2017年10月21日

「債券の発行市場 その4」

みなさん、こんにちは。ファイナンシャルプランナーの森本です。


本日のテーマは、「債券の発行市場」の続きで「社債の発行市場」
です。


◆社債の発行市場

社債は国債と違い発行者が千差万別です。信用力の高い企業もあれ
ば、信用力に不安のある企業も社債を発行します。

また、社債の信用力は通常国債の信用力よりも劣ります。そのため、
社債の利回りは国債の利回りよりも高くなります。

国債の利回りと社債の利回りの差を社債の上乗せ金利といいます。
ですから、国債の利回りよりも社債の利回りの方が上乗せ金利分だ
け高くなります。

現在のような低金利では、国債に投資するよりも社債に投資する方
が上乗せ金利の分だけ高い利回りで運用することが可能になります。

ただし、社債の信用力は発行する会社によって大きく違います。信
用力の高い会社の社債は上乗せ金利も少なくなり、信用力の低い会
社の社債の上乗せ金利は高くなります。


◆格付けとは

一般の投資家にはそれぞれの会社の信用力を判断するのは容易では
ありません。

そこで、社債を発行する企業の格付が発表されています。

格付は、その企業の財務内容や収益性、研究開発力、技術力などを
総合的に判定して、ABCなどの記号で債券の信用度を表示してい
ます。

格付を発表する機関を格付機関といい、金融商品取引法により登録
制度が導入されています。ただし、登録してない格付機関でも格付
付与の業務を行うことができます。その場合は、その格付情報の提
供者は一定の事項を説明する義務が課せられます。






本日は、以上です。


少しずつ、こつこつ覚えていくことが大事です。
少しずつ、頑張りましょう。



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2017年10月18日

「債券の発行市場 その3」

みなさん、こんにちは。ファイナンシャルプランナーの森本です。


本日のテーマは、「債券の発行市場」の続きで「国債の発行市場」
の続きです。


◆非競争入札

この方式は、小口で国債を買いたい業者向けの方式です。価格競争
入札と同時に行われます。価格競争入札における落札価格を加重平
均した価格が発行価格になります。

2年、5年、10年の固定利付国債で行われます。


◆第1非価格競争入札及び第2非価格競争入札

国債市場特別参加者(プライマリーディーラー)のみが参加できる
入札制度です。国債市場特別参加者(プライマリーディーラー)は
後で説明します。


◆個人向け販売方式

個人向け販売方式には、「個人向け国債の販売」と「新型窓口販売」
とがあります。

個人向け国債の販売は、国から委託された金融機関が一般投資家に
勧誘して販売します。

新型窓口販売(新窓販)は、従来郵便局だけで行われていた方式を
他の金融機関でも行えるようにしたものです。


◆公的部門販売方式

日本銀行が保有している国債が償還される時に発行される借換債を
日本銀行に引受けてもらうことです。

日本銀行は、本来は国債を引受けることは法律上できないのですが、
このケースだけは例外として国債を引受けることができます。


◆国債市場特別参加者制度(プライマリーディーラー制度)

もともと欧米で行われていた制度で、流通市場で特別な義務(円滑
な流通を確保するためにマーケットメイク等をするなど)を課す代
わりに、発行市場で他のディーラーにはない特別の優遇を与えるも
のです。






本日は、以上です。


少しずつ、こつこつ覚えていくことが大事です。
少しずつ、頑張りましょう。



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2017年10月14日

「債券の発行市場 その2」

みなさん、こんにちは。ファイナンシャルプランナーの森本です。


本日のテーマは、「債券の発行市場」の続きで「国債の発行市場」
です。


◆国債の発行市場とは

債券の中でももっとも発行量の多いのが国債です。その国債の発行
される市場=発行市場を見てみましょう。


◆国債の発行方式

国債の発行方式には、大きく分けて、「市中発行方式」、「個人向
け販売方式」、「公的部門発行方式」の3つがあります。


◆市中発行方式

市中発行方式では、公募入札を基本に市場実勢を反映した条件設定
で国債が発行されています。

公募入札というのは、買いたい人に希望の発行条件や購入希望額を
入札させて、その希望の状況に基づいて発行条件と発行額を決める
やり方です。

具体的な方法は、「価格(利回り)競争入札」や「非競争入札」、
「第吉鷁然紛チ萋札及び第業鷁然紛チ萋札」です。


◆価格(利回り)競争入札とは

価格競争入札と利回り競争入札に分かれます。

□価格競争入札
価格競争入札は、財務省が提示した発行条件(発行予定額・償還期
限・表面利率など)に対して、入札参加者が落札希望価格と落札希
望額を入札して、その入札状況に基づき発行価格と発行額を決定す
る方式です。

□利回り競争入札
利回り競争入札は、落札希望価格ではなく落札希望利回りを入札す
る方式です。

原則として、価格競争入札では価格の高いものから、利回り競争入
札では利回りの低いものから順に、予定額に達するまで落札されま
す。





本日は、以上です。


少しずつ、こつこつ覚えていくことが大事です。
少しずつ、頑張りましょう。



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2017年10月11日

「債券の発行市場 その1」

みなさん、こんにちは。ファイナンシャルプランナーの森本です。


本日のテーマは、「債券の発行市場」です。


◆債券の発行市場とは

債券の市場には、発行市場と流通市場があります。

発行市場というのは、新規に債券が発行されるところです。市場と
いっても、物理的な建物などがあるわけではありません。抽象的な
概念としての市場です。



まずは、発行市場を担っている人たちを確認しましょう。人といっ
ても実際には個人だけではなく、法人が中心ですが。

◆発行者

債券を発行する人です。資金の必要な人です。国や金融機関あるい
は普通の事業会社などが発行者になります。


◆投資者

債券を購入する人です。資金の運用をしたい人です。一般の個人も
含め非常に広い範囲の人や会社などが該当します。


◆引受会社

債券を発行する人に、「売れ残りは自分が責任を持って買い取る
(残額引受け)」ことや、最初から「発行される債券を全部あるは
一部を買い取る(買取引受け)」と約束する会社です。


債券の発行者は、安心して債券を発行できることになります。反対
に引受会社は大きな責任を負うことになります。

通常は、複数の会社が「引受シンジケート団」として引受けます。
1社で引受けるよりは、危険が分散されるからです。


◆引受シンジケート団の構成

地方債や政府保証債:銀行等の金融機関及び金融商品取引業者

事業債:金融商品取引業者のみ


◆社債管理者

社債管理者というのは、社債を買った人(社債権者)のために、発
行した会社が破たんした時などに、弁済を受けるなどのいろいろな
業務を行う会社で、それらに必要な権限を持っています。

社債を発行した会社は、会社法により、原則として社債管理者を設
置することが義務付けられています。

この社債管理者には、証券会社(正確に言うと、証券業務を行う金
融商品取引業者)はなることができません。なれるのは銀行、信託
会社または担保付社債信託法という法律で免許を受けた会社、その
他会社法施行規則で定められた者に限られます。






本日は、以上です。


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2017年10月07日

「債券の条件 その6」

みなさん、こんにちは。ファイナンシャルプランナーの森本です。


本日のテーマも、「債券の条件」の続きです。


◆利付債と割引債

毎年利息がもらえる債券を「利付債」、利息はないが購入時に額面
よりも安く買って償還時に額面金額が戻ってくるのが、「割引債」
です。

「割引債」は、買った時と償還の時の価格の差が利息代わりです。


◆募集期間

不特定多数の者に、新たに発行される債券の取得の申込みの勧誘を
することを募集といいます。募集の申込みを受ける期間が、募集期
間です。


◆約定日、受渡日

売買成立日が約定日です。通常は、約定日から起算して4営業日目
に受渡(決済:お金と債券を交換すること)をします。その日が受
渡日です。

なお、国債取引については、2012年4月23日約定分から3営業日目が
受渡日となっています。ただし、店頭取引のリテール向け及び非居
住者の取引を除きます。


◆振替債

振替債というのは、紙の券面は存在せず、保有者は金融機関等に振
替口座を開設して、その口座に記録してもらいます。その記録を増
減させることで取引します。

2008年1月以降発行される債券は、ほぼすべてが振替債になっていま
す。





本日は、以上です。


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2017年10月04日

「債券の条件 その5」

みなさん、こんにちは。ファイナンシャルプランナーの森本です。


本日のテーマも、「債券の条件」の続きです。



◆利回りと単価

債券の利回りと単価の関係を問う問題が多く出題されます。

債券の単価が上昇すると → 利回りは低下する
債券の単価が下落すると → 利回りは上昇する


この関係を理屈で理解できれば、すべての問題に対応できます。も
し、理解できない場合は、自分が債券を買うと想像すれば、理解し
やすいかもしれません。

つまり、債券を高く買えば、利回り計算の分母(購入単価)が大き
くなるので、自分にとっての利回りは下がります。

逆に、債券を安く買えば、分母が小さくなるので、自分にとっての
利回りは上がります。もちろん、利息は変わらないというのが、前
提です。


上の関係がすんなりと理解できた方は、次の関係も納得できるでし
ょうか?

前提:利回りと期間が同じなら

利率の高い債券の単価が高くなる
利率の低い債券の単価は安くなる


どうでしょうか?

利回りの式を思い浮かべれば、わかりますよね。つまり、前提とし
て、利回りと期間が同じですから、利率の高い債券は、単価を高く
しないと利率の低い債券よりも利回りは上がってしまいますよね。

利回りが上がってしまうのを防ぐには、単価を上げないといけない
わけです。

実際には、利率の高い債券を買う人は、「単価が高くても利回りが
いい」ので納得して買うから、自然と利率の高い債券の単価は上が
ります。

この関係まで、すっきりと理解できればOKです。もし、すっきり
としない人は、債券の利回りの式をもう一度書いてみましょう。





本日は、以上です。


少しずつ、こつこつ覚えていくことが大事です。
少しずつ、頑張りましょう。



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2017年09月30日

「債券の条件 その4」

みなさん、こんにちは。ファイナンシャルプランナーの森本です。


本日のテーマも、「債券の条件」の続きです。


◆利回りと利率の計算

利率は単純に年に支払われる利息を額面で割ります。

利回りは、償還や売却時の差益や差損があるとそれも利息と合計し
て年間の収益を購入価格で割って計算します。

計算式


年利率=利息(1年当たり)÷額面×100

年利回り=
{利息(1年当たり)+償還差損益(1年当たり)}÷購入価格×100


<計算例>

取得価格が99円50銭で、額面100円当たりの利子が年3円支払われ、
1年後に100円で償還される債券の利回りと利率は、次のように
なります。


利率=3円÷100円×100  つまり、3%です。

利回り=(3円+0.5円)÷99.50円×100 つまり3.517%です。


利回り計算の0.5円は償還差益です。利回りの計算では、償還差益
や償還差損(償還して損が出た場合)を含めて計算します。

今回は1年後に償還ですので、全額を含めていますが、償還が1年
後ではなく、もっと長い場合は、1年当たりの償還差益あるは償還
差損にする必要があります。



本日は、以上です。


少しずつ、こつこつ覚えていくことが大事です。
少しずつ、頑張りましょう。



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2017年09月27日

「債券の条件 その3」

みなさん、こんにちは。ファイナンシャルプランナーの森本です。


本日のテーマも、「債券の条件」の続きです。


◆債券の利回りと利率

債券の条件の用語で、わかりにくいのが利回りと利率です。利回り
は一定期間債券を保有していた時に得られる収益の割合で、年間の
利回りを年利回りと言います。

利率は、額面に対して毎年支払われる利息の割合です。年間の利率
を年利率と言います。


◆利回りと利率の関係

利回りと利率の違いについて、確認しますと、

・利率は、額面に対する利子の割合です。通常は、年利率といって、
 年間の利子の割合を指します。

・利回りは、投資元本に対する収益(償還差損益と年利子の合計)
 の割合です。通常は、「最終利回り」と呼ばれる償還まで持った
 ときの年あたりの利回りを指します。新規に発行された債券(新
 発債)を最初から持って、償還まで保有した場合の利回りは、
 「応募者利回り」と呼ばれます。


◆経過利子

利付債券の売買では、利払日以外の日を受渡日とする場合、売り方
と買い方とで利子を分割することになります。

買い方は、直前利払日の翌日から受渡日までの期間に相当する利子
を売り方に支払います。これを経過利子といいます。






本日は、以上です。


少しずつ、こつこつ覚えていくことが大事です。
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2017年09月23日

「債券の条件 その2」

みなさん、こんにちは。ファイナンシャルプランナーの森本です。


本日のテーマは、「債券の条件」の続きです。


◆償還とは

償還は、通常は満期のことです。満期になって、債券を持っている
人に発行者からお金が戻ることです。

ただ、正確に言うと、満期まで待ってお金が戻る場合と途中で
(「期中で」といいます)お金が戻る場合があります。


満期まで待って戻ってくる場合を「最終償還」、満期まで待たずに
戻ってくる場合を「期中償還」といいます。


◆最終償還

その債券の償還日(満期日)に、お金を返します(償還します)。
全額をこの方式で返す場合、満期一括償還方式といいます。


◆期中償還

最終償還日の前に、一部を償還することです。どちらかというと発
行者の都合です。

いっぺんに償還が来ると負担が大きいので、少しずつ返しておこう
というわけです。

発行時に、期中償還の時期と額面を決めておく「定時償還」といつ
でも発行者の都合で行われる「任意償還」という区分けもあります。

期中償還が行われるときは、どの債券を償還するかを抽選で決める
方法と市場で買い入れる方法があります。抽選の場合は、当たると
強制的に償還されてしまいます。





本日は、以上です。


少しずつ、こつこつ覚えていくことが大事です。
少しずつ、頑張りましょう。



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2017年09月20日

「債券の条件 その1」

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本日のテーマは、「債券の条件」です。


◆債券の条件とは

債券の基本的な用語や知識を学習します。債券には、普段使わない
ような用語がいろいろと出てきます。中には、普段使うこともある
けど、正確な意味や正しい使い方を知らないというものもあります。


◆額面(振替単位)

債券の1枚ごとに書いてある10万円などの金額のことです。この
金額の合計が、その債券の発行額となります。

振替債などのペーパーレス化された債券は、物理的な券面がないの
で、額面の表示はありません。ペーパーレス化された債券は、国や
企業などの発行体から投資家に交付される書面等に書かれている
「各債券の金額」として定められた金額がペーパーレス化されてい
ない債券の額面に当たります。

ペーパーレス化された振替債などは、「各債券の金額」を売買の単
位とします。


◆単価

債券の価格のことです。必ずしも額面通りではありません。実際に、
いくらで買えるか売れるかが価格です。ほとんどの場合、額面100
円当たりで、表示します。

額面と単価の関係で次の3通りの呼び方があります。呼び方を覚え
ましょう。


・オーバーパー:額面100円の債券の価格が100円を超えている場合

・パー:額面100円の債券の価格が100円ちょうどの場合

・アンダーパー:額面100円の債券の価格が100円を下回っている場合


ゴルフの用語に似ていますね。


アンダーパーで買って、額面100円で償還された場合、利益が出
ます。これを償還差益といい、逆に、オーバーパーで買って、額面
100円で償還された場合は、損が出ます。これを償還差損といい
ます。





本日は、以上です。


少しずつ、こつこつ覚えていくことが大事です。
少しずつ、頑張りましょう。



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