2013年01月06日

よく聴いたCD 2012

今年もやります。高齢のリョウが、いや、恒例のリョウが2012年に良く聴いた曲 Best10の発表です。

集計期間は2011年12月〜2012年11月の1年間です。

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第10位
『I'm O.K.』
Musician:Styx

Album:"Pieces Of Eight"
演奏時間:5'44"
聴いた回数:10回

私が初めて聴いたSTYXの曲がこれでした。この1曲だけで、十分にSTYXに魅せられました。
イントロや間奏に入ってるギターのカッティングのリフが特徴的なSTYXの典型的な曲です。ただ、STYXにしてはかなり明るい曲。この時期(1978年発表)の彼ららしい、クラシカルな展開有りのドラマティックな構成になっていて、後半のパイプオルガンソロからサビに移る部分などとても格好良いです。
私は最初ラジオで聴いていて、たまたま録音していたカセットテープを、文字取り「擦り切れる」ほど聴いていたのですが、これがもう実に安いテープを使ってしまっていて(笑)、透かしてみるとテープの磁性体の塗りにムラがあるのがハッキリ分かるようなテープでして、だんだんテープも延びて、聴いているうちに音がウネり出してきたんですよね。数年経って、レコードを買えるくらいの収入を得るようになってからレコードを買いましたが、イントロにドラムソロがあった事に驚きました。テープには曲の途中からしか録音されていなかったため、その状態が記憶に定着していたんですよね。本来の曲の構成に違和感を感じたのを覚えています。




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第5位は5曲あります。



第5位 その1
『いつものパーティー』
Musician:飯島真理

Album:"The Ultimate Collection (1983-1985)"
演奏時間:5'08"
聴いた回数:11回

懐かしいですね。飯島真理さんです。現在でも音楽活動を続けられているようですが、初期の頃のPOPS的なアレンジの時期が好きです。というか、最近の飯島真理さんの曲をあまり聴いた事がありません。
表題のBest盤を買って聴いてみたところ結構良かったので、初期の4枚は全て揃えようと思っているのですが、売り切れの時期が長く続いていて、まだ全部手に入っていません。(それでも"Rose"と"Midori"は手に入れました。良く聴いています。)
元々『いつものパーティー』は"Midori"というアルバムに入っていました。後半のサビの部分のコーラスがとても耳に残ります。声質の違う人がそれぞれ異なるメロディーを歌っているのでしょうか。音程は調和しているけど完全に溶け込んだハーモニーにはなっておらず、音(Note)の存在感が出ている効果が出ているように思います。それが心地良くて何度も聴いてしまいますね。

第5位 その2
『Blue Colour Worker』
Musician:高橋幸宏

Album:"音楽殺人"
演奏時間:4'33"
聴いた回数:11回

YMO活動中に作られた高橋幸宏さんのソロアルバムです。音作りはYMOの「増殖」に近い気がします。参加ミュージシャン等が増殖と同じなのでしょうか。このアルバムが出た頃、YMO本体の方は"BGM"を作成していて、ファンをがっかりさせていましたが、POPSな面が好きなYMOファンは高橋氏のアルバムを擬似YMOとして聴いていた事と思います。
さて、このBlue Colour Workerですが、アルバムからの第二弾シングルとしてシングルカットされていたと思います。私もこのアルバムの中で最も好きな曲です。誰が作曲したんだろうと思って良く見たら、細野晴臣さんの作曲でした。細野さんはいい曲書きますねー。バグルズのラジオスターの悲劇を連想させる音作りで、1960年〜70年代のPOPSを思い出します。

第5位 その3
『Right To Go』
Musician:The Style Council

Album:"The Cost Of Loving"
演奏時間:5'15"
聴いた回数:11回

スタカンです。懐かしいですね。
1曲目の"It Didn't Matter"も好きですが、このRIght To Goや3曲目のHeavens Aboveも良いです。いい曲が揃ってるアルバムは何度も繰り返し聴いてしまいます。
実は私スタカンは、このアルバム以外知らないのです。だから、この『Right To Go』はあまりスタカンらしくないと言われているらしいのですが、他を知らないためにどこがらしくないのかが良くわかりません!でも良いじゃあありませんか。
ノリが良い曲。ベースが硬いですね!全部スラップで弾いているんでしょうか。そういえばラップが入っているのはこの曲だけですね。たぶんスタカン以外のメンバーがラップをやってます。なるほど、色々と考えてみればこのバンドっぽくないですね!

第5位 その4
『アクトショー (Super Remix II)』
Musician:Spectrum

Album:"GOLEDN★BEST"
演奏時間:6'01"
聴いた回数:11回

前年は別のアルバムを良く聴いていましたが、今回はこちら、2枚組のベストアルバム"GOLEDN★BEST"を良く聴きました。聴いてみたかったサンライズのロングバージョンも入っていました。ベストアルバムですが、2枚目のアルバム「オプテイカルサンライズ」などアルバム丸ごと収録されています。
本当はスペクトラムはアルバムを全て買おうと思っていたのです。全て、と言っても全部で5枚しかないので。ところが廃盤になっていて、なかなか入手できそうになかったため、このベスト盤を購入する事にしたのでした。
このBest盤にはオリジナルの音源に加えて、スペクトラム解散後に作られた代表曲のリミックス版も何曲か入っていました。『アクトショー (Super Remix II)』もその中の一曲です。私はオリジナル盤の方が好きですが、リミックスの方も面白いです。オリジナル版と比較すると、音が煌(キラ)びやかになっていて、ベースが重くなっている感じがします。「重厚な迫力音」という意味ではなく、「重たくでノリがぎこちない」感じがするのです。私は、功を奏しているようには思いませんが、こういったアレンジ面でのチャレンジもまた良しです。

第5位 その5
『All Things Must Pass』
Musician:George Harisson

Album:"All Things Must Pass"
演奏時間:3'47"
聴いた回数:11回

ジョージハリスンの初ソロアルバムのタイトル曲。ゆったりしたテンポで、淡々と歌っている曲で、私は独特な郷愁感を感じます。明るい曲調ですが哀しい感じがしてなりません。
ビートルズのアルバム「アンソロジー3」にもこの曲のデモバージョンのようなものが収録されていました。ビートルズ時代には既にこの曲は出来上がっていたんですね。この曲の発表の機会が与えられないうちにビートルズは解散してしまい、ソロになってからやっと世に出る事ができています。(こういう背景を知ると、どうも応援したくなってしまいますね。)

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第2位は3曲あります。



第2位 その1
『街角のバトル』
Musician:小原慶子

Album:"Voice"
演奏時間:4'07"
聴いた回数:12回

ずっと探していたアルバム。作戦やっと入手できました。「Gimmie Your Pain」と共に、大変好きな曲です。1970年〜80年頃のニューミュージック風の、親しみやすいメロディーの明るい曲です。ハードロック寄りのギターの音もしますが、オーケストラヒットが惜しげもなく使われていて当時の流行りを取り入れている感じがプンプン、いや、当時の流行りを上手く取り入れている感じがします。
家族の一人が、「声が似ているから、ずっとリンドバーグの曲だと思っていた」と言うのを聞いて、(声ではなく)歌い方が似ている事に気付きました。あぁ、声もちょっと似ていますね。

第2位 その2
『Zzz (Bossa Nova Version)』
Musician:佐咲紗花

Single:"Zzz"
演奏時間:4'07"
聴いた回数:12回

ある日の夕方、NHKで偶然にアニメ「日常」を目にしました。面白かったので毎週見るようになりましたが、その番組のエンディングでかかっていたのがこの曲でした。ヒャダイン(前山田建一さん)のオリジナル版も色々なギミックが入っていて良いのですが、こちらのボサノバ・バージョンがとても優しい感じがしてとても良いです。夕方から夜にかけて聴くならボサノバ・バージョンの方が落ち着いて聞けるし、番組を見終わったあと「あー、面白かった」と満足して終われる気がします。

第2位 その3
『My Sharona』
Musician:The Knack

Album:"Get The Knack"
演奏時間:4'54"
聴いた回数:12回

今回は懐かしいミュージシャンがよく登場しています。このザ・ナックもそうです。Best盤を買ったつもりでしたが、間違えてデビューアルバムを買ってしまっていました。でも良いです。お目当ては「My Sharona」一曲なので。
弾きやすいベース、覚えやすいリフ。当時のアマチュアバンドは何かって言うとすぐこの曲をコピってたように思います。実際格好良いです。このリフを考えついたザ・ナックは凄いですね。こんな簡単なリフでここまで格好よくなるんだから、大したものです。

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第1位
『雨のち晴れ』
Musician:Rita

Album:"Little Busters! Original SoundTrack"
演奏時間:5'36"
聴いた回数:13回



今年も一位。たぶん私は、作曲者・作詞者・歌い手の次に、日本で4番目にこの曲を大好きな人間ではないだろうかと思うくらいです。

では、また次回もやります。それでは!
最後まで長文におつき下さいましてありがとうございました。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2013年1月6日 リョウ




moog1966 at 16:54│Comments(0) CD 

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