2006年04月12日

追憶の彼方へ(3)

それは突然何も知らされないまま始まった。

いつのまにか連れ去られ

気がついたら・・・

ちょっと前のことなのに記憶が鮮明ではない。

もしかして記憶が奪われてしまったのか。

なぜか反抗をする気にもならず黙々と訓練に打ち込む。


各々が3人づつでチームを組み

地獄のようなメニューをこなさなくてはならない。

目的もわからぬまま・・・

延々と続くトレーニング。

ポストイットを貼っては剥がす。

また、動く障害物をかわしながらポストイットにメモを取り貼る。

混雑した人ごみに中で・・・

暗闇の中で・・・

次から次に課せられるメニュー。

張り詰めた空気の中、遂にオレは限界に達し

倒れてしまう。

オレも見てあざ笑うヤツもいる。


そんな時にオレを救ってくれたのが

合宿所にいた丸奈サンだった。

いつも傷ついたオレに手を差し伸べてくれ

時には袋とじの差し入れもしてくれた。

2人の仲が急接近するのに時間はかからなかった。


しかし、訓練もいよいよ大詰めという時に悲劇は起こった。



つづく・・・


morningang at 23:19|PermalinkComments(0)TrackBack(1)番外編 | 番外編

2006年04月11日

追憶の彼方へ(2)

目を覚ますとそこは砂浜だった。

周囲を見渡すと等間隔に人間が横たわっている。

どうゆうわけだかみんな同じ格好をさせられている。

短パンにサスペンダー・・・

オレはやっと状況を把握した。

これは訓練だ。

あの地獄の日々が蘇ってきた。

良く見ると苦楽を供にした懐かしい顔も。

オレ達が次々に立ち上がると

崖のほうから水しぶきを上げながら

颯爽と馬が走ってくる。

嫌な予感がした。残念ながらこのような予感は外れたためしがない。

馬に跨っているのはドゥーウォモ男爵だった。

こいつだけブリーフにサスペンダーだ。

開口一番

「よく聞け!おまえらっ!んッ」
「これからまた特訓だっ!んッ」

オレは忌わしい記憶に引き込まれ

悪夢にうなされていた。


つづく

morningang at 23:43|PermalinkComments(1)TrackBack(0)番外編 | 番外編

2005年12月06日

追憶の彼方へ(1)

オレの名はヂョー。

仕事のほうは順調だが、こういうときこそ

気を引き締めなければならない。

最近は何処から聞きつけてきたのか、

お宝コレクションを贈呈してくれる人も現れてきた。


そんな折に、M3からリフレッシュ研修の案内が届く。

会社員と一緒じゃないか!

まあ、技術の維持とブラッシュアップにはちょうど良い。

何か新たな情報が得られるかもしれない。


今日はおかみさん一同は外出している。温泉に行ったようだ。

ピンポーン!「宅急便で〜す」

オレは階段を降り荷物を受け取ろうと・・・


「うっぉ、かぁ〜、ぺっっ」

突然羽交い絞めにされ、ハンカチを口に当てられる。

なんだか記憶が遠のいていくぅ・・・・・


オレはあの地獄の訓練の日々を思い出していた。



つづく・・・

morningang at 10:09|PermalinkComments(0)TrackBack(0)番外編 

2005年11月20日

MISSION(8) 悪性物無断摂取の危機

オレの名はヂョー。

最近、ダイエットに成功しポストイット貼りのキレが

以前にも増している。速い、速すぎる!

そんなことはともかく最近はずっと暇で

M3からの指令もない。

暇つぶしに本屋へ立ち読みに。

いつものように眩しいコーナーへいくと

すかさず袋とじを探す。


すると携帯に着信が・・・


「ヂョーか!久しぶりだな。早速だが指令だ。

T武T上線の列車の中で、朝のラッシュアワーにもかかわらず

チューハイを飲んでいるやつがいる。

ヤキを入れておけ!!!」


相変わらず一方的だ。メールにターゲットの写真などが送られてきた。


つうか全部メールで済ませりゃいいのに。

でもなんで朝っぱらから電車の中で酒飲むんだ?


−駅のホーム−

あ〜朝はたるいな。

オレは時間を確認すると電車が着くたびに

社内に男がいないか確認する。

おおっ、いたいた。

歳は40代、中肉中背、頭は禿げておりメガネをかけた

典型的な中年男性だ。

男は薄手のコートのポケットを・・・・

あっ!「氷結」入れてやがる!っていうかプルトップ開けたまま

ポケットの中に入れてる。こぼれないのか、なんて大きなお世話だが

「うわぁ〜この上なくうぜぇ〜」

ここは満員電車。ポジションさえ確保すれば

ポストイットを貼るのは簡単だ。

オレは余裕で貼ってやった。


――――――――――――――――― 
乗るなら飲むな
飲むなら乗るな!
―――――――――――――――――


久々に勘を取り戻したようだ。

オレは久々の仕事に興奮を覚えた。

今日は電車に乗らずに歩いて帰ろう。

この充実感を手放したくない。


帰宅してからは言うまでもなく

滾る思いを袋とじにぶつけた。



つづく・・・



業務報告書(参考資料)
〈ターゲット・プロフィール〉
 収納技術 :★★★★☆
 酒臭度  :★★★★★
 不愉快度 :★★★★☆

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2005年08月17日

MISSION(7) ドイツへの道

オレの名はヂョー。

前回のミッションでは大失態を演じ

当局より厳しいお叱りを受けた。

すっかり落ち込んでしまったオレを

唯一、癒してくれるのは袋とじだった。

そんな矢先、突然M3からの指令がきた。

「ヂョー!いつまでも落ち込んでいる暇はない。

早速指令だ。

今回は日本サッカー協会からの依頼だ。

ワールドカップ出場を決めたものの

明日の試合も確実に勝ちたいらしい。

ただし、選手のモチベーションはとてつもなく低い。

そこでだ。イランチームの士気を下げて欲しいとのことだ」

くだらないがやるしかない。

オレはとりあえず伝えられたイランチームが

宿泊するホテルへ向かった。


−某ホテル−

ホテル内は特に厳重な警備もなく

易々と潜入できた。ワンフロアを貸切で使っていると言う。

こうなったら部屋のドアに片っ端から貼るしかない!

――――――――――――――――― 
試合後のお楽しみのために体力温存だ。
そのための来日だろ!
―――――――――――――――――

残念ながら今回も限りなく失敗に近い。

しかし、結果は試合が終わってみなければわからない。

ホテルを後にしたオレは祈るしかなかった。

つづく・・・


業務報告書(参考資料)
〈ターゲット・プロフィール〉
 不法入国 :★★☆☆☆
 強さ     :★★★★★
 技術     :★★★★☆

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2005年08月03日

MISSION(6) フロンティアへ続く道

オレの名はヂョー。

最近はめっきりポストイット扱いも板についてきた。

さらにお宝ライブラリーも充実しつつある。

伝え聞くところによると

ポストイット活用、特に平和利用の画期的な手法として

様々な組織から問い合わせがあるらしい。それも外国から・・・

そんなことはどうでもいい。

とにかく任務をこなしオレの過去をさぐるヒントを得なければ。


今回の以来は、なんとNASAからだ。

もちろんスペースシャトルの打ち上げに関することだ。

なんでもNASAは内部分裂を起こしているらしい。

シャトル打ち上げ急進派と反対派の間で

所内でのイザコザが絶えないということだ。

これをなんとか沈静化できないかという依頼だ。


正直めんどくさ。

しかしいかねばならぬ。

おれは荷物をまとめヒューストンにむかった。


−ヒューストン−

ジョージ・ブッシュ空港に降り立つ。

もう夕方の5時にもなるのに強烈な日差しだ。

今回は協力者はいないので、一人での任務だ。

予算が少なくタクシーは使えないので

NASAまではバスを乗り継いでいかなければならない。

ダウンタウンまで約1時間、そこからさらに1時間ほど

バスに揺られてようやくNASAに着く。

オレは資料をもとにターゲットポイントに急ぐ。

しかし所内はでかすぎる。レンタカーでこさせろよ。

よく調べて見ると観光客向けにトラムツアーがあり

これに乗ればポイントに近づくことができる。

オレは観光客に混じりトラムに乗り込んだ。

のろのろと進みちょっとうざい。

もう少しスピードを上げららないのか。

すばらくするとポイントが見えてきたので

こっそりトラムから降り、目的地へダッシュ!

そして貼ってやった。


――――――――――――――――― 
シャトル上げたきゃ
給料上げろ。
―――――――――――――――――


しまったっ!!!

これは明らかに失敗だ。

余計に混乱を越してしまうかもしれない。

こうしてオレにスランプが訪れるのだった。

つづく・・・


業務報告書(参考資料)
〈ターゲット・プロフィール〉
 アクセス :★★☆☆☆
 敷地    :★★★★★
 暑さ    :★★★★☆

morningang at 11:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2005年07月26日

MISSION(5) 霧の街

テロが世間を騒がせている。

ロンドンでは無実のブラジル人男性が

誤って射殺されると言う悲劇も・・・

オレはエロ本の袋とじを見ながらも

なんとも切ない気持ちでいっぱいだった。

そんな時、オレの部屋に一羽の伝書鳩が入り込む。

足に付いているメッセージを読むと

「ヂョー!緊急事態だ!!今すぐロンドンへ飛んでもらう。
もちろんテロの件だ。
ロンドン警察に対して、テロ活動家の捜索は
拳銃ではなくポストイットを使えと!

今こそポストイットの威力を思い知らせてやれ。
これ以上の悲劇を繰り返させてはいかん!」

ってーか緊急ならもっと違う通信手段を選べよ。

今回のような大きなケースでオレのような新人が

抜擢されるケースはほとんどないらしい。

まあこうなった以上やるしかない。

なんでも今回はロンドンに本拠をかまえる

人権擁護団体や戦争反対を唱える宗教団体などから

M3ロンドン支局へ依頼があったらしい。

だったらそっちで処理しろよと言いたいとこだが

上層部には何か考えがあるに違いない

ということはあったためしがない。

緊急事態なのにロンドンまで直行便ではなく

ケチってアエロフロートを使いモスクワ経由なのもむかつく。

オレは荷物をまとめて空港へ向かった。


−ロンドン−

オレはヒースロー空港へ降り立った。

到着ロビーへ向かうとやせこけた男がオレに近づく。

「ヂョーだな。旅の資金は1日5千円でーす」

封筒を渡された。

あいのりかよ。

まさかとは思ったが、さすがに車は白いバンだった。

安心した。

男のナビで早速ロンドン警察の本部へ向かう。

制服を着た警察が多いことを除けば

ロンドンの街はいつもの喧騒を取り戻していた。

男は名乗らず気まずい雰囲気が車内を支配する。

説明は一通り受けてはいるが・・・

突然車が止まる。

男はオレに目配せをしてくる。

よしっ、今だ!

オレは貼ってやった。

――――――――――――――――― 
犯人逮捕にはポストイット!
銃撃たないで、ココロを打て。
今なら着メロプレゼント!
―――――――――――――――――


またもや会心の貼りっぷりだ。

ロンドン警察の看板にかましてやったのだが。

オレは何事もなかったようにその場を立ち去り

再び車に乗り込む。

男は満足げな表情で静かにうなずく。

しばらく車を走らせると、チャイーニーズタウンが見えてきた。

ここで車を降り、男と別れる。

日本に帰る前に、エロDVDでも買っていくか。

最近、外人も悪くはないと思えるようになってきた。

つづく・・・



業務報告書(参考資料)
〈ターゲット・プロフィール〉
 スコットランドヤー度 :★★★★★
 早とちり度       :★★★★★
 頑固度         :★★★★☆


morningang at 13:16|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2005年07月19日

MISSION(4) IT社長の悩み

時折おかしな指令がだされることがある。

今回は、下宿の近所をブラブラしていると

携帯電話に連絡が入った。

「ヂョー、今回は六本木ヒルズに行ってもらう。
ピンと来たかもしれないが、最近世間を騒がせている
IT企業の社長H氏に会ってもらいたい。

今すぐにだ!」

不可解な指令だが、大抵の場合は理由を聞くことは

許されない。知ろうとも思わないが。

ただし、今回は特別にいつもより使える予算が多い。

ここぞとばかりにタクシーを使ってやった。

我ながら大胆だ。


−六本木ヒルズ−

エレベーターを降り受付で約束がある旨を伝えると

中に通された。

案内された部屋へ向かうと・・・

っっあ〜!

前方からどこかで見たような女性が歩いてくる。

広報女だ。微妙な広報女だ!

どうやら最近本を出版したらしい。

しかし実物は酷い。お世辞にも・・・

その時オレの直感がうずく。

うっざぁ〜、ブスうざぁ〜。

今回はあくまで私情で、指令ではないことと

相手は一応女性なので多少の配慮をして

目立たない小さめのポストイットをチョイス。

すれ違いざまに貼ってやった。

――――――――――――――――― 
寂しいんだろ。
暖めてやるよ。
―――――――――――――――――

とりあえずうまくいった。


そのまま社長室に向かう。

ノックして部屋に入ると、そこにはテレビで見慣れた

H氏が座って待っていた。

珍しく非常にイラついたように見える。

眉間にしわをよせながら率直に切り出してきた。

「実は広報のことなんだが・・・」

オレは思わずニヤリとして答えた。

「ああ、それならもう済ませました」

肩の荷が下りほっとした表情を浮かべるH氏。

「はっはっはっ!そうですか!いや〜さすが話が早い!
私はあなたみたいな人とビジネスをしたいんですよ」

満足げな笑みを浮かべオレに深々と頭を下げる。

さすがキレる男だ。もう説明は不要だろう。

オレは軽く会釈をすると足早にその場を立ち去った。

長居は無用だ。

ビルから出て歩いている時に、

なぜか笑いがこみ上げてきた。

その時、スーツを着た男がオレを呼びとめ

紙袋を渡された。

「社長からです」

男はすぐに立ち去る。

中身を確認するとエロDVDが3枚入っていた。

オレも話が早いヤツは好きだ。

つづく・・・


業務報告書(参考資料)
〈ターゲット・プロフィール〉
 のっぺり度  :★★☆☆☆
 勘違い度   :★★★★★
 不愉快度   :★★★★☆

morningang at 09:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2005年07月18日

MISSION(3) 過重量挙上集団

今日は初めてメールでM3からの指令があった。

今回のターゲットは複数で大掛かりになるため

チームを編成して任務を遂行することになりそうだ。

とりあえず、チームでのブリーフィングがあるからと

指定されたカラオケボックスへ向かった。

安上がりだ。はたして適切なのだろうかという疑問も・・・

いったい誰とチームを組むのだろう。

他のメンバーに会うのはファーム(訓練所)以来だ。


−カラオケボックス−

まあ、確かに平日昼間は格安だな。

指定された番号の部屋に入るやいなや

「おぅ!落ちこぼれのヂョーじゃないか
せいぜい足を引っ張るんじゃないぜ!」

くそっ、確かにオレの成績は・・・

その時だった、背後に気配を感じさせることもなく

「いい加減にしろ!ダク!もう昔のヂョーじゃなかろう。
最近活躍しているんだって。腕を上げたじゃないか!」

「キリュウさん!!」

今回は憧れの先輩キリュウさんがリーダーか!
しかし、ダクの野郎相変わらずいけ好かないぜ。
ちょっと成績が良かったぐらいでなんだってんだ・・・

「よしっ、そろったところで早速説明に入る。
今回の指令は、Sというスポーツクラブにたむろし
マナーをまもらないアホマッチョどもに
正義の鉄槌を下せとのことだ。

相手は複数とは言え、アホの集団だ。
セオリー通りでいくぞ」

「ポジ〜!!」(M3で使われる返事)


−Sスポーツクラブ−

ここのスポーツクラブは、駅から歩いて3分。

アクセスは極めて良い。

オレ達は偽造した会員証を受付で見せ

楽々と潜入に成功した。

マシンエリアは落ち着いている。

しかし、奥にある鏡張りのフリーウェイトエリアから

やかましい騒音が聞こえる。

「ガシャン、うぉっ〜」

ダンベルをそのまま床に落とし

さらに奇声を発している。

もっと静かにできんのか。

おまけに、常連面してベンチを占領している。

うざっ、非常にうざっ。

「先ずは、やつらの精神状態をチェックだ」

「マインドリーディング開始だ!!」

オレ達は目をつぶりアホマッチョどもの

心理状態を探っていった。

その時、3人の声がそろった。

「そうか、そういうことか
結局あいつらはただバカなだけだ!」

「そうとわかれば話は早い。
ダクは右から、ヂョーは左からだ。
オレは後ろから回り込む
時計を合わせろ。
時間になったらいっせいに突入だ」

チッチッチッ、

オレ達は貼ってやった。

――――――――――――――――― 
おいマッチョ!騒音を抑えろ。
そして露出もだ。
―――――――――――――――――

またしても任務は成功した。

1人あたり、アホマッチョ×2を仕留めた。

しかしオレはもう1人に貼ってやったので

トータルで3人だ。

「ヂョー、やるじゃないか!」

「ふんっ、オレはまだ認めたわけじゃないぜ」

ダクはまた噛み付いてくる。

とりあえず任務は遂行したし、オレの実力を

アピールすることができた。

オレ達はロビーでくつろいでいた。

すぐに立ち去ると怪しまれるからだ。

キリュウさんが携帯のメールで報告をしていた。

と思ったら出会い系サイトでナンパをしていた。

つづく・・・


業務報告書(参考資料)
〈ターゲット・プロフィール〉
 学習能力  :★★☆☆☆
 露出度    :★★★★★
 社会適応度 :★☆☆☆☆

morningang at 00:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2005年07月16日

MISSION(2) 灼熱の雄叫び

「ヂョー!電話よ−」

「今行くよ、おやっ、(ちがうちがう)おかみさん」

またしてもM3からの指令だ。

「今回は武蔵野市に行って岩盤浴をしに行ってもらう。
どうやらその中で寝返りを打つたびに
ああっ〜、とか、あち〜などと
いちいちうるさいハゲ親父が発生したとのことだ。
コイツを黙らしてくれ、ヂョー!!」

今から行けばちょうどターゲットがいる時間に
間に合うとの情報が入った。

早速オレは現場に向かった。チャリで。


−現場到着−

銭湯らしき建物に入るとオレは受付を済ませ

岩盤浴のセットコースを申し込む。

浴場をスルーしてすかさず岩盤浴場へと向かった。

ここの受付では、ゴザと浴衣を渡される。

どうやら浴衣を着たまま砂利の上にねっころがるようだ。

普段から訓練を欠かさないオレにとって

汗をこれ以上かいてもしょうがないだろうと思っていたら

予想以上に汗をかく。

その時!部屋の隅のほうから、気になる親父の声が・・・

動く度にノイズを発する。そしてこれが室内に響き

こもるので不愉快なことこの上ない。

「おおっ〜、うぅ〜、ああ〜熱〜」

うぜぇ、たまらなくうぜぇ〜。

当たり前だっつーの。

今回は湿気に強いポストイットをチョイス。

場所を移動すると見せかけ、ハゲにアプローチ。

そいて貼ってやった。

――――――――――――――――― 
おいハゲ!やかましい口を閉じろ。
そしてはだけた浴衣もだ。
―――――――――――――――――

今回も任務は無事成功した。

オレは涼しい休憩室でスポーツ新聞を読みながら

満足感に浸っていると、いつのまにかうたた寝をしていた。

ハッ!と気づくとヨコチンが出ていた。

つづく・・・


業務報告書(参考資料)
〈ターゲット・プロフィール〉
 髪残留度  :★☆☆☆☆
 汗かき度   :★★★★★
 騒音度    :★★★★☆



morningang at 12:33|PermalinkComments(1)TrackBack(0)