伝統、建築、日本の暮らし

毎日の仕事や生活を通して思ったこと、感じたこと、気付きなどを綴っています。ご意見、雑談などお気軽にコメントしてください。

屋根の改修計画

茅葺き屋根を改修したいという依頼。

一昨日お邪魔したお宅は築140年、茅葺き屋根の上にトタンがはってある、ごく普通の里山の家でした。

計画は、10年ごとのトタンのペンキの塗装に現在のトタン屋根の傷みを考えると茅葺き屋根自体を撤去解体できないかというもの。

そして新しい屋根を載せるという考えのようです。

築年数は高いが、家の構造はしっかりしたもの。
それに今までかなり手を入れてあるので、まだまだ使えそうだ。

茅葺き住宅の所有者さんの一番の悩みは、この屋根の管理。

瓦屋根のように50年ぐらいは手をいれなくていいものとは違い、定期的に補修や工事にかなりのお金がかかる、車でも充分に買える驚く金額だ。

今回の打ち合わせは親子3代に揃ってもらった。
遠い将来までを、家族と一緒に考えなくてはいけない。でないと、この計画は進まない!

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労いの言葉を

台所の床がブカブカするので見てほしい。ということで名田庄のお宅に。

確かに弱ってるなぁ!

築40年、毎日人が歩き続けて床は踏み続けられクタクタの様子。

それも、俗にいう新建材の床板。

合板をボンドで貼り合わせ表面が木目調に印刷されたもの。

そりゃ、なおのこと保たないでしょ!

やっぱり本物の無垢板じゃないと…


また、おばあちゃんが外壁も表面が剥げてきたと。

これも、同じこと。

40年間、雨風や太陽にさらされ続けながら頑張ってくれている。



考えてみると家って凄いもの。

家族を守って、いつも支えてくれている!

文句言わないで、たまには労いの言葉をかけてあげないと、あきませんよ!




写真は「野間の大ケヤキ」
樹齢は推定の1000年
大阪は豊能町、日本で4番目の大きさ
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乾蔵(いぬいぐら)

「家相」と言うものを知らない人が多くなった。

住宅建築や土地購入などを考えている人ならば、少しは学習したほうがいいと思うのだが…

「家相」とは
家の間取り、土地に対する建物の配置など、家族に災いが降りかからないように、そして家系が繁栄するようにと!考えられた方位学。

鬼門などと聞くと、何かおどおどろしいと感じるが私は、まるっきり迷信と言えないところがあると思う。

数十年前までは、家づくりを考える上で、打ち合わせで必ず家相の話しが出た。

私より年配の施主さんほうがよく知っておられてタジタジとなったこともある。

鬼門には不浄なものを配置しない、玄関など出入口を四中線に配置しない等、しかし全てに気を配りすぎると、使いやすい間取りにならないのも確かだ。


先日の住宅建築の打ち合わせで施主さんが蔵は使わないし解体しょうかと言われてたので

『これって乾蔵ですよ』と教えてあげた。

施主さんは??といった感じだったが…

敷地や建物の中心から考えると、この蔵は乾の方向に建つ!

『この「乾蔵」は今でいうと北西の方向にあり、家は繁栄しお金が貯まると言われる大吉相の蔵ですよ!』と

『ご先祖さんは、ずっと家が繁栄するようにと考えて建てられたんですね!』

『ありがたいことですね』と付け加えてあげると施主さん、すごく嬉しそうな表情をされていた。

昔の人は凄い!

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箱階段

今日の午後も「建物を解体するか」「このまま使うか」で悩んでおられる小浜市のお宅に伺った。
建物の耐久性とは別に
「使い続ける」としたら、どんな暮らし方をするのか!現在と将来の家族構成な変化などを考慮した判断が必要となってくる。

それに、これから先、どのぐらいのメンテナンスが必要となってくるのか!は重要なポイント。

数年前に屋根も葺きかえ、古いながらもよく手の入れてあるお宅。

味わいのある設えなどを見ると壊すのには勿体ないと思うのだが…

まずは古民家鑑定をしてあげないと!


蔵の中には箱階段。
ちなみに蔵の棟札には明治5年上棟と書かれていた。約150年前に造られたものだ!



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未来の年表

この本はなかなか面白い!

『未来の年表2』人口減少からの暮らしぶり,成熟から衰退へ時代が流れる日本、人の生活や地域の変化が読み取れる!

少しドキッとすることもあるけれど、そうなるかもなぁ…と思わず納得してしまう。
これから先を見据えた優れものだ!

実際は前著も読むとなおいい。

将来を見据え仕事を考えている人には、お薦めの逸品。
世の中の変化が読み取れる!

これ、かなり参考になります。


『未来の年表2』
人口減少日本であなたに起きること
著者   河合雅司

前著『未来年表』もお薦めします。

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地域支え合い活動

地元おおい町の高齢者福祉活動の協力をすることになりました。
依頼をもらったのは、初めてお付き合いする、町の介護福祉課さん。

理由は「町の中で色々と活動されてるから」と、たぶん空き家の見学会ゃ町づくりの学習等に顔を出しているのでかもしれません。

『エー、早くも介護』と思いましたが実際に介護をするわけでもなく、住民の方々が住みなれた地域で安心して暮らしてもらえるよう、地域づくりを検討する会のようです。

任期はこれからの2年間、どれ程のサイクルで会議があるのか、内容等は全くわからないのですが…

できることは協力応援したいと考えています。

それに、この福祉課さんにはいつか自分もお世話になるかもしれません。

それほど私が役に立つとも思えませんが少しでも力になるならとお引き受けしました。

今日は委嘱状の贈呈式、町長さんから直接頂きますので緊張します。

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空き家を手放したい!

今日、日曜日でしたがお客さんからの相談で打ち合わせに行ってきました!
その方、古い空き家を持っておられて「誰か使いたい人があれば譲りたい」ということです。
確かに、長い歴史のあるお家で立派な建物。
数年前に住む人も途絶えて、親戚の、このおじいさんが相続して管理されてるようです。

どんなに繁栄した家で代々と継続されてきたお宅でも、いつか途切れることがあります。

テレビで、たまに400年間続くお家を紹介されてますが、そんなの稀なんです。
普通の家なら、長くても150年程でしょうか!
お店や建物なら、血の繋がりをなくしても続くということがありますが普通の家で代々、血統で続くということは大変珍しいことです。

今日のこのお家も140年も続いたのに途切れてしまった。
まだ、仏さまも居られてお仏壇もあります。
それに、家の中も片づけられていません。

家、建物を他人に手渡す為には大きく3つの事が出来ていないと難しいものです。
1、相続      2、仏壇    3、片付け
これは最低、必ず必要な事柄です。

今日伺ったお宅も2と3がまだ進んでないようです。

今日は色々とお話しをしてご理解いただき、引き続き私も応援しますから、と安心いただきました。。

「私が今、整理しないと子供たちに迷惑がかかるし…」とご高齢の相談者さんの言葉が残ります。

こういった相談が多くなる時代に入ってきました。

家余り、建物余り、モノ余りのこの時代に新しいものを造る必要があるんだろか!と考えてしまいます。



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ケヤキの大黒柱

今日は小浜市のお宅に来ています。
築120年程の古民家を持つ方から問い合わせで「この家をリフォームしてこのまま使っていても耐久性は大丈夫?」「解体して建て替えたほうがいいのか調べてほしい」と言ったことでの相談です。


さすが、家も100年越えとなると使われている木材も立派なものがあります。

ケヤキの大黒柱に曲がりくねった真っ黒な梁が壮観です。



このように、このまま使うか!解体したほうがいいか!など判断に困っておられる方が多いようです。



家主の希望は「先祖さんが残したものだからできればキレイにして使いたい」とのこと。

古いから…壊して建て替え!といった方より残したい、使いたいという希望が多くなりました。

これも日本人の心の豊かさが出てきたのかもしれません。



この家も、空き家だった期間もあるので少し傷みが進み、手をかける必要はありますが充に使えそうです。


次の作業はまず調査です。

建物の耐震性は大丈夫か?床下の腐れや白蟻被害はないかなど。


間取りのプラン設定する前に、目に見えないところをしっかり現状調査することで、これからの安心・安全が保たれます。

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間の抜けた空間

家造り
「間取りを決めるとき少し無駄な空間を作る

こと」

人の動き(動線)や作業性を気にしすぎると、

かえって余裕のない窮屈な間取りになってし

まう。



「このスペースは必要ないなぁ。と思っても

プロの言うこと、聞きなさい!」と、いつも

えている。

間の抜けたような場所、必要がなさそうな空

間が実は後々、良いところだったりするんで

す。

人の感覚は不思議なものです。

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木材の買い付けに

今日は原木市場に来ています。
毎度の木材の購入です。

木材も旬があり、山で伐採する時期によって材料の良し悪しが違います。

梅雨時期から夏の間は旬が悪い!

その時期に切った木は、カビがはえたり割れが出たりと…

それも、家を建てた後から少しづつでてくるので厄介なことです。


家を人に例えるとよく解る。

人は健康な肉体と健全な精神でないと長く使えない。

いくら美人でもイケメンでも…

心身が良ければメンテしながら、長く使い続けられる。



だから、家造りの軸は木材の見定めが重要、

決してデザイン何かじゃないんです。


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森本 正弘

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