中小企業を元気にするブログ

名南経営コンサルティング 森崇幸 公式ブログ

毎月、会議に同席しているお客様での出来事です。


会議を進めていくなかで、ある社員の方が過去の会議での決めた事を
ずっと実行していないことが判明し、社長が激しく叱っていました。


能力や意識など、あらゆる点で社長との差は明らか。社長は早くその差を
埋めたい、成長してほしいとの思いから、いつになくヒートアップしていました。

話が進むなか、会議終了時刻が迫り、最後に社長が

「今度の木曜日一日空けておいて。執務室の掃除をしなさい。ピカピカになるまで一日中掃除をしなさい」

と伝えました。


会議後に、社長にその真意を尋ねると
 ・掃除ひとつ取っても、自分(社長)との差が出てくる。きれいにするレベル感や
  きれいにする範囲など。まずは、その違いに気付いてほしい
 ・掃除をしながら、その場所を使う方の気持ちを感じてほしい。どういう状態であれば、
  その場所が使いやすくなるか、また気持ちよく使うことができるか
 ・1か所をきれいにすると、他の汚れた箇所が気になるはず。見る視点を広げることを
  覚えてほしい
 ・きれいにすることを"やり切ること"で、達成感を感じてほしい(今回は特に決め事ができていないので)
などなど、社長の考えをお話しされました。

たかが掃除、されど掃除。こうして見ると、掃除だけでも様々な学びがあります。

今回は掃除を事例とした話でしたが、掃除以外の普段の活動でも見方や考え方を変えると、
その活動自体に本当の意味が見えてくるのではないでしょうか。

さて、次回の会議でどのような変化が起きているか。今から楽しみにしたいと思います。

2017年のプロ野球が開幕しました。私たちの地元、名古屋をフランチャイズとする中日ドラゴンズは開幕3カード(9試合)を終えて、1勝6敗2分。いわゆる”スタートダッシュ”に失敗しました。

先日、車を運転中にラジオを聞いていたところ、ドラゴンズOBで野球解説者の山﨑武司さんが以下のようなお話をされていました。

アナウンサーの方が「シーズン始まったばかりですが、ドラゴンズの成績がよくありません。山﨑さんはオリックスと楽天の低迷時代を経験していますが、この状況を打破するためには何が必要だと考えますか?」と聞きました。


山﨑さんは以下のように答えました。

 -まずは負け犬根性の無くすことが重要。万年順位が低いチームは、試合に負けていると「また明日頑張ればいい」と簡単に口にして、目の前の勝負をあきらめる。この状態が毎日続いて、気が付くと順位が下位になっている。

 -そういった中で、当時(楽天の)監督だった野村克也氏に「弱いなら弱いなりに工夫しなさい」と言われた。上位チームをどうしたら一泡吹かせられるかを必死で考えるようになった。

 -また、野村氏は、挨拶・返事などの基本行動の徹底を重要視された。きちんと挨拶・返事をすることで人間形成がなされ、チーム内のコミュニケーションが円滑になり、チームワークが良くなる。最年長だった自分(山﨑氏)は、若手メンバーに何度も何度も挨拶や返事をするように促した。


これが全てではないでしょうが、基本的なことへの取り組みの大切さが窺えます。そしてこの考え方は、私たちの仕事にも通ずる内容だと感じます。言い換えると、

 -目の前のこと、今この瞬間に全力を尽くす。粘り強く取り組み、簡単にあきらめない。逃げない。
 -工夫をしながら仕事をすることで生産性を高める。結果、よりよい成果を残すことができる。
 -周りと好ましいコミュニケーションを取ることで、組織としての相乗効果が発揮される。


やはり基本をおろそかにしないということですね。今一度、肝に銘じて取り組みたい内容です。

先週の出来事です。

チームメンバーのKさんとお客様のところに訪問するために、名鉄名古屋駅のホームで電車を待っていました。そこに新人のHさんがこちらに向かって歩いてきます。Hさんは、私たちの隣の列に並び、カバンから新聞を取り出して読んでいました。私たちはHさんを見ていましたが、Hさんは私たちのことに気がつく様子がありません。

そのときKさんがポツリと「誰に見られているかわかりませんね」と。

私は午前中でKさんと別れて次の訪問先へ。お昼の時間帯だったので、駅に向かう途中で牛丼店に入りました。店内に入り、レジの近くの席が空いていたので、そこに腰かけていました。

私よりも先に入り、食事を済ませた方が会計のためにレジに来ました。レジに来たアルバイト店員が「ありがとうございました」と言うと、「おっ、今日はちゃんと挨拶しているな。この前来たときは挨拶していなかったもんな」とお客さんが言いました。

これまたレジの近くにいた店長が「ありがとうございます。成長しましたよ」と続けます。

(ああ、ここでも見られているなあ)と、私は心の中でつぶやきました。



それから2日後。あるお客様からクレームを頂戴し、その対応のために訪問しました。そのお客様との会話の最後に「頼みますよ、森さん。ブログを書いている人なんだから」と。

(ああ、自分も見られているなあ)と再び心の中でつぶやいて…


いつどこで誰に見られているかわかりません。
普段から恥ずかしくない立ち振る舞いをせねば、気を引き締める先週1週間でした。

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