2011年09月07日

新ブログ開始

卒業して4ヶ月が経ち、新たに仕事復帰後偏として、ブログを開始しました。覗いてみてください。
http://blog.livedoor.jp/moratorium2years-afterwards/

moratorium2years at 11:36|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年05月06日

Appreciative Inquiry(2)〜AIとは?、ポジティビィティの役割〜

本日、第一回目のクラスを受けました。AIの基本的な考えと、中心的な考えであるポジティブイティについて記載します。

Apreciative Inquiry(AI)は、Appreciate−1.良いところ見る 2.価値を増やす+ Inquiry−1.調べる、発見する 2.質問する の造語です。

クーパライダー教授曰く、
AIは、変化に必要なビジョンを作りだすツールであると。イメージなくして、変化はおきません。

AIは全員参加型のツールです。変化する際の効率性としてAIは優れています。従来は一部マネジメントだけが、変化を意識し、実行に関わってきましたが、AIは大規模に時には、従業員以外に取引先、顧客も含めて変化を同時に起こさせるツールである。AI Summitでは500人くらいまでは、変化を一緒に起こさせます。

AIは、ポジティブナ組織を強みを最大限生かすことで作り上げます。ドラッカーはリーダーの仕事は人々の強みを生かすことだと言っており、AIはその実践方法です。1.強みの発見 2.その強みにフォーカス、更なる強化 3.外部にその強みを発揮させることが、強みを生かす基本的なプロセスです。

AIにおいて、最も重要なことはどような質問をするかです。これはリーダーに必要なものでもあり、質問の仕方によって、相手のポジティブ・ネガティブの態度が決まり、組織活性化のためのエネルギー量が変わって来ます。

AIは人間関係を良好にします。これはコミュニケーションの効率性を高めますし、積極的な意見交換から、創造性も高まります。また、ストレスが少ないので、組織内における負の力が極めて少なくなります。

AIはポジティブサイコロジーを最大限活用しています。
例えば、先生が生徒に教えるときに、出来の良い子、悪い子をあらかじめ知らされます。しかし、それは嘘の情報で皆同じ能力なのです。しかし、先生は知らないまま、教え続けます。すると、ポジティブ、ネガティブの先入観で。先生の教え方が変わり、また生徒も期待され方の違いを感じ、出来の良いと思い込まされていた学生の成績が良くなり、悪いと思い込まされていた学生の成績は悪くなります。このような研究成果が出ております。(pygmalian research) また、スポーツでは成功姿をイメージすると上手く行くケースが多々あります。ボーリングで良い時のビデオを見て、良いイメージをインプットしたチームと悪い時のビデオを見て、悪いところをなおすことを試みたチームでは、スコアの改善に100%違いが生じました。また、ゴルフでは、良いイメージを持って、ボールを打つと結果が良くなることは、よく言われていますね。一方、言葉も成果を変えます。池に落とさないようにと、声をかけられたら、池が脳裏から離れなく、結局意識して悪い方に言ってしまうケースはあるようです。だから、「・・・するな、・・・しなように」ではなく、「・・・しましょう」という言葉をAIでは使うようにします。

このように、AIは人間科学に基づき、ポジティビティサイコロジーを組織活性化に応用しています。

最後に、組織を分析する際に多くの人は問題の発見、解決策、アクションプランと自動的に展開してしまう傾向が極めて高いです。これは、当たり前に思われているからですが、問題発見は、「ここが悪いからなおそう」という発想であり、ポジティブサイコロジーで考えれば、そのまま悪い状態が続いてしまうと言えます。一方、AIでは「ここが良いから、今後に生かしていこう」という発想で、まったく違うアプローチを行っております。問題を発見=悪いところ見る。治すために、問題ばかり見ていると、新しいことは生まれないケースが多いようです。強迫観念で思考停止になってしまうからです。強みを見て、まったく違う見かたをすれば、良い結果が生まれるとAIでは考えます。


moratorium2years at 21:25|PermalinkComments(0)TrackBack(0)AI | MBAノート

2011年04月27日

Appreciative inquiry (1)- Human Hppiness-

5月頭に組織開発のアプローチとして注目されて来たAIの開発者、David Cooperrider氏の集中講義を受けます。事前にレポートを書くために、いくつかの論文を読んでおり、面白い記事を紹介します。

※AIについて↓
http://www.humanvalue.co.jp/report/positiveapproach/02.html
TIME, JANUARY 17, 2005より、人間の幸福についての記事を読みました。
http://www.authentichappiness.sas.upenn.edu/images/timemagazine/Time-Happiness.pdf

結論から言うと、多くのリサーチは人間の幸せは人との関わりが最も影響を与える。収入が増える、よい教育を受ける、若さを保つよりも、家族、友達と過ごす時間を取ることやボランティアを行い社会と接点を持つことが、人を幸せに導くのである。単なる娯楽の喜びより、参加していること、意義があることに、より幸せを人間は感じるようです。

カルフォニア大学の心理学者Sonja Lyubomirsky氏の満足感を高めるステップを紹介します。
1.定期的に、人生で感謝することを書き出す
2.定期的に親切な行動を行う
3.楽しくかった事を思い出す
4.メンターに感謝の意を表現する
5.嫌いな人を許す(前に進める)
6.家族、友達との時間を作る
7.睡眠、運動、笑う

よく見るとセルマネジメントで学んだことに共通することが見受けられます。そして、健康→ポジティブ→人間関係良好→人生満足であれば、良い仕事ができると思いませんか?つまり、AIはこの人間の特性を応用したものだと思いました。


moratorium2years at 22:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0)MBAノート | AI

2011年03月21日

Sustainability for Strategic Advantage

サステイナビリティの集中クラスを三日間に渡って受けてきました。講師はケースウェスタンのChris Laszlo氏。

競争力を強化するためにサステイナビリティをストラテジーにどう取り入れるかというのがテーマです。従来、環境・社会貢献活動は企業にとって、コストであると認識されていましたが、これは古い考え方であり、現在では主要産業の大企業が、サステイナビリティは差別化要因と認識し、競争力強化のために積極的に取り入れています。ウォールマート、デュポン、日産、GEなどが例として扱われました。これらの経営者は利益を稼ぐために、成長をするために、サステイナビリティの強化を図っています。

昨年の夏に、インターンを行った際に、大企業はCSR=コストと捉えているため、リーマンショック後にCSR投資を控えた事実を知りました。その後、ビジネススクールの講義でも、CSRと利益の相関関係は明確ではない、つまりCSRは利益貢献をすると言いきれないデータも多々見るうちに、これでは経営者はCSR投資に前向きになれないだろうとの印象を持ちました。

しかし、今回の授業を通して認識が変わりました。そもそもCSRというコミュニケーションの枠組みで考えること自体が間違っているのかもしれないということです。企業戦略、ビジネス戦略、商品戦略の枠組みでサステイナビリティを考える必要があり、そうすることでサステイナビリティ投資は競争力強化につながり、収益を上げることになるのです。あくまでも本業に沿った投資です。ここでは、本業から離れた寄付、ボランティア、清掃などの社会貢献活動とは完全に切り離して、本業で儲けるためにサステイナビリティを論じています。

Chris氏はビジネス書やビジネススクールの定番である理論をサステイナビリティに取り入れました。マイケルポーターの言うところの競争力強化のための差別化にサステイナビリティが有効であること、また、W・チャン・キムとレネ・モボルニュのブルーオーシャン戦略は、新しい価値を取り入れたり、不要な価値を切り捨てたりして、新しい市場を作りゲームを変えるわけですが、この新しい価値にサステイナビリティを取り入れ、ブルーオーシャン市場を形成することを主張しています。また、サステイナビリティにはイノベーションが不可欠ですが、クレイトン・M・クリステンセンの破壊的技術(性能は低下させるが新しい特長を取り入れる技術)などは、貧困問題の解決のBOPビジネスには有効な考え方です。


Chris氏が提唱するサステイナビイによる価値創造のフレームワークを紹介します。

1.リスク
企業活動が原因による社会に対するネガティブな影響を想定し、リスクを最小化する。環境破壊・公害・貧困国における労働搾取など。

2.効率性
エネルギー、廃棄物、原料の削減。大きなコスト削減ドライバーになります。


3.製品
製品・サービスの差別化。消費者視点でサステイナビリティの特長を取り入れる。

4.市場
エコロジカルや社会的なニーズは新しい市場を形成する。BOPビジネスも。サステイナビリティを持って、新市場に参入する。

5.ブランド
1〜4のサステイナビリティ活動及び広報PR(ソーシャルメディア含む)を通して、サステイナビリティブランド力を高める。顧客、サプライヤー、株主、地域コミュニティ等の関係者からの信頼が向上する。

6.業界標準への影響
業界をリードし、法律改正や新標準の設立に影響を与えることで、参入障壁をつくり、競争力を高める。


次にサステイナビリティ改革へのプロセスを紹介します。

1.マインドセット
普段見ているものを違う角度で見る。社会・環境問題について専門家の意見を聞き、危機感を持たせる。これらの問題を解決することへのモチベーションを高める。

2.リスク評価
エネルギー、水、炭素排出、廃棄物のフットプリントを測量。

3.リスニング
様々なステークホルダーから不満や興味を持っていることの意見を聞き、知識を増やし、協力体制でサステイナビリティ達成のシステムを作っていく。建設的な意見を持つNGOとも積極的に意見交換。サステイナビリティのヒントが得られる。

4.実行
上記、価値創造のフレームワークを使用し、ステークホルダーの問題解決を実行していく。社会を良くすることに関しては、誰もが高いモチベーションをもって取り組むことができるため、必然と従業員の生産性は高まる。

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moratorium2years at 10:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0)環境・サステナビリティ | ストラテジー

2011年03月03日

Ethical leadership & Effective Management(2)〜企業のモラル〜

企業は社会に大きな影響力を持っており、モラルが問われる事が多々あります。トヨタの大規模リコール、BPのメキシコ湾原油流出など。

企業のモラルはどのように形成されるか。すべての従業員に責任があるのか、その件に関わって人だけか。多々議論がありますが、少なくても、経営者は責任があると言えないでしょうか。やはり企業カルチャーが企業のモラル形成のキーに上げられるようです。

企業のミッション・信条(credo)がはっきりしている組織、リッツカルトン、ジョンソンアンドジョンソンはEffective Managementに近いと言えます。なぜならば、余計なマニュアル、ルールを作らなくても、従業員が判断できるからです。もし、BPのCredoに安全の概念があり、それが浸透していれば、投資コストvs安全のジレンマから抜け出すことができ、大きな災害を未然に防げたかもしれません。

企業経営者は様々なジレンマに遭遇します。その際に、長期的な視点(Future)、広い視野(collective)を持って想定される結果を考え、最後は企業のミッションに沿って結論出すのが、正しい決断になるのでしょうか??

今回のケースでは、メルクが途上国で盲目の感染症を治療するための薬を無償で提供した例を扱いました。株主からみれば、短期的な損失になります。膨大な研究開発費、過疎地への薬の配給などはコストがかかります。CEOは、難しい決断に迫られていました。もし実施すれば、株主価値を毀損しかねない、どこから資金を調達するか、万が一薬が機能しなかったら、訴訟リスクはないか、この無償提供は他のメルク製の薬価に引き下げ圧力はかからないか。一方で、開発・提供をしなければ、イメージ悪化、メルクの薬のボイコットは起きないかなど、様々な結果が考えれます。もちろん、実施することで、メルクの評判、社会的信用が高まるポジティブな側面を多々あります。
結局、このCEOは薬の無償提供をしたのですが(多くの人は貧しくて薬を買えないから)、その背景にはメルくの企業カルチャーが大きく影響しています。メルクは1663年の創業以来、人間の健康を利益より優先するというミッションを掲げ、強いカルチャーを持ち、過去にも第二次世界大戦後の日本に薬を寄付し、日本の信頼を得て、日本でビジネスを成功させてきた歴史を持っています。このミッションに従って意思決定をしました。結果的には、株主もh株を売ることはなく、多くの義援金寄付が集まり、メルクは社会的信用を高めました。利益にもポジティブインパクトを与える事が出来たのではないでしょうか?



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