モンコの染織日記

草木染、織り、フェルトを中心に、日々の暮らしをぼちぼち綴ります。

瀬戸芸2019大島・高松港編

2日目は、初めての島「大島」に行きました。
大島は第1回から参加している島ですが、今まで行く機会がありませんでした。
これで、現在参加しているすべての島を訪れたことになります。

まず、大島がどんな島か説明する必要があります。

[田島征三さんの作品「青空水族館」のパンフレット(2016年版でしたが)より]

大島青松園は1909年に開園した国立ハンセン病療養所。ハンセン病は、感染力が低く治療法が確立されている。しかし、昔から恐ろしい病気として嫌われ、治療薬が開発された後も、差別されてきた。法律によって強制的に療養所に隔離され、終生隔離・撲滅を目的とした出口のない強制収容所であった。患者作業という名の強制労働や、子孫を絶つための断種・堕胎・中絶がごく当然のこととして行われた。
「ライ予防法」が廃止され、療養所に自由に行き来できるようになったのは1996年のこと。療養所にいる方々は、治療が終わっているので「患者」ではなく「入居者」と呼ばれている。大島には現在も約70人の入居者の方々が暮らし、その平均年齢は80歳を超えた。


だから、大島には無料の船が1日5往復運航されています。

9:10の一番早い船に乗りました。
この船の中で、同世代で私と同じ一人旅の女性と出会います。東京からやってきたという彼女が、大島での相棒になりました。

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30分ほどで、大島の桟橋に到着
雲一つない晴天だった前の日に比べて、雲は多いけれど青空も見えるし、天気はまずまず。暑くなりそうです。

まず、10時からのこえび隊(ボランティアさんをこう呼びます)の大島案内ツアーに参加して、大島の概要の説明を聞き、納骨堂などを案内してもらいました。

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ツアーの後は、自由にアート作品を回ります。
作品は主に、入所者がかつて暮らしていた長屋の建物に展示されています。一部屋は6畳一間に小さな台所と洗面、トイレのみ。

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次は山の中に入ります。

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もともと、入所者の青年団の方が作った全長1.5kmの周路を、復活させた道。小高い場所なので、見晴らしがいい!途中、作品が突然現れます。

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男木島と女木島の間から、三角の大槌島とその向こうに瀬戸大橋が見えます。

戻って、今度は田島征三さんの作品。

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「青空水族館」

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人魚

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漂流廃棄物で作られた魚を引っ張ると、「どうして わたしを 捨てたの?」と声が聞こえます。

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海賊

田島さんの新しい作品ができていました。
高知県出身のNさんの物語。

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これも新しい作品。
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鴻池朋子さんの作品「物語るテーブルランナーin大島青松園」

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たくさんの作品の中で、ウールを素材にしたがいくつかありました。

もっとゆっくりしたかったけれど、高松でも見たい作品があるので、13:25の船で高松に戻りました。

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高松では、まず、香川県立ミュージアムで開催中の「日本建築の自画像:探求者たちのもの語り」へ。

専門的で難しかったけれど、模型がたくさんあって、それなりに楽しめました。

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子どもの頃(高松に住んでいた頃)親しんだ丹下健三さんの「香川県庁」。
教科書に載っていたのはよく覚えているけれど、戦後日本を代表する建築だったのですね。

さあ、いよいよ最後に訪ねたのは「北浜の小さな香川ギャラリー」。

古い倉庫群を再生した、ちょっとおしゃれなエリアです。
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個性的な雑貨屋さんやカフェが入る建物の一角で、地元香川の文化や産品をテーマにした作品が展示されています。

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香川漆器

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高松張り子の「奉公さん」

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湯切りロボット

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この路地の中に

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庵治石のシャンデリア

高松駅に向かう途中、高松城の横を通ります。
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石積みが面白かったので、パチリ!

さあ、これで私の「瀬戸芸2019」は終わり!
次は3年後。3つ年をとるけれど大丈夫かな?しっかり歩けるように、体を鍛えておかなくちゃ。

秋会期は11月4日まで開催されてます。興味を持たれた方はぜひお出かけください。
瀬戸内の素晴らしい風景と、素敵なアート作品が待ってます。











瀬戸芸2019犬島編

10日、11日の1泊2日で、秋の瀬戸芸に行ってきました。
今回は一人旅です。

一人で気ままにのんびり、楽しんできました。1日目は「犬島」、2日目は「大島」と高松。

台風の影響も受けず、日中は半袖で過ごせる気候で、きれいな瀬戸内の風景も楽しめました。

まず1日目の「犬島」から。

犬島は瀬戸芸開催期間ではない時に、一度訪れたことがあります。だから、2回目の訪問です。前回は、直島に宿泊したので、直島から犬島に向かいました。
今回は、岡山の宝伝港から船で渡ります。


朝大阪を出発して、新幹線で岡山に行き、駅前から西宝伝行きの直行バス(瀬戸芸開催中のみ運行)に乗りました。
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きれいな空です。ワクワクします。

バスの乗客は7人。案外少ない。平日だから?
9:52出発、港の近く西宝伝に10:45到着。

11:00発の犬島行きの船に乗ります。

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10分ほどで、犬島に到着!

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チケットセンターセンターで、犬島精錬所美術館、犬島「家プロジェクト」、犬島くらしの植物園共通のチケットを買って(私はパスポートを持っているので、無料)、外へ出ると、

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「わー、きれい!最高!」と叫びたいような風景です。こんな時、一人は少し寂しいかも。

まず、「犬島精錬所美術館」へ。

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ここはどこ??

[パンフレットより]
犬島精錬所美術館は、犬島に残る銅製錬所の遺構を保存・再生した美術館です。「在るものを活かし、無いものを創る」というコンセプトのもと作られた美術館は既存の煙突やカラミ煉瓦、太陽や地熱などの自然エネルギーを利用した環境に負荷を与えない三分一博志の建築と、日本の近代化に警鐘をならした三島由紀夫をモチーフにした柳幸典の作品、また植物の力を利用した高度な水質浄化システムを導入しています。「遺産、建築、アート、環境」による循環型社会を意識したプログラムといえます。

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黒っぽい煉瓦が、銅精錬の副産物のカラミ煉瓦だそうです。

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煙突の下が、美術館の建物です。

アート作品は撮影不可だし、説明も難しいから省略。

ただ、三島由紀夫の言葉(檄文?)を、文字を切り抜いて繋げて垂らした作品では、「自衛隊」「憲法」「左翼」などの言葉がたくさん出てきて、7年前に見たときはよくわからなかった作者の思いが、わかったような気がしました。7年前は、まだ自民党の憲法改正の声は小さかったかも?
「このままでいいのか」とアーティストの柳さんから、突きつけられている気がします。
7年前の記事

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美術館を出て、裏の方に回ります。

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1909年に建設された精錬所は、その後銅価格の大暴落により、約10年で操業を終えたそうです。
良好な形で残された遺構は、「近代化産業遺産群」に認定されています。

美術館を出て、「家プロジェクト」を回ります。

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まず「F邸」。残念ながら、中の作品は撮影不可。

次は野外の作品だから、撮影OK!
「石職人の家跡」

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影は私。

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犬島は古くから「犬島石」と呼ばれる花崗岩の産地として知られていた石の島です。

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「S邸」

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レンズを通して大小の逆さまの風景が見えます。

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前の民家にも、何やらアート作品。

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「A邸」

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「中の谷東屋」

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「C邸」
これも中の作品は撮影できませんでしたが、木彫の巨大でカラフルな花は、なかなかインパクトがありました。仏像と同じ寄木造の技法で作られていました。これ、好きです!

ここで、ようやく「カフェ」を発見!

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「Ukicafe」

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パスタとハーブティーを頂きました。中途半端な写真ですが、古い民家の中には、ほっこりするいろんな懐かしいものがたくさん飾られていました。

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壁にはアート作品も。

そして、

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「妖怪イヌジマ」に出会いましたよ!
高知県出身の石井葉子さんが生み出した妖怪人形。高知に住んでいるときに、ギャラリーで出会ったことが在ります。思わずお店の人に「この人形、知ってます!」と声をかけました。

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お店を出たところで、猫たちにも遭遇。

次に出会ったのは、

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巨大な犬。「犬島の島犬」だそうです。

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近づくと、陶板が貼り付けられていました。

最後は「くらしの植物園」。

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長く使われていなかったガラスハウスを中心に作られた、犬島の風土や文化に根ざした植物園。

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ニワトリも放し飼いされてます。

犬島は、どこも花がたくさん咲いていました。

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これはアート作品。

さあ、これで犬島はおしまい。暑い中を頑張って歩きました。

15:47発の直島行きの高速船に乗りました。犬島滞在時間は、4時間37分。

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直島 宮浦港で、有名な草間彌生さんの「赤かぼちゃ」を撮影して、

17:00発の高松行きフェリーに乗り継ぎ。高松到着は18:00でした。

いつもの駅前のホテルにチェックインして、夜の町に繰り出します!
高校の美術部の仲間が、懇親会を企画してくれたのです。
楽しい夜を過ごすことが出来ました。
集まってくれたみなさん、ありがとう!

この日は、15000歩以上歩きました。



今日12日は、台風19号が日本列島に大きな被害をもたらしています。
テレビの台風情報を見ながら書いています。関東地方を中心に、多くの川の氾濫が心配されます。
一ヶ月前に千葉県で大きな被害が出たばかり。こんなに災害が続くと、自分に直接被害がなくても、気が滅入ります。
亡くなる人がこれ以上増えませんように。命が守られますように。

ナスを銅媒染で染める

10月に入っても暑い日が続いていますが、それでも朝晩はかなり温度が下がってきました。外からは虫の声も聞こえてきます。やっぱり秋ですね。

庭では藍の花が咲き始めました。

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小さすぎてうまくピントが合いません。

この花を見ると、日本の藍がタデ科の植物であることがよくわかります。

種を取って、来年また育てましょう!

藍の隣では「ムラサキシキブ」のかわいい紫の実。

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このムラサキシキブは園芸種の「コムラサキ」。

クサギはまだ花が咲いています。

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相変わらず、青い実ができる前にほとんど落ちてしまいます。こんなにたくさん花が咲くのに、実はほとんど採れません。

夏野菜は最後に残ったナスもとうとう終わりました。

以前アルミ媒染で緑に染まったことがあるナスの葉、捨てる前にもう一度挑戦することにしました。

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穴だらけの葉っぱですが、約500gありました。

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煮出した染液はこんな色。

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羊毛(ポロワス)40gと小さなシルクスカーフを染めます。

その前に、アルミ媒染で緑が出ないか試してみたのですが、出そうにないので、銅媒染にしました。

シルクスカーフは茶色でしたが(写真はありません)、羊毛はモスグリーンに染まりました。

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先日染めた青ジソより少し濃いでしょうか。

いつかもう一度、アルミ媒染で緑を染めてみたい。何が違うのだろう?ナスの種類?それとも季節?
とりあえず、草木染めは謎がいっぱいです。

少しずつ紡いでいた草木染めのポロワス。

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全部で8色。
次はデザインを考えて、織りの準備です。
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