西湘塗りや夫婦のうるし三昧 Seishounuriyafuufuno Urushi Zanmai

築地久弥、中條伊穗理夫婦のなかなか言うことを聞いてくれない漆の制作奮闘記 Urushi art of Hisaya Tsukiji Iori Nakajou

乾漆盛器

搬入当日

 今日は搬入です。ここ足柄から東京を抜けて千葉の船橋市の三越通販センターへ作品を持っていきました。電車では3時間半かかるので、今日は車で東名、首都高をビューンとまっしぐらに行こうとでかけました。搬入後は隣町の先輩が銀座で個展をされていますのでそちらも寄ってきました。

 そんな一日のフォトスケッチを伊穗理カメラマンの映像でおたのしみください。そんなにおもしろいものではありませんが、ご覧あれ。


画像 007東名、首都高でビューンと行こうと思いましたが、首都高で事故があって渋滞中なので、東名の終点用賀で下に降りていきます。246号の三軒茶屋あたり、下もちょっと混みぎみですね。町の渋滞も久しぶりです。




画像 018渋谷も越えて青山通り。流行の先端を行く町です。神宮外苑の銀杏並木です。新緑がきれいでしょうが、まだ芽吹いていません。よくドラマなどでロケされていますね。




画像 023最高裁判所です。重厚な建物ですね。ほとんど窓が見あたりません。




画像 027皇居まで来ました。3月22日に東京マラソンが行われるようですが、ここ皇居を周回するランナーが大変多く走っています。参加するんでしょう。




画像 048こんな通りがありました。ここいら辺は江戸時代から職人町で、このほかに兜町、紺屋町、人形町など。どんな職人がいたんでしょうねえ。「宵越しの金は持たねえ」なんて稼いだお金は飲み代に化けていたんでしょうか。



画像 056湾岸道路まで来ました。もう少しです。





画像 058ここら辺は工場や倉庫が多く、そんな間にディズニーランドがある浦安もあります。プラントの建造物はなにか惹かれるんです。この複雑に絡み合った構造がなんともいいですねえ。




画像 066通販センターのある潮見町まで来ました。ここにもこんな構造物が。





画像 067なにか造形的で冷たさの中に暖かさみたいな、生き物が作り上げたような感じもします。





画像 076ここが搬入場所です。日曜日でまわりはほとんど人がいません。平日でもあまりいませんが。






画像 092搬入も終えて銀座へ。完全におのぼりさん化してしまった私たち。お台場を経由していきました。






画像 097レインボーブリッジを通過中。今日この上では封鎖してランナーに開放したらしいです。映画の題名です。





画像 112あっという間に通過です。





画像 132遠回りになってしまい、芝を通って銀座へ。ここも50年経っているんです。でも、形が少し変わっているんでしょうね。かっこよくなった感じです。




画像 137石垣に負けない。





画像 141銀座に到着。お出迎えはカラスでした。カメラを向けると怒り出しました。個展も拝見して、さて帰りましょう。




画像 142国会議事堂では来年度予算が衆院通過しましたが、その横を私たちは通過。




画像 146ひたすら246号を下ります。渋谷のあたりで以前から気になっていた大きな工事。窓もなくただただおおきなコンクリートの塊を作っていたんですが、東京の大きな通りに山の手通りと言うのがありまして、その下にトンネル掘って渋谷と池袋をつなぐ高速道路の入り口だそうです。それにしてもでかいです。




画像 155厚木辺りまで来ました。夕日に照らされる丹沢です。ここまで来ると帰ってきたなあと思う瞬間です。





画像 173足柄到着。富士山が少し頭を出して出迎えてくれました。長い一日、ちょっとしたドライブでした。自然もこよなく好きですが、町の風景もたまに見ると興味深い視野が広がります。都会はたまにはよいのですが、もう毎日となると生活が出来ない精神構造になってしまった二人です。

ふみきれず

画像 002
















 今日も冷たい雨のそぼ降る一日でした。鳥達には雨など関係ないようでせっせと通ってきます、餌を求めて。いつものメンバーのほかにジョウビタキとシメがやってきましたが、なのもいただけるものが見つからなかったのか、さっさといってしまいました。メジロやピヨは変わらず入り浸っていますが、シジュウカラはめっきりやってこなくなりました。鳥の世界にも季節の変化を感じているんですね。行動パターンが変わってきているようです。シジュウカラは冬に鳴いていたさえずりの種類に新しい鳴き方を加えています。春によく聞く声なので聞いたことがあるかと思います。

画像 004さて盛器ですが、色が入ってこんな感じになりました。もうすこし変化をつけるか迷っているんですが、これ以上漆をかけると艶が出てきて紙肌の風合いがなくなりイメージと違ってきます。でも、もう少し何かを入れたいんですが、ふみきれません。時間はまだあるのでもうすこし考えてみますか。




  今日はここまで。

晴れは当分おわづけ

画像 004
















 こんばんわ。今日は晴れましたが気温がそれほど上がらず、北向きの風のせいでしょうか。これから一週間、ここ足柄の天気予報は曇りか雨のマークが続いています。昼に富士見塚に食べに行きましたが、日曜日とあって昼食中のハイカーで賑わっていました。富士山もうっすら姿を見せていましたが、そろそろかすみの向こうに隠れる日が多くなってきました。今年は菜の花の生育がかんばしくないのか、枯れ気味です。松田山にも菜の花畑があるんですが、遠目に見ても黄色味が薄い感じ。

 帰りはメジロの餌となるミカンを採りに寄り、しおれ始めたミカンがいっぱいです。それでもおいしそうに食べていますから。



画像 002乾漆盛器の裏は足が付いて中塗りが入りました。ここまで来ると次は仕上げになります。






画像 006表側はマティエールの部分に和紙を貼り、色漆で固めてから乾きを見計らって金色を蒔き詰めました。これは下地の色ですから、仕上げはもっと落ち着いた風合いにしたいと思っています。




   今日はここまで。

仕事三昧

 今日は仕事をしつづけ一日中仕事場から離れませんでした。こんな日もあるんですよ。それが普通でしょうけど。天気悪いし、やることがどんどん増えてきましたしね。


画像 003盛器は厚い布を貼り終えたところで、そろそろ足を考えないといけません。このように桐材を三枚ベニヤ状に張り合わせ、小刀で削りだしていきます。モデリングですので、だいたいの形でよいんです。こんな感じ、いやもう少し削ぎ落とそうか。





画像 005色漆用の漆を合わせます。これは以前作っておいた透漆の付け手板です。この中から今回の目的に合う漆を選択します。透け具合や堅さ、乾きなど総合して決めます。





画像 004今回の漆にはこの4種類を選びました。それぞれ性格が違い、混ぜることでお互いのよいところを出し悪いところを補ってくれます。ようく攪拌して付けをとってその乾きを見定めてから、修正を加えることもあります。


 この他、輪花の鉢などを研ぎ中塗りを入れたりして、仕事をやった充実感がありましたね。



     今日はここまで。

最低気温

画像 001



















 今日は冷え込みました。伊穗理を駅まで送ろうと車へといくとフロントガラスをはじめ全体に霜が降りていました。もちろんワイパーなどかけても解けません。ぬるま湯をかけてさあ出発、と思いきやその水がまた凍る。暖房を利かせて時間がかかりましたが何とか出発しました。


画像 003道へ出るとこんなにきれいな富士山がありました。写真を撮るときにはこんな色でしたが、数分前はもっと赤みを帯びていました。赤冨士そのものです。





画像 020私一人で仕事です。乾漆盛器も始めての下地付けに入りました。





今日の鳥達

画像 017ピヨは大食いでなかなか口に入りません。






画像 018赤い実を補給したらジョウビタキが何度も実にアタックしていました。木に止まりながらついばむのではなく、採りたい実をロックオンして飛び立ち、突っ込んで実を採ります。ぶら下がることが苦手なようで、ホバーリングも出来ませんので失敗も多いようです。鳥それぞれに食べ方が違っておもしろいですね。それに応じて体や嘴の形などが決まってきたんですね。




     今日はここまで。

乾漆盛器

 次回作では乾漆の盛器を行うことにしました。その行程も完成までおっていくことにしましょう。


01先ず基本となる雌型の石膏型。粘土である程度のボリュウムを作り石膏に置き換えたところ。これにマチエールをつけるため、その流れを鉛筆で大体のあたりを書いておく。





02彫刻刀などでマチエールを入れる。






03






04マチエールを施し終える。







05雌型から雄型に置き換え、境目に溝を入れる。







06雄型から雌型に置き換える。







07マチエール拡大。






08







09アウトラインをカットして縁に溝を入れて型の完成。
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