森下くるみの間

森下くるみの日常雑記。

           
 
 最近、というか、ここ数年CDをCD屋さんで買っていなくて、あわわわ……。

 ときどきDJをやっていた3、4年前(いまはやってないです)は、気になったバンドや洋楽のアルバムがあれば、名前を書きつけたメモ用紙を持って新宿のタワーレコードに通ったものです。2時間くらい居座ってかたっぱしから視聴、ぴんときたアルバムは購入して、気に入ったのを選曲に組み込んで、イベントで流して、みんなで「いいよね」って言って。

 その後、Waldeck(http://www.waldeck.at/)やジョン・ゾーンの旧譜、セロニアス・モンクなどをAmazonで買ったのが購入履歴としては最後になってしまいました。

 当時と比べて音楽との接触面積がぐっと減ってしまったのは否めません。別にCDを買わなくても死んだりはしないけれど、「あの熱はどこにいったの?楽しかったじゃん」って思うと、ちょっと考え込んじゃう。
 
 と、むずむずしていたところに、欲しいアルバムが降りてきました(笑)
 ヘクとパスカル「fish in the pool」。
 現在公開中、岩井俊二監督最新作『花とアリス殺人事件』のサウンドトラックです。映画のことは本日配信の僕モテメルマガでも紹介しています。「fish in the pool」は映画のEDで流れるんですが、これは痺れる。

 欲しいというか、知りたいというか、もっと近くでたくさん聴きたいというか、買うという一線の前後には、そういう気持ちが詰まって破裂しそうになりますね。そうなると、CDでもレコード購入でも、ライブ参加でも、どれが一番尊い行為かなんて優先順位はないのかもしれないなー、と思ったり。もちろん、YouTube視聴で済ませて、楽曲やアーティストにああだこうだと文句を言うのは論外だけれど。

 salyuさんの「VALIN-1」も是非。https://www.youtube.com/watch?v=xJ1N5jdNZwk これとは別に、ap bank fesのも、とても良いです。

 http://rooftop.cc/column/kousaten/150202170000.php

 LOFTPROJECTが発行するフリーペーパー「Rooftop」で連載中の「センチメンタル交差点」が、改編のため来月の掲載をもって終了します。きっかりvol.30。ってことは2年半に渡る連載だったんですね。
 律儀に読んでくれていた方、お悩みをくれた方、担当編集者含むLOFTの関係者の方々には長らくお世話になりました。本当に、ありがとうございました。

 思い返すこと十数年前、初めて雑誌用にコラムらしきものを書いたのは18歳の時で、掲載紙はA5サイズのAV情報誌「ビデオメイトDX」(松沢編集長!)でした。

 その後、「ビデオボーイ」と「ベストビデオ」でイラストの連載を始めると、あっという間に4年5年と経ち、最終的には10年ほどになり、休刊かなにかのタイミングで連載終了。その後、手描きイラスト入りの直筆原稿が大量に返却され、「持ってても邪魔だからそのうち処分しよ」と思っていたんですが、未だに押入れの中に仕舞ってあります。

 シャーペンで下書きをして、丸ペンの先にドクターマーチンの黒インクをぴとぴとつけながら清書。女の子の絵の上にスクリーントーンを切って貼って、文字の方は、失敗したり気に入らなかったりするたびに修正液で消し、また書き、仕上げた原稿は封筒に入れて送付する――毎度毎度、回り道、迷い道の如くな手作業でした。
 捨てる前に、ブログに新しいカテゴリを作って、その中にデータ化した原稿を載っけるくらいのことはしようかしら。結局、捨てようが捨てまいがなにも変わらなかった。思い入れはあるにはある、といった程度だもの。時間をかけて紙にインクで描いたことの価値は、持ち主のわたしにしかわからない。わたしにしかわからない紙の価値だなんて、心細い。寂しすぎる。そうなると、どれだけ後生大事に抱えても、その紙は紙でしかないんだよなあ。

 「音楽と美術のあいだ 大友良英」が初台・東京オペラシティ内にある、NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)で開催中。2月22日(日)までです。

http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2014/Between_Music_and_Art/index_j.html

 あと、仁阿弥道八もやっぱり気になる。こちらは3月1日(日)まで。

http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2014_6/index.html

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 光射す窓。
 このお家がとても好き。好きなままで離れるのは、悲しいけれど、一番の幸せなんじゃないかな。そう思える美しい朝日(先月の写メだけど)。
 
 良い一日を。

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 銀の本が、三島由紀夫短編全集1『花ざかりの森』で、真っ黒の方が、沼正三『家畜人ヤプー』。古本屋に寄り道すると、こういった珍しい(そうでもないのかな? )装丁の本を見つけることがあります。ギンギラギンに青の文字。墨色にデザイン化された背表紙。カッコいい。400円。お、安い。で、買っちゃう。読みたかったわけでも、この本を探していたわけでもないけど、ひと目惚れなんだから、しょーがない。
 
 しかし家に帰って何気なくページをめくってみると、「ヤプー」の方に印刷ミスがあることが発覚。ちょうど中頃あたりで、一文字も印刷されていない真っ白なページが、飛び石的に計8ページ。加えて、鉛筆で線を引いてある箇所やメモ程度の書き込みも。

 ま、別にいいけどね(笑)
 でも、気にする人はものすごく気にするんだろうなあ。

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 ご飯が美味しい。なんの変哲のない素朴な料理が好きなんです。

 おでんは秋田のお店にて。つぶ貝の安定感。
 
 じゃがいもを茹で、オリーブオイルで炒めた玉ねぎと一緒にグラタン皿に盛り付ける。塩胡椒を振って、サーモンペーストをちょいちょいっと塗り、チーズを散らしてオーブンへ。

 美味しい(溜息)。
 
 自家製焼売も、餃子を作るときの要領でタネをこしらえれば、あとは簡単です。
 蒸篭で10分ほど蒸し上げます。つけダレは酢醤油+粒マスタード推奨。辛くないとやだって人は普通に練り辛子を添えてください。

 美味しい(白目)。

 しかし、美味しい美味しい言ってたら、ものの見事に太りました。35歳の2堊を甘く見るとマズイことになるので、すこし目方を減らさないと……。

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 本日配信された僕モテメルマガの冒頭にも少し書きましたが、帰省したタイミングで駅前フォーラス8Fにあるシネマパレに行きました。
 http://www.forus.co.jp/akita/news/1341

 毎週末、金土日曜日に35丱侫ルムでの上映をしています。わたしが鑑賞したのは、故・高倉健さんの『新幹線大爆破』。

 HPを見ると、自慢のラインナップ! として園子温監督作『愛のむきだし』、その次が『怪獣大奮戦ダイゴロウ対ゴリアス』、下旬には『悪魔の手毬唄』が上映予定に入っています。うひゃー、これ、観に行きたいなー。
 それにしても、「2月のシネマパレは、<非リア充大奮戦!悪魔のバレンタイン大爆破月間>」ってすごい宣伝文句だなあ、と。
            
 週末、お時間ある方はふらりと立ち寄ってみてくださいね。スクリーンの見晴らしも良く、心地いい時間を過ごせると思います。

 補足: なんてふうに書いたら、夢に高倉健さんが『新幹線大爆破』の頃の姿で出てきました。わたしはなぜか健さんの膝をまくらにして横になっているという妙なシチュエーション。健さんは、「おい、お前、俺ん家泊まるんだろ?」「腹減ったなあ。なんか食うか?(と言って炒飯を作ろうとしていた)」などと、とても骨太な方で、ちょっと怖かった。笑

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 先日、帰省の際に弟と訪れた「酒盃」。
 私らはここが好きで、去年に引き続きがっちり予約をし、しっかりお腹を空かせての入店。
 
 地酒に地産の食材で作ったご飯の組み合わせは最強です。ここを知ってから、本格的に日本酒にはまったし、ますます飯の味にウルサくなってしまった……。

 由利牛のたたきと、さっと炙った白子(「だだみ」と呼ぶ)が動揺するほど美味しくて。食べものを口にしてこんなに心震えるものかと。
 夏になってお盆が過ぎたらまた帰省して、酒盃・夏の会やります。

 駅前の「美弥」、川反の「北洲」もお気に入り。美弥はひとりで行くと、女将さんが気をきかせて色々と話しかけてくれます。飾り気のない素顔な接客というか。ほこほこと落ち着くので長居してしまいますね。
 北洲は終始そっとしておいてくれるので、カウンターで本を読みながらご飯を食べたりするけれど、馬刺しとかきのこの天麩羅とか、あと、この間食べた「自家製味噌付けたんぽ(きりたんぽに甘味噌を塗りつけたもの)」が絶品で、ひとりで行っても食べ過ぎてしまうんだよねー。悩ましい。ホッピーが置いてある珍しいお店でもあります。

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 します、イベントに参加。
 予定を空けて頂いてぜひに、ぜひぜひ遊びに来てください。

 先日「グレイテスト・ヒッツ」をリリースした北村早樹子さんの、京都で行われるイベントです。

(東京公演は2月28日に渋谷 7th FLOORにて)

★京都公演★
なりすレコード / P-hour present
北村早樹子『グレイテスト・ヒッツ』発売記念トーク&ライブ
2015年3月14日(土)京都・一乗寺 恵文社コテージ
OPEN 17:30/START 18:00

トーク&ライブ: 北村早樹子
トークゲスト: 森下くるみ

予約:2000円/当日:2500円
ご予約>> p-hour@leto.eonet.ne.jp 
詳細>> http://www.cottage-keibunsha.com/


 写真は、秋田の川反にいた黒猫。撫でられるのが大好きみたいで、わたしの膝頭に高速すりすりしたり、冷たい地面にひっくり返ったりしてとても機嫌よさそうなんだけど、抱き上げられそうな気配をすこしでも感じると、建物の陰とかにパッと逃げちゃうのです。にゃん太と似てる。

 ※先月のできごと。

 待ち合わせの時刻10分前に下北沢に着くと、約束したひとたちから次々に「少し遅れます!」とメールが送られてきたので、ヴィレッジヴァンガードで時間つぶし。

 入り口をくぐって左側に広く展開している漫画コーナーに直行、つらつら見回してみたら、目の前に面出しで並んだ安田弘之著「ちひろさん1、2巻があって、びっくりした後にその場で小躍りしました。

 美しく、逞しく、しなやかで透明な、風俗嬢ちひろの心の有り様とその周辺の人々を描いた「ちひろ」。
 「らふ」という本を書いていたときにこの漫画と出会って、お守りみたいな扱いで何度も何度も読み返していたのはもう4年前かー。続編にばったり出会って即購入です。嬉しい。

 http://www.nhk.or.jp/postwar/program/schedule/
 
 なにげなくテレビをつけてみると三島由紀夫氏が映っていたので、「なに、このシリアスな情報? 」と思ってネットで調べてみれば、戦後史証言アーカイブスという番組。

 前回は作家の石牟礼道子さんで、次回は手塚治虫氏の特集を放送予定、だと!
 石牟礼さんは、ちょうど「食べごしらえおままごと」読み終わったところなんです。
 
 そしてサントリー美術館で開催中の仁阿弥道八(にんなみどうはち)展が面白そう……。

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 DVDを頂きました。
 有り難や有り難や。家内のどこかにひっそり飾っておこうと思います。
 初舞台――といっても、もう去年の夏の話になってしまったなあ。
 
 お芝居といえば、幼稚園の頃に、お遊戯会でアリの役を振り分けられ、膨らませた黒いゴミ袋を腰に巻いて、他のアリ役10人と一緒に小さな舞台を30秒ほど這い回る、というのをやったんですよ。とても憂鬱でした。
 たったひとりにでも見られていると思うと罪悪感に似た感覚がこみ上げてくるのです。
 自信なんてまるでない、楽しむ方法もわからない。こちら側の動きに即座に返ってくる観客のリアクションが怖い。背を向け、顔を伏せ、視線から逃げるのに一生懸命でした。アリの分際で。
 
 高校でとある部活動に入り、新入部員として黒板の前で自己紹介(といっても名前と科名を言うだけ)したときも、過度の緊張で記憶がすっ飛びました。
 気づいたら汗だくで席に座っていて、先輩から「さっき“情報技術科”って言ってたけど、森下さん、材料技術科だよね」などと苦笑いで指摘される始末。
 そういうことを、なぜだかはっきりと覚えています。

 18歳で森下くるみさんという人になってからも、演技をする機会は幾度となく与えられましたが、いっこうに上手くなりませんし、劣等感と恐怖は増していくばかり。

 それでも奇跡的に舞い込んだ初舞台のオファーは、歌って踊って、超高速で台詞のやりとりをする体育会系集団・劇団鹿殺しからのものでした。台本には大量の台詞があり、女子キャストはたったひとりです。なぜわたしに役の依頼がきたのか、世界七不思議レベルの謎でした。

 幼稚園のお遊戯でやったアリの件もあり、「こんな責任重大なものがわたしに出来んのかな??」と怯むものの、台詞の中に多用される「不自由」「死」「カレー」という単語に惹かれ、「この劣等感を払拭しないと死ねん……」とぼんやり思いました。ここで断れば、重要なことから目を逸らすことになる、という気もしました。で、結果、受けてしまいました。

 本気で大変な稽古になるだろうなと覚悟して挑んだらば、やはりDEAD OR ALIVEな稽古になりまして、稽古後半は「ゲリラ戦」と比喩するほどにもなって、特にわたしへの集中爆撃が多く、昨年夏はずいぶんとやさぐれたものです。
 
 くたくたの身体を布団に横たえ、「明日がこなかったら、ちょっと嬉しいな」と思ったことが1日だけありました。
 浅い眠りから覚めたらいつも通りの起床時間で、握り飯をふたつ作ってコンビニ袋に突っ込み、着替えと台本を包んだ風呂敷を携えて、快晴の空にげっそりしながら、Tシャツ&ジャージ姿で半蔵門線に乗り込みました。
 
 いつだってこんな調子で、どんなことも、淡々とやっていくしかないのですね。毎日毎日。効率悪いけど、諦めるしかありません。ゆっくり歩む者が、着実に遠くまで行く、という言葉もありますし。※イタリアの諺”Chi va piano, va sano e va lontano.”の直訳です。稽古場は爆発しないし、演出の丸尾さんが行方不明になったりもしません。こつこつやらねば……。

 ともあれ、へんな自意識が死滅するまで徹底的に稽古してもらえたお陰で、劣等感は(少なくとも舞台の邪魔になるようなものは)なくなりました。お客さんを目の前にして、緊張して気絶するということもなく、無事に全公演を終了。素直に楽しかったです。信じられないことに、大阪千穐楽の終演後、あと2、3回だけ本番やりたいな、とも思いました。もちろん、そんなことはもう叶いませんが。
 
 舞台いっぱいに広げられた黒い布や中央に組まれた鉄棒の感触、あらゆる小道具の形状を、いまでもきれいに思い起こすことができます。
 いつかはこの記憶も曖昧になっていくんだろうなあ。淋しいこっちゃ。

 稽古が終わったあとも居残り稽古をしてくれた丸尾さん、台詞の練習に付き合ってくれた門人さん&橘てかりん、ホッピー飲みながら鹿殺しの芝居についてあれこれ相談に乗ってくれた傳田さんには心から感謝しています。
 鳥肌さんは率先してキャスト・スタッフの方々に気を遣って下さったし、ISOPPさんには栄養学をご教授頂きながら、笑わされたり力強く励まされたりし、立ち位置や芝居のきっかけなどはすべてオレノさんの動きに頼っていました。
 それと、食欲がなくなったときに食べた手作り麻婆豆腐と餃子、野菜の浅漬けなどには一番救われました。あの日の温かなご恩を決して忘れません。みなさま本当にありがとうございました。

 長いな。遺書っぽくなってきたのでそろそろ締めますね。

 劇団鹿殺しの復活公演「ランドスライドワールド」はただ今、大阪公演中です。
 31日(土)は2公演、2月1日(日)は千穐楽。
 http://asahi.co.jp/abchall/event/index.html#event
 会場は「山犬」と同じABCホール。「山犬」DVDも物販スペースにて販売中ですので、ぜひにー。

 またなにかの機会にお会いできれば幸いです。
 ほなほな。

 北村早樹子さんが活動10周年を記念して、ベストアルバム「グレイテスト・ヒッツ」をリリースしました。実は、本日28日が発売日。
 
 北村さんのサイト 

 「グレイテスト・ヒッツ」Amazonページ
 
 で、「グレイテスト・ヒッツ」についてくるブックレットに、わたし、寄稿さして頂いてます。原稿用紙3枚分くらいかな。けっこうじっくりと書いたつもりなので、ぜひ歌のお供としてお楽しみ下さい。杉作J太郎さんの文章もとてもすてきです。
 
 2月28日(土)東京都 渋谷7th FLOORであるライブには必ず行きたい……! 昔、高円寺円盤でライブを観たときの衝撃が未だに忘れられないでいるのです。

 僕モテメルマガ、今週も元気いっぱいに配信されました。

 わたしの連載は「今日も映画で腹が減る」から「乙女は映画に恋をする」にリニューアルし、映画の中にある「乙女心」をそっと応援する連載になっています。ぜひこの機会に、登録してみてください。初月は無料です。

http://bmes.blog.fc2.com/

今週、連載で取り上げたのは安藤サクラさん主演の『百円の恋』。
シネ・リーブル池袋で大号泣してきましたよー。

http://100yen-koi.jp/

 大好きなシーンがあるんです。

 安藤サクラさん演じる妙齢ニートの一子(いちこ)が風邪をひいて寝込んでいると、一子の恋のお相手である中年ボクサー狩野が台所で巨大なステーキ(本当に焼いただけの肉)を焼き、寝床に持ってきてくれます。

 有難く食らいつくも、料理下手な男子が調理した顔の大きさほどの肉は、あまりに硬くて食べ辛い。ひと口サイズに切ってあるとかそういう気遣いがないのです。食い千切る途中で割り箸がバキバキに折れます(笑)
 すると、一子の胸の内に様々な思いが去来し、筋張った肉を噛みながら号泣。このとき、照明が暗くて二人の表情がはっきり見えないのですが、逆にそれが本当にグッときました。こんなふうに男子に優しくされたら、そら泣きますわな。
(※それにしても、男子が台所に立って料理している後姿って、どうしてこんなに素敵なんでしょうか)

 辛い、悲しい、寂しいと抽象的な言葉に頼らず、行動のひとつひとつや気の利いた台詞で見せてくれる滋味深い映画です。

 脳内テーマソングは「乙女のポリシー」、これっきゃない。

              

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 折に触れて観返している『男はつらいよ』。
 年末年始も何度目かの第一話を鑑賞し、博(前田吟さん)の父親役で出演する志村喬さんをきっかけにして、翁俳優(嵐寛壽郎、大滝秀治、三國連太郎などなど)ブームが再びやってきましたよ。
 
 (なんの脈略のない余談ですが、去年の暮れ、今はなき新宿ミラノ座で、クリストファー・ノーラン監督作『インターステラー』を観ました。一番感動したのは、エレン・バースティンが出演していたことでした。『レクイエム・フォー・ドリーム』(2000年公開)で朽ち果てるように精神崩壊する老女を演じていたので、ひょっとしてもう亡くなってる? と思っていた時期もあったんですが、むちゃくちゃお元気な様子でスクリーンに現れたので嬉しかったです。エレン・バースティンは82歳。しかしスクリーンや画面に映ったら、もう年齢云々なんて関係ないなーとしみじみ思います)

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