杜人の会のブログ

仙台・宮城を中心とする超党派の勉強会・交流会「杜人の会」のブログです。


 和田政宗さんの新著『世界は日本が大スキ!』が面白く、書店でも好評です。

 政宗さんが参議院議員として初当選した宮城県の武将、支倉常長(支倉六右衛門)による慶長遣欧使節団から始まり、主に明治期から大東亜戦争期にかけて世界各地で活躍し世界から賞賛を得た日本人の行いと功績を、史実をもって大変分かりやすく紹介し、日本と日本人の精神をあらためて考える内容になっています。
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 わけても支倉常長の慶長遣欧使節団の内容は、東日本大震災で被災した東北・宮城・仙台の皆様に是非ともご一読いただきたい内容です。慶長遣欧使節団は知名度こそありますが、ほとんどの場合、「伊達政宗が天下取りのために用いた奇策だったが失敗した」という内容だけで語られがちです。
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 しかし、慶長遣欧使節団は同時に、日本が当時世界最高クラスの造船技術をもって初の西欧式艦船を建造し日本初のヨーロッパ使節を派遣し、日本の文化力を示したこと、そして、それが当時の慶長の大津波からの震災復興事業でもあったこと、明治期に再発見・再評価され日本の近代化への原動力にもなったことなどが詳しく紹介されています。

 和田政宗さんはもともと、NHKの防災専門アナウンサーとして活躍していましたが、東日本大震災の中でのマスメディアと国政の現実を目の当たりにし、国政から変えていかなければいけないと立ち上がられました。
 そうした参議院議員・和田政宗の精神が、今も何一つぶれることなくしっかりと立ち、実行し続けている姿を、著書から知ることができます。

 以下、著書の一部を引用します。


 ナチス・ドイツのユダヤ人迫害から数多くのユダヤ人を救った杉原千畝、樋口季一郎、根井三郎、小辻節郎ら外交官僚・軍人・学者たちの実行力に、政宗さんはこう評しています。
何が正しく何が誤りなのかを正確に峻別する判断力、おのれの信念に対する揺るぎない信頼、それを実現する行動力、組織での処罰や世間からの嘲笑を受け止める覚悟・・・・・・。現代に生きる私たちが手本としたい精神性が、まさにそこにあります。
(57頁)
 この評はそのまま、政宗さんの国政での覚悟でもあり、実際の行動にも反映していると思います。

 また、あとがきの内容は、むしろ序文、それも、本著を手に取るかどうかを考える方にこそ、真っ先に目を通して欲しい内容で、ここに一部引用します。
 (中略)戦後教育は先の大戦などに絡めて「日本人は悪い行いをした」ということを、小学校の低学年の頃から徹底的に子どもに教えます。そのため、その後成長していく過程でさまざまな日本人の善行を知り、「日本人はこんな良いこともしていたのか」と思っても、結局は「でも日本人は悪いことをしているし、こんなことは償いにもならない」と感じてしまうのです。
 これを逆にしなくてはなりません。「日本人は世界各地で良い行いを重ねてきた」とまず教わるようにするのです。そうすれば、その後「日本人は悪いことをした」と教わっても、「でも日本人は良いことをしようとする民族だから、悪いことをしたとしても、それを反省し乗り越えていけば良い」と思うはずです。
(211-212頁)

「日本人はこんなに良いことをしてきたんだ」と声高に言い募るばかりでは、「日本人は悪いことをしてきた」と同じ、抽象論になってしまいます。ですから我が国の先人たちや現在の日本の行動を、事実に即して伝えていくことが重要です。
(213頁)

是非とも本書を、書店で手に取ってみて下さい。
本書は政宗さんが参議院議員に当選してから発表された著書の中でも、特にお勧めの一冊です。

東京都議会は10月5日、本会議で、「東京都オリンピック憲章にうたわれる人権尊重の理念実現のための条例案」を可決しました。

同条例案は骨子に対するパブリックコメントの募集期間が設けられれており、当会は東京事務局を通して、パブリックコメントを提出しました。

東京都オリンピック憲章にうたわれる人権尊重の理念実現のための条例(仮称)の概要への意見を提出しました。
http://blog.livedoor.jp/moribitonokai/archives/76735218.html

このたび成立した条例案の内容は、3箇所、当会のパブリックコメントで主張した内容が反映されたことを、ここにご紹介いたします。

①オリンピック憲章の理念実現が明記されました。
 第一章で、「いかなる種類の差別も許されないというオリンピック憲章にうたわれる理念が、広く都民に浸透した都市を実現しなければならない。」と定められました。
 パブリックコメント募集期間中の条例案骨子は、「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律」に基づいた公共施設利用制限に特化していたものでした。

②「蓋然性」の一文が外れました。
 つまり、条例施行後に条例違反を行っていなくても、違反しかねない(蓋然性)個人・団体であると判断された場合、公共施設の利用制限するといったことが内容になりました。

③日本国憲法の尊重
 法案の第十八条では、「この章の規定の適用に当たっては、表現の自由その他の日本国憲法の保障する国民の自由と権利を不当に侵害しないように留意しなければならない。」と明記され、決して在日外国人の一方的な保護を目的としたものでない内容となりました。


杜人の会は日本を護り良くすることを趣旨に掲げた超党派の交流会であり、その中でこのたび東京都の条例案のパブリックコメントとその反映につながったことを、あらためてここにご報告申し上げます。

平成30年10月11日

参照:
東京都オリンピック憲章にうたわれる人権尊重の理念の実現を目指す条例案について
東京都
http://www.soumu.metro.tokyo.jp/jinken/jinken.html

東京都オリンピック憲章にうたわれる人権尊重の理念の実現を目指す条例案(PDF)
http://www.soumu.metro.tokyo.jp/jinken/jyourei.pdf

杜人の会は郷土の歴史と自然を共に守り育む学びの場として、仙台藩祖伊達政宗公をご祭神とする青葉神社での清掃活動や各行事のご奉仕を行っております。

平成30年度の秋季例大祭では9日の昇殿参拝の後、10日の奉納演舞にあわせての芋煮と焼き芋のお振舞いを、敬愛会様と共に行わせていただきました。

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里芋と仙台味噌による仙台式芋煮と焼き芋。
最初の一杯をご神前にお供えしてからのお振る舞いです。

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東北地方で広く行われる芋煮会は、秋の収穫への感謝をこめて主に河川中・上流域の川原にて行われます。青葉神社の芋煮焼き芋お振る舞いは、どんと祭の焼き場となる場所で、境内の杉や桧の下枝を乾燥させ焚き木と熾き火として調理させていただきました。
鎮守の森と境内の日々の清掃奉仕と、伝統的な食文化の食育を通して、仙台・宮城の人の和を育む大切さを学ぶ一日となりました。
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青葉神社秋季例大祭のにぎわい。

貴重な機会を下さいました青葉神社様、敬愛会の皆様、杜人の会と崇敬者の有志の皆様、そして、芋煮の準備にご協力頂きましたご出店者のWhisper様、糀いずみや様、そして、奉納演奏をされた皆様、ご参拝者様に、この場を借りてあらためて御礼申し上げます。

平成30年10月10日
杜人の会

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