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皆様、こんにちは!

昨日は素晴らしいニュースが飛び込んできましたね!

もちろん、私もライブで発表を見ていましたよ、と言いたいところですが、ちょうど、もうすぐ10ヶ月になる次女のお風呂の時間で、フランス人夫が「日本人取ったで!」と風呂場に伝えに来てくれたのでした。

お風呂が終わって、夕食の準備しながら、記者会見のライブ配信を探し、テレビではラグビーワールドカップの試合を見ながら、なぜかお風呂終わってぐずぐず言い出した次女がママに抱っこしてもらいたいと足にしがみついてくる状態で、ストックホルムでは「吉野彰氏と電話がつながりました。」と言うので、それを聞きながら、次女を抱っこし料理する、と言う自身のマルチタスクぶりを発揮しておりました。

今年は日本人の受賞どうかな~なんて思っておりましたが、リチウムイオン電池開発の吉野彰先生が見事ノーベル化学賞受賞されました!

おめでとうございます!

爽快な笑顔で気持ち良いですね!

また韓国では火病ですね・・・(苦笑)

リチウムイオン電池があまりにも普通に世界中で使われ、地球・人類・社会への貢献度は計り知れませんので、これはもう納得の受賞ですよね。ノーベル化学賞は、生物学に寄った研究の受賞も多く、その度にピュアな化学者は「なんでやねん!」と文句言ってはったのですが、今回は納得されたようです。

記者会見では、吉野彰先生の人の良さが滲み出ていましたよね。同じ会社の老も若きも、吉野先生への信頼と親しみを寄せている雰囲気をふんだんに感じました。愛されてるな~、と思いました。まさしくノーベル賞に値する人格者ですね。

大学研究機関で研究し続けノーベル賞につながった受賞者もいれば、こうして民間企業の研究者がノーベル賞受賞されるというのも、科学好きな子供達に夢が広がります。

吉野先生が仰られた、ノーベル賞を受賞するような科学者とは「柔軟な頭と真逆の執着心、諦めないこと。」というのは、私の知る優秀な科学者に必ず見られることとはっきり言えます。科学研究は地味で地道ですからね~。

また、科学研究の現状に関する質問に対して、吉野先生は「懸念がある。」と仰っていました。

吉野先生の説明では、基礎科学研究には、結果に繋がるような研究と、新しい現象を発見するような先の見えない研究とがあると。前者の研究には科研費が付きやすいのですが、後者にはほとんど科研費が当たりません。その理由は、後者は結果が出ないかもしれないから、です。

後者の研究は、純粋な科学者の「なんで?どうなってんの?」という興味と好奇心探究心から始まり、終わりがどこへ行くのか想像できないんです。しかし、それがうまくいけば、ものすごい発見につながるというわけです。オートファジーの研究でノーベル賞を受賞された大隈良典先生はまさしく後者ですね。

この二種の研究において、吉野先生は今の日本はその間をうろうろしていると危惧していると仰っていました。勝手な私の解釈をすると、研究者としては自身の研究者本能から生命科学の謎に対してそれを追求して行きたいと探究心好奇心がウズウズしている状態でありながら、研究費がないのでできない状態。研究費がもらえる無難な研究しかできない、ということではないかと思います。
ノーベル賞級の研究というのはこれでもかというほどの生物学的問題への追求の積み重ねです。これには時間も労力もお金もかかります。しかし、結果が出るとわかっているものにしか金は出ません。このジレンマですよね。

今は、冒険的研究にはお金が出ないことに加え、腰を据えて研究に没頭できる環境になっていないことが問題だと私は思っています。

日本の大学はシステムが古すぎます。日本人というのは、科学が発達しているにも関わらず、いまだアナログ好きな民族ですよね。確かに私も、電子書籍より紙の本の方が好きです。あの感触と匂いとすぐに見たいところに行ける融通の良さが大好きなんですよ。
全てをデジタルに頼ると、災害が起きたときに機能しない時があるかもしれませんし、キャッシュレスもいいですが、クレジットカード犯罪なども同時に考えなければなりません。
しかし、大学の事務の古い体制は二度手間もあれば、時間・労力・物の無駄遣いが凄まじい。今この時代になぜまだそんなことやってるんですか、ということで教授たちはかなり時間も神経も割かれています。研究費申請書を揃えるだけでもかなりの時間を要し、普段、研究よりも事務に費やす時間に縛られ集中できません。また、それを変えようとすらしない。

大学のポジションに応募するのに、いまだに書類と電子版(しかもCD-R)を郵送させているのは日本だけでしょう(郵送料も馬鹿になりませんよ、まじで)。今はCDを焼けるパソコンも無くなってきているのに、いまだにCDを焼けと言ってくるのに驚いています。紙の書類ばかりでは、それこそ災害で失われたらどうするんでしょう。デジタル版でサーバーに保存しておくのも重要だと思います。

さらに、今、助教授や准教授でさえ3年とか5年とか期限付きのポジションが多くて驚きます。何を考えているのか。そんな短い時間で何を求めるのか。大学の授業もして研究もして出張(学会発表)もして論文発表もしろと言うのでしょうか。あまりにも現実離れしていて驚愕を通り越し、もう呆然です。酷い時には300通を超える申請者の中、運よくそのポジションをいただいても、その瞬間から次のポジションの就職活動を始めなければなりませんよ。いつ研究するんですか?日本の科学をつぶす気でやってるのか、とすら思います。

記者会見途中、安倍総理大臣と文科省の萩生田大臣からお祝いの電話が入りましたが、特に萩生田大臣には期待しております。すぐに変わらないとしても、この現場の声を地道ながら届けたいと思います。


さて、日本はラグビーW杯で盛り上がり、ノーベル化学賞受賞、1022日に天皇陛下の即位の礼を迎え、お祝いムードで良い感じですよね。

しかしながら、台風19号はまだ日本に向かって進んでいます。私はしつこく進路を東の海上へ押しやるイメージをしていますが、気象庁の情報では12()に日本に上陸するだろうと発表しています。そのため、12()に予定されているラグビーW杯のニュージーランド対イタリア戦、フランス対イングランド戦は中止となりました。日本は13()にスコットランド戦を控えていますが、会場が横浜なのでどうなるかわかりませんね。

台風19号が少しでも日本から逸れて行くことを祈りますが、上陸すれば尋常ではない強さであると思ってください。これまで経験したことない残酷な台風だと頭に入れた上で備えてください。

家の外においてあるものは全て飛ばされて弾丸となって人や建物を襲います。固定していないものは家の中に入れておくか、紐やガムテープで縛ってください。

窓は必ずテープで補強(米印を書くように。養生テープが良いらしい。)してください。窓が割れると、強風が家の中に入り屋根が飛ばされる危険性が上がります。

14()は満月なので、大潮になります。浸水も深刻になりますから、無理な方もいらっしゃるかもしれませんが、1階に寝るのは避けたいですね。

何より、12()13()は外出しないように。
避難するなら早めに。雨が降ってからでは、避難場所にたどり着くまでに時間がかかり怪我をしたり、飛んできたものに当たったりするかもしれません。


ブログ伊勢白山道さんも台風について詳しく注意喚起しておられます。目を通してくださることを強く強くお勧めします。

https://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/e/18a18557a89222215060fd414b5bf437

無難にすぎますように。 



今日もお読みいただき、ありがとうございました。

 


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「韓国に住んでいるのに韓国の悪口を言っている」と思う方がいるかもしれない。私の言葉をどうとるかは読者の皆様次第。私は、韓国という国の、そして韓国人の生の姿を現地から伝えている。そこに美しいものを見ればそのまま伝える。出来れば、美しいものにたくさん出会い、紹介したいところだ。日本にとっても、韓国にとっても、現実から目をそらさず向き合い学ぶことが必要だ。両国のためにも、私は生の姿を語り続ける。それがいかに耳が痛いことでも。これが私が韓国に住まわせていただいている私なりの韓国に対する恩返しでもある。