プレノタートの引退が伝えられました。
「こんなもんじゃない、もっとやれた」という想いと、「もう十分に頑張ってくれた」という寂しく複雑な想いが交錯しましたが、怪我らしい怪我も無く、無事に故郷へと帰ることが決まった今は、プレノのこれまでの頑張りをねぎらうと共に、当然ながら牧浦先生と厩舎スタッフへの感謝も忘れないようにしたいと思います。
プレノは僕の一口ライフにおいても一筋の光を差してくれた大切な1頭でもあります。
僕にとっては一口2世代目、通算3頭目の出資馬でした。先に出資していたシルクプラズマ、シルクバーニッシュが順調さを欠き、記念すべき一口初出走はプレノタートの新馬戦になりました。
初出走で初勝利、そして幸運にもその場に居合わすことが出来、初のウィナーズサークルも経験させてもらいました。
その年の暮れにはG1挑戦に心躍らせ、阪神競馬場にも応援に駆けつけました。
個人的な話になりますが、この間、転職を経験しました。現在は土日も仕事があり、リアルタイムに競馬を楽しめなくなりました。あの時のように、新馬戦のワクワクドキドキ感を肌で感じたり、大舞台での愛馬の頑張りを傍で見守ったり…こういうことがなかなか叶わなくなりました。
僕自身がもっとも一口に時間と労力を注げた頃の愛馬として、プレノタートは今後も特別な存在であり続けるでしょう。そして彼女を通して経験させてもらったものがあるからこそ、モチベーションを維持し、今も自分なりに一口を楽しめているのだと思っています。
3年半に渡る素晴らしいシンデレラストーリーを楽しませてもらいました。本当にありがとう!
今後は生まれ故郷で母としての第二のスタートを迎えることになります。地味ながらも優秀な牝系に期待感が高まります。もし、またご縁があってプレノの仔に出資出来るような機会があると嬉しいです。
でも僕はそう甘くありませんよ(笑)
母のような、いやそれ以上のポテンシャルのある馬じゃなきゃ、きっと満足できません。
そう思わせるほど、プレノタートは本当に良い馬でした。
プレノタート、どうかずっと元気で☆
【プレノタート】
牝・2009年産
父ジャングルポケット
母セクシーココナッツ(母父ダンスインザダーク)
32戦3勝
2歳7月の京都開催でデビュー。炎天下のなか、佐藤哲三を背にしっかり末脚を伸ばし新馬勝ちを決める。
コンスタントに経験を重ね、秋にはニンジャに競り勝ち2勝目をマーク、阪神JFに駒を進める。レース中に尻尾を振りまわすなど、精神的な若さも、赤いメンコと共に印象深い。
阪神JFでは、低評価ながら2着のアイムユアーズと0.2秒差の7着。
哲三騎手の「不利が無ければ2、3着はあった。来年は重賞が狙える器」というコメントに自然と胸が高鳴った。
年明け緒戦は哲三騎手の進言もあり、オークスの輸送を意識してクイーンCに。
しかしながら、直前に哲三騎手の落馬負傷により、パートナーが白紙となる。クイーンCはヴィルシーナに及ばずも、代打・後藤騎手がエスコートしてくれ、前残りの馬場を良く追い込んで4着。
そして鞍上にアンカツさんを迎えて挑んだフィリーズレビュー。
道中は最後方をポツンと進み、直線猛然と追い込む大胆な競馬でアイムユアーズ、ビウイッチアスに迫る3着。大舞台への切符を手にする。プレノタートの戦績の中で、記憶に残るレースの一つである。
桜花賞は、引き続きアンカツさんとのコンビで参戦。
2006年以降、優勝4回・2着1回の桜花賞男にとって、このレース最後の騎乗馬がプレノタートとなった。
スタートで出負けし、後方から直線に懸けるもジェンティルドンナに及ばず14着。
オークスへの出走権を懸けた続くスイートピーSで再び不運に見舞われる。アンカツさんが当日のレース中に負傷、急きょ杉原ジョッキーへ変更となる。積極的な前目の競馬で上手くレースを運んでくれたものの優先権を獲得出来ず。本番は抽選で除外となり、プレノタートのクラシック挑戦が終わる。
ライバルたちとの再戦を果たすため、1000万クラスから再スタートとなった3歳夏以降はなかなか成績が安定しない。4歳夏の小倉で豪快な捲りの3勝目を挙げるまで、1年10カ月を要した。
5歳となった2014年は、中山で迎えた緒戦こそ勝ち馬と僅差の4着と好走したものの、その後は2ケタ着順を重ね、12月6日のレースを無事に駆け抜けると、引退が伝えられる。
引退後は、故郷の新ひだか・松田牧場にて繁殖牝馬となる予定。
「こんなもんじゃない、もっとやれた」という想いと、「もう十分に頑張ってくれた」という寂しく複雑な想いが交錯しましたが、怪我らしい怪我も無く、無事に故郷へと帰ることが決まった今は、プレノのこれまでの頑張りをねぎらうと共に、当然ながら牧浦先生と厩舎スタッフへの感謝も忘れないようにしたいと思います。
プレノは僕の一口ライフにおいても一筋の光を差してくれた大切な1頭でもあります。
僕にとっては一口2世代目、通算3頭目の出資馬でした。先に出資していたシルクプラズマ、シルクバーニッシュが順調さを欠き、記念すべき一口初出走はプレノタートの新馬戦になりました。
初出走で初勝利、そして幸運にもその場に居合わすことが出来、初のウィナーズサークルも経験させてもらいました。
その年の暮れにはG1挑戦に心躍らせ、阪神競馬場にも応援に駆けつけました。
個人的な話になりますが、この間、転職を経験しました。現在は土日も仕事があり、リアルタイムに競馬を楽しめなくなりました。あの時のように、新馬戦のワクワクドキドキ感を肌で感じたり、大舞台での愛馬の頑張りを傍で見守ったり…こういうことがなかなか叶わなくなりました。
僕自身がもっとも一口に時間と労力を注げた頃の愛馬として、プレノタートは今後も特別な存在であり続けるでしょう。そして彼女を通して経験させてもらったものがあるからこそ、モチベーションを維持し、今も自分なりに一口を楽しめているのだと思っています。
3年半に渡る素晴らしいシンデレラストーリーを楽しませてもらいました。本当にありがとう!
今後は生まれ故郷で母としての第二のスタートを迎えることになります。地味ながらも優秀な牝系に期待感が高まります。もし、またご縁があってプレノの仔に出資出来るような機会があると嬉しいです。
でも僕はそう甘くありませんよ(笑)
母のような、いやそれ以上のポテンシャルのある馬じゃなきゃ、きっと満足できません。
そう思わせるほど、プレノタートは本当に良い馬でした。
プレノタート、どうかずっと元気で☆
【プレノタート】
牝・2009年産
父ジャングルポケット
母セクシーココナッツ(母父ダンスインザダーク)
32戦3勝
2歳7月の京都開催でデビュー。炎天下のなか、佐藤哲三を背にしっかり末脚を伸ばし新馬勝ちを決める。
コンスタントに経験を重ね、秋にはニンジャに競り勝ち2勝目をマーク、阪神JFに駒を進める。レース中に尻尾を振りまわすなど、精神的な若さも、赤いメンコと共に印象深い。
阪神JFでは、低評価ながら2着のアイムユアーズと0.2秒差の7着。
哲三騎手の「不利が無ければ2、3着はあった。来年は重賞が狙える器」というコメントに自然と胸が高鳴った。
年明け緒戦は哲三騎手の進言もあり、オークスの輸送を意識してクイーンCに。
しかしながら、直前に哲三騎手の落馬負傷により、パートナーが白紙となる。クイーンCはヴィルシーナに及ばずも、代打・後藤騎手がエスコートしてくれ、前残りの馬場を良く追い込んで4着。
そして鞍上にアンカツさんを迎えて挑んだフィリーズレビュー。
道中は最後方をポツンと進み、直線猛然と追い込む大胆な競馬でアイムユアーズ、ビウイッチアスに迫る3着。大舞台への切符を手にする。プレノタートの戦績の中で、記憶に残るレースの一つである。
桜花賞は、引き続きアンカツさんとのコンビで参戦。
2006年以降、優勝4回・2着1回の桜花賞男にとって、このレース最後の騎乗馬がプレノタートとなった。
スタートで出負けし、後方から直線に懸けるもジェンティルドンナに及ばず14着。
オークスへの出走権を懸けた続くスイートピーSで再び不運に見舞われる。アンカツさんが当日のレース中に負傷、急きょ杉原ジョッキーへ変更となる。積極的な前目の競馬で上手くレースを運んでくれたものの優先権を獲得出来ず。本番は抽選で除外となり、プレノタートのクラシック挑戦が終わる。
ライバルたちとの再戦を果たすため、1000万クラスから再スタートとなった3歳夏以降はなかなか成績が安定しない。4歳夏の小倉で豪快な捲りの3勝目を挙げるまで、1年10カ月を要した。
5歳となった2014年は、中山で迎えた緒戦こそ勝ち馬と僅差の4着と好走したものの、その後は2ケタ着順を重ね、12月6日のレースを無事に駆け抜けると、引退が伝えられる。
引退後は、故郷の新ひだか・松田牧場にて繁殖牝馬となる予定。