February 23, 2006

2/22 FRAGILE/猛音(Take-on)

水曜日
SILVER ELEPHANT

〜PROGRESSIVE LIVE 2006〜

出演:
FRAGILE
 g.矢堀孝一 / b.水野正敏 / dr.per.didgeridoo.菅沼孝三
猛音
 g.ヤマグチ猛音 / b.酒井ねぎヲ / dr.谷本朋翼

菅沼孝三、矢堀孝一以外は初めて観るヒトたちだった。
プログレッシブ・インストゥルメンタル・ヘンタイ・ジャズ・ロックと言っていいのかどうかわからないが、まあそんな感じ(どんな感じだ?)の音。同行したプログレ師匠のHも私も、こういう音は好物だ。この密度で3,000円は絶対お得。

『猛音』は初めて観るバンドだが、2004年ギブソン・ジャズギター・コンテストで最優秀バンド賞を受賞した実力派。小沼ようすけを輩出したような“JAZZ”コンテストでこういう音を出すバンドが優勝するものなんですねぇ。

谷本朋翼(1975年生まれ)は、菅沼孝三に師事しているだけあって、手数王ならぬ「手数王子様」といった感じ。お師匠様に比べれば線が細いが、将来は立派なヘンタイに育つのではないだろうか。すくすく育ってほしいと思う。ビジュアル的にはどこかの学生さんか知り合いの劇団員みたいで、音とのギャップがなかなかイイ味出してたと思う。朋翼(トモヨク)はちなみに本名なんだそうだ。

左手の薬指に指輪が光るベースの酒井ねぎヲ(1967年生まれ)は、都内の高校で教鞭を取る国語の先生。6弦ベースのヒトに私は結構弱いので、ちょっといいなと思ってしまった。
ベーシストらしくMCではシャイで寡黙な印象(というか、つぶやいていた)。良いキャラです。私も国語教わりたいよ。

ギターのヤマグチ猛音は、サイトを見るとエディ・ヴァンヘイレンが好きなのだという。超絶技巧バンドのバンマスらしく堂々たるものだ。

『FRAGILE』の菅沼孝三、矢堀孝一は以前、大高清美のライブで観て以来ひそかにホレているアーティストだ。ベースの水野正敏はどことなく山本寛斎みたいだと思った。友人Hと同年代かちょっと上くらいだろうか。カッコイイおっさんである。

手数王・菅沼孝三を拝むだけでも、このライブを観る価値がある。
門外漢なので楽器のことはよくわからないが、とにかく菅沼孝三のドラムセットはいろんなのがてんこ盛りで、まるで要塞。
あれをぜんぶ使うのか?と思ったものだが、ぜんぶ使うのだ。

また、ヘンタイにふさわしく、この日もあの『ディジュリドゥ』が登場した。
オーストラリア先住民アボリジニーの楽器で、一見ただの長い筒なのだが、まるでホーミーみたいな独特な倍音を出す。シロアリが食い尽くして空洞になったユーカリの木を使うのだそうだが、世界最古の管楽器ともいわれていると菅沼孝三のサイトにあった。呪術的な雰囲気を持つ不思議な楽器だ。

もしかして、故・高田渡が高井戸でやったコンサートの時に登場したのも、この『ディジュリドゥ』ではなかったかと思う。今となってはもうわからないけれど…。


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