2006年12月24日

科学的競馬投資コメント20061224

早いもので、今年も年度最終週になっていまいました。
相変わらず、師走競馬は、大変難しいレースが続きました。

さて、先週お話させて頂いた現在テスト中のAdinpick4の各種設定と馬券種類のことですが、色々とシミュレーションをしてみましたが、馬券種類毎にAdinpick4の各種設定を変えることで、馬券種類毎に回収率を最も高くできるというシミュレーション結果でした。
Adinpick4が算定した買い目が各種設定を変えることで大きく変わるというわけではないのですが、微妙に買い目が変わることで、回収率は大きく変わってきていました。
この馬券種類毎に設定を変えることで馬券種類毎の回収率を高くできるというシミュレーション結果は、私には大きな収穫でした。
私は、最近馬連を中心に馬券購入していまして、馬連では配当が低いレースは3連複馬券を購入するという買い方をしていますが、来年は2台のパソコンを利用して、1台は馬連の回収率を最大にした設定をして馬連の買い目を確認し、2台目のパソコンは3連複の回収率を最大にした設定をして3連複の買い目を確認しながら購入馬券種類毎にIPAT投票をしてみるつもりです。
今回確認できた、Adinpick4の各種設定(Adinpick3も同じ)によって、馬券種類(単勝・馬連・馬単・3連複)毎の的中率や回収率が大きく異なっていたということを踏まえて、現在テスト運用中のADINPICK4に急遽、「馬券種類シミュレーション」機能を追加する予定です。
「馬券種類シミュレーション」は、各条件別に、「安定性と独自性」及び「買い目順位を決める予想順位」を変えた場合に、Adinpick4が設定する買い目に基づく馬券種類(単勝・馬連・馬単・3連複)の的中率・回収率・平均配当がどのように変わるかをシミュレーションできるような機能にする予定です。

現在テスト運用中のAdinpick4では、現在のAdinpick3の出馬表の的中率・回収率分析機能に追加して、過去1年から5年分のシミュレーション用の出馬表の的中率回収率分析機能を保有しますので、毎週の競馬開催時でのAdinpick4が算定した買い目での的中率回収率も簡単に確認できますし、各種設定を変えて過去1-5年分のAdinpick4が算定した買い目での的中率回収率も簡単に確認できるようになりますので、ユーザー様自身で各種設定を変えた場合の馬券種類毎の的中率や回収率を確認して、ユーザーが主に購入する馬券種類での回収率を最大にするように各種設定をしてADINPICK4をユーザー独自に使いこなして頂けるようになることを期待している次第です。

Adinpick4の使用利用方法としては、以下のようなイメージになる予定です。
蓄積タイプでのJRAVANデータのセットアップが完了すれば、「シミュレーション機能」・「独自データに基づいた予想機能」・「IPAT自動投票機能」の3つの主要機能が使用できます。
Adinpick4が保有する各種予想要因の「入着率や影響度」及び「的中率・回収率」等のシミュレーションを行なって、ADINPICK4を使用ユーザーに最適に設定して、各予想要因の予想順位への影響度を最適にしたAdinpick4独自のデータに基づく予想出馬表を作成します。
競馬当日には、予想出馬表に速報オッズ・馬体重等を取込みビジュアルに表示された各種予想要因を確認しながら最終買い目登録して、発走前の最新速報オッズに基づき購入判定機能で馬券購入判定データを確認して、馬券購入する場合はIPAT自動投票機能で自動投票をすることになります。

次に、現在テスト中のAdinpick4のシミュレーション機能と各種設定について具体的に説明させていただきます。
Adinpick4はADINPICK3同様に、ユーザー自身でAdinpick4が算定する買い目に影響する各種予想要因の影響度等を独自に設定できるようになっており、以下3種類の設定ができます。
1、約10種類の独自データの予想順位への影響度の設定
・予想要因の各独自データの予想順位への影響度を、「無し」・「小」・「標準」・「大」の4分類で設定可能で、「小」と「大」の影響度合いも、標準に対して「小」は50%から80%「大」は120%から150%と設定できます。
2、安定性と独自性の設定
・ベースメントの安定性を重視するか、独自データの独自性を重視するかの選択ができます。
ベースメントの安定性を重視すると過去の入着順位や格上馬が重視されるようになり、独自データを重視すると約10種の独自データが重視されるようになります。
3、買い目印を決定する予想順位の設定
・買い目印を決める予想順位「終」の選択が可能になっています。
買い目印は、3種の予想順位「能」・「総」・「終」の中の「終」の予想順位に基づき決定されますが、「終」の予想順位を選択することが可能です。
標準では、タイム理論能力予想要因の予想順位への影響度を低くした順位を「総」、タイム理論能力をベースに各種独自データで補正した順位を「終」にしており、タイム理論能力をベースに各種独自データで補正した順位で買い目印を決定していますが、タイム理論能力予想要因の予想順位への影響度を低くした順位で買い目印を決めるように変更することができます。


そして、Adinpick4の最大の特徴は、これら各種設定を変えた場合に、的中率や回収率がどのように変わるかをシミュレーションで確認できることです。
的中率や回収率がどのように変わるかを確認する方法も、具体的に出馬表での買い目印と的中率・回収率の両方がが確認できる方法と、回収率・的中率という数値だけを確認する、2つの確認方法が選択できます。
1、的中率回収率という数値だけでなく、過去の出馬表で各馬の買い目印がどのように変わったかを確認する方法。
・処理時間はかかりますが、予想要因の影響度を変えたあと、シミュレーションデータ(過去1年から5年間の設定が可能)そのものを作成しなおす方法です。
「独自データ更新時更新」処理でシミュレーションデータそのものを更新しますので、変更した各種設定に基づいて過去の出馬表も作成し直しますので、「過去の出馬表表示」で過去の全レースの出馬表で各馬の買い目印が確認できます。また「的中率・回収率分析」機能で単勝・馬連・馬単・3連複の馬券種類毎の的中率・回収率がどのように変わったかも簡単に確認できます。
2、的中率回収率という数値がどのように変わるかを確認する方法。
シミュレーションデータは更新せずに、シミュレーション機能で的中率回収率がどのように変わるかをシミュレーションする方法で、パソコンが各影響度を各種変えた場合の回収率と的中率をシミュレーションしますので、各設定毎に的中率回収率がどのように変わるかをシミュレーション画面で確認できます。この場合は、出馬表は作成していませんので過去の出馬表の買い目がどう変わったかは確認できませんが、短時間でシミュレーション処理ができます。
シミュレーションは、「影響度シミュレーション」と「馬券種類シミュレーション」の2種類のシミュレーションが可能で、単勝・馬連・馬単・3連複の馬券種類毎の的中率・回収率がどのように変わったかをシミュレーション画面で確認できます。

Adinpick4の基準値につきましては、Adinpick3・ADINAUTOBETと一部異なりますが、3種類のソフト共用基準値として提供予定でおります。


科学的競馬投資ソフトは、常に上位入着の要因(原因)を発見・確認するために各種分析・シミュレーションを継続して行っており、回収率向上に向けて、基準値改定及びソフトバージョンアッを行っていきますので、今後とも科学的競馬投資を宜しくお願いする次第です。

  

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2006年12月17日

科学的競馬投資コメント20061217

師走競馬、毎週・毎週難しいレースが続いています。
今週日曜日中山11RのG3のフェアリーステークスは、単勝オッズ102倍のアポロテイアラが1着でした。2歳で且つ牝馬でレース経験の少ない馬ばかりで難しいレースでしたが、過去4走経験馬で2走前に未勝利を勝ったばかりで前走の500万条件戦で12着の馬が1着に来た次第です。

ところで、私が競馬予想の最大課題と思っております、
1)過去も強かったが近走も強いレースをしている馬
2)過去に強かったが近走不振の馬
3)最近急成長している馬
4)近走安定してそこそこの能力・順位で走っている馬
のどの馬を馬券対象にするかを判断する新しい基準値に関して、各種分析・シミュレーションを継続して試みております。
いまのところ、父母系の「血統」をベースにして、「能力」・「入着順位」・「成長」等との関連から基準値を作成するのが良い結果がでています。
血統によって、「過去も強かったが近走も強いレースをしている馬」・「過去に強かったが近走不振の馬」・「最近急成長している馬」・「近走安定してそこそこの能力・順位で走っている馬」の入着率に差がでていることになっています。
血統も父系と母系と父母総合系の3種類でシュミレーションして見ましたが、父母総合系が一番良い結果でした。この過去と近走の成績から入着可能性を判断する新しい基準値を「過去成長基準」と呼称しています。
「過去成長基準」に基づいてA・B・C・Dの4ランク付けをした独自データ馬の過去成長馬ですが、発生率は低いのですがなかなり高い入着率になっておりますが、単勝平均配当金額は非常に低いのが欠点です。穴馬を探すというよりも軸馬選定向きの基準値と思っております。
現在テスト開発中のAdinpick4のシミュレーション機能で「過去成長基準」でA・B・C・Dの4ランク付した馬の入着率をシミュレーションしてみました。シミュレーションでは1着なった場合の入着率と3位以内の入着率の2種類でシミュレーションして、
「過去成長馬」を従来の独自データ馬と比較してみましたところ、
・3位以内入着率が一番高かったのがこの過去成長ランクA馬でした、2番目に高い入着率の馬は上位入着ランクA馬でした。
・1位入着率が一番高かったのが上位入着ランクA馬で、2番目に高い入着率の馬は最終総合順位1位(買い目印◎)馬で、過去成長ランクA馬のはかなり低い順位でした。
現時点のADINPICK4のシミュレーション結果では、過去成長ランク馬は3位以内入着候補として有効で、1着候補としては上位入着ランク馬や最終総合順位1位(買い目印◎)馬が有効というシミュレーション結果になっていました。

ところで、各種分析をして分かったことで意外な結果というか当然の結果なのかわかりませんが、「過去に強かったが近走不振の馬」は入着率は非常に低いことが判明しました。但し当然ですが、1着になった場合の単勝配当金額はダントツに高い配当ですので、穴党向きとは思いますが、、、、、、

もうひとつ非常に重要な事項が各種シミュレーションをしていて分かってきました。
Adinpick4の各種設定(Adinpick3も同じ)によって、馬券種類(単勝・馬連・馬単・3連複)毎の的中率や回収率が大きく異なっていたということです。
Adinpick4はAdinpick3と同じように、「独自データの影響度の設定」や「安定性と独自性の設定」等が可能で、予想順位に影響を与える各種要因をユーザー独自の設定にし直すことができるようになっていますが、主にどの馬券種類を中心に馬券購入するかによって回収率を最大にするような設定ができることになります。
Adinpick4のシミュレーション機能を使用して「独自データの影響度の設定」や「安定性と独自性の設定」・「最終予想順位設定」等をどのようにした設定した場合に、
・単勝馬券の的中率・回収率が一番高くなるか?
・馬連馬券の的中率・回収率が一番高くなるか?
・馬単馬券の的中率・回収率が一番高くなるか?
・3連複馬券の的中率・回収率が一番高くなるか?
を確認して、ユーザーが主に購入する馬券種類に応じて、「独自データの影響度の設定」や「安定性と独自性の設定」・「最終予想順位設定」等をユーザー独自に設定することで、ユーザーが主に購入する馬券種類の的中率や回収率を最大にすることが可能になると思っております。
この馬券種類に応じて的中率や回収率を最大に設定できるというシミュレーション機能は、科学的競馬投資という観点から非常に重要な事項です。
今週土日の2日間ですが、設定を変えて色々と試してみましたが、2頭を当てる馬連や馬単は設定を変えてもそれほど大きく回収率が変わりませんでしたが、3頭を当てる3連複は設定を変えることで回収率が驚くほど変わってしまいました。
3連複を主に馬券購入する場合は、「独自データの影響度の設定」や「安定性と独自性の設定」・「最終予想順位設定」等をどのように設定するかによって回収率が変わる可能性が非常に高いので、シミュレーション等で確認して適切な設定をすることが非常に重要と思っている次第です。
更なる分析・シミュレーションを重ねて、次週にでも報告させて頂く予定です。
色々と各種分析やシミュレーションを繰り返していると、意外な事実が分かったり、思っていた通りの結果ということが分かったりしてきます。
昔は、このような実態を理解するのは非常に難しかったのですが、今はパソコンの高性能化によって、膨大なデータを短時間で処理できるようになり、各種分析・シミュレーションを個人でできる時代になっています。

さて今週は、血統適性◎と芝ダート変更出走馬で配当妙味があったレースがありました。
土曜中山9Rは、1000万条件のレースにしては珍しく、血統適性が良い馬が4頭と平均・ベスト・距離ベスト能力が共に◎の馬が1頭出走していました。
1着は血統適性○で買い目印◎のアイアムアドーター(単勝オッズ:37.1倍)、2着は平均・ベスト・距離ベスト能力が共に◎で買い目印○のウエスタンウッズ(単勝オッズ:5.1倍)、3着が血統適性◎で買い目印▲のノーザンキッズ(単勝オッズ:2.1倍)で、Adinpick3の予想順位1−2−3の順位どおりの結果で、馬連で7千円、馬単で2万円、3連複で5千円、3連単では6万馬券でした。
日曜中京11Rは、芝ダート変更出走で芝ダート変換後能力の高い馬が出走していました。
1着は芝ダート変換後能力が高く買い目印○のガッサングリーン(単勝オッズ:35.8倍)、2着は上位入着ランクB馬で買い目印◎のパープルファルコン(単勝オッズ:8.8倍)、3着が買い目印?のバブルサウンド(単勝オッズ:7.6倍)で、馬連で2万円、3連複で4万円、3連単では44万馬券でした。
11月度に基準値の大幅改定を実施致しましたが、今後も回収率向上を目指した基準値改定を精力的に行なっていく予定です。

科学的競馬投資ソフトAdinpick3は、常に上位入着の要因(原因)を発見・確認するために各種分析・シミュレーションを継続して行っており、回収率向上に向けて、基準値改定及びソフトバージョンアッを行っていきますので、今後とも科学的競馬投資を宜しくお願いする次第です。
  
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2006年12月10日

科学的競馬投資コメント20061210

師走競馬、難しいレースが続いています。
馬主・調教師等の年度末の帳尻あわせもあるかのごとく、わけの分からない馬が上位入着していたりして、馬連も難しいですが、3連複になると更に難しく、3連単はかなり手広く流さないと的中しないという師走競馬になっているようです。

ところで、先週お話させて頂いた、
1)過去も強かったが近走も強いレースをしている馬
2)過去に強かったが近出不振の馬
3)最近急成長している馬
4)近走安定してそこそこの能力・順位で走っている馬
のどの馬を馬券対象にするかを判断する新しい基準値に関して、各種分析・シミュレーション結果をしております。
シミュレーションは、現在開発中でテスト運用中(ADINPICK4と呼称予定)の「予想」・「シミュレーション」・「投票」機能を統合化したソフトで行なっております。
一応、父母系の「血統」を基準に、「能力」・「入着順位」・「成長」別に入着率をシミュレーションしてみました。
「過去も強かったが近走も強いレースをしている馬」・「過去に強かったが近出不振の馬」・「最近急成長している馬」・「近走安定してそこそこの能力・順位で走っている馬」のを各血統別にシミュレーションしてみましたが、父系血統と母系血統を総合した総合血統を基準にした場合が一番入着率率が高く、次が父系血統を基準にした場合、母系血統を基準にした場合が一番悪い結果になっており、母系より父系の血統に注目する必要がありそうです。もう少し検討して有効な判断指標になる場合は過去成長基準として月次基準値に追加する予定です。

ところでテスト開発中のAdinpick4のシミュレーション機能ですが、「的中率回収率」・「入着率」・「オッズシミュレーション」・「独自データ影響度シミュレーション」等の分析・シミュレーション機能がありますが、先ほどの過去成長基準値の入着率のシミュレーションもこのテスト中のAdinpick4で行ないましたが、その際に入着率のシミュレーションをしていて興味深い結果がわかりました。
入着率分析は、「条件(未修理・500万条件等)」・「競馬場」・「距離」・「芝ダート」別にシミュレーション可能なのですが、入着率算定の基準として「3着以内」・「2着以内・「1着限定」の選択も可能になっていまして、各予想要因の入着率をシミュレーションしていて、予想要因によって「3着以内」の入着率と「1着限定」の入着率に違いがあることが判明しました。
このことは、独自データを含めた予想要因は、
1)1着に来る可能性が高い要因、すなわち単勝や馬単や3連単向けの予想要因
2)3着以内に来る可能性が高い要因、すなわち複勝やワイドや馬連や3連複向けの予想要因
の2種類の要因に分けて、購入馬券種類のどの馬券種類を買うのが良いのかの基準を作成できる可能性があるということを意味します。
さらなる分析・シミュレーションを繰り返して、興味深い結果がでましたら、来週にも報告させて頂きます。

現在テスト運用中中のAdinpick4は、「独自データに基づいた予想機能」と「シミュレーション機能」と「IPAT自動投票機能」の3機能を統合した新しい概念の科学的競馬投資ソフト(予定呼称Adinpick4)のリリース次期は未定ですが、「Adinpick4」を試用していただき、改善点・要望事項に関する情報提供をして頂ける場合は、メールにて「Adinpick4の試用希望」と連絡頂ければ、特別試用版のAdinpick4のダウンロード先を来週土日の競馬開催に間に合うように来週水曜日頃にご連絡させて頂きます。
但し、基準値は最新の12月度基準値以降しか対応できておりませんので12月度基準値使用ユーザー様限定になります。又、新規開発部分が多いソフトですのでバグがある可能性もありますし、ヘルプ内容も不十分な点はご容赦お願いする次第です。
又、予想アルゴリズムもAdinpick3とは異なっていますので、Adinpick3と比較したご意見も頂ければ幸いです。

特別試用版のAdinpick4の現在の主要機能は、以下になっています。
************************************
Adinpick4は、「膨大なデータを短時間に処理」できるパソコン能力を最大限に発揮して、
・「独自データに基づいた予想機能」
・「シミュレーション機能」
・「IPAT自動投票機能」
の3機能を統合した新しい概念の科学的競馬投資ソフトです。
************************************

ところで、難しいレースが続く師走競馬ですが、私し、今週はテスト運用中のAdinpick4だけを使用して出馬表作成とIPAT投票をしていました、勿論比較の為にAdinpick3でも出馬表は作成していました。
Adinpick3とAdinpick4の予想アルゴリズムが若干異なっていることもあってAdinpick3とAdinpick4の買い目印が異なっています。
師走競馬でなかなか難しいレースが多いこともあって、私は馬連を中心に、絞り込んだ馬券を購入しています。それでも大きな馬券を的中しないとプラス収支にならないのが近代競馬です。
土曜日中山11Rの師走に行なわれた師走ステークスは、Adinpick3・Adinpick4共に買い目◎は余力馬で前走・平均・ベスト・距離ベスト能力が共に◎で血統適性◎のアンドウオール(単勝オッズ:15.7倍)でした、2着は2年前のG1ジャパンカップ5着のトップオブザワールド(単勝オッズ:51.4倍)でしたが、Adinpick3の買い目は?でしたが、Adinpick4は△でしたので、私はアンドウオールとトップオブザワールドの馬連も含めて5点の買い目を馬券購入していましたが、配当を見てビックリした次第です。なんと、馬連で3万馬券でした。
前走・平均・ベスト・距離ベスト能力が共に◎で血統適性◎でそれも距離適性・中山競馬場適性・格適性共に非常に高い馬で、且つ前走足を余して負けている余力馬のアンドウオールの単勝が15倍になるのか非常に不思議でした。
補足ですが、Adinautobetの最新バージョンV1007に新規機能として追加した独自データ出馬表印刷機能には、芝ダート変更出走馬と休養明馬と余力馬の中でも、特に上入着の可能性の高い馬に注目マーク「*」が付くようになっていますが、アンドウオールは実は注目マーク付きの余力馬で、Adinpick3の独自データで判断した場合、アンドウオールは実は今週一番の絶好の狙い馬の典型でした。

科学的競馬投資ソフトAdinpick3は、常に上位入着の要因(原因)を発見・確認するために各種分析・シミュレーションを継続して行っており、回収率向上に向けて、基準値改定及びソフトバージョンアッを行っていきますので、今後とも科学的競馬投資を宜しくお願いする次第です。
  
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2006年12月03日

科学的競馬投資コメント20061203

早いもので2006年も師走になりました。
今年は、私自身新しい試みとして、「IPAT自動投票」・「オッズ理論」・「分析・シミュレーション」・「印刷処理」・「新データベースエンジン」等色々な新しい分野に関して研究開発を行なってきましたが、特に「「分析・シミュレーション」を精力的に行い、その結果を全く新しいプログラムで先月ですが「11月度基準値」という形で公開できるようになりました。現在公開中の12月度基準値は更に改良した基準値になっております。

さて、競馬予想で非常に難しい判断事項があります。
競馬をされる方皆が悩む課題です。
1)過去も強かったが近走も強いレースをしている馬
2)過去に強かったが近出走振の馬
3)最近急成長している馬
4)近走安定してそこそこの能力・順位で走っている馬
のどの馬を馬券対象にするかの判断です。
恐らく出走馬の大半は上記4種類のどれかに該当するはずで、ほとんどのレース予想でこれら4種類中の馬を馬券対象にしているはずですが、実際のレース結果は、上記4種類の馬がレース毎に違うのが実際で、過去に強かったが近出不振の馬が勝ったり最近急成長している馬が勝ったりと、人生色々と同じで競馬色々で、過去も強かったが近走も強いレースをしている馬が負けることも日常茶飯事で、時には、過去も2桁着順で近走も2桁着順で全く上位入着していない馬が勝つ事さえあるのが近代競馬です。
特に入着順位に関しては、以前にも分析結果として情報提供させて頂きましたが、
分析結果はいかにの通りで、前走の着順が3―4着(10頭だて換算)だった馬が1着にくる割合が一番高くなっています。
10頭だて換算で言うと、前走の着順が3―4着で過去3走の平均着順が3―4着の馬が勝つ確率が22%で一番です。18頭だてなら前走5―7着で過去3走平均5―7着の馬が勝つ確率が一番高いのです。
なんと、前走の着順が1着で過去3走の平均着順が1着の馬が勝つ確率は4%しかありません。
*1位入着馬の前走順位の構成及び過去3走平均順位の構成
10頭換算(前走・平均) 前走着順  過去3走平均順位
1着 11%    5%
2着   29%     23%
3―4着   32%     44%
5―6着   15%     22%
7―8着   8%   6%
9着―10着   5%   2%

これら事項への対応として、現在のAdinick3(含むAdinautobet)では、基準値のひとつに過去基準という基準値があり、過去の高い能力の馬と近走の能力が高い馬と近走そこそこの能力で走っている馬の能力補正を行なっており、例えば、前走の能力値が低くても平均能力やベスト能力が高い場合は高い能力値に補正してしています。
但し、現行の過去基準値は前走能力・平均能力・ベスト能力というタイム理論に基づく能力で補正する基準値となっており、入着順位や血統適性等は反映しておりません。
そんなことで、入着順位や血統適性も含めて、「過去も強かったが近走も強いレースをしている馬」・「過去に強かったが近出不振の馬」・「最近急成長している馬」・「近走安定してそこそこの能力・順位で走っている馬」を判断する新しい基準値の研究を開始しております。
非常に難解な問題に挑戦したいと思っております。
今週からテスト運用していますが、特に血統を基準とした場合は、父系と母系の両方の基準を作成していますが、やはり父系と母系の両方の基準値が良い馬が上位に来る馬が多いという結果で、父系のみが良い馬とかと母系のみが良い馬は芳しくないという結果でした。
父系母系共によい馬は3レースに1頭位しか出走していませんでしたが、テスト運用ではかなり良い結果でした。どういうわけか父系母系共によい馬は人気になっている馬がおおかったのですが人気のない馬の場合もありました。日曜日の中京1レースは未勝利戦でしたが父系母系共に基準値(過去成績基準と呼んでいます)良い馬が2頭いて、コスモフリーダ(単勝オッズ:16.0倍)とサクラハーレー(単勝オッズ:18.8倍)の2頭で、結果がこの2頭の1・2着だったのでビックリした次第です。
このテスト中の新しい過去成績基準は、土日2日間のテスト結果では穴馬を探すというよりは、軸馬の判定に有効な感じがしています。
研究結果で良い結果が出れば、次月基準値に新規追加する予定です。

ところで、私の考える科学的競馬投資には、膨大なデータを短時間に処理できるパソコン能力を最大限に発揮する「分析・シミュレーション機能」が不可欠という考えに基づき、ユーザー向けのシミュレーシンソフトを開発してテスト運用してきましたが、現在、開発テスト運用中のユーザー向けのシミュレーションソフトのテスト結果から、
「独自データに基づいた予想機能」と「シミュレーション機能」と「IPAT自動投票機能」の3機能を統合した新しい概念の科学的競馬投資ソフトを模索しております。
基本的には、以下のような新しい科学的競馬投資ソフトを目指しております。
(1)、「予想ソフトとしての有効性」をユーザー自身が確認できる
・予想方式の有効性を自身で確認―>シミュレーション機能の的中率・回収率分析
・予想要因の有効性を自身で確認―>シミュレーション機能の予想要因入着率分析
(2)、「ユーザー独自の予想方法」が設定できる
・独自データの重付けを自身で設定して独自予想可能―>シミュレーション機能の独自データ影響度シミュレーション
・入着可能性の高い予想要因約10種の独自データの影響度を設定することで、ユーザー独自の予想が可能
・ユーザー独自設定に基づく過去の出馬表の表示で具体的に過去のレース毎の確認可能
(3)、買い目の検討から最終決定・IPAT投票を科学的を科学的に処理できる
・入着可能性の高い予想要因を出馬表画面や印刷出馬表でビジュアルに確認
・入着可能性の高い予想要因の具体的数値も出馬表画面や印刷出馬表で一覧確認
・予想要因の印・数値を一覧確認しながら決定した買い目を簡単登録
・投票締切前に、最新速報データの馬場状態・馬体重・オッズ等で最終購入判定をして、登録買い目をIPAT自動投票
(4)ユーザー環境に応じたソフト使用設定ができる
・過去の数年のデータを蓄積する「蓄積タイプ」と毎週の出馬関連データのみを取込む「非蓄積タイプ」の選択が可能
・蓄積タイプもデータ取込期間及びシミュレーション期間の選択可能
・データベースエンジンとして、簡易なACCESSと頑強なSQLSERVERの選択が可能
といった感じの新しい科学的競馬投資ソフトを目指しております。
開発言語・データベースエンジン・データ構造を新規一転して、パソコンの「膨大なデータを短時間処理する能力」を最大限に発揮できる科学的競馬投資ソフトを志向しています。
処理時間は大幅短縮したいと考えておりまして、
1、過去5年間のJRAデータセットアップが約10時間。
2、過去3年間のシミュレーションデータ作成(出馬表作成)が約15時間。
3、1日分3場の出馬表作成で約10分。
4、毎週の2日間の成績処理は約5分。
を目標にしております。
データの初期セットアップとして「JRAデータセットアップ」と「シミュレーションデータ作成(出馬表作成)」という2種類のデータ作成に約1日ほど掛かりますが、その後は、毎週の約5分のデータ更新をしておけば、いつでも最新のシミュレーションデータに基づき各種分析・シミュレーションが出来るようにしたいと考えています。
私のシミュレーションに関する基本的考え方として、シミュレーション結果に基づきユーザーが独自設定した場合のユーザー確認が「簡単」・「具体的」に出来ることが非常に重要と考えております。
「簡単」については、ユーザー独自設定後に、予想要因の上位入着率や的中率・回収率が簡単に確認できることを目標にしています。
「具体的」については、ユーザー独自設定後に、過去の出馬表を簡単に表示できて具体的内容が確認できることを目標にしています。
ユーザー独自設定後にシミュレーションデータを更新する必要がありますが、このシミュレーションデータ更新処理の時間も、過去5年間のシミュレーションデータ更新が約2時間位で完了できることを目標にしており、このシミュレーションデータの更新がすめば、予想要因の上位入着率や的中率・回収率の確認は数秒から数分で確認できますし、過去の出馬表は瞬時に表示可能にする予定でおります。

今週からこの新しい科学的競馬投資ソフトのテスト運用を開始していますが、新しい開発言語で新しいデータベースエンジンを使用して、データ構造も全面変更して、予想アルゴリズムも全面改訂ですので、当面数ケ月ほどは徹底的なテスト運用を行なう予定です。基準値はAdinpick3・Adinautobetと共用予定ですが場合によっては別の基準値になる可能性もありそうです。

科学的競馬投資ソフトAdinpick3は、常に上位入着の要因(原因)を発見・確認するために各種分析・シミュレーションを継続して行っており、回収率向上に向けて、基準値改定及びソフトバージョンアッを行っていきますので、今後とも科学的競馬投資を宜しくお願いする次第です。

  
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