March 14, 2004

サイト移転を考慮中です、が……

ここ数日、livedoor Blog 規約の著作権に関わる問題で、万が一の場合の移転先を準備しているうち、このサイト開設当初以来久しぶりに、CSSの調整に没頭してしまった。著作権とは何ぞやということも、いろんなウェブログやその他関連サイトの記述を拝読して情報入手に努めてみたのですが、情けないことにいまだよくわからない、としか言いようがありません。一方、それ以外に本来エントリを書いているはずの時間を、これまでの記事の細部の手直しと移動、またCSS調整・レイアウト確認・自分に足りない知識の入手というサイクルにほぼ丸ごと使ったため、再び更新が大幅に滞りました。

実際に livedoor Blog から引っ越すか否かについては、まだ最終的な判断を下すことができていません。(当サイト執筆人たる私自身にとって)より望ましい方向へ規約が改定される、あるいは少なくともそういう方向を livedoor 側が目指していると判断しうる“よう”(参照:livedoor Blog 開発日誌の04年3月10日付エントリ「「livedoor IDサービス」利用規約の一部変更につきまして」)ですが、反面、同記事に多数寄せられたトラックバックとコメントをご覧いただけば、解決を要する点が残されていることは明らかでしょう。

仮に移転するとしても、BlogPeople などの更新通知サービスを利用して読みにお越しいただいている分には、そちらのサービスのシステム側で対応してくださるので助かるのですが、実際に引っ越すとなると心苦しいのは別の問題です。

つまり、既にいくつかコメントやトラックバックを頂戴しており、移転した場合にはそれらを一緒に引っ越すというわけにもいかない。また自分でも、リンクを張らせていただいた御礼にリンク先サイトの掲示板にここのURLを明記してご挨拶の書き込みをしたり、いつも拝見しているウェブログのコメント欄にもここのURLを記入したりしてきました。

私は「ウェブサイトは(所詮は)電子的ネットワーク上の仮想の場所」などと頭のどこかで思っていました。しかし、こうしてすでに当サイトにお越しくださる方々とまさにこの「場」で、あるいはこの場に関わるかたちで交流が始まると、「どうせ仮想の場だから」と思い切り、さっさと普通の感覚(あくまで法律に昧い私自身にとっての“普通”ですが……)と齟齬を来たさない規約を掲げているホスティング・サービスに移れるほど、この「場」の意味は自分にとっては軽くない。そんな気がして、自分でもいささか意外に思っています。

したがって、当分の間サイト移転は決定を留保し、宙ぶらりんの気分ながらここを自分の“居場所”にすることにします。こんな場所をわざわざご訪問くださっている皆さんに改めて感謝申し上げるとともに、移転の選択肢をまだ完全に捨ててはいないことについてご留意いただければ幸甚です。

そもそもは、碌に規約を精読せずに livedoor Blog にサイン・アップし、(当てにならない「月影時計」たる私にしては(苦笑))本腰を入れてサイトを運営し始めた自分の軽率が、こうしたご迷惑をおかけすることになった根本の原因です。誠に申し訳ありません。



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http://trackback.blogsys.jp/livedoor/moondial/227880
この記事へのコメント
おひさしぶりです!
今回のことはMoondialが謝らなくてはいけないようなことではないと思います。
私はMoondialさまが何処に行ってもリンクし続けますよ!
自分の気持ちが楽でホッとして穏やかになる方法がいちばん!
まず自分のことを大切に!
Posted by じゅじゅ at March 14, 2004 08:52
あっ、永遠の女子大生さま!(笑)

コメントありがとうございます。涙がチョチョ切れます……いや、かなり真面目な話で、こんな辺境(偏狭?)サイトの実に間遠な更新をチェックしていただいて感謝に堪えません。

もし移転するとして、考えている新居はじゅじゅさんもよくご存じのあのあたり(笑)です。

まあそれはそれとして、今回移転に備えて放置してあった第二moondial邸(笑)建設予定地で悪戦苦闘(これは自分の知識と能力の不足のため)してみてわかったのは、ウェブログのシステムとしては、ここもあちらもかなり快適な使い心地だということです。どちらも一長一短があって、しかも短所や問題点も同じようにグイグイ改善されていくような実績と印象です。一時は、別宅をblogblogしたウェブログ・サイトにしつらえようかとも思ったのですが、それはあえなく挫折しました。

いずれにせよしばらく事態の推移をウォッチして、良い方向であれ悪い方向であれ、大きな動きが出た段階でまた考えたいと思っています。今後ともどうかよろしくお願い致します。
Posted by moondial at March 14, 2004 12:13
ええ、ゆっくりと自分のペースでやるのがいちばんです。
もしも“あのあたり”にお引越しになりましたら、ご近所ってことでよろしくお願いします!
Posted by 永遠の女子大生(おいっ) at March 14, 2004 12:58
この問題の解決策はここに踏みとどまって、まず、規約を改正させる事だと思います。
私の意見は
1 BlogPROで著作権をシッカリ要求することから始めるのがベターと思います。
  (いくら理不尽な規約とはいえ、無料で30Mbも使ってて、あれこれ言うわけにはいかんでしょう。私は公開でなくメールでこの要求を出してます。回答はまだありません。)

2 勿論、上が解決すれば自動的に無料の方も右へならへになると考えます。(著作権の法解釈に有料も無料もありませんから)

ただし、ネット上の著作権というのはおっしゃるように、紙の著作物と違って非常にやっかいなものを含んでいますので、一筋縄ではいきません。今の法律で間尺にあいません。

今のところ「クリエイティブ・コモンズ」の運動が一番当を得ているように思っています。
これは三つの構成要素でされているネット上の著作権です。
 a Commons Deed (コモンズ証)
 b Leagal Code(契約条文)
 c Digital Code(コンピュータ言語等)
この三つの組合せで11通りの著作(権)者表示が可能になります。
従来の "All Rights Reserved" でなく、"Some Rights Reserved" という新しい考え方です。でもよく分らないことが多いです。
是非、ここを訪ねてください。
http://creativecommons.org/


Posted by ユリウス at March 14, 2004 19:20
ユリウスさん、実践的・建設的なコメントをありがとうございました。

ご指摘の有効な方策案1, 2について、おっしゃるとおりだと思います。私は現在無料アカウントでこのサイトを作っています。livedoor側がBlogのフリーアカウント・ユーザに対して「無料アカウントの人たちは無料でサービスを受けているのだから(文句を言うな)」という論理で押してくる可能性は、最悪の場合を想定すれば否定できないと私も思います。

では、ここで当面の発言権を確保して著作権についてきちんとした対応をlivedoor側に気兼ねなく要求し改善を実現すべく、有料ユーザに私自身がなるか……と考えると、それについては現状、私自身は躊躇を感じています。有料ユーザのアカウントを取得するのであれば、すでにウェブログで公開した文章や画像などについての著作権問題を(私が上掲で言った)「普通の感覚」を逆撫でしないかたちでクリアした、livedoorのBlogホスティング以外の魅力的な選択肢があると考えているためです。

また、これもまたユリウスさんご指摘のとおり、「著作権の法解釈に有料も無料も」ないので、有料アカウントを取得してからガンガンものを言うことについては、金を払わないならものを言うな式の悪しき実例作りに、意図せず“結果的に”加担することになりかねない恐れなきにしもあらず、とも思っています。

この問題は、ちょっと考えただけでいろいろ厄介なことが次から次へと出てきますね。livedoorの対応方針は、少なくとも上掲「開発日誌」の記述をみるかぎりでは、筋としては悪くないと私は思っています。あれをもうちょっと素直に規約の文章にしてもらえるなら、自分としては或る意味十分なのですが……。

ご教示いただいたCreative Commonsについては、日本版ライセンスもできたということで、サイトをちらちら拾い読みはしてみたのですが、近いうちに改めてきちんと読んでみたいと思います。

昨夜夕食後にうつらうつらがそのまま眠り呆けてしまい、お返事が遅くなってしまいました。申し訳ありません^^;
Posted by moondial at March 15, 2004 03:35
moondial さん、言葉足らずでスミマセンでした。
BlogPROにはいれば・・・ というように取れる表現がまずかったです。
実は私はこの問題が表面化する前から、PROを使っています。その際規約も読みましたので、互恵条約からは程遠い内容であることは分っていました。それでPROユーザーがこの問題の先頭を切った方が、著作権だけでなく、データー保管の期間、データーの紛失、データーの流出などについて、会社とユーザーとの権利と義務について、会社側とキチンとした話が出来る(話がしやすい)のではないかと思っただけです。
moondialさんのおっしゃる危惧は当然です。無料、有料に係らず、著作権という権利については同じなので共闘致しましょう。

moondialさんのおっしゃっていることで、ぼくは「普通の感覚を逆なでしないでクリアした」他の選択肢があるのかな? と疑問に思います。なぜなら、Blogのようなネット上の表現形態は参加者が共同で作り上げる「知の世界」であったり、「感情の世界」であったりするわけですから、管理者だけでわがものに出来る著作権ではないように思うのです。

そう考えますとそれを法律的に整理(権利と義務)していきますと、多分普通の感覚からだんだん離れざるを得なくなってくるはずです。
moondial さんに安住の地はない(笑)のではないかと心配するのです。
(あれっ、moondialさんをmondaiariと打ちこみそうになったぞ!(爆))

それは兎も角、Creative Commonsを読んでいただけるということなので、ネット上で普通の人間が普通に発信したBlogのような表現手段は(一応著作物)、どのような権利を主張したらよいのか、主張するというよりも、悪用されることを防ぐことができるのか、ヒントをいただけるものと期待してます。
「新しい著作権」の考え方が必要に思います。


Posted by ユリウス at March 15, 2004 11:21
>ユリウスさん

Creative Commonsをひと通り読んでみました。
試しにライセンス作成ページで選択肢を選んでライセンス雛形を作ることもやってみました。これを掲げても抵触しないような規約を、livedoorが成文化してくれれば、とりあえず安心というところでしょうか(本当かな? 自信がありません)。

「安住の地」というのは、どうでしょう(笑)。私が「普通の」云々で言いたかったのはどういうことなのか、自分でもだんだんわからなくなってきました。
たぶん、ホスティングのシステムなどについては当然帰すべきところ(たとえばlivedoor)に権利を帰したうえで、作った中身については作っているサイト管理人に義務と責任と権利を任せ、それについてホスティング・サービスを提供している側は最低限しか制限しない、というようなことだと思うのですが、仮にこれを法なり規約として文章にするとすれば、どういうことになるのでしょう。
(ご承知かと拝察しますが、作った中身に関わる権利と責任は作った人に、という趣旨のことをホスティング・サービス提供側が明言しているところは、JUGEMやBlockBlogなど、すでにいくつかありますね)。

著作の共同性(とそれに対(立)する個人単位の「独創性」)については、以前のエントリでもちょっとふれたことがあったのですが、これまた難題ですね。

……ということで、まだまだ考えて整理すべきことが山積して(あるいはどんどん増えて)いくばかりです^^;
Posted by moondial at March 15, 2004 23:26
こんばんは!
1 Creative Commons 見ていただいてありがとうございます。こういうものがネチズンに広く受けいれられて、「知の共有財産」や「共同制作の著作物」などにも、準用する形で運行できたら、moondial さんのご希望にも沿えるように思います。ただ、我国のネット上の著作権は米国に比べたら、新しい仕組を作ろうとする動きが弱すぎますね。

2 スミマセン。14日の私のコメントに重大なミスがありました。コピーの箇所が間違ったまま文章の中に入って、そのミスに上塗する形でコメントを書いてしまっています。ちょっと恥かしいボケ状態です。
moondial さんは既にご存じのことですが、読者のみなさんにお詫びしてここに訂正致します。
Creative Commonsは下の四っつの組合せで著作者が自由にライセンスを設定できるようにするものです。組合せの数は(4×3)-1=11のパターンということになります。

Attriribution = 著作(兼)者表示
NoDerivs= 二次的著作物禁止
NonCommercial= 非営利目的利用
ShareAlike= 二次的著作物の同一条件許諾

なんだか難しいことになってきましたが、要するに著作権者自らが上の四つを組合せることによって、自分の著作権をコントロールできるのです。(ちょっと自信ないな、」moondialさん、これでいいですか?)

ここにはコンテンツは他の人と共有されてこそ価値があるという思想が感じられて、ぼくはネット社会の著作権として好ましく思っています。
ただ、ややこしくて守られるかどうか大いに疑問があります。

3 恥かしながら、JUGEMやBlockBlogの見解は知りませんでした。が、『作った中身に関わる権利と責任は作った人に』ということは当然ですね。明記しているホスティング提供社は責任が自社に及ばないように(トラブルにまきこまれないように)先手を打ってるともいえますね。

4 なかなか難しい問題ですが、ぼくのスタンスは「一市民の立場から問題を論じていきたい」ということです。できるだけ分りやすく、そしてだれもが納得しやすいものを望みます。
今後ともよろしくお願いします。
 
Posted by ユリウス at March 16, 2004 22:56
再び移転予定先サイトの調整などをしていてご無沙汰してしまいました。ユリウスさんから頂戴したコメントを放置したような具合になってしまい、大変失礼致しました。

Creative Commonsのライセンスを選択してみた結果、「帰属・非営利・同一条件許諾」にしました。二次的著作物の同一条件許諾については、音楽や画像などの作品と違って基本的には駄文しかないこのサイトのような場合、派生禁止の条件と具体的にどのように違ってくるのかよく理解できなかったため、いささか迷いました。私が自分が書いたものに対する「派生」について若干不安を覚えるのは、悪意をこめた改変を施されて流布されることですが、そもそも拙サイトに掲げたものは実際には大した中身はないので、上記3条件の組み合わせで十分だろうという(暫定的な)結論です。

さて、こうしたライセンスを掲げることは意思表示になるとともに、掲げた側に相応の責任の自覚をも促すでしょう。このため、自分が引用や言及するに際して今後も十分に注意を払うようになる(なりたい)と考えています。

ただ、Creative Commonsの基本的な考え方は、私が理解したところでは、まず著作物に対する著作者の権利が確乎として存在し、それを著作者の意思により(部分的に)開放しよう、ということだろうと思います。現状のlivedoor Blogの規約は、意図は本稿本文上掲の「開発日誌」にあるとおりだろうとは思いますが、残念ながら成文化されたものはそのように解釈できないようです。そのうえ、livedoor側の対応も、(おそらくユリウスさんがお出しになった問い合わせについても回答はないのではないかと拝察しますが)相当遅れている(あるいはこれで黙まりを決め込む?)ようです。ご参考までに:

・takayanさんの「すりきれ。(仮)」のエントリ:Blogホスティングサービスでの著作権・著作者人格権条項
http://takayan.jugem.cc/?eid=13

・yasu-boxさんの「CHANNEL50%」の2004年3月13日付(更新:3月21日)エントリ:Blogサービスの著作権問題(回答)
http://www.doblog.com/weblog/BlogServlet?CMD=MYPAGE&userid=1524&blogid=105788#105788

yasu-boxさんによれば、ユリウスさんの問い合わせ同様の「しばらくお待ちください」のみで、その後はなしのつぶてのようです。

・takayanさんの「すりきれ。(仮)」のエントリ:著作権条項に関する公開質問状!
http://takayan.jugem.cc/?eid=22

・同:「著作権」なのか「著作者人格権」なのか。
http://takayan.jugem.cc/?eid=12

結論として、Creative Commonsライセンスは、現状では著作者の権利が侵害される(少なくとも理論的な)可能性の残るlivedoor Blogで掲げてもほとんど意味をなさないのではないか、というのが私の結論です。もちろん、このままで実際に何らかの不都合が生じるかといえば、拙サイトのお粗末な中身ではそれもありえないとは思うのですが、いかんせんなんとなくすっきりしません。

したがって、近日中にlivedoor Blog利用者に適用されるlivedoor側の諸規約条文が改善されないかぎり、拙サイトを移すことにします。なお、サイト移転を決断した理由は、この権利云々の問題ばかりではなく、使い勝手の比較など他の要因にも因っています。

実際に移転する折に改めてエントリを書くつもりです。ユリウスさんにはせっかく「共闘」(笑)のお誘いを頂戴しいろいろご教示いただきながら、結局私自身は問い合わせを直接livedoor側にすることなどもせず、何ひとつお役に立つことができないこととなり申し訳ありません。移転後もどうか変わらぬおつきあいをお願いできれば幸甚です。
Posted by moondial at March 22, 2004 01:12
moondialさん、色々と精力的に検討なさったのですね。あなたのおっしゃていることのほとんどはBloggerの偽らぬ気持ではないかと思います。
著作権の範囲を表示すれば小生もmoondialさんと同じになると思います。

それから移転されても所在さえ教えていただければ、今まで通り読ませてもらえるわけだから、 あたたかい気持で送らせていただきましょう。

ライブドアのご担当は著作権について理解が浅く、多くを期待できませんが、引越すとなるといろいろ大変です。私は著作権の条項については不満ですが当分ここにいます。ライブドアの株主(ゴミみたいな)であり、Lindowsのユーザー(今だに動かない)でもあるので、ここに住んでいる方がライブドアとユーザーとの両方の空気が感じられていいのです。

今後ともどうかよろしく。
Posted by ユリウス at March 24, 2004 14:09
>ユリウスさん

いろいろありがとうございます。ちょうどネタ切れになっているせいもあり、更新もずっと滞っています。次回新しくエントリをポストできるようになった時には、こちらには移転アナウンスを掲げ、新規エントリは以降移転先へ、ということになりそうです。

本文でもふれたように、いざ移転するとなると、元々記事数が少ないので古いものを移すのは大した手間ではないのですが、やはりせっかくこうして頂戴したコメントやトラックバックのことが心残りです。

> 今後ともどうかよろしく。

こちらこそ、今後ともよろしくお願い致します。
Posted by moondial at March 26, 2004 00:27