに、どろどろと
おいらの腹の上にぶちまけた。

それが、「心太(ところてん)」というのだって
知るのはずっと後からのことだった。

二人でシャワーを浴びて、台所へ行って
兄ちゃんがサンドイッチを作ってくれたので
一緒に喰った

「大丈夫か?」「うん」
「悪かったな」「良かったよ」
「そっか、良かった」
「ねえ兄ちゃん?」「ん?」

俺は、ツナサンドを頬張りながら、訊いた

「元さんとは、いつから?」「ぶっ!」

兄ちゃんは、飲んでいたコーラを
おいらに吐いた。

「汚ったねえの」「っわりぃナ、急に変なこと言い出すから」
「だって、出来てるんでしょ?」「ちゃう」
「板長はどう思ってるか知らねえけど、恋愛感情はあんましな」
「えっ?そうなん?」

以外だった、あんなに激しくやってたのに・・おいらてっきり

「俺が好きなのは、おめえだよ」「そうなんだ・・・えっ?」
「やっぱおめえどっか天然入ってるな、そこが可愛いけど」
「サンキュー、褒めてるだか馬鹿にしてるんだか」
「褒めてんだよ、素直に喜べ」
「うん、じゃあさあ」「なんだ?」
「おいらのケツも犯ってみる?」

「ぶぶぶぶぅっ!」今度は飲んでいたのが牛乳だったので
ミルクは逆噴射するは、コップは落っことして割れる
兄ちゃんはいすからずるっと滑り落ちるって大変な事になった。

「だ、大丈夫っすか?」おいらは見るだらけになった顔で
兄ちゃんに近づき、手を引っ張って起こした。

「おめえなぁ・・・言ってること解ってるのか?」
「うん、なんかさぁ兄ちゃん気持ちよさそうだったんで
おいらもどうかなって」

「このぉスケベ野郎、ちんこ勃起ってんだろ」

兄ちゃんは起き上がるときに、おいらのモノを支えにした。

「よいしょっと、まず顔を拭きな そんなミルク掛けられたいなら
後で濃いぃのを掛けてやっから」「えっ?兄ちゃんの変態!」

その日は、兄ちゃんと二人っきりで過ごした。
まるでデート気分だった。海へ行って、泳いだり潜ったり
泳ぎ疲れたので、シーズンも終わりで人気のない海の家で
貝やトウモロコシやソフトまで喰った

「おい、恵一」「なに?」

べちゃっとおいらの頬にソフトクリームが付いた。

「あはははは、引っかかった」「んもぅ~」
そうガキの頃、よくやられた。

「拭きな、これで」「うす」
「ってこれ、台拭きっしょ?」
「おめえの顔なんてそれで十分」
「言ったなぁ」

おいらはにいちゃんにキーロックを掛けた
兄ちゃんたら、卑怯にも股間を掴んで来た
すかさず、ブレンバスターを・・・・

案の定、店先にじゃれあってたら、怒られた。

おいらと兄ちゃんは、暮れなずむ漁港を見ながら
堤防に腰掛けていた。

「けいいち、おめえよぉ」「なに?」
「高校卒業したら、どうすんべ?」
「えっ、まだ考えてねえよ」
「高校時代なんてあっという間に終わっちまうぞ」
「兄ちゃんはどうだったの?」
「俺か、悪さばっかしてたからなぁ、\今が全てだったしな」
「そんなもんでしょ、おいらだってそうだもん」
「だよな、おめえ家は継がねえのか?」

「家ねぇ・・おいらさ他にやりたいことあるモン」

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「柔道か?」「うす、五輪に出てみたいんだ」

「家はどうすんだ?」「兄ちゃん継げば?」
「アホか?」「いやなの?」

兄ちゃんはそれに答えなかった。

「そろそろ、けーるべ」「んだ」
「なんかうめえもん作ってやるべ」
「サンキュー」

晩飯喰った、テレビも見た。
両親は、今日は帰らないって電話があった
板長もいない、従業員は早めに帰った
客もいねえ

「けいいち、何さっきからぶつぶつ言ってるんだ?」
「別に・・・」「だったら、ねるべ、俺朝早んだから」
「うん・・えっ、なんで兄ちゃんおいらのベッドに?」
「一緒に寝ようぜ、いやか?」
「嫌じゃないけど・・・」
「けどなんだ?ケツしてくれる?」「ああ」
「やったぁ!」「あのなぁ~」

おいらは兄ちゃんを呆れさせたけど・・・
しっかり抱いてくれた。

そして・・・・
「マジでいいのか?」「うん」
「最初は痛いかもな」「痛いの?やだな」
「止めるか」「いいや」
「じゃあ」

兄ちゃんはおいらのケツにローションを塗りまくった。
「じゃ、指からな」「えっ?」
「ばーか、いきなりちんこなんて入るかよ」
「そうなん?」「そうだ」

兄ちゃんの指がおいらの穴へ・・・
「うっ」「痛いか?」「少し」
「しゃーねえな、これでも」

おいら鼻先へ、茶色い小瓶に入ったお砂糖・・じゃなくて
液体を嗅がされた。昨日と同じシンナー臭のあの匂い
あったまカキーンときて、心臓ばくばくってやつ
来た来た、しかしこれ嗅ぐとエロくなるつうか
羞恥心よりエロの方が勝っちゃうていうか・・・

「何ぶつぶついってんだ?痛いのは?」「痛くねえっす」
「もう指二本だぞ」「よくわかんねえっす、あっそこ」
「ここだろ、前立腺ってんだ」「あっいい」
「ちんこぬるぬるだぞ」「ひっ、こねくり回さないで」

「えっと次は・・・」「ちんこ?」「まだまだ、ひひひこれ」
「くねくね人形」「おめえな、ウゴウゴルーガ見過ぎ!」

と言うわけで、おいらのケツへディルドが(しかも電動)
しばらくして・・・

ヴィ~ンヴィ~ンとおいらの中で回り始めた。
「あっあっ何これ、ダメあっに一ちゃん、ストップストップ」
兄ちゃんはスイッチを切った。

「ふぅ~危なかったす、いっちまいそうだった」
「だめだぞ」「うす」
「じゃいくぞ」「いよいよっすね、嬉しいっす」

おいらは、もう限界だった。目はとろ~んとして
早く兄ちゃんにして貰いたかった。

兄ちゃんにぶち込まれた。痛みはなかった
さっきまでのディルドと違って、生身は暖かかった
おいらは、こっちのがいいと思った

「どうだ?」「すげえ暖かいっすよ、あっそこ兄ちゃんもっと」
「このぉすっかり変態だぞぅ」「だって気持ちいいッスよ」
「そっか」「兄ちゃんは?ハツモンの高校柔道部員を犯すってのは?」
「おぅそうだった、そうだった」

兄ちゃんのモノがおいらの中で、堅さを増し腰使いが激しくなった
「いいぞいいぞ、けえいいちぃはぁはぁ」「はぁはぁにいちゃん」

繋がったまんま、体位を変えさせられた。横になったり仰向けになったり
四つん這いになったり、おいらが知ってるのは全部やらされた
考えたら48手もあんべ。ひひひ、でもそれって男女ようなんで
きっともっと多いかもな

「またぶつぶつ言ってるぅ」
「ひーっ、兄ちゃんそんな激しく・・・あっ出る、ダメ我慢でき・・・」
「俺も・・・」

兄ちゃんがおいらの中に出したのを感じて
おいらは雄汁をまるで噴水のように撒き散らした。
それは、おいらの頭上を遙かに超え、
壁からベッドからおいらの身体中に痕跡を残した。
そして、兄ちゃんはおいらの上に倒れてきて、おいらは気を失ってしまった。

気が付くと、兄ちゃんが心配そうな顔でのぞき込んでいた。
「ようやく気が付いたか?大丈夫か?」
「うん、おいらどうしちゃったんだろ」
「ラッシュ嗅ぎすぎ」「そうなん?」
「嗅ぎすぎると危ねえから、気をつけろ」
「うん、ありがとう、それとキスして」
「ばーか」「にいちゃんだいすき」「俺も」

2・3日して、おいらは休みが終わり
学校に戻らなくちゃいけなくなった。
カズ兄ぃは、仕事が忙しいって見送りに来てくれなかった
が、おいらには解っていた。
きっとおいらと一緒で泣いちまうんだろうなって

おいらの初体験は、こんなところ
カズ兄ぃとは、どうなったって?

おいらが大学に入った頃には、S市の生けす料理/民宿
は、カズ兄ぃ達に任せて、おとっさとおっかさは、おかんの実家
同じS市でもM県の方を継ぐことになり、移ってしまった。