4月12日 阪神甲子園球場北野桜を見に行く

2016年04月14日

4/13 ボブ・ディラン大阪公演・・・圧倒されました。

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画像出典:昌吉フォト「ディラン公演の大阪フェスティバルホール」


4月13日大阪フェスティバル・ホール「ボブ・ディラン公演」に参戦してきました。
きっかけは、同級生の友人で青春時代の「クロチョウ一家」で交流し、今でも付き合って
くれているコバヤシ教授(別名ディラン・イッペイさん)が誘ってくれたからでした。
彼は、今回3日連続でボブ・ディラン大阪公演に参戦していますので、下記の彼のブログ
を参照して頂ければ、ドキュメントを味わう事ができます。・・・・ぜひ見て下さい。

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/heavenwindslt/8432600


まず、ボブ・ディラン公演を初めて観た感想を言葉に表すとすると・・・・

長期間熟成された高級ウイスキーの樽に、首までドップリと浸かっていて、ひょっと
気が付けば2時間10分の間に全て飲み干してしまっていて、放心と恍惚感の中に
身を委ねながらも、もっと・もっと飲んでいたいと心が葛藤している。

・・・・・・今の僕は、そんな心境です。

新しいフェスティバルホールに行くのは初めてだったし、もう何十年もロック・コンサート
なんか観た事もなかったんです。
そして、久しぶりに観たボブ・ディランは、ロック・コンサートではありませんでした。
あれは、まさにボブ・ディランのディランたるショータイム。極上のエンター・ティナーでした。

まるで大きなキャバレーホールの中に作られた様な舞台配置、装飾演出、・・・・・・まだ
誰も居ない舞台を見ているだけで、そのシックで上質なコンサートの雰囲気が伝わってくる様
でした。
午後7時に始まったコンサートは、事前に教授から送ってもらっていたセットリストの1曲目
「Tings Have Changed」 から始まりました。コバヤシ教授から送ってもらっていた東京公演
のセットリスト通りの曲の録音CDを何度も聴いたはずなのに、違う曲のようなアレンジになって
いて、まさに「Tings Have Changed なんだよ」とディランにのっけから言われてしまった様に
感じてしまいました。

1曲目が終わると、何らMCが入る訳でもなく2曲目へと続きます。・・・そして3曲目へと。
次々と演奏される曲の迫力ある演奏・・・・
特にドラムス、ウッドベース・・・ウッドベースは時々曲によっては弓を使って弾くので、それが
又魅力的、そして特筆はスチールギターを弾いていたプレイヤー(僕は名前を知らない)です
が、バイオリンやら、バンジョーやら色々な楽器を弾くのですが、曲々でディランが弾くピアノの
手元を見ながら、ディランの演奏のタイミングに合せて演奏をしていました。
多分ディランは、毎日同じ調子ではピアノ弾くことが無いのでしょうね。・・・・
バックバンドも、『大変なんやろなぁ・・・』と僕は想像してしまいました。

バックバンド(ツアーはこれと同じメンバーが多いと教授が教えてくれました。)の演奏も迫力
満点で、フェスティバルホールの音響効果と相まって、素晴らしい音を聴くことが出来ました。
その演奏に負けていないのが、御年74才のディラン・・・・低音から高音まで、難なく出る迫力
あるボーカル・・・・驚きました。
途中で一回だけマイクの不調なのか?使い方の不備なのか?、判りませんでしたが、スタートの
ほんの少しだけ声が通らなかった事が有りましたが、あとは完璧でした。
まさに、歌手ボブ・ディラン・・・・・の真骨頂でした。

第1部 50分、休憩20分 第2部50分 アンコール10分・・・・7時に開始して9時10分に終わり
ました。
まるで、レコードのA面、B面を休憩を挟んで聴いたような正確さ。
歳を取ると、時間まで正確に、几帳面になるのでしょうか??
そんな疑問を感じてしまうほどでした。
第1部が終わって、『みなさん、ありがとう』と日本語で言い、英語で少し休憩だよ・・・みたいな事
を言ったのが唯一のボブ・ディランのMCでした。

曲の時々で、舞台を動き回るディランですが、『多分、ダンスをしているんやろね??』と教授に
僕は話しかけていました。
膝に手を当てる仕草も何度が目にしましたが、休憩中に『ずっと3日間立ちっぱなしやから、
ディランも足が痛いんと違う??』と僕がイッペイさんに言うと、彼は『あれも、ダンスの一つなん
と違うかぁ・・・・』と助言してくれました。
74才という年齢にしては、元気に舞台を動き回っていましたし、時々見せるドヤ顔のカッコよさ
・・・ディランの顔は、渋くて、そして独特の悪役っぽさも有って、物凄く魅力的な表情でした。
時々、僕達の方にも向けてくれる顔と視線を観るだけでも、満足できるように思いました。

「Spirit On the  Water」と「Scarlet Town」を聴けただけで満足だった上に、アンコール1曲目
で「Blowin' in  the  wind 」まで聴くことができました。

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画像添付:昌吉フォト「購入したパンフと記念品のネックストラップ」


アンコールが終わり、会場はスタンディング・オベーション。
僕達二人も立ち上がり拍手をします。
ディランはバンドのメーバーと共にステージに立ち、片腕を腰にあて、聴衆に答えて
くれました。左から右へと、ディランは顔をゆっくりと回しながら視線を会場の観客へ
向けてくれました。
その表情は、『どうや!恐れ入ったか?』とでも言いたそうな、見得を切るような表情を
したのが、とても印象的でした。
ディランとバンドメンバーは舞台の袖に引きました。・・・・会場の照明は落ちたまま・・・・
・・・・・拍手は続きます。
『まさか、もう一曲やってくれるのでは・・・??』と期待を持ったのですが、照明点灯し
ボブ・ディランの公演は終わってしまいました。

ホール会場を出る時に、僕の前を歩いていた中年夫婦がこう話していました。
『フランク・シナトラやってたっけ??』  『やってなかったと思う。』
『そうやろ。東京公演だけで、大阪はやってくれへんかったんか? 変えないで欲しいな。』
・・・・・・と、そんな会話でした。

スタンダードでも忠実に、しかしボブ・ディラン的に歌いあげてしまっていたので、
判らなかったんだと思います。
僕は『やってましたよ・・・』と言いたくなりましたが、それを飲み込んでいました。

外に出ると雨。少し二人で歩き、行き先が別なので交差点で『ほな、また!』とイッペイさん
と別れ、僕は、購入した記念品と、『1枚あるから、あげるわ』とイッペイさんがプレゼントして
くれた第1日目、と2日目にSS席特典のポスターを手に、地下鉄の肥後橋駅へ向かったので
した。

コンサートの余韻が、まだたっぷりと残ったままでした。
ただ、「英語が使えたらなぁ・・・」と今回だけは痛切に感じました。
「歌詞をオンタイムで理解できたらなぁ・・・」と思い知らされたコンサートでもありました。


                                © 昌吉 かわら版 商会 発行





morita_kachisato at 19:20│Comments(3)音楽オーディオ関連 

この記事へのコメント

1. Posted by heavenwind   2016年04月15日 21:28
マッサンの圧倒的な文才には驚かされます。
3年後コラムニストになってた時のためにペンネームを考えといたほうがエエと思いますよ。
僕はまだ頭の中から「ボブ・ディラン」が出て行きません?
あと1回だけでエエから観たいなぁ。
2. Posted by シロクマ   2016年04月16日 08:14
そこまで崇拝してるミュージシャンがいるのは、羨ましいなぁ✨
まっさんの表現でリアルに伝わってくるわ~🎶
また、会えるといーですね💕
3. Posted by Lennon-massan   2016年04月16日 11:29
僕も、今テンペストを聞きながら、コメントしています。歳をとってからのボブ・ディランは、ますます凄さを増して来て、驚きました。
Long and Wasted Years から、Autumn Leaves に至るコンサートのラスト2曲が頭から離れて行きません。
Long and Wasted Years の歌詞が、Roll on Johnと同じく、ジョン・レノンの事を言っているので、複雑な感情になってしまいます。
コンサートへ行って良かったわ!

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