福島 菊次郎(ふくしま きくじろう、1921年3月15日~) 反骨の報道写真家、ジャーナリスト、ノンフィクション作家。 そのキャリアは敗戦直後、ヒロシマでの撮影に始まり66年になる。  ピカドン、三里塚闘争、安保、東大安田講堂、祝島・・・。 激動の戦後・日本の隠されてきたタブーにレンズを向けてきた。

 真実を伝えるためには手段を選ばない。
自衛隊内部に潜入取材して隠し撮り。その写真を発表後、暴漢に襲われ家を放火される。それでもシャッターを切り続けた。 これまでに撮影された25万枚以上の写真を前に菊次郎は言う、 「日本全体が嘘っぱちの嘘っぱち」と。

 「この国を攻撃しながら、保護を受けることはできない」として年金は受け取っていない。 現在は相棒犬・ロクと気ままな二人暮らし。バイクを転がし補聴器の注文へ。 穏やかな生活の中、自らがこの国に投げかけ続けた「疑問」を、今を生きる我々日本人に「遺言」として伝えはじめた時、東日本大震災が発生。 福島第一原発事故を受け、菊次郎は真実を求め最後の現場(戦場)に向かった。

ヒロシマからフクシマへ。権力と戦い続けた老いた写真家は今年で93歳になる。

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抵抗の涯てに ~写真家・福島菊次郎の"遺言"~ (1)
抵抗の涯てに ~写真家・福島菊次郎の"遺言"~ (2)
抵抗の涯てに ~写真家・福島菊次郎の"遺言"~ (3)
抵抗の涯てに ~写真家・福島菊次郎の"遺言"~ (4)
抵抗の涯てに ~写真家・福島菊次郎の"遺言"~ (5)
抵抗の涯てに ~写真家・福島菊次郎の"遺言"~ (6)


■映画「ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎 90歳

92歳の報道カメラマン・福島菊次郎さんが暴いた日本の裏側(2013年03月19日)

福島菊次郎と愛犬ロク(2012年12月23日)

写真集「証言と遺言」

【公刊された写真集】
    1961年 『ピカドン―ある原爆被災者の記録』 東京中日新聞
    1969年 『ガス弾の谷間からの報告―福島菊次郎写真集』 MSP出版部
    1970年 『迫る危機―福島菊次郎遺作集 自衛隊と兵器産業を告発する!』 現代書館
    1977年 『戦場からの報告―三里塚 1967-1977』 社会評論社
    1978年 『原爆と人間の記録』 社会評論社
    1980年 『公害日本列島―日本の戦後を考える』 三一書房
    1980年 『戦後の若者たち―日本の戦後を考える 叛逆の現場検証』 三一書房
    1981年 『戦後の若者たち〈part 2〉リブとふうてん―日本の戦後を考える』 三一書房
    1981年 『天皇の親衛隊―日本の戦後を考える』 三一書房
    1987年 『戦争がはじまる―福島菊次郎全仕事集』 社会評論社
    1989年 『瀬戸内離島物語』 社会評論社
    2013年 『証言と遺言』デイズ ジャパン

【著述】
    2003年 『写らなかった戦後 ヒロシマの嘘』現代人文社
    2005年 『写らなかった戦後2 菊次郎の海』現代人文社
    2010年 『写らなかった戦後3 殺すな、殺されるな 福島菊次郎遺言集』現代人文社