December 28, 2005

『井戸尻考古館』で縄文の土器たちに会う

今日もとってもいい天気。
「なにもしたくない病」は返上し、お昼前にチェックアウト。

ここまで来たらついでに「清里北澤美術館」へ行こうということになりました。早速そっち方面へ向かったのですが、標高が高くなるにつれて道路に雪が多くなってきたため、途中で引き返しました。
今日の八ヶ岳、その1。

051228八ヶ岳01

今日の八ヶ岳、その2。

051228八ヶ岳02

北澤美術館行きを断念し、次に向かったところは国の史跡、井戸尻遺跡にある『井戸尻考古館』
アール・ヌーヴォーのガラス器を観るつもりが、なぜに縄文の土器?
でもまあ、八ヶ岳とくればやはり縄文ですからね。これはこれで正解ということで。

入館料300円を払うと、「ストーブも炊いてないから寒くてすみませんねぇ」と受付のおばちゃんが申し訳なさそうに言いました。「いえいえ、どうぞお構いなく」などと言ってはみたものの、すんごく寒い。さすが八ヶ岳、というか、さすが富士見。
館内にはMと私以外誰もいなくて、ずらりと並んだ土器たちをゆっくり観ることができました。これで館内が寒くなかったら、もう少し集中して見ることができたかもしれないと思うとちょっと残念。でも、縄文中期(5000年前〜4000年前)にこの辺に暮らしていた縄文人はもっと寒かったはずなのでガマンしよう。

051228井戸尻01

縄文の土器たちは、どれも非常に力強くワイルドでチャーミングです。
(キャプションは展示より)

▼ 重要文化財 『蛇を戴く土偶』  ─巳(へび)を戴く神子(みこ)─
 頭頂で螺旋をなす造形の先端には、土器に表された蛇の口と同じような深い切れ込みがある。それゆえ、とぐろを巻いた蛇だと認められる。この時代の人面深鉢の造形のなかには頭上に蛇を戴いた作がみられるが、土偶では他に類例をみない。
 頭頂の三方に設けられた小孔は、この時期の土偶に通有的である。それは有孔鍔付土器の孔に似て、おそらく羽を挿すためのものであろう。
 この土偶は、昭和37年(1962)に藤内16号居住址から発掘された。共同発見者の小平辰夫氏・小林泰氏・武藤雄六氏の所蔵品であったが、平成13年に寄贈された。その折りに、もう一人の発見者の小平和子さんの発案で「巳を戴く神子」と名付けられた。

051228井戸尻02

▼ 『人面香炉形土器(じんめんこうろがたどき)』

051228井戸尻05

▼ 『蛇頭半人半蛙交会文深鉢(じゃとうはんじんはんあこうかいもん)』

051228井戸尻03
 
▼ 長野県宝 『水煙渦巻文深鉢』  

051228井戸尻04
 
うーん、縄文ワールド。
春になったら今度は尖石の方へ出掛けてみよう。
関係ないけど、諏訪方面へ車を走らせていると、こんなのがいました。

051228猿
 
そろそろ夕方。ということで、今日の八ヶ岳、その3。
八ヶ岳はアングルによって形が違って見えるので、変化があって面白いです。

051228八ヶ岳03

この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/moonchild801/50326311
この記事へのコメント
ご来館、ありがとうございました。
本当に寒くて、すみません。
暖かくなってまいりましたので、また、懲りずにぜひお出かけください。
そんなときにはお声をかけてください。

井戸尻考古館の下っ端職員より。
Posted by その節は・・・。 at April 09, 2006 23:00
コメントいただき、恐縮です。
こちらこそありがとうございました。
富士見もそろそろ春ですね。
また縄文の空気を吸いにお伺いしたいと思っております。
Posted by yann at April 10, 2006 20:32
井戸尻考古館の「蛇を戴く土偶」の背中には「湾曲する四角形」が描かれています。これは同じ土偶の眉から鼻にかけての曲線に対応しているように見受けられます。まさに縄文のアール・ヌーボーとはこれをいうのでしょうか。
Posted by kurumiruku at November 22, 2008 21:14
>kurumirukuさま
コメントありがとうございます。
カメのように返信が遅くて申し訳ありません。
ヘビもそういえば、その世紀末チックな姿からも十分にアール・ヌーボー的生物といえるでしょうね。
クリムトの描いた水蛇を思い出してしまいます。←考え過ぎ?
Posted by yann at December 23, 2008 16:30