<写真:国立国会図書館蔵 明治45年刊 「門司水道記念写真帖」より一部加工し掲載 >
こちらは、排気塔竣工当時の写真です。これを見ると煉瓦で造られていることがわかります。
現在の姿は上からモルタルが塗られているのでしょうか。
※地図
門司区羽山
9月10
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坂道を登っていくと、小森江浄水場の全貌が見えてきます。
手前に涸れ切った浄水プールが3槽、その向こうに円筒形の建物が2棟と間に四角い建物が1棟。そのすぐ裏に排気塔、円筒建物の奥にもう1基の排気塔が見えています。2つの排気塔の間で左右方向に広がる広場の地下に濾過装置が埋められていました。
※地図
こちらは別の場所に設置されている案内板から引用した写真です。
キャプションには"小森江浄水場と小森江貯水池"とありますが、小森江貯水池造成(大正12年)と小森江浄水場竣工(明治44年)の間には、10年以上の開きがあります。
小森江貯水池は、明治45年に竣工し水源となった福智貯水池が門司市から22kmも離れており導水管の不具合時の対応が困難であることと、工場群が林立し水需要が急増していたことを受けて、大正12年に新設された貯水池です。
掲載されている写真には、すでに小森江貯水池が完成して写っており、"建設当時"とありますが大正12年以降のものと思われます。
手前に写っているのが、今いる小森江浄水場です。3槽のプールがはっきりわかります。その左手には排気塔と濾過装置の広場があり、よく見るとプールとの間には竣工時(前項の写真)にはなかった円筒形の建物群が新たに完成しています。濾過装置上の広場の様子も竣工時写真とは異なっており、大正12年までの間に何らかの改修が行われた様子が伺えます。写真手前にも大きな新しいプール、右手の山側にも2槽のプール、そのほかにも建物が増えており、浄水場機能の充実ぶりが感じられます。
<写真:国立国会図書館蔵 明治45年刊 「門司水道記念写真帖」より一部加工し掲載 >
こちらが明治43年に撮影された工事途中の写真です。
右手の3槽のプールがありますが、人物と比較するとかなり深さがあることがわかります。左手は土の中に埋まっている濾過装置がまだ露出しているところです。このあと土で埋められて排気塔が造られました。
※地図
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