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        こんな時は、普段なかなかできない事をじっくりと。


    雅印は書を引き立てる無くてはならない大切なものです。
    プロに頼むととても高額で…
    なので、私は自分の生徒には私が彫り使ってもらいます。

 
    これは、まだ何もしていない石




2019-10-22 11.20.41





    一番大変なのは、石を平らに磨ること。
    耐水ペーパーの300番代から1200番代までを使い、徐々に滑らかにしていきます  

       2019-10-22 11.21.08


 

    次は原稿を作る。

    書体は篆書体(てんしょたい)それを刻すので篆刻(てんこく)です。
    実印などは皆この書体が使われていますね。

    篆書体は一番古い字なので、一文字に沢山の形があります。その中の、どの字を使うか

    どの字を組み合わせるか、そこが一番面白いところ。
 
 
2019-11-12 15.52.00


    この原稿の上に薄紙を置き、反転させます。

    そして石の上に反転させた字が出ました。


2019-11-15 15.31.55



    ここまでにとても時間がかかりました。
    さあ、ここから彫ります。彫るのは、私は早いですよ。


 
写真 2019-11-29 16 41 37


写真 2019-11-29 16 30 19

     こんな感じにできました。この二組の雅印はお二人が雅号を取ったので彫りました。

     作品に押印するのが楽しみです。